前回の局面からの進行は以下。
実戦図

黒1は打つ必要はないが、以下黒5が決め手。5が上下の白に利いているのだが、上の利きは実戦だと見落としそうな面白い形。(黒3では、おそらくもっと簡単な手があるが後述)
参考図1

実戦は白が上を受けて右下白石が取られたのだが、右下を助けると上図のように劫になる(白ヌキに突っ込み)。4の切り込み一本が珍しい筋で面白い。
詰碁として出されればそれほど難しくないかも知れないが、実戦の秒読みであっさり読んでいるのは、プロだから当然とは言えさすがに鍛えが違う。
参考図2

後で考えると、黒は上の参考図でも手になっている。これなら下がりの利きは分り易い。黒から無条件の利きで、地も少し得に思うが、より華麗な手で観戦者を驚かせようとしたのかも知れない。
シチョウで取ってしまい困った話 Aug 22, 2018
知って損はない!プロ常用?ハメ手の話。 Jan 13, 2018 コメント(2)
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