2003年05月25日
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昨夜、テレビで「はじめてのおつかいスペシャル」という番組を見た。

今までにも何度か見たことはあるが、つい息子、娘とダブらせてしまい、涙ぐんでしまう場面がある。(恥)

昨夜はこの番組を見ていて、ふっと思い出したことがあった。
私が初めて母から離れて一人で祖父母の家まで行った幼稚園年長クラスの時のこと。

私は小学校低学年まで西宮市の夙川駅近くに住んでいた。
祖父母の家は大阪市の十三駅にあり、市は2つ離れているが、阪急電車1本で行くことが出来た。
母は車の運転が出来ないため、いつも電車で行っていた祖父母の家までの行き方はちゃんと覚えていた。なぜ一人で行くと言い出したのかは分からないが、きっと祖父母大好きだった私は「一人ででも行きたい」と言い張ったのだろうと思う。

その日、母は夙川駅の改札まで送ってくれ、一つだけお約束をした。


私は祖父母の家に行ける嬉しさと一人で電車に乗ることがとってもカッコいいような気がして優越感のようなものさえ感じていて、不安な気持ちなどなく、電車に乗り込んだ。

車中は最初すいていたが、段々、大阪に近づくにつれて、混んで来て、私は奥の方へと追いやられてしまった。
「次はじゅうそう~(十三)」という車掌さんの声が聞こえ、私は出口近くまで行きたかったが、普段から母に「電車の中では大きな声を出してはいけません。」と言われていた私は大きな声で「すいません。おります。」って言うことが出来ず、小さな声で「すいません。」と言ったが、大人の足元で囁いている声など聞こえるはずもなく、無残にも十三駅の扉は閉まってしまった。

私はその時、初めて不安になった。
しかし、不安になっても仕方ないので、とりあえず、次の駅で多くの人が降りたので、私も一緒に降りた。
で、回りを見渡した。必死で探した。駅の人か子供連れの女の人。
しかし、探している間にあっという間に下車した人たちはいなくなってしまった。
また不安になっていると駅の人がホームの端の方にいるのを見つけて私は走って近づいて行った。
「十三駅に行きたいのですが、どの電車に乗ればいいですか?」
すると怪訝に思ったようで、「一人なの?」と訊かれ、十三駅で降りれなかったことを説明すると、親切に反対側のホームまで連れて行ってくれた。

乗った電車はガラガラにすいていて、次の十三駅では無事、降りることが出来た。

母が乗った電車の時刻を祖父に連絡していたため、迎えに来てくれていたのだ。
しかし、いつも降りてくるはずのホームからではなく、反対のホームから歩いてきたからビックリした様子の祖父に、電車であったことや次の駅で駅員さんが親切にホームまで連れて行ってくれたことを説明した。

祖父は母に無事着いたことと駅で降りれなかったことを電話で説明していた。
その時の母は一体どんな気持ちだったのだろう。
それよりも母は幼稚園児の娘を一人で電車に乗せるってどんな気持ちだったのだろう。

その母がよく私を一人で行かせたな~と子を持つ親となってつくづくそう思う。
実際、私が息子や娘が年長になった時に同じことが出来るだろうか。
「かわいい子には旅をさせよ」の精神で同じようにさせるかな?!
でも、やっぱり心配で、テレビ番組のように後ろからコッソリと着いて行ってしまうかもしれないな。





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最終更新日  2003年05月26日 01時08分40秒
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