●○なつ。の本棚○●

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2005年01月04日
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カテゴリ: ★★★な本
お馴染みS&Mシリーズの6作目です。

本書は7作目にあたる「夏のレプリカ」と並行して展開していくという趣向のもので、奇数章のみで構成されています。

偶数章は「夏のレプリカ」に書いてあるようですが、私はまだ読んでいません。

並行して起こった事件それぞれで一冊の本になっているので、特に同時に読むような必要性はないようです。


「諸君が、一度でも私の名を呼べば、どんな密室からも抜け出して見せよう。」

稀代の天才奇術師が、マジックショーで大勢の観客が見守る中で殺害された。

偶然そのショーを見ていたお嬢様女子大生の「萌絵」と工学部助教授の「犀川」がその謎に迫るというもの。

今回もウンウンと頭を捻って考えたのですが、やっぱりトリック及び犯人は推理できませんでした。。。

誰が殺したのか、という段階ではなく、いつ、どうやって殺したのかというところから謎。



犀川と萌絵の関係も、進展しているのかどうなのか?という微妙なところが毎回楽しみだし、登場人物もそれぞれとても魅力的なのです。

私は特に今回登場した数人のマジシャンがお気に入りです。

森氏の独特なセリフの言い回しがいいです。

本書では最初の方に少し登場しただけですが、萌絵の親友だという杜萌は次作「夏のレプリカ」の主要キャラのようなので、杜萌についてはそちらの感想で書こうと思います。


本書のタイトルどおり、なるほど「幻惑」の「死と使途」だなぁと思いました。

ネーミングセンスも素敵です。





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最終更新日  2005年01月04日 22時33分05秒
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