【内容情報】(「BOOK」データベースより)
京都の大学から、遠く離れた実験所に飛ばされた男子大学院生が一人。無聊を慰めるべく、文通武者修行と称して京都に住むかつての仲間たちに手紙を書きまくる。手紙のうえで、友人の恋の相談に乗り、妹に説教を垂れ─。
【恋文の技術】森見登美彦
あぁ、笑わせていただきました~
恋文の技術?どんな本だよ…と思いながら読み始めてみると、
延々とある一人の男性の手紙が綴られているだけなんです。凄いな、この本…。
人の手紙をこっそりと覗き見ているような罪悪感が味わえます(笑)
第一話 外堀を埋める友へ
第三話 見どころのある少年へ
……という風に、友人や先輩、妹に宛てた手紙が載せられています。
いつもながら、森見さんのユーモアに富んだ文体にプフッと吹き出してしまいます。
こんな阿呆な手紙(褒めてます!)をもらったら、さぞや嬉しい事でしょう。
≪オススメPoint≫ 恋文 笑える 手紙が書きたくなる
主人公の守田クンの意中の人・伊吹さんへの「失敗書簡集」に爆笑
気色が悪い、卑屈すぎる…と、いちいち自分で反省ツッコミ入れているのがウケます。
確かに、初っ端から 「やぷー。こんちは。」
なんて出だしだったら…!!(爆)
ちなみにこの本、あくまでも守田クンから送った手紙のみで、
相手からの手紙は公開されていません。なのに、相手の人柄がハッキリ見えるようで。
とても面白かったんだけど、ここまで長くする必要もないような気も
もうちょい短くまとめたほうが、メリハリがついたんじゃないかなぁ。
でも、良かったです。可愛い便箋と封筒で手紙を書きたくなります~
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