●○なつ。の本棚○●

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2004年10月08日
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カテゴリ: ★★☆な本
先日感想を書いた 「さよならの代わりに」

この本の特徴として、交互に二つのストーリーが展開していくところがあげられます。

一つは「連続幼女誘拐事件」を捜査する警察官、特に捜査一課長に焦点をあて、難航する捜査状況を追ったストーリー。

そしてもう一つは過去に娘を亡くしたことにより「心に穴が空いてしまった」ある男性が、宗教に救いを求めのめりこんでいく様を追ったストーリー。

一見関係ないように思える二つのストーリーが錯綜し、その先に見えた真実とは・・・?


この本の解説者である北村薫さんの推薦文として

タイトルは「慟哭」
書き振りは「練達」


と書かれているのですが、正にその通りだと思います。

とてもデビュー作とは思えない文章の巧さがあり、あっという間に引き込まれ、読み終えてしまいました。

ただし読後感の悪さといったら・・・・。

人が「慟哭」するさまを見事に描写した1冊だと思います。

そして人が「慟哭」するさまというのは、見ている方も辛いものなのです。。。







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最終更新日  2004年10月08日 11時30分08秒 コメント(4) | コメントを書く


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