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ちょっと、こちらのブログをおろそかにしていますが、アメーバのほうで、教育、福祉、自転車旅行について、たっぷり書いてますので、そちらをよろしく。 http://ameblo.jp/nennenosshan/
2014年06月16日
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道北へ、最北端へ、自転車旅行のことを、北海道新聞の記者さんが取材してくれて、記事になったのが、2011年8月8日。 感謝の気持ちをこめて、毎年作っている手書きの旅行記を記者さんにも送ったところ、今度は、その旅行記を記事にしてくれたのが、2011年8月26日、夕刊、マイたうん道北欄。 年が明けて、春、四月にもなって、また、北海道から新聞が届いた。 2012年4月6日、特集面。 日本新聞協会が主催している、ハッピーニュース賞というのがあるんだけれど、その、2011年度版に、私たちの記事を読んで、感想文を書いてくれた地元、苫小牧市の女子高校生の文章が選ばれたんだ。 彼女の私たちの記事に関する感想文は、審査員奨励賞、になっていた。 「心打つ父親の思い」 と題されていて、うれしかったなあ… 高校宛には、この生徒に感謝の手紙と、例の手書き旅行記を送らせていただきました。 翌4月7日、道北かわら版の欄には、記事を書いてくれた記者さんが、私たちのことと、感想文を書いた高校生のことについてコラムを書いてくれた。 ハッピーニュース賞に関しては、 「心がぽかぽかするニュース、ハッピーニュース2011」という単行本として、日本新聞協会編、文藝春秋社から出版されています。 興味のある方はご覧になってみてください。 他には、私たちの、道北へ、最北端へ、自転車旅行に関しては、 日刊留萌新聞、2011年8月7日 サイクルスポーツ、2011年10月号、輪な道欄 などでもご覧いただけます。 重ね重ね、 多謝…
2014年06月01日
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ちゃりこは、いろんな思いをしてきた。 自分が、がんばれるからといって、がんばることさえできなくなっている子どももいるんだ、ということを、ちゃりこはわかっている。 それは、とても大事なことだ。 がんばれるときもあれば、 がんばれないときもあるかもしれない。 これまで、ブログにアップしたお話を整理すると、 能登半島一周、が最初の旅です。 津軽海峡夏景色、が二番目の旅です。 まだ、アップしていない、紀伊半島の旅があって、 道北へ、最北端へ、が中学生になってからの旅です。 四国横断こころ旅、はアップずみ、 九州縦断こころ旅、もアップずみ、です。 (ちゃりこは、北海道新聞の記者さんとの約束を果たしたわけです) 小学生時代の話は、ちゃりこを一人称で書きました。 優しく、易しい文体にしたかったこともあるし、他にも理由はあるんですけど… でも、その後の話は、私を一人称にしました。 もちろん、理由はありますが… 読んでくださって、ありがとうございます。 少しでも、 現地の輝きや、 私たちの気持ち、感動、 そして、出会った人たちの温かさ、優しさ、が伝われば、 とても幸せなことだと思います。 ありがとう…
2014年05月30日
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前にも語ったことがあったかもしれないけれど、この旅をしようか、どうしようか、迷った。 私たちが、自転車旅行を始めたのは、ちゃりこが小学校時代に、どっぷりと不登校にはまっていたときのことだ。 自転車旅行自体は、ちゃりこが不登校でなくても、やっていたかもしれないんだ。 もっと、ちゃりこが幼い頃に、一緒に読んだ絵本に、親子サイクリング旅行の話があって、やってみたいね、なんて話していたんだ。 ちゃりこが不登校ですごしたことには、私は、誇りを持っている。 ちゃりこにも、そんなきらいはある。 それでも、不登校になった当初からそうだったわけではない。 誇りを持つことができるようになっていった大きな要因は、 ちゃりこが、 がんばれる子どもだ、ということが、ちゃりこ自身も、私も、確認できたからだと思う。 がんばれる、ということを確認できたのは、日々のホームスクーリング、 そして、夏場の、この、 父娘での自転車旅行を走りきったこと、 これによるところは、限りなく大きい。 不登校でなくても、やっていたかもしれない自転車旅行だけれども、当時の、深く深く傷ついていたちゃりこが、走りきったことには、 大きな、大きな付加価値があったと思うんだ。 そして、 それらの旅で、出会った人たちに、その場で、そして、その後も、 どれだけ励まされてきたことか… 学校なんかで徒党を組んだり、組織に守られたり、組織を守ろうとしたりする、 残酷で卑劣な人間がたくさんいるいっぽうで、 人が歯を食いしばってがんばっているときに、掛け値なしで、応援してくれる人たちがいる… その人たちに、 能登や、 下北、津軽や、 紀州で 出会った人たちに、 日々のホームスクーリングを見守ってくれた人たちに、 感謝の気持ちをこめて、 走りたかった。 ちゃりこは元気ですよ、強くなったよ、 と走りたかった。 中学校に通うようになった。 思春期。 親の自己満足で、子どもを引きずり回しては、本末転倒だ。 悩んだ。 迷った。 でも、 ちゃりこは、 「行くよ」 と言った。 ちょっと、ぶっきらぼうにね。 そして、 走り終えたあとの、 笑顔… 旅に出て、 走りきって、 よかった…
2014年05月30日
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あとがき 北へと向かう まっすぐな道 進むことをやめてしまったら それは 道でなくなる 休んでもいい ゆっくりでもいい 進んでいけば そこに道はある 北へと向かう まっすぐな道 石狩の 天塩の流れに育まれた広大な大地を 苫前の 初山別の 上っては下る道のりを 私たちは 忘れないだろう 道に いきどまりなんて ない 北へと向かう まっすぐな道は 南へと戻る道 北の大地でめぐりあえたみなさん ありがとう みなさんの日々が 幸せでありますように… special thanks to many people 竜飛まで無事でしたか、輪行おばさん フェリーの中で場所をゆすってくれたおばさん NADAの御主人 だるま、の御主人とアルバイトの女の子 新十津川キャンプ場のおばさん 滝川西高の野球部、がんばって! 兵庫からの大学生三人組サイクリスト 留萌駅前、道路工事のおじさんたち 日刊留萌の記者さん おうちから毛布を持ってきてくれた臼谷のおばさん あしたの城のみなさん 福島の初心者サイクリストおじさん 逗子の、旦那さんはお留守番ライダーおばさん 天塩川資料館のゼリーおばさん 横須賀からの祖父孫娘サイクリスト 北海道新聞の記者さん 文京区からの北海道大好きサイクリスト 南稚内のお寿司屋さん 恵比寿からののんびり一人旅おじさん 白老ポロトコタン、素敵な鶴の舞を見せてくれたみなさん 疲れきった汗臭い私たちをやさしく迎えてくれたいとこたち 他にもたくさん 大きくよけていってくれた大型車 追い越し際に励ましてくれたライダー すれ違いざまに心をかよわせたサイクリスト、ランナー みなさんに感謝します。 みんな みんな ありがとう ちゃりこ&ちゃりこ父
2014年05月30日
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2011年8月11日 「家に帰るまでが旅行だよ」 と、親である私が、いつもちゃりこに言われる。 忘れ物したり、ドジをするのが、いつも私のほうだからかなあ… 苫小牧発のフェリーは、船酔いなんて心配すらしなくなったちゃりこを爆睡させたまま、朝方、八戸港に着いた。 さてさて、大変なのは、行きに、本八戸駅から八戸港まで乗ってきたバス、まだ動いていないんです… 予定外ではないですよ。 そんなドジじゃない。 (ホントか! ってツッコミが聞こえてきそうですが、事前にちゃりこにも話しておきましたから。いえいえ、口封じや虐待、隠蔽ではございません) そんなわけで、まだ暗い、八戸港で、眠っていた自転車たちを起こして組み立て、本八戸駅までの道のりを走る… ちょっと、歩いていける距離ではないんで… だって、歩いていくとしたら、自転車たちを持って歩かなきゃいけないんだよ… 五キロ走って、5時50分、本八戸駅、着。 自転車たちも、お疲れ様。 6時12分発の電車に乗り込み、いつもの私たちのペースで、 八戸、盛岡、一関、仙台、福島、郡山、黒磯、赤羽、と乗り継いで、 爆睡、爆食、爆笑しながら(もちろん爆睡がいちばん多いですな) 20時、ちゃりこの心配も杞憂に終わり、おうちに帰りました。 たくさんの思い出… ありがとう… 道北へ、最北端へ、自転車旅行… (了)
2014年05月29日
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2011年8月9日~10日 上は十歳から下は二歳。 女・男・男・男。 二人暮らしの私たちからしてみれば、まあ、にぎやかなこと。 二泊させてもらって、 逆に疲れも吹っ飛んだわ。 誰かが泣いてたり、すねてたり、やれサッカーやろうよ… でもね、ちゃりこも、私も、おもいっきり、楽しんだよ。 自転車には乗らないけど、 妹の(ちゃりこのおばさんの)運転で、 一日目は、洞爺湖へ行って、遊覧船で中の島まで。 二日目は、白老町のアイヌポロトコタンへ。 その間も、たくさん笑って、誰かが泣いたり、すねたり、甘えたり、叱られたり… 遊んで、遊んで、遊んで、 さようなら、した。 10日の夕方、私たちは、苫小牧の港まで、送ってもらった。 ほんの八日前、ちゃりこが初めて、私がひさしぶりに、下り立った、北の大地のはじまりの港。 この間、 何を残せただろう… たくさんの、 たくさんのものを、 もらえた気がする。 私たちは、別れにすねているいとこたちに手を振って、北の大地にも別れを告げた。
2014年05月28日
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2011年8月8日 5時20分、起きる。 朝食をすませ、南稚内駅へ。 6時28分発の宗谷本線にのる。 サロベツのある、豊富あたりから、ちゃりこ、爆睡! 一両電車は、気持ちよく揺れて、私たちを運ぶ。 起きると、単線線路の両脇が、鬱蒼とした丈高い草に覆われていたり、広く大地が見渡せたり… 合間、合間に話しかけてくれる、地元のおばさんや、東京からの一人旅おじさんがいた。 途中、音威子府駅で、一時間ほどの乗り継ぎ停車。 駅の外に出ても、何もないし、駅中の廃線になった天北線資料館にいても、そんなに長く観ているものもない。 まあ、ゆっくりの電車旅だから、いいさ。 名寄、旭川、岩見沢と乗り継ぎ。 実は、私たちには、次の目的。 ちゃりこのいとこたちに会いに行く目的があったのだ。 私の妹の家族だ。 ちゃりこのいとこは、四人姉弟。 疲れきった私たちには、にぎやかすぎるだろう。 20時半すぎ、伊達紋別駅、着。 疲れきった私たちを、予想どおり、にぎやかに、そして、温かく迎えてくれた。 ひさしぶり。 ありがとう。 23時、寝る…
2014年05月28日
