●○なつ。の本棚○●

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2004年09月24日
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カテゴリ: ★★★な本
横山秀夫といえば警察本。

何冊も何冊も、人物は違えど同じ舞台で繰り広げられる警察話。

いずれも決して似たり寄ったりではない話の展開は、さすがと言わざるをえません。

「深追い」「又聞き」「引継ぎ」「訳あり」「締め出し」「仕返し」「人ごと」の七編からなる短編集です。

地方都市にある三ツ鐘署に働く七人の警察官が織り成す物語。

今作には登場人物のリンクはなく(署長は同じですがあまり関係ありません)それぞれの職場も、交通課・鑑識係・盗犯係・警務課・生活安全課・次長・遺失物係とさまざまです。

日常ふと見逃してしまうような些細なことを、警察官ならではの着眼点から追及していくことでストーリーが展開します。

どの短編も面白かったのですが、一番最後の「人ごと」が好きでした。

園芸が大好きなのにも関わらず一軒屋ではなく、超高層マンションの最上階に住んでいたある老人の心情とは?



事件性よりも人情を綴ったお話、読み応えありです。










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最終更新日  2004年09月24日 17時03分43秒
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