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2005年03月21日

有限と微小のパン　　＊森　博嗣＊

(6)

テーマ：今日どんな本をよみましたか?(100264)

カテゴリ： ★★★な本

ついにＳ＆Ｍ（犀川＆萌絵）シリーズの最終巻に辿り着きました～。(^^)/

この分厚さは一体・・・。ｱﾝｸﾞﾘ(￣口￣;（京極夏彦氏の本みたい・・・）
さすがに最終巻だけあって読み応えありました。

しかも、今回事件の舞台となるのは「長崎」！！（地元です）
もっと詳しく言うと、「ハウステンボ○」ですね♪
本の中では「ユーロパーク」という名所になっていますが、ヨーロッパの街並みをモデルに作られた観光施設という設定もそっくりそのままでした。
「ユーロパーク」内で起こった殺人事件に巻き込まれる萌絵。
その事件の陰にはあの人物が・・・・！

シリーズ１冊目（「すべてがＦになる」）から読んでいる方ならきっとすぐにピーンときます。
今までの９冊は全てこの本の為に？と思ってしまうほどの展開は、シリーズ最終巻にふさわしい一冊でした。

今までの事件解決とは少し趣向が違うので、ミステリーファンの中でも賛否両論あるかもしれません。
私自身、結末を読んで、がくーん・・・ときました(^_^;)
そんなのありかよ～・・・・。と、萌絵は決して使わない言葉でうめいてしまいました。。。
でも面白かったのは確かです！
犀川先生とあの人物との会話は、難しいのだけれどとても面白かったです。
最後の最後まで、読者を飽きさせない展開はさすがです！(≧∇≦)
そして最後に、森氏の本についている副題も最高ですね～。
今回の副題は「THE PERFECT OUTSIDER」です。

森氏の知的ミステリ、全巻を通じて大満足でした*^-^*

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