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17時半すぎのバスで、南稚内へ戻る。 自転車で走ってきた道のりを逆方向へ、そのまま戻るだけだ。 右手の車窓には、大きな宗谷湾が横たわる。 ちゃりこが肩の痛みをこらえながら過ぎてきた漁村、漁港も、バスは何事もなかったように通りすぎていく。 そのとき、その場での、ちゃりこの表情や、風景、空気、匂い、音… そんなものを思いおこして、私は感慨深い… その横で、ちゃりこは、 Z Z Z Z Z……… ゆっくりと、ゆっくりと、陽は傾いていく。 やがて、私も、 Z Z Z Z Z ……… 南稚内に着いた頃には、あたりはすっかり薄暗くなっていた。 海員会館に戻って自転車たちをしまってから、街へくり出す。 奮発して、お寿司屋さんで、ちゃりこに 「わっかない特選握り」を食べさせたんだけど… サビ抜きにしてもらうの、忘れちゃって……… ちゃりこ、目がバッテン! 口が波線! シャリの上からわさびを取ってやりながら… 「ふっふっふっ、まだまだ、こどもじゃ」 と私。 ワサビがしみたわけじゃないんだけどさ… お腹もいっぱい、美味しい思いをして… 宿に戻って、安堵感の中、 22時、寝る………
2014年05月26日
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時間がなくて、新聞をため読みすることが多くなってきてしまったんだけど、水曜日の朝日新聞の社説に、教育委員会制度改革について書かれていたのを読んだ。 今さら、いじめや体罰問題のときに、教育委員会の言い分なんて信じるバカはいないだろう。 教育委員会制度は、GHQが持ち込んだ負の制度だってことは、さんざん私も書いてきて、隠蔽の温床だし、税金のふんだくりだし、二重行政だし、責任の所在を曖昧にするためのものだから、廃止すべき、って言ってやってるのに、やっぱり残そうとするみたいだ。 で、目眩ましのために、教育行政の決定権を首長に移すんだそうだ。 何も変わらないよ。 教育委員会として、学校内のことを隠蔽する奴らは残るわけだし、首長ってのも、結局は行政なんだから、行政は行政の味方でしかない。 どこが力を持っているか、外側へのアピールが、変わるだけだよ。 教育行政、なんてのが、既におかしいんだってこと、いつになったら気づくんでしょうね。 少なくとも、行政が、まともなふりをしたいがために、犠牲者の口封じをしてきたのが、学校教育とか、教育行政の歴史なんだから、駒の場所をいじくったところで、将棋盤は将棋盤のままだよ。 首長って、行政でしょ。 板橋区長への手紙、ってのがあって、いろんな区立の機関に、区の行政への不満や苦情を受け付けます、みたいなふりをして、備え付けてあるんだ。ちゃりこの小学校の悪行について、手紙を書いて送ってみたことあったけれど、通りいっぺんの一般論と、「しっかり対応させます」みたいなことを、いかにも頭の悪そうな秘書かなんかに書かせただろうものが送られてきたらから、また、それに関して「まともな対応なんて一度もされたことないよ」って返事してやったんだよ。教師たちのひどさの具体例もあげてね。 それっきり、音沙汰なし。 首長なんて、そんなもん。 一度は返事出してやったよ、ってアリバイは作ったつもりなんだろうね。 解決する気なんて、はじめからないんだよ。 あるのは、丸め込もうという気だけ。 旬の歌を使えば、 ♪何度も言うよ~ 迷わず言うよ~♪ “学校”教育なんてのは、いらない。 教育“行政”なんてのは、いらない。 そういうことだ。 何も、私だって、教育がいらないって言っているわけじゃないんだよ。 “学校”教育がいらなくて、 教育“行政”がいらないだけ。 もちろん、良質な教育は、必要です。 そして、教育と“洗脳”は、違います。
2014年05月26日
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二台の自転車を分解する。 私の青いマウンテンバイク、26インチ。 ちゃりこ白とピンクのマウンテンバイク、24インチ。 一度も故障することもなく、私たちを支え、運んできてくれた。 ちゃりこのマウンテンバイクは、今回が、最後だろうな… ゆっくりと、時間をかけて、分解して、青い輪行袋と、赤い輪行袋の中に、そっとしまった… ありがとう、 お疲れさま。 私たちの自転車での走行行程は、ここで終わりだ。 宗谷岬のバス停から、南稚内の宿まで、バスで帰る。 音楽が、何度も流れる。 バスを待つ私たちの耳に、何度も何度も、心地よく、届いてくる。 ♪ 流氷とけて 春風吹いて ハマナス咲いて カモメも啼いて 遥か沖ゆく 外国船の 煙もうれし 宗谷の岬 流氷とけて 春風吹いて ハマナス揺れる 宗谷の岬 ♪ バスがやってくる。 バス停から臨める、宗谷岬の全体像を胸いっぱいに吸い込んで、 私たちは、自転車とともに、バスに乗り込んだ…
2014年05月26日
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報道特集って番組で、不登校のことをやっていたから、見てみたんだけど… まあ、愚かだね。 学校に「いけない」子どもをいけるようにしてあげる、みたいな視点しか持てないみたいなんだ。 だから、この国、駄目になってきたんだって、ホントにわからないんだなあ。 不登校の子どものための学校を文部科学省様に認可していただいちゃって… ミイラ獲りがミイラ… どこまでいっても、集団に属さない、適応しない者の価値観は認めようとしない… そのこと自体が、迎合だし、駄目な奴らだって、いつになったら気づくことやら… だいたい、不登校って、悪い行為かよ? いじめや暴行と違って、誰かを傷つける行為かよ? 不登校を否定するようなバカに限って、いじめや暴行は、隠蔽したり放置したりなあなあで終わらせようとする。 不登校の原因作ったような他害行為は見てみぬふりをしやがる。 最低だよ。 不登校のときのちゃりこも、 登校しているちゃりこも、 同じちゃりこなのにね。
2014年05月25日
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海を眺める。 海を眺める。 水平線を眺める。 水平線を眺める。 水平線は、海の終わりではないはずだ。 でも、最北端は、陸地の終わり? 私たちの今回の旅は、ここで終わるし、日本の中での、方角としての、北、は、 ここで終わってしまうけれど、 本当は、終わりなんて、どこにもない。 海にも、陸地にも、終わりがないように、 旅にも、暮らしにも、終わりはないのかな… 宗谷海峡を強く、目に焼きつけてから、陸地の側を振り返った。 高台の上から、宗谷灯台が見下ろしている。 ノシャップにあった稚内灯台より、かなり背の低い、四角柱型の灯台。 ノシャップにあった稚内灯台と同じく、赤白縞の灯台。 やさしく、やさしく、見下ろしてくれていた。 北海道新聞の記者さんが来て、取材してくれた。 ちゃりこが、ほとんど一人で対応する。 やりとりの中で聞こえてきたのは、 「風景の大きさや、坂道が、本州とはちがう」 「来年は、四国か、日本最南端をめざしたい」 そんなちゃりこの言葉だった。 白髪混じりの男性記者さんは、 「最南端は、九州は鹿児島の佐多岬。そこも、自転車でめざす人は多いらしいよ。頑張ってね」 とニコニコしながら話しかけてくれた。 おいおい、肩が激痛のはずだろ、今からそんなこと、約束していいのかよ、とちゃりこにツッコミたくなるのを、うれしい気持ちで精一杯、こらえた。 記者さんは、三角形のモニュメントと、 「日本最北端の地」の碑の前で、 私たちのハイタッチ写真を撮ってくれた。 記者さんが帰ったあと、私たちは、お土産屋さんの横にある、流氷館に入った。 「さむ~い」 とちゃりこ。 ようやく、おもいっきり、リラックスした声を出した… その、 まだまだ幼い声が、 「さいほくた~ん!」と叫んだ強い声にもまして、 とても、 とても、 いとおしく思えた… 参考文献・2011年8月8日、北海道新聞、第三社会面「不登校、ペダルで乗り越えた、490キロ父子の絆結ぶ」
2014年05月25日
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間違いなく、日本最北端の地にたどり着いた。 最北端としての観光地だから、人が多い。 私たちの他にも、自転車で走ってきた人がいた。 何日か前に? いや、ちがう、今日の午前中だ、すれ違った横須賀からのおじいさんと孫娘だって、ここに来たはずだ。 兵庫からの大学生サイクリストたちも、何日か前に来たはずだ。 大阪からのサイクリストも来たはずだ。 茨城からの父、息子サイクリストもこれから来るだろう。 そして、ここに、また、サイクリストがいた。 話しかけてみると、彼もまた、東京からやってきたということだ。 「北海道がだいすきになっちゃって。ボクの場合は、北海道ばっかり走っているんです」 と語ってくれた。 住んでいるのは、文京区ということだから、東京に帰っても、結構近所だ。 旅人がかなりいるから、今まで私たちが到達してきて叫んだ場所に比べて、ひなびたかんじが薄い。 能登半島のときの、禄剛崎や猿山岬、青森のときの、龍飛崎みたいに、大声で、気がねなく叫んだみたいにするのが、気が引けるかな? モニュメントの裏へ行く。 「さいほくた~ん!」 と私は叫んだ。 私の大声は、強く響いて、観光客のみんながこちらを向いたような気がした。 それでも、私の大声は、広く穏やかな宗谷海峡の煌めきの中に、あっという間に吸い込まれていってしまった。 ちゃりこは、恥ずかしがって叫ばないんじゃないかと思っていた。 私たちの走りを終えた証に、私だけでも叫んでおけば、それでいいと思っていた。 でも、ちゃりこが、大きく息を吸う気配が感じられた。 そして、 「さいほくた~ん!」 と、ちゃりこの大声が、 宗谷海峡に向かって飛んでいった。 私の声よりも、 大きかったかもしれない… 私の声のときよりも、もっとたくさんの人たちが、こちらを向いたような気がした。 最北端まで来た。 でも、海は広い。 私たちがどれだけ大きな声で叫んでも、どこにも届かないのかもしれない。 それでも、 私たちが最北端まで走ってきて、 一緒に叫んだこと。 ちゃりこのほうが、大きいくらいに叫んだこと。 それは、 永遠に、 私たちの記憶に、 刻まれるだろう。 もう一度、 私たちは、 ハイタッチをした…
2014年05月25日
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宗谷漁港を横にすぎる。 後ろを振り返ると、ピンク色のヘルメットをこちらへ向けて顔を下に向けたちゃりこが、肩の痛みと戦っている。 (前を向いてないと危ないぞ) というセリフを、寸でのところでのみ込んで、私は大声をあげる。 「あっと五キロッ! あっと五キロッ!」 静かな漁村の通り、私たちの自転車の車輪がたてる、ブウンという音だけが響いていた上に、私の大声がかぶさった。 ちゃりこが、にっこりとして、顔を上げる。 ちゃりこの笑顔を引き出せたことに、調子に乗って、私は大声を出し続ける。 「あっと五キロッ! あっと五キロッ!」 能登半島や青森を走った頃のちゃりこだったら、私の大声に乗ってきて、ちゃりこも大声を出したかもしれない。 いや、「おとうさん、あぶないよ」と、こまっしゃくれたことを口をとがらせて言っていたかもしれない。 肩が痛いだけなのか、疲れているだけなのか、彼女がそんな歳ではなくなったのか… それは、わからない… でも、 今、 確かに、 私たちは、 走っている。 そして、 ちゃりこは、 微笑んでいる。 15時、間宮林蔵の石碑。 正直言って、どうでもいい。 ちゃりこの肩が壊れてしまわないうちに、 最北端へ… そして、15時20分、 着いた… バイクの人たちがたくさんいる。 車も何台も停まっている。 大きく広がっている。 北の海に向かって… 宗谷岬… 私たちは、自転車を、そっと、降りる。 宗谷岬… 先端に、三角形の、真ん中をくりぬいた、モニュメントがある。 宗谷岬… 日本最北端。 宗谷岬… 宗谷岬… 宗谷岬… 私たちは、自転車たちを連れて、モニュメントに近づいていく。 宗谷岬… 宗谷岬… 宗谷岬… ちゃりこと私、 無言で、 ハイタッチ… ちゃりこ、笑顔。 私、………
2014年05月24日
