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2007年10月07日

佐々岡さん引退試合

テーマ：～広島東洋CARP～(4370)

カテゴリ：カープ関係

10月6日の広島市民球場での今季最終戦は、佐々岡真司投手の引退試合となりました。
球場には、ほぼ３万人のお客さんが入り、２階席の一部を除いてチケットは完売しました。
私はライトスタンドで観戦しましたが、席は当然一杯で立見席もあふれてしまい、通路にも多数の人がいました。
1006赤いスタンド

入場時に配られた赤いポスターでスタンドは赤く染まりました。

1006赤い紙

ポスターは２種類あって、それぞれ裏表に「想う」「念う」「懐う」「憶う」と書かれています。

燃えた１８年、さらば１８番　佐々岡が引退登板(中国新聞)
「背番号１８」に３万人が感謝の声援(中国新聞)
佐々岡、ラスト登板　被弾にも「僕らしい」(中国新聞)

１０－０でカープがリードしている９回に佐々岡投手がマウンドに上がりました。
1006佐々岡最後のマウンド

対戦相手は、横浜の４番村田です。
すべて直球を投げましたが、制球定まらずカウント１－３になってしまいます。
そして５球目の高めの直球を、なんと村田の振りぬいたバットで、打球はレフトスタンド上段に叩き込む美しいホームランとなりました。

続く代打鈴木尚には２球変化球で空振りをとった後に、最後は直球で空振り三振。
これで市民球場での現役最後の登板が終了しました。

1006最後の挨拶

そして試合終了後に、引退セレモニーが行われました。

一球に泣いた日、ノックアウトされた日、優勝した日、ノーヒットノーランした日。ファンの声援は宝物でした。１８年間自分を支えてくれたみんなのおかげです。スタッフに感謝！一緒に戦ってくれた仲間に感謝！丈夫に産んでくれた母に感謝！ずっと支えてくれた家族に感謝！なにより、自分を応援してくれたファンに感謝の気持ちで一杯です。ありがとうございました。そしてベイスターズのみなさん、私のために最後までのこってくれてありがとう。

ファンのみなさんにお願いがあります。来年カープが優勝するためには、みなさんの声援が必要です。
これからも今日みたいにスタンドを真っ赤に染めてください。
今日はありがとうございました。

1006場内一周

私がカープファンになったのは、1997年のことでその時は抑えをやっていました。
チーム事情により役割が変わることが多く、近年はシーズン前に先発として調整していたのに、抑えをやらされたりあるいはその逆になったりとなかなか自分の力を発揮できない状況だったと思います。佐々岡投手は、先発投手としての役割は一番ふさわしかったと思います。
(抑えではよくやられるシーンもありましたし･････)

0429佐々岡

私が見た最後の勝利は2007年4月29日の阪神戦でした。
今年挙げた２勝は、両方とも阪神戦です。

これからもまた不甲斐ない投手陣を指導してやってください。

というわけで試合の内容を簡単に振り返って見ます。

広島○１０－１横浜
大先輩、勝ち試合で投げてほしい　大竹恩返し(中国新聞)
投げては大竹が好投、打っては17安打10得点と打線が大爆発という、これ以上ない理想的な展開でした。

１回裏：一死二塁から栗原センターへ二塁打(金城の打球処理ミス)前田二塁打、嶋３ランで初回に一気に５点先制

２回裏：一死から栗原ライトへタイムリー二塁打(ライト西崎の判断ミス)新井タイムリーで２点追加で７－０
この日も横浜の外野守備は、違う意味で魅せまくってくれました。普通のライトフライが二塁打になってしまうのですから･････
この時点で「宮島さん」を何回歌ったかわからない状態になっていました(笑)

５回裏：無死一二塁から、前田がなんと顔面に死球！吉見は危険球退場。前田は交代か？と思われましたが、そのまま出てきました。梵併殺のあと嶋が二点タイムリー！９－０

７回裏：新井がライト最前列にソロ！
新井はこの本塁打で、今季100打点にリーチがかかりました。

９回表：村田が佐々岡からなんとレフト上段へ飛び込むソロホームラン
“引退登板ボール”打った！横浜・村田、涙の単独キング弾(サンスポ)
村田「つらい」３６号キング弾(スポニチ)
普通引退試合では三振で終わらせるのですが、カウント１－３でしかも球が荒れていたので、仕方なく振ったバットにたまたま当たったという感じでしょう。
「空気読め！」という人もいるかも知れませんが、お金を払って試合を見ているのですから、当然真剣勝負が見たいもの。私は村田を責める気はまったくありません。

1006村田を慰める佐々岡