nipparatの日記 囲碁 不思議体験 

nipparatの日記 囲碁 不思議体験 

Apr 26, 2005
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テーマ: 囲碁全般(752)
カテゴリ: 囲碁
 よく、「囲碁なんて勝負事が趣味だと、趣味で余計にストレスが溜まりませんか?」と聞かれる。これは尤もな疑問であるが、答えはノーである。むしろ勝ち負けがはっきりしているからこそ、ストレスは溜まりにくいのである。負ければストレスは生じるが、自分の能力の問題だからスッキリしたストレスである。
 これに対して実社会では、邪道が通って王道が引っ込むような、理不尽な事態が生じることは頻繁にある。有無を言わさず結果が出る勝負事と違って、仕事などの実力や成果の評価も単純なものではない。悩み深いストレスが生じやすいのである。勝負事でも、実力以上に口が達者な人はいるが、メッキは簡単にはがれるので心配はない。

 確かチャーチルだったような気がするが、「世の中で一番面白いのは博打で勝つこと。2番目に面白いのは博打で負けること。」という名言がある。勝負事は、負けるのも面白いのである。負けがあるから勝ちの喜びが増し、勝ちがあるから負けても夢が見られるのである。負けてばかりと同様に、勝ってばかりでは面白くないのである。

 ここで、ふと気づいたことがある。最近碁会所に行くことがほとんどなく、碁を打つのはほとんどネットになっているが、それは時間の問題だけではないと思ったのだ。最近の碁会所では、きつい手合いで打たせてもらえることがないので、ほとんど勝ってしまうのである。これでは緊張感がない。また碁会所ではたいてい降段がないので、段が上がりすぎてしまい、負けてばかりで面白くない人もいるはずである。
 パンダネットでは、そうはいかない。常にぎりぎりのスリルが味わえるのだ。ただ、ネットによってはインフレ化したり、ランクのつけ方に問題があったりして碁会所みたいになっているところもある。

 碁会所やネット碁を面白くするには、おそらくすべての人が1勝2敗から2勝1敗ペースくらいの間に入るのが望ましいと思う。そのために、インフレ化を防ぐための降段制度が必要になるのだが、それを嫌う人や降段を恐れて打つのがいやになる人もいるのが問題である。ところが、最近それを避ける非常に上手いやり方を見つけたので紹介する。





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Last updated  Apr 27, 2005 10:23:05 PM
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Comments

nipparat @ Re[1]:追悼 畑正憲氏(04/08) GO!さんへ  ぜひお楽しみください。今回…
GO!@ Re:追悼 畑正憲氏(04/08) 11/11にしずおか囲碁まつりでまた伺う予定…
GO!@ Re[2]:追悼 畑正憲氏(04/08) nipparatさんへ 久能山東照宮は行ってみ…
nipparat @ Re:追悼 畑正憲氏(04/08) あまり確認しておらず、返事が遅くなりす…
GO!@ Re:追悼 畑正憲氏(04/08) しばらくご投稿がなかったので、案じてい…

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