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四月の頭に転職してから、三、四時間睡眠しかとれない。 朝は、ちゃりこのお弁当作りで、五時起きだし、駅までちゃりこを送るスタイルは、変えていなくて、それから仕事行って、ネチネチ姑みたいな職場の奴のイヤミを聞き流し、帰ってくると、座る間もなく夕食作り。 座ったら、できなくなっちゃうからだろうけど。 ご飯一緒に食べて、食器洗って、洗濯、おふろ入って、お風呂場掃除して、洗濯物干して、何やかや、何やかや、 あ~あ 無駄なこと、ひとつもしてないのに、三、四時間しか寝る時間がない… でもね、帰ってきたとき、座る間もなく料理を始めようとするとき、洗い物のカゴの中に、ちゃりこが洗っておいてくれた、お弁当箱がある… 「洗い物、ありがとうね」 と言ってから、私は毎日、夕ごはんの支度を始める。 きっと、 幸せなことなんだと、 思う…
2014年05月24日
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夏の太陽。 青空。 海沿いの道。 私たちが切っていく風。 陽を照り返す海。 轍の残していく音。 息づかい。 昆布の香り。 空気の手触り。 幸せいっぱいの気持ち。 感謝の気持ち。 出会えた人たちへの感謝の気持ち。 一緒に走ってきたちゃりこへの感謝の気持ち。 すべては、欠けてはいけないものだ。 そして、すべてが揃っている。 私は、大きく、大きく、息を吸い込んだ。 私たちの走ってきた道のりすべてを、 出会ってきた人たちのすべてを、 肩の痛みをこらえて走ってきたちゃりこの思いすべてを、 吸い込んでしまいたい気持ちにかられる。 すべてを、吸い込んでしまえたら、どんなにかいいのに… まもなく終わってしまう道のり。 次の漁村、宗谷漁港が近づき、 昆布の香りが、いっそう、強くなった。 痛みをこらえるちゃりこの顔にも、優しさと寂しさが、浮かんでいるような気がした。 二度とは帰ってこない、今年の夏。 ちゃりこの思いと、私の思いが、重なっていれば、とても幸せなことだ…
2014年05月23日
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以前に、いじめにあってしかも、教師がいじめられたちゃりこを嘘つきに仕立てあげて、不登校に陥れたにも関わらず、ちゃりこの不登校の理由を教師どもが不当な記載をしているようなので、確かめようとして、情報開示請求したところ、真っ黒塗りの墨塗り文書を板橋区教育委員会がよこしやがった、もとい、板橋区隠蔽委員会がよこしやがったことは、不登校ノススメ、や、モンスターペアレントごっこ、にも書いたとおり。 実は、その欠席事由、落井ババア教諭(仮名)が、ふざけたことに、「拒否」なんて一言ですませやがったことを聞き付けたので、バカ校長に、「ふざけるな」と言って書き換えさせたんだ。事実のほうにね。「特定の児童による継続的いじめによる」ってね。 その書き換えを確かめようとしたんだ。すると、開示した墨塗りの部分が、不自然に欄外にはみ出していた。だから、書き足しは、したらしいんだ。それは、確かだ。 墨塗りでよこした理由を、板橋区教育委員会の隠蔽野郎は、「指導上、問題が生じるから」みたいなことをぬかしたんだ。 で、在学中ではないのだから、今となっては、指導上も何もありえないから、墨塗り文書をよこしやがるインチキな大義名分も通用しないから、また、指導要録の開示でもしてみるかな? 今度はどんな言い訳をほざくかな? 指導要録の保管は、卒業後五年間ということになっているから、みなさんも、開示請求してみてはいかがでしょうか。 教育関係者って、自分たちの保身のためにひどい記載をしていますよ。 とりあえず、私のところは、その後、同じ区内の志村坂下小学校の校長に移ったボケ校長が、どれだけ卑劣だったか、もう一度確認する必要がありそうだ。 ameblo. jp /nennenosshan/ こっちのほうが、読者もコメントも応援も多いみたいです。
2014年05月22日
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稚内空港を右手にすぎる。 銀色の塊が、大空に浮かんでいく。 どこまでが人のエリアで、どこからが人のエリアではないのだろう。 畏怖の気持ちや、リスペクトを、 どこかから、忘れてしまってはいないだろうか。 左手に目をやる。 宗谷湾の、柔らかなさざ波。 宗谷湾の、穏やかな煌めき。 私たちは、ペダルをこげばいい。 陽を浴びて、海がキラキラと光る。 空港を後ろに大きく取り残すと、昆布の香りが再びやってくる。 鮮やかな空と、鮮やかな海、鮮やかな空気と、鮮やかな香り。 そこに、傲慢さは、ない。 空を翔ぶ銀色の塊のような、傲慢さは、ない。 私たちはペダルをこぎ続ける。 私たちはペダルをこぎ続けてきた。 ゆっくりと… しっかりと… そこに、傲慢さは、なかったはずだ… 14時半、富磯漁港。 小さな、小さな漁港だ。 傲慢さの欠片もないような漁港だ。 残りは、約十キロ。 漁港をすぎると、左手はギリギリの海、右手は傾斜地に雑木や雑草が繁る。 その傾斜地に、アイヌ伝説の、 カネクロサワの清水。 陽はますます強くなる。 煌めいている。 輝いている。 何もかもが。 空が、海が、空気が、香りが、肌触りが、音が… そして、私たちの刻む轍が… 歯を食いしばる、ちゃりこが… もうすぐだ…
2014年05月21日
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たつの市の中二自殺の件でもそうだけれど、学校、教育関係者って、偉そうにしているけれど、結局のところは、いちばん重要な部分はマニュアルに沿ってしか動けない。 自分の頭でものを考えたり、自分の心でものを感じたり、そんな力がどんどん劣化していくんだろうね。 元々、そんな力のない奴らが教育関係者になるっていうのもあるんだろうけど。 で、心のない奴らだから、マニュアルを変えられると、大騒ぎ、対応できない。 大津の事件以来、警察への通報だとか、上から通達されるようになったんだろうね。 でも、今までが、塀に囲まれた内部で起こったことは、隠蔽がいくらでもまかり通るようにされてきたわけだから、奴らも混乱、パニクっているんだろうね。 でも、同情の余地なんてないよ。 自業自得でさえない。 結局は、子供や保護者にしわ寄せがいくんだから。 自殺した生徒に申し訳なかったって言って、自殺する教師って聞かないだろう。 奴らには、人の心がないからだよ。 人の心を持ち合わせていない奴らが、マニュアルだけに沿って、世間的に都合が悪くなったからといって、少しだけマニュアルをいじくる。 そんなことをしたって、ムダだよ。 心のない奴らが、マニュアルだけ整備したところで、何の役にもたたない。 どこの世界にもいるんだけど、マニュアルを整備する、作り上げることに、生き甲斐を感じるバカ。 そのことで、人様を管理したつもりになるバカ。 そして、そのマニュアルは、多くの場合、外部に対しては、公開されない。 奴らの作ったらしいマニュアルに、奴らが従っているのかどうかさえ、曖昧にされたままであることが多い。 校内で暴力事件があった場合、隠蔽、虚言など行わずに、自分たちの無能さを認めて直ちに警察に通報すること、 って新しいマニュアルができたとして、そのマニュアルを守らない教師がいても、マニュアルを守らなかったことが隠蔽されるだろうし、そんなマニュアルが出来上がったことさえ、公にされず、隠蔽されるのではないか。 「卑怯者がどれだけ頭数を集めても、卑怯者の集団にしかならないよ」 と、私はちゃりこの小学校の教師やPTAに言った。 「卑怯者の前にどんなマニュアルがおかれても、それは卑怯者のマニュアルにしかならない」 そういうことだ。
2014年05月21日
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平坦な道のりだ。 車の交通量も、そこそこある幹線道路だ。 空は青い。 私たちの旅の終着点へ向けての、絶好のお天気だ。 思えば、今までも、そうだったな。 下北、津軽を走ったときにも、豪雨に降られ、その後も曇りがちだったのに、龍飛崎に近づいていくにつれて、真っ青な空が迎えてくれた。 あのときの空の青さと、今年の空の青さは、あきらかにちがう。 どうしてなのかは、わからない。 でも、わからないままでいいこともある。 どちらの青空のことも、けして忘れないだろう。 広大な北の大地の上を大きく包んだ、 雄大な北の海の上に大きく浮かんだ、 淡く、優しい、北の青空のことを、私たちは、忘れることはないだろう。 陽は、高く上がっている。 13時40分、 日本最北の川の流れは、声間川。 もちろん、宗谷湾へ、流れこんでいく。 橋を渡る。 左手の、大きな、大きな、宗谷の海は、今は静かに、静かに、水面を煌めかせている。 浜勇知海岸あたりで見た、次から次へと押し寄せてくる、白い波頭が、嘘のように、なめらかで、おだやかな、北の海だ。 表情を変える… 自然も、 人間も… 私たちが目にすることのできるのは、そのうちの、ほんの一部にすぎないんだ。 走る… 走る… ちゃりこが走る… 肩の痛みをこらえて… 歯を食いしばって… ちゃりこが歯を食いしばる姿など、想像すらできない人もいるだろう。 走る… 走る… 私も走る… ちゃりこの付属品として… ちゃりこを先導して… 私の、親としての姿など、想像すらできない人もいるだろう… 走る… 走る… 私たちは、走る… 最北端のゴールをめざして…
2014年05月21日
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子供の命が奪われてから、やいのやいの言ったところで、ほんとのところはどうにもならない。 けれど、学校とか、教育関係者の、責任逃れ、虚言、隠蔽はひどすぎる。 だからこそ、学校なんていらない、なんだけどね。 兵庫県たつの市で、中学二年生が自殺した件だけど、これはいじめじゃないみたいだ。 暴力事件の加害者にもなった生徒だったらしいけどね。 その暴力事件、学校は警察沙汰にしたらしいんだ。 いいんだよ。 お前ら教育関係者は、端から物事を解決する能力なんてないんだよ。 今までにも、知られているだけでも、教師が見てみぬふりをして、生徒を殺した悲惨な事件がたくさんあっただろう。 鹿川君の葬式ごっこ事件とか、大河内君の事件とか、滝川ルネサンスとか、小森さんの事件とか、桐生市の小学生の事件とか、川西のバカ校長事件とか、大津の酷いいじめとか… 何もできないんだから、教師は、 「ボクの生徒がボクの生徒をいじめています」って、正直に警察に通報すればいいんだよ。 お前らには、それくらいしかできない。 でも、今まで、できるふりをして、人々を欺き、都合が悪くなると、隠蔽ばかりしてきた。嘘ばかりついてきた。 だから、人々は、学校内のことを警察に通報されることに、慣れていない。 今回、たつの市で自殺した生徒も酷い暴力事件を起こしたのだから、警察に通報されて当たり前だ。 だが、今まで、教育関係者たちが、自分たちの無能さを隠すために、校内のことは治外法権として、警察を入れてこなかった歴史がある。 だから、暴力児童、生徒や、そういった子供の親も、校内のことで警察に通報されるわけがないと、高をくくってきたのだ。 それも、教育関係者の招いてきたことだよ。 だから、どうすべきか。 「私たち、教育関係者、学校関係者は、有事の際は、まったく無能です。今までにも、無能なのに解決能力があるふりをしたために、たくさんの子供の命を奪いました。これからは、無能さを認めて、有事の際は校内のことも、全て警察に通報いたします」 このように、文部科学省、教育委員会から末端の各学校、教師にまで言わせて、初めて、教育改革が始まるのかもしれないな。 たつの市の生徒の自殺は、警察沙汰にされたことや、教師からの指導殺し、が原因と見られているらしいけれど、彼が起こした暴力事件に関しては、被害者の生徒もいるわけだし、その暴力事件自体が、またしても、周りにはやしたてられたという、学校という狭い腐った空間に子供を閉じ込める間違った教育制度、そこから引き起こされる、集団迎合に起因しているようだ。 本当に、 学校なんていらない。
