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イタリアでは公衆トイレのほとんどが有料だ。
コンビニでトイレを貸してもられる日本と違って、店内のトイレですら料金を取られたりする。ツアー中もバスがトイレ休憩に停まるたびに、添乗員Kさんが「ここのトイレは●セントです」などと案内していた。
"緊急事態"のところに「50セントおくれ」と手を出されると違和感を感じるが、チップ収入の事情もあることだし、仕方ない。しかし、おつりも出さないのはちょっとえげつない気もする。
そんなイタリアのトイレだが、システム以上に戸惑ったのがトイレ自体の「形状」だった。なるべく客観的に考えてみたが、日本のトイレは割合均一的だと思う。メーカーを問わず、ほとんどの場合、水洗レバーは円形に棒が付いたコック状か、または全体が棒状のもの。たまに四角いボタンを押し込むものもあるが、備え付けられている位置はいずれもタンクの前・側面か便器の脇。使う人の視線が自然に来る位置に設置されている。慣れてしまったせいもあるかもしれないが、出かけた先でトイレの操作方法が判らないことはあまりないように思う。日本に限らず、今まで旅行したことのある海外の国アメリカや中国(香港)を思い返しても、困った経験は特になかったが。....
しかしイタリアのトイレには、どうも戸惑うのだった。
【ローマのホテル】

水洗レバーが見あたらない!...と思ったら、空のティッシュボックスのすぐ下に見えるコックがそれだった。
なんでこんなに高いところに?
『もしかしたら、これかなあ? でも、こんな変なところに付けるとも思えないしなあ..』と半信半疑で押したら、水が流れたのだった。
【フィレンツェのホテル】
うーむ、またしても水洗レバーがないなあ...上の方にもないなあ....

まさかこの でっかい白いパネル を押したら水が流れるなんてことは...あ、流れた。(^^;)
しかし、この水洗ボタンは意外に使い勝手がいい。座った状態で、後頭部でぐいっと押せば水を流せるのだ。たぶん設計者も気づいていないと思うけど。(^^;)
【ヴェネツィアのホテル】

ここまでの経験からすると、直感的にはこのパネルが水洗ボタンだろうと思う。でも、大きい丸かな? 小さい丸かな? まさかとは思うが、丸の大きさイコール流れる水の量だなんてことは...あった。(^^;)

デザイン精神は大切だが、水洗ボタンまでさりげなくインテリアに溶け込ませることはないと思う。後頭部で押せないし。(笑)
【ヴェネツィアのトイレ】
「買っちゃったよ~!」と言われながら、ヴェネツィアングラスを買った店のトイレ。先に書いておくが、ここのトイレは戸惑う人が多かった。

何しろ壁を見渡しても、水洗レバーらしきものは何もない。割と上の方に設置されたタンクの上側になにやら貼り紙があって、「 Please Push Here
」と書いてあるのだが、どこを押せというのだ? 矢印のすぐ先には■が書いてあるが、紙を押してみたところでどうにもならない。矢印の指す位置がずれているだけのことだ。
すると、どこを押せば良いのだ? まさかとは思うが、その上にあるボルトみたいなやつが実は水洗ボタンだなんてことは...やっぱりなかった。ただのボルトだ。

水洗ボタンはタンクの上部に隠れていた。....見つからないよ、そんなところに付けたって!(--;)
【ミラノのトイレ1】
ここは水洗レバーの形状には特に新規性はなかった。(新型を期待しているのか?>自分)扉には、親切に日本語の案内文が...

「ノックしてください!! カギがかかりません」
いやいや、そんなに綺麗に日本語で書く暇があったら、鍵くらい取り替えてくださいよ。(^^;) それに 日本語表記だけ
ってのはどういうことなんだ? イタリア人はちゃんとノックしてくれるのか?
だいたい、こういうトイレに限って扉から便器までの距離が遠いのだ。ノックに応えようにも手が届かず、『ああ、空きか。』と扉を開けられてしまう危険性大。
さらに追い打ちをかけるように、こんな表示も。

「蛇口のレバーはゆっくり上げてください。急いで上げると辺り一面水浸しになります。」
【ミラノのトイレ2】
ここのトイレも日本語表記付きでとっても解りやすい。

惜しむらくは、こちらも矢印の指す位置が少しずれている。しかも「押して」と書きたかったんだろうが、謎の漢字になっている。まあ、それ以前にボタンだとは思えない形状だが。
..ところで パネルカバー、どこに行っちゃったんでしょうか ?(^^;)
【ミラノのホテル】
さすがにホテルのトイレはパネルカバー付きだ。こうしてカバーが付くと、フィレンツェのホテルと同じ形状なのだと判る。

でも、ちょっと触ったらバカッとカバーが落ちた。

....やあ、また会ったね。(^^;)
【ミラノのトイレ3】
絹製品を売っていた店のトイレ。水洗レバーは上の方にあるとは限らない。ここの壁もすべてフラットで、ボタンのかけらもない。

足下のこの変なトラックボール....違う違う....パフパフ(?)を押すと水が流れるのだ。

【ミラノ空港のトイレ】
今度はほんとに何もないぞ。壁はすべてタイルだし、タンクもない。水洗ボタンが隠れられる(?)ような隙間もない。
さすがはミラノ! イタリア 唯一の
屈指のハイテクシティらしく、センサーで自動的に水が流れるのだ。

しかしセンサーが敏感過ぎて、ちょっと身体を動かすたびに反応してしまうのだ。(なので、この写真でも無意味に水が流れている。)ここまでのイタリア感覚から想像するに、早晩取り外されるんじゃなかろうか?
というわけで、イタリアはトイレを観るだけでも楽しい国だった。(^^;)
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