Laub🍃

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2017.10.29
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カテゴリ: ◎2次裏漫
クソみたいな女体化ネタ


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確かにカップルと一緒に旅をすることになって気まずいとは思っていた。
あいつらが人目を(といっても俺の目しかないが)憚らずいちゃつくのも散々注意してきた。
にも拘わらず、彼女の方はともかくあいつの方は俺に向かって妙な笑みさえ浮かべてくる。
喧嘩でも売ってるつもりなのかこいつはと何度も思った。

こういう時に、自分が女だったら、まだ彼女の相談役として居られたし、あいつからも適当な理由を付けて逃げ…いや、距離を取れたのかもしれないとも思った。
だがこういうのは望んでいない。



俺の体は今や完全に女のそれになっていた。



遺跡に入った時の毒が今更きいてきてホルモン異常を引き起こしたのか。
幻覚か。
それともその両方か。

焦った俺は、あいつに体を見せた。

何か異常ではないかと。俺の目には異常が見えるが、幻覚かもしれないからお前が確認しろと言った。
そうしたら何故か確かめる為だと宣いあいつは致そうとしてきた。

なんとか背負い投げして逃げはしたが、狭い船内では逃げ場がない。

結局大人しく出頭した。彼女を連れて。

身の危険を感じた為、今後は3人で会うか、俺1人と彼女とあいつ2人、つまりはこれまでの行動パターンから俺達のタッグだけが抜けた状態でやっていこうと提案した。

彼女は何があったかなんとなく察したらしく、凄く複雑そうな顔をしていた。








死んだ親友がこの情けない状態を見たら何というだろうか。
恩師がこのどうしようもない姿を見たら何を思うだろうか。

怖くて仕方がない。



俺は一人だ。


どうせ元の群れにも入れない。この群れですら孤立した。



こういう時どうしたらいいか教えてくれるのかなあ。


うとうととそんな事を考えながら俺は、鍵をかけた部屋で、一人眠りについた。





【続?】





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最終更新日  2018.12.25 06:04:42
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