今日の素敵 ~猫の散歩日記~

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October 9, 2004
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カテゴリ: カテゴリ未分類
書きたいことはたくさんあったのですが。


9月が新学期のフランス。
早いもので、9月の半ばから、パリ、オペラ座の新シーズンも始まりました。

先日ガルニエの方で、「アルジェのイタリア女」を観て来ました。
それは今日はちょっと置いておいて。

今日は、ガルニエ座で、今シーズン最初のバレエに行って来ました。
3プログラムセットで、

1)ハラルド・ランダーの「エチュード」

3)ジェローム・ロビンスの「グラス・ピース」

でした。

ちょっと遅れて入場したのが残念でしたが。

「エチュード」は、もう、はじめを飾るのにふさわしすぎる、題目でした。
一気にお正月か春がきたような、華やかさと大胆な振付。
もちろん、クラシック中のクラシックですが、テンションが高く、また登場ダンサーも多く、こう「はやる心の鼓動、躍動」みたいな、感じで。

音楽も、ジゼルのような曲調になったり、はたまた、ショスタコーヴィッチになったり、と、一体だれが担当してるのだろう、と思って、プログラムで確かめると。

なんと、原曲は、あのツエルニーでした。
子供のとき、バイエルの後に必ずやるあの教本の。

びっくりです。
こんな、素晴らしい曲だったけかなあ、と思いながら。


2つ目の題目。
これが、曲者で、スジェのダンサー、ヴェロニク・ドワノーの一人舞台。

独白と、軽い振付。
彼女がどんなダンサーだったか知るのにはいいかな、という感じですが。

しかし、この独白調で続けられると、劇をみにきたのではない!と怒りたくなったり。



「私たちには彼女の私生活は関係ない。踊りを見にきたのに。」
「はじめの5分だけこのように続けて、後はちゃんと踊って欲しかった。」

確かにそうで、これが、テアトル・ド・パリなどでの上演だったら問題ないと思うのだけれど、ガルニエでなあ。という感じでした。

ただ幕間の休憩から帰ってきたら、私たちを待っていたように、近くの席の人が、プログラムを読んだら、納得した、と言ってました。
どうも、彼女の、ソリストも、コールドもこなさなければならない、しかし決して主役にはならないスジェにスポットをあてて、そのあり方を語りたかった、というのが、演出家の言い分。
そして、演出家は、振付家でもないんですね。なので、今回、オペラ座にとって、全くあたらしい試みで。

ちょっとちゃんとプログラム読んでみなくては。

そして最後は、なんだか岡本太郎氏の太陽の塔を思い浮かべてしまいました。
特にそういう振付があったわけではないのだけれど。

生に対する、とめどなく噴出する火山のような情熱。
終わりのない噴水。
限りない生のエネルギー。

心の中から、何かがはじけ、弾み、躍動していくような、元気!な、舞台でした。

その後、また近くの人と議論に。

こうやって、知らない人と、お互いの意見を自由にかわせる、って(今までここではやったことなかったけれども)、やっぱりいいものですね。
そうか、そういう感じ方もあるか、と思ったり。

ひさ~びさのバレエでしたが、やっぱり火がつきますね、ダンス熱。

やっぱりダンス始めよう!と本気で思った夜でした。





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Last updated  October 11, 2004 08:51:51 AM


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