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2013.11.07

「魔女と呼ばれた少女」をみて

(2)

テーマ： DVD映画鑑賞(14655)

カテゴリ：映画鑑賞

アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされ受賞は逃したものの、ベルリン国際

映画祭銀熊賞(主演女優賞)をアフリカ出身の女性として初めてラシェル・ムワンザ

が受賞したばかりか、合計30の賞を受賞しています。

アメリカでのレーティングは不明、日本ではR15+です。

あらすじ

舞台は、サハラ以南のどこかの国。両親と暮らしていた12歳の少女コモナ(ラシェル・

ムワンザ)は、いきなりやってきた反政府軍ゲリラに村を襲われ、両親を自分の手で

射殺せよ、さもなくばナタで殺されたいかと命令されます。

泣きながら両親を撃ち殺したコモナは、他の少年たちと共に拉致され、ジャングルの

白塗りの姿の死者(亡霊)の姿が見え、政府軍との戦いに村の者として唯一生き

残ったコモナは、魔女と呼ばれるようになり、それが評判となって13歳の時には

ゲリラのボス、グレート・タイガー(ミジンガ・ムウィンガ)から直々に褒美の銃を

もらいます。

ある日、政府軍との戦闘に生き残ったコモナは、いつも何かと助けてくれていた色白の

少年兵マジシャン(セルジュ・カニンダ)から一緒に脱走しようと言われ、2人で逃げ

ます。結婚してと言うマジシャンに白いオンドリを持ってきてくれたらねと亡き父から

言われていたように条件をつけたコモナでしたが、白いオンドリを見つけてきたマジ

シャンの妻になることを決め、一緒に肉屋をしているマジシャンの伯父(ラルフ・プロス

ペール)のところに身を寄せますが…。

【送料無料】魔女と呼ばれた少女

私の感想

少年兵にされたアフリカの少女の壮絶な物語です。

かもしれませんね。

少女は少年よりもさらに虐げられてしまいます。

12～14歳でそんな境遇に置かれてもなんとしても生き抜いていくコモナの運と生命力の

強さにただただ息をのむばかりです。

主演のミジンガ・ムウィンガは元ストリートチルドレンだったそうで、現在は本作の

マジシャン役のセルジュ・カニンダも、ストリートチルドレンだったのかもしれませんね。

撮影はオール、コンゴでのロケだそうです。

顔立ちは明らかに欧米人とは違いますが、色白で金髪、眉毛やまつ毛も金色。

(・－・)・・・ん?

染めているのかな、まつ毛まで染めるなんて…と思ったんですが、劇中同じような人達が

いる集落があったので、もしかしたらそういう人達もコンゴにはいるのでしょうね。

いまだコンゴの治安は悪そうですが、搾取する外国資本が去り、搾取しない資源開発

ビジネスが根付けば国が潤い、国民の生活まで豊かになっていくであろうに…と

思うと、残念です。　(-ω-;)

☆☆☆☆☆

関連作品など

↓↓↓　こちらは、リベリアが舞台。

元少年兵が少年兵役を演じた「ジョニー・マッド・ドッグ」。

演技とはいえ、あまりにリアル過ぎる(尋常じゃない目つき)迫力に、ドキュメン

タリーを見てるかと思わせるほどです。国連本部で上映されたそうですね。

「ジョニー・マッド・ドッグ」をみて(2011年1月20日紹介記事)

【74%OFF！】ジョニー・マッド・ドッグ【DVD】

↓↓↓　舞台はルワンダ。内戦が続く現地に一人飛び、孤児院を作り、子供達を守るため

自ら機関銃を持ってゲリラに応戦した実在のアメリカ人活動家サム・チルダースの物語

です。ジェラルド・バトラーが熱演しています。

「マシンガン・プリーチャー」をみて(2012年8月12日紹介記事)

【送料無料】マシンガン・プリーチャー［ジェラルド・バトラー］

↓↓↓　「バンバン・クラブ　真実の戦場」は、アパルトヘイト政策下の南アフリカが

舞台。実在の戦場カメラマン達が命を張ってスクープ映像を撮ろうと銃弾が飛び交う

デモ現場などで日々活動する様を描いていました。

「バンバン・クラブ　真実の戦場」をみて(2012年10月12日紹介記事)

【送料無料】バンバン・クラブ真実の戦場［ライアン・フィリップ］

アフリカが舞台の映画を少し再度ご紹介してみました。

機会がありましたら、是非ご覧ください。

あまりに厳しい環境を懸命に生き抜く登場人物たちの姿に、きっと目から大きな鱗が

バサバサ落ちることでしょう。(￣□(￣□(￣□￣;)!!ガーンガーンガーン………

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