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2016.02.18

「ジョン・ウィック」をみて

テーマ： DVD映画鑑賞(14651)

カテゴリ：映画鑑賞

「ジョン・ウィック」

2014年アメリカ映画、原題も同じく"John Wick"です。

キアヌ・リーブス主演・製作総指揮、「マトリックス」などでスタントやスタントコー

ディネータを務めたチャド・スタエルスキー初監督作品なんだそうです。

3つの賞を受賞しています。

アメリカでR指定、日本ではR15+指定です。

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あらすじ

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ジョン・ウィック(キアヌ・リーブス)は最愛の妻ヘレン(ブリジット・モイナハン)を病気で

亡くし、葬儀を行います。

埋葬が終わって墓地を去ろうとした時、声を掛けてきたのは旧知の仲で久しぶりに会った

自宅で悲しみに沈んでいたジョンの元に宅配で届いたビーグル犬の子犬デイジー。

それは亡き妻が生前、自分の死後ジョンが寂しがらないようにと病床から手配した最後の

贈り物でした。

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デイジーはジョンの後をついて回り、ジョンが愛車の70年製マスタング・ボス429に乗ると

すぐに助手席に乗ってきました。

デイジーと共にガソリンスタンドに立ち寄り給油していると、ロシア人の若いチンピラ3人組

のうち1人が近づいてきて、その車はいくらだ(つまりいくらで売るか)と訊いてきます。

売る気はもちろん、まともに相手をしたくなかったジョンが素っ気なく返事をすると、今度は

その犬はいくらだと言ってきます。

犬も売らないと答えたジョンは早々にその場を立ち去り飛行場に向かい、いつものように滑走

路で愛車を暴走させて憂さを晴らします。

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入ってきた3人組の男らにこん棒で殴られ、車を盗まれ、デイジーは撲殺されてしまいます。

意識を取り戻し、デイジーの変わり果てた姿を見つけたジョンは、知り合いで自動車解体業者

のオーレリオ(ジョン・レグイザモ)のところに向かいます。

そこで、ジョンの愛車を盗んだのは、かつてジョンが殺し屋の抹殺を請け負っていたロシアン・

マフィアのヴィゴ・タラソフ(ミカエル・ニクヴィスト)の息子ヨセフ・タラソフ(アルフィー・

ジョンということを知っているオーレリオはヨセフのいうことを聞かなかったことを知らされ

ます。

オーレリオからの連絡で、自分の息子がよりよって愛妻との結婚のために過酷な仕事をやり

遂げて引退した凄腕殺し屋のジョンから、妻を亡くしたばかりの今、愛車を盗み、愛犬を殺

してきたと聞いたヴィゴは愕然とし、ジョンに息子への復讐を思いとどまるようジョンに電

話でお願いしようとしますが…。

私の感想

大切な唯一の家族を失い、新たな希望となるはずだった亡き妻から贈られた子犬を目の前で

惨殺され愛車を奪われ全てを失った元殺し屋の復讐の物語です。　(｀□´)

ジョン・ウィックのおかげで現在のマフィアの地位を手に入れた親分ヴィゴは、バカ息子に

ジョンとの経緯の説明はもちろん顔合わせなどしていなかったがためにそんなことになった

のでしょうね。

まあ、どうせ説明などしてあったとしても、欲しくなったものは誰からであろうと力づくで

いつも奪って好き勝手にしているバカ息子ならは防げなかったでしょうが。(￣∇￣;)

似たような設定の作品として、リーアム・ニーソン主演作 「ラン・オールナイト」 を思い出しました。

あちらは、事件の目撃者となってしまった(堅気の)自分の息子を殺しに来たマフィアの親分で

ある親友の(極悪非道な)ドラ息子を撃ち殺す他なかった、元殺し屋の父が、親友が放つ刺客の

襲撃をかわし、反撃するというものでしたっけ。

あちらは反射神経的でしょうが、殺されないために先に殺すって感じでしたね。

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こちらは、完全に武器も何もかも一式封印し足を洗っていた凄腕の元殺し屋が、仕事ではなく

個人的な復讐のために復帰するというものです。

最近のキアヌ・リーブス主演作といって思いつくのは、 「47　RONIN」 はトンデモ映画でしたし、

「50歳の恋愛白書」 では15歳年上の50代女性と付き合う風変わりなヒッピー青年？を演じて

いましたっけ。(￣∇￣;)

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興味深かったのは、殺し屋コミュニティが存在し、殺し屋御用達のコンチネンタル・ホテル

(ホテル内での殺しは厳禁)、老人チャーリー率いる殺しの現場専門の掃除業者(遺体の回収

処分から現場の洗浄まで請け負う)などへの支払いは裏社会専用の金貨で行われていたことです。

('ε')

ジョン・ウィックは鉛筆をも凶器に変えたと裏社会で一目置かれていたそうですが、スプーン

を凶器に変えて戦って勝ったという人物をジェイソン・ステイサムが演じた 「ワイルド・カード」

を以前ご紹介しましたね。

ジェイソン・ステイサムは振りだけではなく本当に出来てしまいそうな体格ですから、違和感

ありません。

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寡黙な(でも必要な時にはそれなりにしゃべる)主人公ジョン・ウィックの復讐劇を描いた

本作はなかなかスリルがあってよかったと思います。

ジョンは銃を持った人間には反応が早く、すぐに仕留めますが、突進してくる車輌など

には気付きにくいようでした。(・m・ )

早くも続編が現在制作中なのだそうです。期待しときましょう。(*￣0￣*)ノ

☆☆☆☆

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