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村長の家に入ると、大人たちが長老を囲んで何か会議をしているらしかった。パパとママの姿も見える。ふいに飛び込んできた私を一斉に見た彼らの顔は暗く、表情が事態の深刻さを物語っていた。
「プッチニア!」
「すいません、お邪魔します。」
「どうやってこの村に入れたの?まさか・・・結界が?」
ママが声を潜めて聞いた。
「宅配天使の人に送ってもらったの。そんなことより、どうなってるの?炎が・・・。」
「今それについて話し合っていたんだ。プッチニア、お前は家に戻って待っていなさい。」
「パパ。私、何かの役に立てないかと思ってここに来たの。お願い、話に参加させて。」
「馬鹿を言うんじゃない。駆け出しの冒険者のお前に何が出来るというんだ。」
「でも、じっとなんてしてられなかったの!一体何があったの?スルタンさんは人間に襲われそうになってるし、聖なる炎は小さくなってるし・・・。」
話しながら興奮して涙が出てきた。
「ハンス。お前の言うことももっともじゃが、プッチニアの気持ちが有難いではないか。こうして遠くから駆けつけて来てくれたんじゃ。それにたくさんの人間が知恵を出し合った方が良い結果を生むかもしれん。」
長く蓄えた白い髭をもそもそと揺らして、村長が言った。
「とりあえず、何が起こったか、話してやってみてはどうじゃ?このままでは帰るに帰れないであろう?」
「分かりました。」
パパは深くため息をついて、話し始めた。
「各地で炎属性のモンスターが暴れだしているということは聞いたか?普通モンスターは街には入らない。出入り口が警備されているというのもあるが、人間のテリトリーには入らないという暗黙の了解のようなものがあるのだ。彼らが攻撃をしかけるのは、我々が彼らのテリトリーに侵入したときだけ。一般に思われているほど、モンスターが分別のつかない生き物じゃないということは知っているな。」
「うん。」
「しかしここのところ、街の中にいきなりモンスターが出現して暴れるという事件が多発しているらしい。すぐに始末されてしまうことを恐れてか、冒険者が多く集まるブリッジヘッドやアリアン、ブルネンシュティグのような大都市には姿を現さない。もっぱらバリアートのような小さな街を狙っているらしい。深夜突如として炎を吐くモンスターが暴れて民家や畑などが焼かれてしまい、怒った民衆がああやって詰め掛けているというわけだ。」
「どうしてそれがスルタンさんのせいになってるの?」
「一匹や二匹が紛れ込んだというのなら、そんなことにはならないだろう。しかし数十匹のモンスターが街に侵入するというのは異常事態だ。組織的にやっているとしか思えない。それが全て炎属性となれば、炎の聖獣である彼が疑われるのは仕方が無いのかもしれない。」
「そんな!スルタンさんがそんなことするわけ・・・。」
「もちろん私たちは彼を信じている。しかし、この村以外の人間にとっては彼とモンスターとは大して違わないんだ。ただただ恐ろしい存在なんだよ。」
「ひどい・・・。」
「彼は聖なる炎の化身。その彼が赤山に結界を張るのに力を使っているために、聖なる炎が弱まっているんだ。」
パパは悲しそうに顔を伏せた。どうしてよいのか分からないと困惑しているのが伝わってくる。
「だいたいの状況は分かったかな?」
村長の優しそうな小さな灰色の目の中に私とここに集まる皆が写っている。こんなときでも冷静に淡々と話すこの老人の声に、少し勇気づけられた。
「はい。」
こっくりとうなずいた。
「炎のモンスターたちの暴走を止めなければならない。しかしその方法がわからないのじゃよ。彼らの襲撃の理由も分からないのではな。」
確かにどこから彼らが来て、どうしてこういう行動をとるのか。それを知らなければ話にならない。
「赤山には、こちら側からも行けないの?」
「ああ、残念ながらこちら側の入り口にも魔力障壁が張ってある。」
スルタンさんに話を聞ければ、何か分かるかもしれないのに・・・。
「あの、村長・・・。私、調べてみてもいいですか?」
「ん?」
「どうやって彼らが街に入ったか、どういう行動をしたか。襲われた街の人に聞いてみれば、少しは何か分かるかもしれない。」
そうだ。まずは出来ることから始めてみよう。言っているうちにそうした方がいいと確信が沸いてきた。
「しかし・・・。そうした街では今、ロマの人間に風当たりが強いぞ。スルタンを守り神としているのじゃからな。」
「それくらいは覚悟の上です。ちゃんと調べて、スルタンさんの無実を晴らしたいんです。そうすれば、全部解決するんですよね?」
「確かにそうじゃが・・・。危険かもしれん。そんなことを子供のお前にさせるわけにはいかぬよ。」
「私は一人前の冒険者です。もしものことがあっても連理と比翼がいますから。」
「モンスター相手に引けはとらなくても、人間相手にはどうかな?刃を向けることができるかな?怒りに我を失った人間たちが敵になるかもしれないのじゃぞ。」
「それは・・・。」
「俺が一緒に行きます。」
声がした方を一斉に皆が見た。
「ウォル!」
⇒
つづき
「ラブコメになりそうな予感?」 そうコメントをくれた方がいました。
さあ、どうでしょうね・・・?(*´m`)ムプ
実はもっと大事なお役目がウォルにはあるのですよ(ΦωΦ)ふふふ・・・・
それはまた後ほど|・ω・`)
<鬼アチャへの軌跡>
昨日の深夜、エシェリキアのへっぽこさに同情した心優しいギルメンが心臓と油をプレゼントしてくれました。
ヽ(・∀・)ノ ワヽ(・∀・)ノ ワチョ♪ヽ(・∀・)ノ ワチョーイ♪

こんなにいっぱい!Σ(゚Δ゚*)
ありがとうございます。これで次回は暴れてみせます!ε=ヾ(*・∀・)/
<もてる>
プレゼントの量がすごいので鞄の空きを聞いてこられました。
![]()
鞄ガラスキで来たので持てますよw(*^ー゚)b
にゃ、にゃにおう????
その質問からそんな誤解はしませんが、聞き捨てなりませんね・・・(´゚3゚`)ムムゥ
モテモテに決まってるじゃないですか~~~~~(嘘
ちょ、そ、そこぉ!
笑うなwwwwwwwww!!!
(`゚д゚´)コルァァ!!
←後ろから抱きしめられた
ほら、モテモテでしょ?
´3`)´3`)´3`)´3`)´3`)´3`)´3`)ウフフフフフ
・・・。
書いててちょっと空しくなってきました(´д⊂)
ネタがないから小説第七弾~翼の行方編そ… August 21, 2009
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