生活雑記2
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明確な「石巻貝を捕まえる」という目標を掲げ、妻と二人で河口の方に出かけた。車で2時間もかけて到着したのは背よりも高い草が生い茂る川岸で、30分もの時間をかけて水辺に辿り着いた。もともと汗かきな上に、現在服用している薬の副作用で異常なほどの汗をかき、上着やズボンは河に落ちたのかと思うほどにずぶ濡れ。水面を覗き込むと顔の汗がボタボタっと落ちる。1分で顔から30滴以上の汗が水面に落ちるという発汗異常。曇りで暑くもないのに。最初に捕れたのは幼いヌカエビが2匹。何度やってもそれ以上の成果は上げられず、諦めかけたその時!網にゴロンと入った小石を捨てようとしたら、石巻貝確保。ついに人生初めての石巻貝捕獲。と喜んでみても、それ以上は捕れず、更に河口へと車を進めた。着いたのは高架下の河原。一人の釣り人がいたので、少し離れて捜索。いるわいるわ、大量のテナガエビ。そして捕獲持ち帰ろうかとも思ったけど、これは魚を食べるだろうから(ザリガニとかも意外と魚を捕えられないけど)念のため河にお帰りいただいた。そして、水の中をじっと観察すると、ついに発見!大量のイシマキガイ。そこらじゅうにへばりついているけど、全く目立たないから危うくスルーするところだった。持ち帰ったのは50~60匹で、6本それぞれの水槽で飼育してみる。現在、90cm水草水槽には1年半ほど前に購入したイシマキガイが2匹いるけど、いつも活発に動いている。非常に丈夫な貝だ。魚影も濃かったので網でもトライしてみる。最初にかかったのはミゾレヌマエビなぜか真っ青。他にも赤だとかいろいろな色彩変異があるようだ(一時的なものかもしれない)持ち帰ったのは4匹。最初はいつもどおりのミナミヌマエビだと思っていたが、持ち帰ってからよく見ると、ミゾレヌマエビだと判明(前回採集したミナミヌマエビは繁殖して増えている)相変わらずヌマエビ類の分類は難しく、実際はよくわからない。今回は全ての個体が抱卵しており、小卵型だったため、ミゾレヌマエビと同定。前回のミナミヌマエビにしても、卵が少し小さい気もするので、もしかしたらヌカエビかもしれない(ヌカエビは中卵型)。持ち帰ってから確信。幼いテナガエビだ。大きくなったらヤバいかも。1匹持ち帰りゴクラクハゼ。これはかなりたくさん生息しているようだ。2匹持ち帰りチチブ。なかなか見ごたえがある。河口ということで潮の満ち引きがある感潮域なので、興味で水質を調べてみる。伝導率は80μsで、満ち潮時でも塩分は含まれないようだ。
2009.07.25
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