今日の素敵 ~猫の散歩日記~

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November 2, 2004
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カテゴリ: 映画
ウォン・カー・ウェイの「2046」見に行きました。

やはり、始めから、「in the mood for love」の香りが。

あの降り続ける雨、木造の床のぎしぎしなるホテル、。雨に濡れる街灯。
あの黄色がかったタングステンの色調。すれ違う男と女。知らない女性。

同じような場面が、最後にも。

監督の切り取るイメージはそれはそれは美しい。
大体に、そこだけを中心にして、切ってしまう。
そこだけにピントを合わせる。
そして、少し湿ったような、清澄な色彩。(富士ですか)


たとえば、ハイヒールの女性の来るぶりより下だけを映すと。

電話をかけるところで、わざと顔は見えなくしてしまう。
頭を切ってしまう。
なんだか、ミステリアスな雰囲気が強調される。

こんなふうに、映画を撮る監督は彼だけではないのだけれども。

どうも、あの60年代香港という、不思議な貿易港のにおいたつ場所が舞台だと、どこか別の世界に迷い込んだ、静かな興奮感を感じてしまい。

それとは対比的な、主人公の描く小説の中の世界。
近未来的で、ポップで全自動。だけど、どこか漂う人間の感情。

主人公の女性遍歴。強がっていてもやっぱりけなげな彼女たちをみると、私も女なので、ホロっとくる。
ホロっとくる、というよりも、感情を押し殺さざるを得ないその状況に、最終的な彼女たちの強さを感じる。

あの退廃的なムードたっぷりの世界、やっぱりどこかで憧れているのだろうな。







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Last updated  November 3, 2004 06:47:57 PM
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