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2007.06.28
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カテゴリ: 映画-な・は行
-2007年作品-

[監督] 大林 宣彦
[出演]  (川野 俊郎) 筧 利夫、 (若き日の 川野 俊郎) 寺尾 由布樹
(田口 花鈴) 鈴木 聖奈、 (北島 葉子) 中村 美鈴
(最後に唄う人)

似顔絵:鈴木聖奈さん

▲似顔絵は田口花鈴役の鈴木聖奈さん

----------


大分県出身のシンガーソングライター、伊勢正三さんのヒット曲を題材に、大林宣彦監督が大分を舞台に撮影した「なごり雪」に続く第2段です。
ちなみに全国に先駆けて、大分・福岡地区先行上映だそうです。
前作「なごり雪」はあまり興味がなく観なかったのですが、今回の「22才の別れ」はTVCMなどを目にして、ちょっと観てみたくなり、足を運んでみました。
(単に、我が大分がどのように写っているのかという、ミーハー根性も多分にあったのですが。)


そのコンビニで働いていた花鈴は、ある夜筧を待ち伏せし、援助交際を持ちかける...。


観てる時は、なんか不思議な映画だなぁ、とも感じました。
主人公、俊郎は60年代生まれの、団魂世代の次の世代という設定。
仕事はできるけれども、どこか熱くなりきらない性格。
しかも映画冒頭で、子供の出来ない体だと宣言される。
どこか無表情で、ロボットのようにちょっと一本調子で話す。
そのため、なかなか感情移入ができませんでした。
それと時々、画面が少し斜めになったような感じになっていて、そこが若干気になりました。


内容としては、歴史はくり返されるじゃないけど、過去と現在の恋物語が、シンクロするように語られるような話でした。
その中にキーワードみたく、親と子の物語、二つの異なる文化の物語、マンジュシャゲの花物語、そして“22才の別れ”などが詰め込まれていて、それらがパズルのように、モザイクのように少しずつ組み合わさっていました。
たぶんこの映画って観かえす度に、それらキーワードのつながりや深さに気づくんじゃないかとおもいました。

【お父さん、カッコイイ】
一番好きだったのは最後の方のシーンでした。

それまで距離のあった父を見ながら、笑顔で「お父さん、カッコイイ!」という花鈴。
すると画面は俊郎を写し、カメラはゆっくり引いていく。

この花鈴の「お父さん、カッコイイ!」のセリフの後に、ポンとこちらを向く俊郎を写した時には、ドキンとしました。
あ~そうか、今のセリフは、二人のお父さんに向けられたものだったのか、と感じました。

【風景】
大林監督の作品といえば風景の切り取り方の素晴らしさ。
今回の主な舞台は福岡と大分の臼杵と津久見。
臼杵は古い町並みが残っていて、観光地としても有名なので、風景が素晴らしいのはあたり前。
それ以外の場所が、どんな風に写っているのか楽しみでした。
そんな中で大した事でないんですが、おもしろいなぁとおもったのは、福岡という設定で大分の風景をつかっていたこと。
大分市内の公園や踏み切りが、本当は大分にあるのに福岡というのが、ちょっと不思議な感じでおもしろかったです。
自分が高校時代の通学路だった踏み切りは、よく見知っていただけに、とても不思議な感じがしました。
そしてあの場所をこんな風に切り取るんだなぁ、とも感心しました。
映画ってこんな風に、すべては本当ではない、でも100%嘘でもない、いろんな組合せでできるんだなぁと、今さらのように感じてしまいした。

*****

自分は姉キの影響で、かぐや姫、風、をよく聞いていました。
つまり伊勢正三さんの歌は大好きなんですネ~。
もし第3段ができるとしたら、自分的には“あの唄はもう唄わないのですか”か“海岸通”あたりがイイんではないかなぁ~、とおもっています。


半券:22才

▲半券とチラシ

+++++++++



22才の別れ Lycoris 葉見ず花見ず物語 特別版





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Last updated  2008.07.04 12:33:52
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Re:22才の別れ:Lycoris-葉見ず花見ず物語-(06/28)  
じん2ND  さん
大林監督と言えば、あの「転校生」をセルフリメイクされたらしいですね~
可笑しくも切ない、あの感動がよみがえるのでしょうか。そちらも楽しみです! (2007.07.02 02:00:50)

Re[1]:22才の別れ:Lycoris-葉見ず花見ず物語-(06/28)  
紙市  さん
じん2NDさんへ

>大林監督と言えば、あの「転校生」をセルフリメイクされたらしいですね~
-----
そうなんですよ、観たいんですよネ~。
「22才の別れ」を観に行った時にも、予告がありました。
ただ今月は「ダイ・ハード4.0」を観る予定(前売り購入済み)なので、来月お金と時間があれば観に行きたいです。 (2007.07.02 17:29:06)

Re:22才の別れ:Lycoris-葉見ず花見ず物語-(06/28)  
MIDORIママ  さん
臼杵は大林監督が惚れ込んだ街のようですね。
情緒のある町並みが尾道にも通じるところがあるのでしょう。

私の世代にとってかぐや姫、風は青春ど真ん中!です。
私が一番好きな歌は「あの人の手紙」かな?
「おもかげ色の空」や「アビーロードの街」も好きです。
「あの唄はもう唄わないのですか」、「海岸通」もいいですよね。

実は父の転勤で中学・高校を佐伯市で過ごしました。
ブログにもよく書きますが、佐伯市は私の心の故郷なんですよ。
「よだきい」や「びったれ」が懐かしい私です。 (2008.05.08 00:07:18)

Re[1]:22才の別れ:Lycoris-葉見ず花見ず物語-(06/28)  
紙市  さん
MIDORIママさんへ

「あの人の手紙」、イイですネ~。
「おもかげ色の空」、好きですネ~。

「あの人の手紙」はとても物語性が強いですネ。
もしかしたらモチーフとしては一番映画的だったりして。 (2008.05.08 12:52:34)

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