リヒャルト･ゾルゲの敵対者

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2005年10月09日

10月8日に初めて成城大学の公開講座「民族の時代」シリ
ーズの田嶋信雄教授の講演、「満州国」の民族問題と
日独ソ関係―リヒャルト･ゾルゲの敵対者―を聴講
した。満州国においけるソ連･ドイツの8名のスパイ
の暗躍の話であるが戦後か終戦前多くは処刑された。
ドイツ人作家リスナーはハルビンでリスナー機関を
作りこの機関にいたワルター・ハイシッヒは1964年
「モンゴルの歴史と文化」を著し、一ツ橋大学の田中
克彦教授の訳で岩波書店から出版された。この名著は

あって田中教授にもお会いした。ハイシッヒは一ヶ月前
の9月5日に100歳で死去した。戦後この人は満州での
諜報活動は一切言及しなかったという。田中教授の
翻訳本の著者の紹介にもボン大学の学者として紹介さ
れているだけである。田嶋教授は地域経済学の研究手法
は諜報活動と似ているといわれたが興味ある見解である。

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