nipparatの日記 囲碁 不思議体験 

nipparatの日記 囲碁 不思議体験 

Mar 10, 2005
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テーマ: 囲碁全般(752)
カテゴリ: 囲碁
前回の局面
 実戦で私は、以下のように星につけを打ちました。こーたさんの予想通りです。
実戦図
 ただ、これはやりすぎの危険もあり、TAUCさん推奨の 例図 のように、あてあてからカケツギが無難ですし白不満ないと思います。当初の黒のつけ切りも、問題かもしれません。また、実戦は白十分のサバキになったので、黒2では左辺の白石を上から当てるか、上に伸びて頑張る方が良い気がします。


 私もあてあては考えたのですが、あえて白1とつけて大サバキに行ったのは、理由があります。それは、相手がエイジさんだからです。エイジさんは、いつも序盤にすごく工夫を凝らしてくるのです。それにこちらも乗ってしまうと言うか、エイジさんと打つと一番面白い手を打たなければならない気持ちになってしまうのです。たぶん、エイジさんの方にもそういう感じがあって、悪いと思ってもつけ切ってきたと思います。これは、不思議な現象なのですが、どうしてもそうなってしまうのです。そうなってしまう人として、他に元東北大のエースKさんがいます。Kさんとの思い出は、また別稿で書きます。誰にもそうなってしまう相手がいるのではないかと思うのですがどうなんでしょうか。

 ところで、この碁は甲府で行われていた中部地方の最強戦予選の決勝戦で、乱戦の末に私が勝ちました。甲府大会は、戸田さんが経営する碁席本因坊で行われていました。戸田さんは、山梨碁界の算砂みたいな人です。海坊主みたいな外見ですごい貫禄ですが、気さくでやさしい人です。この大会での一番の楽しみは、戸田さんの奥さんが作ってくれる「ほうとう」が振舞われることです。大鍋でつくる本場のほうとうの味わいは最高で、特に寒い季節でしたので格別でした。ただ、昼食に出てくるのであまり食べ過ぎると次の戦いに差し支えてしまうので、ほどほどにしなければなりません。これに対して負けて観戦にまわった人は、あとはもう食べ放題ですから、ほくほくやりながら観戦しているわけです。これを見せつけられるのは、たまりませんでした。全部終わった後は、イカやビールが振舞われました。ゆでたイカを輪切りにして、しょうが醤油で食べるのは長野や山梨独特の料理みたいですね。
 この予選には、主に山梨、長野、静岡からの参加者が多いのですが、同県の人はなるべく散らばるようにしてあるので、県対抗戦のような雰囲気があるのも面白いところでした。
大概は、静岡勢が上位を占めてしまう事が多くて、「せっかくご馳走してるのに」などと冗談を言われたものでした。そんな思い出があるこの大会がなくなってしまったのは、残念です。





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Last updated  Mar 10, 2005 09:44:26 PM コメントを書く


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Comments

nipparat @ Re[1]:追悼 畑正憲氏(04/08) GO!さんへ  ぜひお楽しみください。今回…
GO!@ Re:追悼 畑正憲氏(04/08) 11/11にしずおか囲碁まつりでまた伺う予定…
GO!@ Re[2]:追悼 畑正憲氏(04/08) nipparatさんへ 久能山東照宮は行ってみ…
nipparat @ Re:追悼 畑正憲氏(04/08) あまり確認しておらず、返事が遅くなりす…
GO!@ Re:追悼 畑正憲氏(04/08) しばらくご投稿がなかったので、案じてい…

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