>残念ながら、中井貴恵さんのヌードというのは無かったです。
>襲われてあわや!というシーンはありましたが、襲った人物は殺されてしまいました(笑)

あらら・・・違う映画と間違えたんだわ。わはは!
ごめんなさい。ぺこり。
(2008.12.17 20:33:07)

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近代浩介@ Re:女王蜂(12/16) いまだに金田一耕助シリーズの虜の56歳…
昭和人です、@ Re:母べえ(06/20) いつも、みてます、いいですね、わたしも…
紙市 @ Re:こんばんは!楽しそうですね(10/03) ぱぴーさん2006さんへ こんにちは…
紙市 @ Re[1]:つくみイルカ島(10/03) MIDORIママさんへ ご無沙汰してます。 …
ぱぴーさん2006 @ こんばんは!楽しそうですね イルカっていいですね。 愛らしくって。
2008.12.16
XML
カテゴリ: 映画-さ・た行
-1978年作品-

[監督]市川崑
[出演] (金田一耕助) 石坂浩二
(神尾秀子) 岸惠子
(大道寺銀三) 仲代達矢


似顔絵:岸惠子さん



----------



今回は何と、今までの犯人役の俳優さん達が再度出演、というシャレた演出。
(ちなみに今までの犯人役は、『犬神家の一族』=高峰三枝子、『悪魔の手毬唄』=岸惠子、『獄門島』=司葉子、という具合です)
皆さん女優さんなのですネ~。
この豪華女優陣に、映画初出演の中井貴恵を加え、まさしく『女王蜂』というタイトルピッタリに。
そして季節を秋と設定しているので、映画全体の色彩が赤(というか朱色)みたいな感じで、艶やかな印象がしました。
(鮮やかな紅葉はもちろん、開かずの部屋の扉の赤、茶会の日傘?の赤、そして赤い毛糸の玉などなども)


女王蜂1


【ペンダント】
今回も泣きのシーンの一つを書いてみようとおもいます。
それはケガを負った金田一 (石坂浩二) を神尾秀子 (岸惠子) が見舞いに行った場面。

見舞いにきた神尾秀子と金田一は、今回の事件のちょっとした話ををする。
すると金田一はなにげに、神尾秀子になぜ結婚しないのですか?と訪ねる。
神尾秀子は苦笑しながらも、「私の愛した方の写真をお見せしましょうか」と言い、胸のペンダントを開ける。
そこには神尾秀子が遣え、ずっと世話をしていた大道寺家の一人娘、琴絵(萩尾みどり)の写真が入っていた。



ペンダントには琴絵の写真が入っている。
けれど実はその下には彼女が本当に愛していた、大道寺銀三 (仲代達矢) の写真が入っているでのある。
(それは最後に明かされるのですが...)
秀子の銀三への、深く静かに秘めた想い。

この秀子から銀三への一途な想いが、この作品のベースになっていたと思います。


女王蜂2


【君は間違っちゃおらんよ】
金田一シリーズはラストというか、エンディングのシーンが良いのが多いのですが、この『女王蜂』のエンディングはダントツに大好きです。

汽車に乗っている金田一耕助、バッタリと等々力警部(加藤武)にでくわす。
等々力警部は、金田一の手に持っている毛糸の玉を見て、神尾秀子の話をする。
それに対して金田一は、「どうも今度の事件の事は、自分の失敗だったようで...」とポツリと言う。
すると等々力警部は、「真犯人の事か?君は間違っておらんよ」と言葉をかける。
ビックリする金田一。
意味ありげな表情をし「金田一君、また会おう」と言いって、等々力警部は去って行く。
金田一はその後ろ姿に対して軽く頭を下げる。
そして映画は、落ちた毛糸玉のアップで終わる。


もうこの最後のシーンは本当に好きなんです。
多くの殺人が起きたこの事件も、大道寺銀三と神尾秀子の死によって終わる。
そして映画全体が、悲しさというか、感傷的な気分に包まれる。
その感傷的な気分が、等々力警部の「君は間違っておらんよ」という一言で一気に吹き飛び、そして全てが救われたような気がしました。