2014年05月19日
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稚内駅から、少しだけ北へ戻る。 ちょっと、寄っておきたいところがあったから。 稚内港北防波堤ドーム。 巨大な回廊だ。 宗谷海峡の荒波と強風から、港と街を守るために造られた、稚内港のシンボルだ。 高さが十三メートルほどの円柱が、七十本も並んで、古代ギリシャかローマの神殿を思わせるような外観。 全長、四百メートルあまり。 中へ入って、自転車で走ってみた。 陽が遮られて、ひんやりとする。 「お~い、ちゃりこお~」 私の大声が、低く響く。 「なあにぃ、おとうさ~ん」 ちゃりこの声も、低く響く。 「もおすぐ~、おわっちゃうなあ~」 「まだまだでしょお~」 ほんの四百メートルを、私たちは大切に走った。 もう一度、稚内駅のほうへ。 今度は通過して、さらに南へ。 南稚内駅近くの、稚内海員会館が今夜の宿だ。 もちろん、そこを通過して、まだまだ走って、宗谷岬までいくわけだけれど、 大きな荷物は、宿においていくことにした。 海員会館の入口は、階段を上がって、二階。 カウンターで私の自転車のリアキャリアにいつも鎮座していた大リュックだけを預ける。 「宗谷岬まで、走って、夕方、帰ってきますから」 荷物を受け取ったおじさんは、真っ黒に日焼けしたちゃりこの顔を見て、 「お天気、よくなって、よかったな。 昨日は雨、降っていたんだよ」 と笑った。 手塩をすぎてから、私たちも降られたけれど、昨日のことが、もうだいぶ前のことのような気がする。 238号線を、東へ。 ノシャップ岬と宗谷岬を結んで、大きく入りくんだ、 宗谷湾沿いの道だ。 走る… 走る… 海沿いを走る… 出会った人たちの顔を思い浮かべて走る… 兵庫県からの大学生サイクリストたちは、とっくに宗谷岬にたどり着いただろう… 滝川西高校の野球部は、今日も練習かな… 横須賀からの祖父孫娘サイクリストは、今はどこまで行っただろう… 留萌駅前の工事のおじさんたちは、まだ工事が続いているのかな… 手塩川の資料館のおばさんは、今日のお昼ご飯は何にしたのかな… 私たちは、 走っているよ…
2014年05月19日
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ぼっち、でいるのが恥ずかしいんだそうだ。 お昼ご飯を一人で食べているのを、周りに見られるのがイヤで、トイレの個室で食事をする輩が、大学生くらいでもいるんだそうだ。 私個人の考えでいえば、 どうして、一人でいられないの? と思ってしまうが、 私は、自分さえよければいいという思考回路で動いているわけではないからこそ、「学校なんていらない」と主張しているのだから、ここでも、 ぼっち、になることで苦しんでいる、苦しめられている人をどうするか、を考えなくちゃね。 ぼっち、を恥ずかしいと思うような空気をなくしていくべきなんだよ。 徒党を組まなきゃトイレにも行けない女子生徒。 そんなの、逆に恥ずかしくないか? 徒党を組んで「集団的自衛」 恥ずかしくないか? 徒党を組んで、学校なんてものを正当化する。 恥ずかしくないか? 集団性を育む、なんて、徒党を組みたがる奴らの大義名分にもなっていない言い訳。 恥ずかしくないか? トイレでお昼ご飯を食べている輩も、周りが全て、一人で食事をしていたら、自分のことを恥ずかしいなんて思わないんだろうね。 だったらさ、集団でお昼ご飯を食べるのを禁止にしたらどうだい?(爆) 集団というクズの中で、徒党を組んで、騒いだり楽しそうに(多くの場合は虚像だよ)しているものが多い中で、自分だけが一人だから、恥ずかしいと思うのかもね。 少数派だから。 マイノリティだから。 そして、バカって、相手が少数派だから、マイノリティだから、というだけで、危害を加えたり揶揄したりするでしょ。 自分が他者より優位に立ちたい。 そして、優位に立てる見込みがあるから、強気に出る。 醜いよね。 相手が、中東の小さな国だと、すぐにでしゃばるくせに、ベトナムなんかをいじめてるでかい国には強く出ない、沖縄にたくさん基地を持っている国に似ているね。 「あいつ、一人でお昼ご飯食べているんだぜ」だって? 逆手にとれよ。 「あいつら、一人で飯も食えないんだぜ」って。 「あいつ、学校なんて行ってやがるんだぜ」って。 「あいつ、一人でトイレも行けないんだぜ」って。 「あいつ、子供を学校に行かせなきゃ、教育もできないんだぜ」って。 集団に迎合しないと、正しいものでも捻り潰す、口封じする、そんなことを続けてきた、この国の腐った学校制度のつけが、 一人で毅然として立っていることすらできないゴミを量産してきたんだよ。 極めつけが、 「集団的自衛権」(爆)! 「集団じゃなきゃ自衛もできないんだぜ」 授業参観にいったとき、ちゃりこが一人でトイレにいって、一人で戻ってきたのを見て、ホッとしたよ。 遠足みたいなので、一人でお弁当を食べてきた、でも仲間はずれの子に「一緒にたべよ」って言われたから、二人で食べた、なんて聞くと、ホッとするよ。 ぼっち、が恥ずかしいとか、ぼっち、を揶揄するとか、ぼっち、を作り出すとか、ぼっち、に危害を加えるとか… そんなの、全部、恥ずかしくねえ? 一人でいられるようにしろよ。 集団的自衛権、恥ずかしい!
2014年05月19日
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韓国の旅客船沈没で、命が失われるのをわかっていて逃げ出した船長、船員は、「不作為の殺人」とされて逮捕されたね。 日本の、いじめを見てみぬふりの、教師、教育委員会の奴らも、この「不作為の殺人」で、どんどん逮捕してもらえるといいんだけどなあ。 いじめ自殺が起こった場合は当然だけど、命が奪われていない場合でも、「不作為の殺人未遂」として、ガンガン取り締まってほしいなあ。 地域エゴPTAも、これにあてはめて、どんどん刑務所送りにして… それから、隠蔽教師は、意図的なものだから、こちらは「作為的殺人」ということで、死刑でもいいような…
2014年05月18日
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めんどくさいけど、また、はじめに言っておくよ。 私は、右でも左でもないからね。 集団を組んだら、既に“自衛”じゃねえよ。 反対する勢力もね、 おばちゃん党の准教授さん、おっさんだけじゃない、おばちゃんも充分、独善的だよ。 人間の鎖、学生運動の残り物が、成就出来なかった自己実現の、ストレス解消しているだけでしょ。 サヨクっち、人権って言葉を使って儲けようとしているだけでしょ。 主導権がどこにあろうと知らないよ。 日常の平和を壊すのが、命を奪うのが、戦争だろうが、学校だろうが、教師だろうが、暴漢だろうが、 被害者にとって、理不尽だったら、大差ないよ。 日常の平和を乱すのが、圧政だろうが、デモだろうが、大差ないよ。 右にも左にもなびくな。 それは結局、迎合だから。 市井で誠実に生きることを邪魔するのが、学校だったり、政府だったりすることもあるということだ。
2014年05月18日
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ノシャップ岬をあとにして、海沿いの道を走る。 自分たちの切っていく風が、夏の陽射しのもとで、さわやかだ。 今年の夏の自転車旅行は、日本最北端を目指してきたわけだから、当然のことだけれど、私たちにとって、今まで走ってきた中でいちばん北の風景を目にしている。 これまでの旅と比べて、 北の空は、淡い青空だった。 これまでの旅と比べて、 北の海は、鈍色の海だった。 これまでの旅と比べて、 北の大地は、広さのスケールが違った。 これまでの旅と比べて、 坂道の長さが凄まじかった。 これまでの旅と比べて、 夜が、肌寒かった。 そして、 これまでの旅と同じく、 人々は、温かかった。 海から一度、離れていく。 右手に自衛隊基地。 その前で、自転車を停めて、ちゃりこを撮影していたら、基地の中から軍服の隊員が出てきて、 「施設は撮影しないでください」 だって。 厄介なことに関わって旅を台無しにしたくないので、先に進む。 バスも通っている道のりを、稚内市街の方向へ、稚内駅のほうへとむかう。 空は、淡い色でも、陽射しは夏のもの、ジリジリとハンドルを掴んでいる私たちの二の腕を焼く。 途中のコンビニで、時間をかけずにサッとパンを食べる。 稚内駅の周り。 夏祭りの準備で賑わっている。 駅の入口には、地元のテレビ局のカメラなども来ていた。 屋台や、イベントのブースも設営されている。 家族連れや中高生の姿も見られる。 稚内駅の前で、私たちは、一度、停まる。 「日本最北の駅だね」 「うん」 にこやかに写真におさまるちゃりこだけれど、肩の痛みが最高潮なのは、わかっている。 私たちの目的地は、ここではない。 人間の敷いた鉄道の駅の最北端ではない。 まだ、先が、ある。 もう少しだけ、走らなければならない。 いや、 もう少しだけ、走れる。 もう少しだけ、ちゃりこと幸せの走行時間を共有できる。 ちゃりこの心の中も、私と同じように感じてくれていると、いいな、と思った…
2014年05月17日
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平坦な道を行く。 昆布の香りの、海沿いの集落を抜けても、のんびりした街並みだ。 11時、ノシャップ岬、到着。 宗谷岬手前の、北の岬だ。 岬の先っぽ、広く海を臨むところには、イルカの形をしたモニュメントがある。 ここは、日本海? それとも、オホーツク海? そんな境目なんて、明確には存在しないんだ。 日本海側、太平洋側、なんて言ったところで、日本海なんて、太平洋の一部なんだ。 海は全て、つながっていて、陸地と海底は、水の上に出ているか、どうかだけのちがいだ。 全ては、地球の一部にすぎないし、地球なんて、宇宙の一部にすぎない。 あふれかえるほどではないけれど、観光客の姿がけっこう見える。 イルカのモニュメントの前で、自転車を入れて、二人の写真を撮ってもらった。 ちゃりこの、不思議そうな顔。 そう、たぶん、どうしておとうさんが叫ばないんだろう、そんなかんじなのかな。 岬を見下ろす高台の上に、赤白縞の、稚内灯台がそびえ立っている。 背の高い灯台だ。 私たちは、岬の周りにある、南極観測隊資料館、寒流水族館、にも入ってみた。 南極観測隊の犬、タロ、ジロのモニュメント、巨大なトドの剥製、水族館には、カメ、ペンギンの種類わけ、ドクターフィッシュの水槽に、ちゃりこが手を入れると、魚たちは角質層を食べてきれいにしてくれたようだ。 「ムズムズする~」 と、ちゃりこ。 気持ちいいのか、悪いのか… そして、この水族館でびっくりしたのは、アザラシたちの元気のよさ! 小魚をえさとしてあげることができたんだけれど、柵越しに、魚を握っているちゃりこに向かって、アザラシが水面から跳び上がること、跳び上がること… ちゃりこの顔くらいの位置まではね上がってくるんじゃないかと、ヒヤヒヤ? ワクワク? ひととおり、遊んだあと、もう一度、ノシャップ岬から、北の海を眺める… 晴れ上がってくれた青空のもと、日本海とも、オホーツク海とも、言える、北の海は、波を鎮めて、穏やかに、穏やかに、広さを誇示していた。 さて、私たちは、ここよりさらに北に出っ張った、日本最北端の地に、 日本最北端の地に、 日本最北端の地に、 いよいよ、 向かう!
