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2012.04.28

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2011年アメリカ映画、原題は"Restless"です。

2010年に亡くなったデニス・ホッパーの息子ヘンリー・ホッパーの爽やかな主演作

です。共演は、ミア・ワシコウスカ、加瀬亮等です。

アメリカではPG-13指定、日本ではやはりGです。（＾◇＾）

少年イーノック(ヘンリー・ホッパー)は、喪服を着て見ず知らずの人の葬式に紛れ

込むのが好きで、悲しむ遺族や亡くなった人をじっと見つめしばし観察するとすっと

立ち去っていくのでした。

ある日、幼い少年の葬式に入っていったイーノックは、振りかえったベリーショート

ヘアの少女アナベル(ミア・ワシコウスカ)と目が合い、微笑みかけられます。

後日、家族葬と知らずにのこのこ入っていって、係員に見とがめられたイーノックを

救ってくれたのは風変りな喪服姿のアナベルでした。

実は、イーノックの両親は、叔母の授賞式に遠路車で向かう途中交通事故で即死、後ろで

寝ていたイーノックは生死の境を彷徨い3か月間昏睡状態の後目覚めた経緯があり、突然

失った両親への想いと事故のショックで元の高校生活には戻れないイーノックでした。

また、それ以来イーノックにしか見えない幽霊、旧日本軍特攻隊のタカハシ・ヒロシ少尉

(加瀬亮)だけが、イーノックが唯一心を許せる友達でした。

墓地で野鳥のスケッチをしていたアナベルと再会したイーノックは、その後(アナベルには

見えない)ヒロシを紹介したり、アナベルと2人で度々会うようになります。

アナベルは脳腫瘍を病んでおり、その後の再検査で再発が発覚、余命3カ月と宣告されます。

イーノックは、アナベルに自分がしたいように過ごせばいいと言い、2人で過ごすことが

ヘンリー・ホッパーは、爽やかな印象の青年でした。

ミア・ワシコウスカのショートヘアも似合っていました。

私は加瀬亮という俳優をほとんど知らなかったのですが、帰国子女らしくこの映画では

自然な英語でヒロシ役を好演しておりました。(^-^)//""

特攻隊員として死から逃れられなかったが一人の青年としての正直な想いをイーノックに

人それぞれ、自分の人生がこの先どのようになるかわかりません。

長生きできるのか、それとも事故や病気で早死にしてしまうのか。

また時には、大切な家族、恋人、友人との突然の別れにも直面せねばなりません。

その人達と過ごす時間を大切にしてたくさんの思い出を作れれば、死に別れた後も

もっとああしてあげればよかったと自分を責めることなく寂しさに耐えていけるの

だろうと思いました。

おススメです。

☆☆☆☆

↓↓↓　以前ご紹介した、ミア・ワシコウスカ出演作「アリス・イン・ワンダーランド」

です。アリス役を演じ、ジョニー・デップと共演しています。