女王蜂3

+++++++++



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Last updated  2010.03.20 12:50:09
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Re:女王蜂(12/16)  
MIDORIママ  さん
女王蜂は中井貴恵さんの大胆なヌードが話題になった映画でしたよね?
実は観た事がないんですが・・(笑)ゴージャスな映画だったと想像されます。
丁度30年前の映画なんですね。
岸さんも仲代さんもまだまだ若かったんだろうなぁ。(その頃の私も若かった・・・?)
今回の絵、岸さんの華やかでチャーミングな感じが良く出ていますね。
当時は今よりちょっとふっくらされていたのかしら? (2008.12.16 17:41:43)

Re[1]:女王蜂(12/16)  
紙市  さん
MIDORIママさんへ

残念ながら、中井貴恵さんのヌードというのは無かったです。
襲われてあわや!というシーンはありましたが、襲った人物は殺されてしまいました(笑)

岸恵子さん、現在よりはたしかに少々ふっくらという感じかも。
この金田一シリーズでの岸さんは、本当に良かったです。
前回紹介の『悪魔の手毬唄』と今回の『女王蜂』は、岸恵子さんの映画と言ってもいいかもしれません。
岸さんの白い肌、顔半分を覆うような黒い影、そして浮かび上がる真っ赤な唇。
市川崑監督の映像センスが光ってました。 (2008.12.17 12:54:06)

紙市さんへ  
MIDORIママ  さん

Re:紙市さんへ(12/16)  
紙市  さん
MIDORIママさんへ

いや~、よくあることですよ。
自分なんかこの映画はこんなに良かったと心の中で膨らませすぎて、見直した時シラ~っとなることしばしばです(笑) (2008.12.18 12:53:40)

口紅に、ミステリー…?  
じん2ND  さん
市川監督の金田一シリーズの中でも地味な印象の本作ですが、ロケ地映像の美しさが光ってますね。
紙市さんも挙げてらっしゃる紅葉もその一つです。
もの悲しい音楽も良いです。

金田一がその鋭い洞察力と行動力で事件の真相にたどり着くと、決まって犯人の背負った深い悲しみや傷ついた苦しみを暴くことになってしまう。
金田一本人も、事件の後でそんな自分を悔いる事もあるんじゃないでしょうか。
等々力警部のセリフにはそんな彼の心情に対する救いの意味があるようにも思います。

そんな優しさが余韻を残すあたりが、このシリーズを単なる猟奇殺人ものとは一線を画したものしていると思います。 (2008.12.21 18:04:56)

Re:口紅に、ミステリー…?(12/16)  
紙市  さん
じん2NDさんへ

確かに金田一は優しすぎるんでしょうネ。
犯罪を憎むという態度ではなく、どこか犯人に同情してしまうような金田一。
事件を解決した時には、彼もまた傷ついてしまっている。
そういう優しさが金田一の魅力の一つなんでしょう。

音楽、良いですネ~。
オープニングのスピード感あるタイトル曲、そしてラストの本当にもの悲しい音楽。
この物語をより盛り上げていると感じました。 (2008.12.22 12:56:24)

Re:女王蜂(12/16)  
近代浩介 さん
いまだに金田一耕助シリーズの虜の56歳(男性)です。総合的に一番好きな作品は「悪魔の手毬唄」なのですが、自分も「女王蜂」のラストシーンは全作品の中でダントツに好きです。主様が言っておられるように全てが報われた気がするのと、加藤武さんの表情の素晴らしさ、何にも代え難いシーンです。劇中では金田一耕助を「きみ(君)!」と呼んでいた加藤さん演じる等々力警部が、最後に「金田一君、また会おう!」と言って去っていく…。ホントに名シーンです。まだ観た事がない方々にも是非おすすめしたい、そんな作品ですよね。 (2019.07.15 16:09:28)

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