なりぽん@厭離庵

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人間辛抱 @ Re:なりぽんから喪中欠礼(11/20) 初めまして、 ネットサーフィンから来まし…
2007.02.15
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あの頃、この男が街を歩いていても誰も近寄る事は無かっただろう。
もしその男が誰だかわかったとしたら、後ろ指をささないまでも距離を置きたいと
思った女性たちも居たはずだ。

それが今や奇声をあげながらその男を目指して駆け寄り、必死に握手を求め、
それが叶うと狂喜している人たちがいる。

法的には何も無かったのに倫理的な観点からその男に ‘淫行芸人’ のレッテルを強烈に張り、
その後の暴力沙汰の時も、ここぞとばかりにマスコミは叩きまくった。

それが今や、その男の行く先々を必死に追い回し、番組への生出演を ‘哀願’
かつて一様に眉を顰め、白眼視していた連中もその男を称賛し、誰も批判しない。

公然とその男のを批判したのは糸山英太郎氏だが、
何しろ同氏も比べ物にならない ‘大過去’ を持っているから説得力に欠ける。

電通がはじき出した1週間での経済効果が165億円等という ‘実質の無い’ 数字も踊った。
テレビ出演=経済効果とする尊大な電通体質丸出しの論理で ‘自惚れ’ も甚だしい。

もちろんその男とは現職の宮崎県知事である。

選挙前には ‘泡沫候補’ 、‘あんな男’ を当選させたら宮崎県民の ‘民度’
問われるとまで言われた。
しかし当日、投票率を押し上げた人々が選んだのは、その ‘あんな男’ だった。


過去の県政に訣別したい有権者には ‘ノー・チョイス’ だった。

そういう意味では完全に ‘ツキ’ は東にあった。

そして当選すると、かつての ‘非’ も消し去られた。

そこで駄句を一句
~~宮崎や
          ツキは東に
                非は無しに~~


あれ、季語が無い・・・(-_-;)

知名度の高い ‘そのまんま東’ という芸名で選挙を戦い、知事の椅子を手に入れると
‘東国原英夫’ という本名を使い始めた。

名前の響きだけでも、どこか軽薄なものが重厚になった感がある。

選挙結果を受けて記事にしたブロガーは多かった。
‘旬’ が過ぎたのに、なぜ今 ‘そのまんま東ネタ’ なのかと思われるかもしれない。

だが、ナリポン的には今起きている現象の方が選挙結果より完全に ‘旬’ なのだ。

当選が決まった時点で、この男の知事としての資質を云々する気も無かったし、
そもそもそんな分析をする能力も無い。

ただ、この男を見る目や扱いをあの日を境にこれだけ顕著に変えられる大衆やマスコミ、
或いはその両者の ‘相乗作用’ ‘感心’ しているのだ。

また曰く有りげにカッコを使っているということは、
本当は ‘感心’ じゃなくて ‘寒心’ なんだろうなんて ‘深読み’ は必要ありませんよ・・・(^_^.)

連中の手相を見る振りをして、てのひらの ‘表’ ‘裏’ があるのか調べたいなんて気持ちは
これっぽっちもありませんよ・・・(^_^.)

えぇ、みなさん見事なもんです。

たぶん‘忘却’と‘寛容’は長い人生を送るうえでの‘知恵’でしょうから・・・(^_^.)

でも、人間どっかで ‘寛容’ になり過ぎると、身体のバランスが崩れるから、
別のところで ‘厳格’ になって健康を保ちたがるものだ。

いました、いました、格好の ‘餌食’ が・・・(^_^.)

‘失言大臣’ を責めまくるだけでは飽き足らず、安倍政権そのものを攻撃する。

ポスト小泉の世論調査では安倍氏をダントツで推した国民も、
いまや不支持が何となく ‘トレンド’ になって宗旨変え。

マスコミや多くの自民党員も ‘選挙を考えれば安倍さん以外ありえない’ ‘断言’
していたことなんかどこ吹く風で、今や ‘参議院選を戦えない’ と大騒ぎ。

任命権者の責任を問う事はあっても、安倍政権を誕生させた自分達の責任は不問に付す腹だ。

さて、メジャーで一球も投げた事が無い松坂だが野球の経験も実績も十分にある。
だから過剰とも思える期待をするのは無理も無い事だ。

一方、東国原知事は政治、行政の経験も実績も無いまま、期待だけが大きく先行している。
その彼もいよいよ今日 ‘初球’ を投げた。
今後何球投げるかわからないが、はたしてストライクなのかボールなのか。

駆け寄るのも、称賛するのもそれを見極めてからで十分だろう。






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Last updated  2007.02.15 20:38:44
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