nipparatの日記 囲碁 不思議体験 

nipparatの日記 囲碁 不思議体験 

Aug 12, 2005
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カテゴリ: 囲碁
 ブログらしく、本日は おさま先生の日記

 実は私は、日本棋院に一度だけ投書したことがある。もうだいぶ前のことである。棋道誌に、ある有名作家K氏が登場してプロ棋士と対戦したり、棋道誌への提言などすることがあった。
 プロは強すぎるからと、手合い違いにたくさん置石を置いて圧勝する碁が載った。また彼の提言は、「棋道にはプロの棋譜が多すぎる。プロの棋譜なんて、アマが見てもわからないんだからあまり役立たない。アマの碁をどんどん載せて、プロが解説せよ。」というような内容であった。発言力のあるK氏の発言であり、そんな風になるような雰囲気を感じた。

 実際は当時の棋道は、棋士の棋譜がたいへん少なかった。読み物や講座、タイトル戦のじっくり解説が中心であった。田舎に住んでいた私は、それに元々たいへん不満を持っていた。
 プロの棋譜に飢えていたのである。もっともっと棋譜を見たい。しかし、見る機会がない。今のように、インターネットで棋譜がいくらでも落ちている時代ではなかったので、棋譜はすごく貴重だったのだ。そう言えば、最近新聞の棋譜を切り抜いてホッチキスで留めて棋譜集にしている人をあまり見なくなった。以前はみんなそうしていたものである。



 それが、効果があったかどうかは知らない。もしかしたら、同じような意見が殺到したのかも知れない。ちょうどそのころから、棋譜だけたくさん載せた付録がついたり、本編中にも棋譜だけ集めたページができたりするようになったのである。碁ワールドになってから再び極端に棋譜が減ったが、最近はネットがあるので苦にはならない。

 次にプロ棋士のブログの話。
 プロ棋士のブログが増えれば良いと思うし、特にタイトル戦に出るような棋士の臨場感が伝わるような内容を読みたい。
 ただ、なかなかに難しい面もあるであろう。つまり、自分の仕事に関することを書くことの難しさである。よほど神経を使わないと、ちょっとした事でも内外から批判が出る可能性がある。しかも、棋士の世界は狭いからなおさらである。

 あまり気を使うと、苦味のない当たり障りのない内容ということになろうが、それでは面白くない。実際才女の梅沢プロのネット上の読み物を見ても、それほど面白いとは感じない。その辺を乗り越えて面白いブログを書く棋士の出現を期待はしたい。
 しかし、個人が特定しにくく、同じような効果が得られる方法がある。それは、囲碁ファンのブログにプロ棋士がネタをどんどん提供することである。(お待ちしています。)





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Last updated  Aug 13, 2005 12:31:37 AM コメント(8) | コメントを書く


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Comments

nipparat @ Re[1]:追悼 畑正憲氏(04/08) GO!さんへ  ぜひお楽しみください。今回…
GO!@ Re:追悼 畑正憲氏(04/08) 11/11にしずおか囲碁まつりでまた伺う予定…
GO!@ Re[2]:追悼 畑正憲氏(04/08) nipparatさんへ 久能山東照宮は行ってみ…
nipparat @ Re:追悼 畑正憲氏(04/08) あまり確認しておらず、返事が遅くなりす…
GO!@ Re:追悼 畑正憲氏(04/08) しばらくご投稿がなかったので、案じてい…

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