2014年05月16日
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お子さんの不登校、いじめ、教師の隠蔽や虚言、転校問題などと戦っているブロ友さんが、嫌がらせの多い介護の職場をやめてしまった。 他人をリスペクトすることができない人間が、障害者や高齢者の福祉、子供の教育なんて、一切語る資格なんてないだろう。 私の新しい職場にも、嫌みしか言わない職員がいるけれど、福祉や教育の現場にどうしてそんなのが集まるのかね。 仮にそいつが仕事ができるんだとしよう。 仕事ができるって、多くの場合、その組織や企業体に、経済的に利益をもたらすとか、企画立案に優れている程度のことなんだよ。 人間的に優れていることでもなんでもない。 むしろ、他人を蹴落としてのしあがろうなんて、下品な生き物の極致だ。 私がリスペクトしないのは、教育関係者のように、圧倒的な力関係で優位に立っていて、圧倒的に弱い立場の子供や保護者をいたぶる者たちである。 こういうものには、一切のリスペクトははらわない。 自業自得。 仕事ができるつもりになっているバカ、 仕事なくなりゃ、ただの〇けら。
2014年05月16日
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こないだの日曜日、試合に勝った。 全盛期をすぎて、細々と続けている競技だけれど、四月も、骨折中にも関わらず、四試合フル出場したし、五月に入っての、こないだのゲームで久々に勝てた。 指のことがあって、まだまだ本調子ではないし、年齢的なこともあって、怪我前の状態に戻れるのかな、という不安もあるけれど… 思えば、もう、三十七年?ほど競技を続けて、クラブチームの主将兼代表者になってからでも、三十年?くらいが経つ。 ちゃりこが生まれてからは、ちゃりこの理解あっての、プレイ継続だった。 毎試合、ベンチで応援してくれた、ちゃりこ。 体育館じゅうに響く大声で、 「がんばれえ」 と叫びまくり、疲れて勝ち負けも知らずに眠ってしまったちゃりこ。 家に帰ると、 「今日は、ありがとうね」 と毎回言っていた私。 試合の時間によっては、お弁当を作っていったから、試合よりも、お弁当作りや、出かける準備のほうが、疲れたような時期もあったな。 ハーフタイムには、必ずトイレに連れていかなければならなかった頃もあったし、 ヘトヘトになって帰ってきても、ちょうど夕食作りの時間で、座る間もなく料理を始めることも多かったな。 「おとうさん、もう、引退しようか? そしたら、もっともっと、ちゃりこと土日に、山登りとか、たくさん行けるよ」 と言ったとき、 「やだ! おとうさん、やめないで。試合してるとき、かっこいいんだもん」 とベソかいた、ちゃりこ。 今はもう、留守番して、お勉強していることも多くなったけれど、 「この頃、応援に行けなくて、ごめんね」 なんて言ってくれる。 ちゃりこの目に、真剣な私の姿や、チーム運営する私の姿を残したかった。 ずっと、プレイさせてくれて、ありがとう。 そんな気持ちを、 いつも持っている。
2014年05月15日
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抜海。 素敵な名前の街だ。 海沿いに道なりに、ゆったりとカーブしていく。 水平線が、 いっそう、まっすぐだ。 水平線が、 いっそう、くっきりだ。 角度の関係か、利尻冨士が、いったん視界から姿を消し、まばゆいくらいの青い海が、私たちの視覚と心を支配する。 ちゃりこ、ペダルをこぐ。 私、ペダルをこぐ。 10時20分、分岐点。 左側の、海沿いの、254号線を行く。 ほっとした表情の、ちゃりこ。 右側の道は、上り坂なのが、見えていたからね。 「残念だな、上り坂のほうでもいいのに」 軽口を叩く私に、いつものようなツッコミも返してこない、ちゃりこ。 肩の痛みはさらにきついようだ。 早く到着して、解放してあげたい… でも、宗谷岬までの道のりは、まだ、私たちの前に横たわっている。 早く解放してあげたくても、急ぐ必要は、ない。 ゆっくりと、 しっかりと、 それが、私たちのモットーだった。 それで、私たちは、やってきた。 それで、私たちは、乗り越えてきた。 ゆっくりと、 しっかりと、 海沿いの静かな集落からは、干された昆布の香りが、青空の下、強く、優しく、漂ってきた。 「気持ちいいね」 「うん」 「もうすぐだね」 「うん」 「がんばってきたな」 「うん」 ペダルをこぎながら、私が後ろを振り向きながらの、短いやりとりにも、 歯をくいしばるちゃりこの顔に、笑みが浮かんできていた。
2014年05月15日
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福岡県春日市の小学校の校長が、覚醒剤所持で捕まった。 まあ、公立学校の校長なら、いかにもやりそうなことだけどね。 で、その学校の昨年度の卒業アルバムに写った、その校長の写真を削除するんだそうだ… あれっ? たしか、ちゃりこの小学校での、卒業アルバムの件なんだけど、 卒業時期のかなり前から、アルバムにちゃりこの写真を掲載することは、一切認めない、って言っておいたんだよ。 卒業直前じゃかわいそうだからって、配慮までしてやって。 ところが、何の返答もよこさずに、勝手にちゃりこの写った写真、そのクソアルバムに使われていたんだよね、ってもちろん、事後に判明した。 何一ついい思い出もなく、いじめ、嫌がらせ、いじめ隠蔽、教師がいじめられた子供を嘘つきに仕立てあげる、PTAババア軍団の嫌がらせ… そんな学校の卒業アルバムなんて欲しいわけないだろう。 そんな極悪非道学校の卒業アルバムになんて、載りたいわけないだろう。 だから、前もって断っておいたのに。 女子児童写真の無断流用。 犯罪だよな。 校長、変質者だよな。 事後、教育委員会に抗議しても、なしのつぶて。 この教育委員会と公立小学校は、かの有名な、現在の文部科学大臣、下村博文の選出区である。 そりゃあ、学校制度も、教育委員会制度も、文部科学省も、全て信用なんてされるわけないし、 教育改革なんて、為されるわけないって思われて、当然だな。 削除も、個人情報の不当な流出も、全て自分たちの都合だけで行う卑劣な集団。 それが、教育関係者。
2014年05月14日
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ホームスクーリングでがんばっているブロ友さんの記事を読んでいたら、「久しぶりに学校へいったら、目標云々言われて、腹が立った」 と書かれてあった。 明確な目標を持って生きていない人間でないと、価値がないような言い方をするようなの、教師なんかには多いよね。 でも、そうなの? じゃあ、教師たちの目標って何なの? まともでない状態の学校でも、まともなふりをして、人々を欺くことが、目標なんだろう? 隠蔽や虚言は、その手段か? 目的は偽装か。 手段やツール、システム、制度… そういったものは、人が、豊かな生活を送るために工夫して生み出されてきたもののはずなんだ。 ところが、制度や手段、それ自体や、 それらを維持することが、目的や目標になってしまう… ツールやシステム、それを売りさばいて儲ける、それを浸透させて洗脳することが、目的や目標になってしまう… 本末転倒。 学校制度を維持するために、教育関係者が加速度的に卑劣になり、実態がどんどん劣化する。 本当の教育改革をするなら、ここからじゃないかな。 「有事の際には、いくらでも、嘘をつきますし、いくらでも、隠蔽します。学校などと呼べるような代物ではございません。それでもよろしければ、お子さんを通わせてみていただけますか」 文部科学省が、そう言うことから、はじめて改革なんてほざく資格が生まれるんじゃないのかな。
2014年05月14日
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空はどんどん晴れ上がる。 利尻富士がどんどんくっきりとしてくる。 海沿いには、湿地が増えてくる。 海と陸地の境目なんて、本当のところは曖昧なものなのかもしれない。 人間と他の動物や自然の境目も、本当のところは曖昧なものなのかもしれない。 人間が、傲慢になっただけだ。 緩やかな上りの道のりも、利尻富士を左手に仰いで、爽やか… 利尻富士を見て、ひたすらテンションのあがる私。 肩の痛みをこらえてペダルをこぎ続けるちゃりこ。 少し離れた海から、波の音と、ウミネコの声が、聴こえてくるだけ。 あまり、スピードの出ない私たちのブロックダイヤからは、唸り声もあがらない。 静かに走りを進める私たちの周りには、大きな空と大きな海と大きな大地があるだけなのかもしれない。 速く走ろうが、ゆっくり走ろうが、それは、同じだ。 早く着くか、遅く着くか、それだけの、違いだ。 なんてこと、ない。 肩の痛みをこらえて走るちゃりこに、 素敵な出会いが訪れる。 9時半すぎ、今日はもう、二時間半も走ってきた。 向こう側から、私たちのほうへ向かって、二人のサイクリストが走ってくる。 私たちと二人の距離は、少しずつ縮まっていく。 小さく姿が見えたときから、戦友のように感じられるのが不思議だ。 近づいてくるにつれ、一人が女性で一人が男性だろうとわかってくる。 さらに近づいてくると、女性が若くて、男性が年輩なのがわかってくる。 近づいてくるにつれ、ウキウキした気分になってくるのも不思議だ。 自転車は、左側通行だから、私たちは海沿いを、二人は陸地側を、走っていた。 そして、出会う。 アイコンタクト。 「こんにちは」が、四つ、飛び交う。 誰の「こんにちは」がいちばん先だったか、わからない。 ずっと、お互いを気にしながら走ってきたから、恥ずかしいような、懐かしいような、おかしな感覚だ。 車はほとんど通っていないので、二人が、私たちのいる路肩のほうへやってきた。 「どこから来たんですか?」 今となっては、この会話も、四人のうちの誰が口火を切ったのか、わからない。 ちゃりこだったのかもしれない。 そのくらい、肩の痛みも吹き飛んだくらい、ちゃりこもにこやかな、誇らしげな、表情をしていた。 男性が、かなり年輩に見えたのだけれど、女性は、十九歳の大学生、男性は、なんと彼女のおじいさん! だった! 横須賀からやってきたのだそうだ。 私たちとは逆のルートだから、オホーツク海沿いを北上して、既に宗谷岬をすぎて、南下してきたところだ。 「祖父と走ってみたかったんです」 と、ハキハキと語る女子大生。ちゃりこに向かって、 「もう少ししたら、おとうさん抜きで、一人旅をしてごらんよ」 と。 ちゃりこは、 「私は、おとうさんと走るのがいいんです」 と。 いっぱしの、女性サイクリスト同士の会話を尻目に、私とおじいさんは、娘の、孫の、愛くるしさと頼もしさに、目を細めるだけだった。 「宗谷岬まで、もうすぐよ、がんばってね」 と励まされて、ちゃりこも、やる気充分。 なんてったって、おじいさんが爆走しているんだから。 「負けてられないぞ」 「おうっ!」
2014年05月13日
