以前将棋のアマチュアの全国大会にパソコンソフトが参加して、少し勝ち進んだという記事を読んだ。もうソフトがかなりのレベルになっていた時代の話で、洒落ではすまないひどい話で、将棋界の人ってどういうセンスしてるのかと思った。頻繁に出ている人はともかく、一生に一回の記念の大会という人だっているはずだ。それが、勝敗はともかくソフトと打たされるなんて・・・
ところで韓国でプロになれなかった元研究生が関西棋院への入段を目当てに来日して、一般アマ棋戦に出るという流れが加速している様子。何かの仕事のためでなく、碁のために来日してすぐアマ棋戦に参加して優勝する構図には違和感を感じる。
かつてアマ4強が活躍していた時代も、地方の代表とは圧倒的な力の差があったけれど、一生の一回の対局で負けても「あの~さんと打てた。」という大きな記念になったはず。突然来日する名前も知らない人とは全然違う。東京の人はさらに深刻だと思うが、どうなんだろう。
彼らに文句を言うつもりは全然ない。希望の道を求めて必死のはず。また、ホン・マルグンゼムさんと会って印象が大きく変わった。例え自分の生まれた国でなくても、囲碁の指導者として生きて行くという強い思いに触れたからだ。日本で日本人の代わりにたいへん貴重な仕事をしている。新たに来ている人達も同じなのだろうか。
新聞社も頭を悩ましているのだろうか?少なくとも関西棋院は韓国の元院生を受け入れるなら、強いのは分かっているんだから日本のアマ棋戦の成績を受験資格にする必要は全くないはずだ。
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