今日の素敵 ~猫の散歩日記~

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March 20, 2005
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カテゴリ: 映画
オルセー美術館での今年の無声映画特集は、「ジャック・ド・バロンスリ(バロンチェッリと読むのだろうか?)」。この日は、1927年の「乗客」をアコーデオンの伴奏付きの上演でした。

無声映画は時々みるけど、アコーデオンの伴奏は初めて。

上演前から既に、舞台上で一人待機する、哀愁帯びた伴奏者を目前に、どんな上演になるのかと、わくわくしながら開始を待ち。

上演と同時に演奏されるアコーデオン。
耳について離れないテーマのある伴奏音楽。
なぜか、ヤン・ティエルセン(アメリーの音楽担当者)に似通ったメロディ構成のような気がしたのだが、またそこがいい。勘所のツボを得た演奏で。

主人公と共に悲しみ、興奮し、驚き、怒り、そして笑うこの演奏、これがあるからこそ、こんなにも映画が生き生きとした、実際のふくらみ、凹凸があるような存在感が出てくる。そこにはもはや、せりふもない画面だけの動画ではなく、明らかに立体感のある、別の形態に変わった映画以上のものが浮き彫りとなっていた気がしました。

お話は、パリ。ある医者が、自分の銀行家のせいで破産しかけ、余儀なく銀行家を殺すことに。
その後、この医者は、マルセイユから南米行きの船にのり、逃げることになる。


特に医者が、子供を診断するかどうかの葛藤の只中が、ドラマチック。
若き日のシャルル・ヴァネルの存在も素晴らしい。

母親の子を思う気持ちと、良心の呵責にスポットをあてた作品だけど、そういう道徳的なテーマを、ベタっとせず、さらりと描かれた嫌味のない映画でした。







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Last updated  March 27, 2005 04:01:47 AM
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