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「学校って、あるだけで迷惑なんだよ」 と、ちゃりこの学校の生活指導部長の教諭に言っておいた。 こないだ、授業参観があったから、見に行ったんだ。 何回か記事に書いているけれど、学校のことが大嫌いだけれど、自分の側に原因があって不登校になったわけではないことを証明するために、ちゃりこは我慢して通学している。 嫌でもがんばっている娘の姿を見るために、私も嫌だけれど、学校に行く。 そして、姿を目に焼きつける。 さて、その帰り道なんだけど、ひどい光景を目にしたんだ。 学校の周辺って、登下校する頭の悪い集団が、我が物顔で道を闊歩したりするだろう。 ちゃりこの学校の生徒たちや、その日は保護者も含めてなんだけど、狭い歩道をいっぱいに占領して、坂道なんだけど、帰途、下っていく。 近隣住民だと思うんだけど、杖をついて歩いているおはあさんが、車道を歩いて坂を上ってくるのを余儀なくされているんだ。 おかしいだろ。 前から、この学校の生活指導部には、問題おおありだったから、帰ってから、その惨状を教えてやって、きちんと指導するように言ってやったんだ。 ちゃりこなんて、いつも、集団でいるのは恥ずかしいとか、迷惑になっているかな、とか気にしているんだけど、そういうことに気を配れないバカって、本当に多いからね。 ちゃりこの極悪非道な小学校もそうだったけれど、教師どもって卑劣だから、寛容と放置をすり替えて、肝心のことでは叱ることすらできない。 代わりに怒鳴ってやったりすると、私には指導権限がない、とか、そんなことになる。 学校なんかだと、自分たちを 特権階級かなんかと勘違いしていやがって、たくさん子供を抱えているんだから、仕方ないだろ、みたいに開き直るバカ教師って多い。 たくさん子供を抱えているのは、お前たちが、飯を食うための手段としての愚かな職業を成立されている組織があるからで、その組織が存在していることによって起こっている迷惑事象に何ら責任をとろうとしない。 運動会や鼓笛隊、部活動なんかで出している騒音と同程度の騒音を、仮に、その学校の隣接した住民個人が、学校の入学試験当日に一日じゅう出したとしたら、どうだろうね。 学校とか、集団だと許されて、個人だと許されない??? おかしいよね。 律することができていないんだから、 「存在するだけで、迷惑なんだよ」 って教えてやったんだ。 子供のことなんか、だいっきらいだけど、誠実に生きている人たちだっているわけで、多数の子供を抱えているからって、何でも許されてきた学校。 そして、内実は、何でもあり、都合の悪いことは隠蔽三昧の治外法権。 迷惑以外の何者でもないよ。 もう、いい加減に、全ての人たちが目を覚まそう。 学校なんていらないんだよ。
2014年05月13日
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私は、できれば、公平、公正な人間でありたいと思っている。 もし、ちゃりこの側が弱い者いじめをしたり、頭数にものをいわせて少数派をいたぶるようなことをしていたら、許さなかっただろう。 ちゃりこと同じような目に、他のお子さんがあっていたら、同じように怒りを感じただろう。 公平、公正でありたいからこそ、教育関係者みたいな卑劣な奴らのことは、ぶっ潰してやりたいと思う。 まあ、それは別として、 母の日なんていらない、と言ったから、 公平、公正に、 父の日もいらない、と断っておきます。 ちゃりこと私。 日々、ありがとうを交換しているので、 父の日なんて、 けっこうです。
2014年05月13日
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ちゃりこ、幼稚園の頃、 「わたしは、おとうさんから生まれてきたんだ」 と言い張っていた。 周りの子供や、ご丁寧にくだらない、頭の悪いババアどもに、変な子、と言われて否定され、 「わたしは、おとうさんのやさしい心の中から生まれてきた、不思議な子なの」 と言い分を変えた。 変えさせられた。 変えざるをえなくなった。 変えざるをえなくなるまでに追い込まれた。 生物学上は、確かに間違ったことを言っていたのでしょうが、誰かに迷惑をかけたわけでも、誰かを傷つけたわけでもなかろうに。 だったら、ババアたちは、どんな行為をすれば子供が生まれるのか、頭とたちの悪い自分のガキどもに、きちんと話してほしいものだし、サンタさんがプレゼントを持ってくるなんて嘘は、口が裂けても言わないでほしいものだ。 「不登校ノススメ」に出てきた、落井というババア教師(もちろん、仮名ですよ) なんて、ちゃりこに、 「母親を肯定できないなんて、自分が大人になったとき、母親になれないですよ」 なんて強権的にほざきやがった。 落井に限らず、そういうことを言うバカは、逆に言うと、子供を産まない、子供を産めない女性を蔑視していることになるんだが、そんなことに気づきもしないんだ。 何でもかんでも、自分が関わっている子供、いや、奴らは、子供に関わっているふりをしている自分たち中心に世の中が回っていると思っている卑劣集団だから、どうしようもないんだけどね。 なんにせよ、 母の日なんて、ちゃりこにはかわいそうなだけだったな。 まあ、そんな、なんやかやを乗り越えて、強くなってきたんだけどね。 だいたい、感謝すべき母親がいるなら、特別な日なんて設けずに、日々、感謝してればいいじゃないの?
2014年05月13日
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先日の「くたばれ」の記事から四日くらい経ったかな? 無駄にせず、清貧に、心豊かに、食生活。 アベノミクスには、危害を加えられるだけですが、父娘で、清く正しく美しく、おまけに楽しく、やっております。 その後の夕食メニューは、 牛丼、ほうれん草のお浸し、野菜炒め、野菜盛り(レタス、キューリ、カブの塩揉み、ぶどう)、えのきのお味噌汁 チンジャオロース、刺身こんにゃく、野菜盛り(レタス、ブロッコリー、ナス焼き、甘夏)、油揚げのお味噌汁 鶏肉のトマト煮チーズ風味、しめじバター、野菜盛り(キャベツ、レタス、もやしソテー、いちご)、じゃがいものお味噌汁 バンバンジー、ひじきと油揚げの煮物、野菜盛り(トマト、キャベツ、ブロッコリー、パイナップル)、中華スープ 以上で、まとめ買いした鶏肉や牛肉などを使い切り(野菜やきのこなどはまだこれからも使いますが)、今夜は、 スコッチエッグ、ちくわのチーズ揚げ、野菜盛り(キャベツ、レタス、キューリ、ぶどう)、ほうれん草のお味噌汁 となっており、今日、買ってきた、ひき肉、豚肉料理が続きます。 えっ? お魚が少ないって? GW中に、ブリの照り焼きやお刺身を食べたので、ちょっとご勘弁を。 お魚のほうが高いからね。ギョギョッ! あっ、それから、チンジャオロースとか、バンバンジーなんかでも、クックドゥとか、使わないんで。 目分量だけど、お味噌、お醤油、料理酒、塩、お砂糖、生姜、にんにくなどで、しっかり自分の味付けをします。 安上がりですからね。 まあ、こんなかんじで、アベノミクスには危害を加えられるいっぽうでも、楽しくやっております。 学校制度に危害を加えられるばかりでも、楽しくやってきた実績もあるんでね。 ちなみに変な、なんたら再生委員会みたいなブログで、人格教育の時代みたいなことをほざいてるのがいたよ。 学校や教師に人格教育ができるわけないのにね。 自分たちが人格崩壊しているくせに(爆)
2014年05月11日
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サイバーリテラシーとは何か? って講演を聴いてきたんだ。 スマホ LINE リベンジポルノ 高校生のスマホ所有率とか、一日にスマホに費やす時間とか、大変なことになっているね。 若い母親が、三歳、四歳くらいの子供にスマホを与えて、スマホに育児をさせている、なんて事例も話していた。 でもね、金儲けの手段に、モラルも何も身についていない人間にも平気で新しいツールを広めて売り付けておいて、今さら、サイバーリテラシーだなんだなんて言ったところで、そりゃあ、無理な話ですわ。 そりゃあ、便利ですよ。 でもね、アメリカ軍の使用していたインターネットを民間に卸した時点で、こんなことになるのはわかっていたはずだし、それでも金儲けをしたかった奴らが、後先考えずに、あるいは、後のことなんて知ったことじゃないよ、って、無責任にツールを広めたわけだから、ある種、原発と同じなんだよね。 グラスごとにLINEがあるような、ちゃりこの学校みたいなのが、表面だけ、携帯電話禁止、なんて言ったって、何の意味もないしね。 既読だ、メッセージ来ない、だのアホみたいなこと言うのは自由だし、排他的な閉鎖的な世界でのみ生きるのは勝手だけれど、他人様をそこに巻き込むのはやめてほしいし、ましてや、そんなグループに参加しないからといって、危害を加えるなんて犯罪だから、やめてもらわなきゃね。 集団とか組織になればなるほど、人間は卑劣さを増していくし、そんなときだけ強くなったような気になる奴らがいる。 属さずに、凛として生きようとする人間のジャマだけはしてほしくないね。 それが、サイバーリテラシーなんかより、先に来なくちゃね。 スマホにらんで歩いている人がどんどん増えて、電車の中でも、自転車に乗っていても、車を運転していても、人と会話していても、画像を覗きこんで、発明したツールによって、人類は滅びていくのかもしれないね。 アインシュタインが本意ではなかったように…
2014年05月11日
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別の記事を書こうと思っていたのに、「嵐にしやがれ」に教師どもがバカ顔さげて出てきて、「子供たちに達成感を味あわせてあげたい」なんてほざいてるのがいた。 傲慢。 目障り。 お前らは、有事の際にはマニュアルに沿って責任逃れすることになっているくせに、ものを語るな。 「あげたい」って、なんだよ。 けがらわしいな。 他の記事が後回しになってしまった。
2014年05月10日
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ちゃりこの肩の痛み、最悪のようだ。 時々、自転車を停めて、写真を撮すときにも、表情は冴えない。 「ちゃりこぉ、おとうさんの写真も撮ってくれよぉ!」 私が両手を頭の上で三角の形を作り、利尻富士の形を模して、テンションをあげようとしても、なかなかのってこない。 痛み。 体の痛みも、心の痛みも、 共感はできても、 替わってやることはできない… いろんな場面で、イヤというほど、味わってきたことだけれど… もちろん、ちゃりこも… 上りがおとずれると、左手の海が、視界から消える。 空を覆っていた雲たちが、姿をゆっくりと消していき、青い色が私たちの頭上を埋め始める。 爽やかな上り。 爽やかな段丘。 はたして、肩の痛みと戦うちゃりこに、爽やかな思い出として残るだろうか? 9時、こうほねの家、到着。 小さな建物は、休憩所としてあるだけのようなかんじだけれど、ありがたい。 左手に下りていって、こうほねの沼周りを散策する。 そして、浜勇知海岸の荒波… 白く頭をもたげて、浜に打ち寄せてくる、 波、波、波……… 静寂の中で、波の音と、海の青さ、広さが圧倒的に、 私たちの視覚と聴覚を支配する… 水平線… 私たちはちっぽけだ。 私たちの歩みはちっぽけだ。 それでも、圧倒的な大地を、 ちっぽけに、 ちっぽけに、 歩みを重ねて、 ペダルをこいで、 ここまでやってきたんだ……… 海と、波と、その向こうに浮かぶ山と… 大きく、 大きく、 眺めてから、 「あと、もう少しだ。肩、だいじょぶか?」 「だいじょぶ!」 圧倒的な風景を吸い込んで、いくらか表情を柔らかくしたちゃりこ。 ゴールへ向けて、 痛みと、 幸せの時間を、 ひた走る…
