2000 年の沖縄のIさんとの対局。私の黒番で蟹の目布石を試みたが、右辺で 3 手も手抜きされて困ってしまった。
実戦図
1

ただその後白にも疑問手が出て、かなり寄り付き以下の局面では逆転したようだ。実戦は、黒
4
から下辺になだれ込んで生きたのだが、この後白から寄り付かれてしまった。
実戦図 2

以下 1 から大きく捨石にして先手を取って上辺に回れば、下辺全部白地になっても黒に残っていた。これは思いもよらず、攻め合い負けの時点で読みを打ち切ったと思う。
実戦図
3

以下の局面となり、白 1 が強烈。
実戦図 4

それでも何とかしのいで以下の局面になったが、時間に追われて下辺に手入れしたのが敗着となった。
実戦図 5

参考図のように、上辺黒 1 に回り、下辺は死なず黒勝ちだった(黒 7 は一例)。目を取る前に白 7 の所を決めても、その下方の穴があって黒を取れない。今振り返ると難しい手ではないが、頭が飽和状態だったかも知れない。変則布石から珍しく勝ちが見えていたので残念譜だ。
参考 図 6 
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