2014年05月10日
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佐賀県の中学校、いじめに関するアンケートを保護者にも実施、だそう(笑) よくわからないんだけど、二年生だけが対象なんたって(笑) しい的だね。 学校制度が今までおこなってきた卑劣な所業を謝罪することもなく、目眩ましの改革もどきのことをしたところで、今さら誰も信用なんてしてくれないよ。 卑劣な教師たちが、嘘ばかりついて申し訳ございませんでした、 卑劣な教育委員会が、隠蔽ばかりして、申し訳ございませんでした、 卑劣な学校制度を野放しにした文部科学省こそが、申し訳ございませんでした、 それを、文部科学省が言えなくちゃ、これからも同じだよ。 例の下村博文やヤンキーちゃんが、おためごかしのことをしたところで、何にもなりゃしないよ。 家庭と学校の連携強化を図る、だって爆笑! 嘘ばかりつくような奴らと連携するバカがどこにいるよ(笑) 反省、謝罪なきところに、改革なし。 そんな当たり前のことさえ、わからないのか(笑)
2014年05月09日
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これまでにも、その姿を拝めるはずだった場所は、何ヵ所もあった。 道の駅、富士見、なんて、利尻富士が見えるから、富士見のはずなのに。 曇り空、そして雨に、何度も阻まれてきた。 その曇り空の中に、うっすらと、黒く姿を現した、利尻富士。 その利尻富士の姿が、また、曇り空を吹き飛ばしていくかのようでもある。 陽が射してくる。 青空が顔を出してくる。 海も青い色に変わり、波の白さをいっそう際立たせる。 北の果てへ向かっている。 ちゃりこと私は、 北の果てへ向かって、 ペダルをこいでいる。 左手に、荒波、ウミネコ、その手前に草原… 右手にも、草原… その風景の中を、 ひた走る… 空の青みは、どんどん増していき、 海の青さも、どんどん増していく。 利尻富士の黒さも、大きさも、どんどんくっきりしてくる。 空と海と山と… それだけで、テンションの上がっていく、私。 それだけ? 違う。 長い、長い、道のり。 それは、この旅だけのものではない。 苫小牧からだけの道のりではない。 後ろで、歯を食いしばって、ペダルをこいでいるちゃりこは、肩の痛みと戦っている。 痛みを代わってやることは、できない。 テンションを上げて、鼓舞してやることは、できる。 空回りすることは、あるかもしれないけれど… 空回りも、足掻くことも、多いかもしれない。 ペダルをこいでいることも、空回りかもしれない。 足掻いているだけかもしれない。 でも、 やって来たよ。 北の果てまで… まだまだ先はあるけれど…
2014年05月09日
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今朝の朝日新聞の天声人語に、惜しいな、と思わせる文章があった。 天声人語は、ちゃりこも読んだりしているから、いい文章のときはありがたいんだけどね。 今朝のは、登山家の田部井淳子さんの体験、著作を引用したものだった。 頂上に立つこと、 命を守るために、勇気を持って、途中で下山すること、 これを、 「行った人数と帰りの人数が同じであることのほうが、頂上に立つことよりも、ずっと大事だ」 と登山家自身が語ったことを、大切なことではないか、と書かれていた。 これは、昨今の山の事故、中高年の山愛好者、「山の日」が新たに祝日とされることから、題材にしたらしい。 惜しいな… この材料は、こう書くべきだな。 頂上を極めることよりも、撤退することの大切さ。 仮に、頂上を極めたら、下山する以外ないこと。 これは、高度経済成長期という、効率、利便、スピードばかりを美徳と勘違いし、洗脳してきたこの国が、経済的にのみ栄えて、心を崩壊させてきた偽りの頂上を下りていくしかなくなったこと。 そして、その状況におかれてなお、まだ、偽の経済復興などを国民に夢見させようとしていること、にこそなぞらえるべきだったのになあ。 行った人数と帰りの人数が同じであることのほうが大事だ、という言い回しも、 結局は、子供を夢を持って育てることができない、子供が夢を持つことができない、そんな世の中にしてしまい、少子化、高齢化社会にしてしまったこと、 すなわち、上っていく人間の数と下っていく人間の数が、明らかにアンバランスになってしまい、夢も希望も持てなくなってしまったこの国の構造や、これまでこの国がたどってきた道のりが過ちだったことであることに、なぞらえたほうが、いい天声人語になったのになあ。 おごれるものは、ひさしからず。 そんなのは、誰でもわかることなのにね。 前の戦争のときだって、お国のために、に従わない人間に対しては偉そうにしていたような軍人や教師が、その後、どう言い訳したんだ? 今の卑劣な学校制度を肯定したり盲従しているような人間も、後々、後悔することのになるよ。 謙虚さがないとね。 いつまでも、経済成長なんてできるわけないって、思い知ったはずなのにね。 バベルの塔なんて、ないんだよ。 そっちのほうを書いてくれればよかったのに。 残念。
2014年05月08日
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2011年8月7日 6時に起きる。 みんなの朝食時間よりも早く出発する私たちのために、おにぎりを作ってくれる。 宿の犬、黒のラブラドール、ノン太との別れを名残惜しそうにしている、ちゃりこ。 前日に、21時には寝ついたからか、ちゃりこ、ずいぶん、すっきりした目覚めのようだ。 前日に、牛肉鍋と一緒に、調子に乗って、ごはん、五杯もおかわりした私、ずいぶん、まったりした目覚めだ。 そして、ある種のテンションが、二人に共通してやってきているのがわかる。 今日、 最北端へ、 行くのだ。 日本の、 最北端へ、 行くのだ。 今回の旅は、朝早い出発を続けてきたけれど、今日は、さらに早い、7時出発だ。 宿の敷地を出てくるときに、 「さようなら」 「ありがとう」 と大きな声を出すと、 「がんばれ!」 と、いくつかの声がかえってきた。 曇っている。 肌寒いくらいの中を、私たちは、いよいよ走り始めた。 稚咲内砂丘林、防風林を横に444号線を戻っていく。 106号線に戻っても、昨日からの曇り空が続く。 私たちは、北へ向かって、ひた走る。 ブウン、ブウン、とブロックタイヤがうなり声をあげる他には、音がほとんど聴こえてこない。 まっすぐな、 まっすぐな、 道。 道の左右には、稚咲内園地、とあって、ず~っと、ず~っと、草がおいしげっている。 原野。 左手の原野は、十メートルま先に海を従えている。 広い、まっすぐな、水平線が、遠く、遠く、横たわっている。 波が白い頭をもたげて、寄せてくる。 かすかに、かすかに、波の音が、ブロックタイヤの音の合間に聴こえてきた。 走る。 走る。 ちゃりこは、走る。 最北端をめざして… 走る。 走る。 私も、走る。 最北端をめざして… 曇っていた、水平線の向こうから、 うっすらと、 大きな姿が、 現れてきた… 利尻富士だ…
2014年05月08日
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連休最後の日は寒かったなあ。 小雨の降る時間帯もあったし、ちゃりこの風邪気味が治り際なので、留守番させて、細々と買い物に行った。 前の記事でも、買い物の話をしたので、生活必需品、特に食品の、値上げについても書いてみるか。 私たちの住んでいるところは、商店も多いから、物価は安いほうだと思う。 自転車であちこち行けるから、そういう意味では恵まれているよ。 昨日の買い物。 トイレットペーパー、12ロール、235円 (ほぼ40円の値上げだ。たまに178円のときもあったけれど、そんなことは、もうない) 鶏むね肉、グラム48円、但し税別、260円分 (今まで税込48円で、特売時は28円とか18円のときがあったけれど、そんなことは、もうない。国産。柔らかくて美味しいよ) 油揚げ、五枚、70円 (58円のときもあったのにな) ひじき、1パック、100円、税別 (税込90円だったのにな) 玉子、10個、88円、500円以上買い上げに限り (これは、本体価格を下げてくれたみたいで、税込価格据え置き) もやし、19円 (20円台ではめったに買いません) レタス、88円 (たまに50円のことがあったんだけど、もうないかな、夏になれば安いかな) 牛肉、グラム98円、但し税別、300円分 (いつも税込98円だったのに、4月からは税別128円になった。珍しく安売りしていた。オーストラリア産) ナス、長ナスと普通ナスのあいだくらいの微妙な長さ、3本、108円 (かつては、5本100円のときでないと買わなかったんだけどなあ) ブロッコリー、118円 (涙を飲んで。普通88円でしょう) 玉ねぎ、1袋、108円 (おかしいな、消費税5%のときは、税込100円だったから、便乗値上げだよね) ブドウ、1パック、148円、税別 いちご、1パック、168円、税別 果物は安いお店だから、いいんだけど、やっぱり、同じくらいの値段で税込だったんだよね。 しめじ、2パック、100円 (おお、値段が戻った、と思ったら、税別か) スライスチーズ、14枚パック、276円 (かつては198円のときもあったのにな) 食パン、一斤、69円 (これは、頑張ってくれてます) 低脂肪乳、1リットル、93円 (同じく、ありがとう) 刺身こんにゃく、1パック、93円、税別 (おいおい、税込78円だっただろ) と、まあ、こんな買い物。 で、買い置きの余っている食材もありますが、これで、ほぼ四日から五日分くらいはもちます。 朝は、ちゃりこ、パン食なんです。 果物のまとめ買いは、ちゃりこのお弁当の果物くらい、日替わりにしてあげたいなあ、と思って… ちなみに、昨夜は 鶏の塩唐揚げ、竹輪と胡瓜の梅和え、じゃがいものフライ、野菜もりは(レタス、キャベツ、カボチャ焼き、りんご)、もやしのお味噌汁 です。 竹輪や胡瓜、キャベツ、カボチャ、じゃがいもなどはストックされていた食材ですね。 竹輪はたいてい、6本、88円。 胡瓜はたいてい、3本、100円以下。 キャベツはなるべく、1玉、98円くらい。カボチャは半切り、98円から128円くらい。 じゃがいもは多めに入った1袋、98円くらい。(メイクインが安いですよね) そんなもんかな。 二人暮らしなんで、もやしのお味噌汁作っても、まだ、1袋は使いきっていません。 すると、明日あたりの副菜に、野菜炒めとして出てくるわけです。 鶏むね肉も、もう一枚残っているので、鶏肉料理もまた作れるわけです。 無駄にならないよう… くたばれ、アベノミクス !
2014年05月07日
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旅行会社の社員が、遠足のバスを手配ミスをした自分の不手際を隠すために、生徒を装おって自殺をほのめかす手紙を送り、偽計業務妨害で逮捕された。 正当な業務の遂行(遠足の実施)を妨害したことで、ということらしい。 旅行会社の側は、該当社員を懲戒解した。 あのね、ひどい話だから、当然だと思うんだけれど、 学校現場でも、自分たちの持ち場で、いじめがなかったように振る舞うために、隠蔽、虚言を繰り返し、ちゃりこの小学校の教師たちみたいに、いじめ被害にあった側の子供を嘘つきに仕立てあげてまで、なかったことにしようとする。 そんな教師たちは、なぜ、懲戒解雇にならないのだろう。 公務員は、手厚く守られるのだろう。 日教組は、そんなグズどもを手厚く守るのだろう。 やっぱり、子供の敵だからかな? そういう教師や教育委員会って、子供がまっとうに育っていく、子供をまっとうに育てていく、そんなことをジャマしているわけだから、 充分、 偽計業務妨害、に値するはずなんだけどなあ。 どんどん逮捕して、排除してくれなくちゃ困るなあ。 たぶん、旅行会社の男も、子供の頃に、自分に都合の悪いミスは他人のせいにして、隠蔽にためには手段を選ばない、そんな教師を見て育ったんじゃないのかなあ。 人のふり見て我がふり直す、か、 赤信号みんなでわたれば怖くない、か、 どちらを選択するかは、その人によるんだろうけど、 ふりの悪いのとか、赤信号わたるのとかばかりだからね、教師って。 職業名を「反面教師」に変えさせるってのも一興だね。
2014年05月06日
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プラネタリウムを観ることができなかったので、買い物して帰ろうと思ったんだ。 ゆっくりと自転車で流しているだけでも、あちこちから、ジャスミンの花の香りが漂ってきて、曇っていたけれどいい気持ちだったよ。 こどもの日だったから、菖蒲の葉っぱと柏餅を買った。 「そのうち、松戸の奴らが松戸餅ってのを作ってさ……」 「それ、こないだ、聴いたよ」 「………」 それから、古着屋さんに行ったんだ。 何日か前に、私が偶然行ってみたら、GWセールで、全品目三百円、なんてのをやっていて、自分の服なら古着でいいや、と思って、何着か買ったんだ。 でも、古着とは思えないくらい、しっかりしてたから、ちゃりこに自分の服だけ買ってきたと思われたらやだなと思って、古着屋さんに行ったことを話したんだ。 そしたら、興味持ったみたいで、行ってみることにしたんだ。 結構長い時間、見て回って、ショートパンツとシャツを一枚ずつ選んでいた。 ちゃりこのものを古着で済ますつもりはなかったけれど、経済的には助かるなあ。 生きるか死ぬか、切羽詰まっているわけではないけれど、フルタイムで福祉の仕事して、朝からお弁当作り、帰ってきてから手料理含めて家事フル回転、三、四時間睡眠で、家賃と光熱費分くらいにしかならず、その他は蓄え持ち出し、って、どう考えても、アベノミクスって、おかしくね? ぜいたくなんてしてませんよ。 安い食材、買い求めて、心をこめて手料理、ビールも月に数本しか飲まなくなったなあ。 ちゃりこも、物を欲しがる子供じゃないし。 ちなみに、二十九日の新宿御苑、四日の小石川植物園は、無料開放日です。そこにこだわってるわけではないけれど。 結局、消費増税に重ねての便乗値上げもしっかりしているね。 自転車移動の私たちには、直接関係ないようだけれど、ガソリン高騰は、ひどいことになりそうだよ。 ウクライナとロシアのことも絡んで、ヨーロッパが天然ガスを手に入れにくくなると、ヨーロッパの原油需要が大きくなって、さらにガソリンは値あがるでしょう。 流通トラック業界の経費がかさんでいくことで、さらに物価は上がるでしょう。 アベノミクスなんて詐欺みたいなものだって、もちろん、はじめからわかっていたけどね。 だって、閣僚の顔ぶれ見てみたって判るでしょう。 文部科学大臣が、下村博文だよ。 何度も言ってるけど、いじめ隠蔽三昧の教育委員会や公立小学校を放置している選挙区からの選出議員だよ。教育専門を謳っているくせに(爆) 自転車旅行には、ガソリンは関係ないかな? でも、現地までの電車での輪行はどうなるかな? 消費増税で電車運賃も上がったね。 青春18きっぷ使ってれば変わらない? いやいや、あのきっぷだってね、採算とれなくなったローカル線をJRが切り捨てて、第三セクターにまわした路線は別料金払わないと乗れないんだよ。 新幹線通したから、地元のローカル線は、はいおしまい、そんな路線はこれからも増えるだろうね。 アベノミクス、下村博文文部科学大臣によって、さらに弱い者いじめ社会の風潮は強くなっていくでしょう。 悪人には惑わされずにね。 もちろん、直接火の粉をかけられたら、戦わなくちゃいけないけれど、 凛としてね… ボロは着てても心は錦、 といたいところだ。 いやいや、そんな大げさなことではないけどね。 柏餅も食べたし、菖蒲湯にも入ったし… 何歳のちゃりこまで、一緒に入っていたかって… それは内緒です。 特定秘密保護法案です(爆)
2014年05月06日
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やっぱり、ちゃりこの体調はベストにはほど遠いのと、東京は今日は小雨も降っている時間帯もあったので、また近場で過ごすことにした。 自転車で十五分も走ったところにある、教育科学館に行って、プラネタリウム観賞することにした。 ここは、いろんな展示や科学ゲームが楽しめるのだけれど、プラネタリウムは本格的。 そして、やっぱり、私たちは、数え切れないくらい、プラネタリウム観賞してきた。 まず、幼児向け、小学生向けの無料投影が土日に、夏休み冬休み春休みなどには毎日ある。 幼児向けや小学生向けといっても、星、星座の紹介などは、アニメをからめてはいるけれど立派なもので、ちゃりこはたくさんの知識を身につけていった。 うとうとしながら説明を聴いている私を尻目に、夏の大三角形のことをキャンプ場で話してくれて 「プラネタリウムで一緒に見たでしょ」 と言われたり、 「日食グラス、買うの忘れないでね」 とせかされたりした。 毎月、プログラムは替わるのだけれど、たくさん来ているから、 「このお話、見たね」 なんてのも、もちろんある。 初めて来たときは、ちゃりこ、三歳だったかな。 プラネタリウムの開演は、だんだん暗くなっていくんだけれど、はじめのうちは、まだ、街の灯りを模した映像が映されていて、それが消されて、さらに真っ暗になって、天蓋に満天の星空が写し出されても、すごい暗さ。 それまでも、隣に座った私と手をつないでいたちゃりこが、ギュッと力を入れて小さな手を握りしめるのが、可愛かったなあ。 “静かに、だよ。おしゃべりしちゃいけないんだよ”って入場前に言っておいたから、「こわい」とか言わずに、ギュッと手を握るだけにしたんだろうな… 時々、その頃のことを真似して、上演前に、ちゃりこの手を握ってみるんだ。 同い年くらいの女の子みたいに、おとうさんを嫌がったりしないけどね。 私が、さらに、 「暗いよ、こわ~い、こわ~い」 って言うと、……… 叱られる……… 無料投影に行くと、スタンプを捺してくれて、一定数溜まると、有料投影の入場券がもらえる。 有料投影といっても、大人で三、四百円くらい、子供なら百円台だけどね。 有料投影は、アニメの部分に、今までだったら、ジャングル大帝とか鉄腕アトムなんかが出てきた。 今日は、有料投影の、紙ウサギ・ロペのプラネタリウムを見に行こうとしたんだ。 びっくりした。 着いたら、プラネタリウムの部屋の前にたくさんの人が並んでいたんだ。 そんなの、長いこと通ってきていて、初めてだったから。 消防法の規定により、定員を超えて入れませんって、ロペって、人気があるんだね、と少し遊んで帰ることにした。 そして、予定を変更してね………
2014年05月05日
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私は、右でも左でもない。 右とか左の人間は、世の中の主導権を握りたがったり、他人を管理することに喜びを感じたりする、けつの穴の小さい存在だと思う。 学校現場のいじめに、いじめ隠蔽に苦しめられている子供のことを考えてごらんよ。 結局は、教育委員会も、日教組も子供の敵だ。 右から苦しめられようが、左から苦しめられようが、苦しんでいる人間にとって、大差なんてないんだ。 戦争を肯定する人なんていない、はずだ。 それでも、人類は戦争をやめたことはない。 利権が絡むからだ。 単純な領土争いや、資源の奪いあい、それだけじゃなくて、兵器や軍備施設を売りさばく、建築、建設することによって、財閥系の奴らなんて、莫大な富を手にしてきた。 自分たちがセイフティーゾーンにいれば、そんな方法論で金儲けをしても構わない、そんな思考回路の人間が現実にいるのだ。 戦争で勝って、痛みを知らない国は、気風を盛り上げて、戦争を続けようとする。 愚かなことだ。 戦争で被害を受けた人たちは、その悲惨さを訴え、戦争に反対する。 しかし、戦争で儲けようという輩は、どんな時代にも、どんな世の中にも、いるのだ。 そして、戦争に反対する声を、もみ消そうとする。 原発を肯定する人は、いるんだろうね。 大量の電力が、現代の生活には必要だ、と洗脳されてしまっている。 頭だけでない、心、思考回路、生活形態… 全てが支配されてしまっているから。 そして、利権が絡むから。 単純に、大量な電力が必要なんだよ、ということで、原発推進系の奴らは、莫大な富を手にしてきた。 自分たちがセイフティーゾーンにいれば、そんな方法論で金儲けをしても構わない、そんな思考回路の人間が現実にいるのだ。 原発で栄えて、痛みを知らない国は、 それを肯定して、原発を続けようとする。 愚かなことだ。 原発で被害を受けた人たちは、その悲惨さを訴え、原発に反対する。 しかし、原発で儲けようという輩は、今の世の中には、いるのだ。 そして、原発に反対する声を、もみ消そうとする。 学校を肯定する人は、いるんだろうね。 子供たちが、親たちが、現代の生活に必要だと洗脳されてしまっている。 頭だけでない、心、思考回路、生活形態… 全てが支配されてしまっているから。 そして、利権が絡むから。 単純に、教育は必要なんだよ、ということで、教育関係者たちは子供たちを人質に、莫大な利権を得てきた。 自分たちがセイフティーゾーンにいれば、そんな方法論で利権を得ても構わない、そんな思考回路の人間が現実にいるのだ。 学校で洗脳して、痛みを知らない国は、それを肯定して、学校を続けようとする。 愚かなことだ。 学校で被害を受けた人は、その悲惨さを訴え、学校に反対する。 しかし、学校で儲けようという輩は、今の世の中にも、今までの世の中にもいたのだ。 そして、学校に反対する声を、もみ消そうとする。 戦争以外の手段を 認めようとしない… 原発以外の手段を 認めようとしない… 学校以外の手段を 認めようとしない… 洗脳された、生ける屍を、管理統制する悪魔たち… 戦争は、一日にして起こるわけではない。 原発も、一日にして出来上がったわけではない。 学校制度も、一日にして安泰になったわけではない。 でも、根絶することは、できるはずだ。 戦争中は、管理統制された側の国民も、悪魔になってしまっていたんじゃないのかな。 管理、統制されている側も、悪魔になってしまわないうちに…
2014年05月05日
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