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2012年01月19日

豪華客船を沈没させた異常な船長

(2)

テーマ：気になったニュース(31976)

カテゴリ：船舶・navy

イタリア中部ジリオ島沖500mで大型クルーズ船「コスタ・コンコルディア号」が2012年1月13日午後8時ごろ、座礁、浸水、転覆。

　乗客・乗員約4,230名。

＜ボーネルンド＞ Siku（ジク）社輸入ミニカー1720 クルーズ客船

　地元で「インキーノ（お辞儀）」と呼ばれている恒例の島へのあいさつが原因とされる。

　島付近を通るクルーズ船の多くが、サイレンを鳴らして島民へあいさつをしており、照明された船を陸地から見るのは素晴らしいショーであったとジリオ島のオルテッリ市長は語っていた。

　日本人乗客は43人おり全員無事避難できたことが14日までに確認された。

危険な航路を選び、避難誘導よりも自身の脱出を優先させたフランチェスコ・スケッティーノ船長（52）による「人災」が疑がわれている。

豪華客船/クルーズ/3D立体パズル（36ピース）/Ocean Legend】●

伊の豪華客船事故、捜索を続行行方不明の22人
　2012年1月18日共同通信
　【ローマ共同】
　イタリア中部沖で起きた豪華客船コスタ・コンコルディア（乗客乗員約4200人）の座礁事故で、沿岸警備隊は18日、船に乗っていて連絡が取れていない行方不明者22人を引き続き捜索した。
　地元の事故対策本部は17日、行方不明者の数が29人から22人に減ったと発表。
　16～17日に計6人が遺体で発見されたことに加え、ドイツ人1人の生存が確認されたため。

「タイタニック号」で振舞われていたワイン　トラベーナ・ウルツガルテン　カビネット［2010］750ml

1月17日に公開された、船長とリボルノ港湾当局との交信記録

　港湾当局：「今どこにいるのか、逃げ出したのか」
　船　長　：「私と司令官は…その…います」
　港湾当局：「乗客を置き去りにして救命ボートに乗ったんだな」「自分だけ助かろうなんて許さない。後悔するぞ。船に戻れ！」
　船長　　：「ちょっと待って下さい」
　港湾当局：「船に戻ると約束して下さい」
　港湾当局：「船で指揮をとれ！　拒否するのか」「これは命令だ！」
　船長　　：「真っ暗で何も見えません」
　港湾当局：「だからどうしろというんだ？　暗いから家に帰りたいとでも？」
　港湾当局：「船に戻って、何ができて、何人が船にいるか、何が必要か報告しなさい、今すぐにだ！」
　港湾当局：「何をしている？救助を放棄するつもりか？」
　港湾当局：「船長、君は助かったかもしれないが、この責任はちゃんととってもらうからな」
　船長　　：「ああ…そんな……。死人は何人出ているんだ」
　港湾当局：「こちらではわからない。君が知っていなければならないことだぞ」

　船長が正気だとは思えない。

　欧州のマスコミ、ネットでは船長の一連の行動に対して日を追って批判が高まっている。

　事故当時「船長はブロンドとブリュネットの2人の女性を連れてレストランの各テーブルをまわり、窓からの景色を見せていた。」、「事故が起きた後、船長は普通の乗客と同じように、船から逃げた。」との乗客の指摘もある。

コスタ・コンコルディア (Costa Concordia)

　コスタ・クルーズが運航しているクルーズ客船、コンコルディア級の1番船。

　2006年6月30日、イタリアのフィンカンティエリ社のセストリ・ポネンテ工場で竣工。

　船価は5億6,500万ドル（当時の為替レートで約650億円）。

　7月9日、就航。

　全長 290.2 m
　幅 35.5 m
　吃水 8.2 m
　主機ディーゼル・エレクトリック
　出力 61,000馬力（推進出力）

　最高速力
　船客定員 3,000名（最大 3,780名）
　乗組員 1,090名

　「もうすぐ船が島のすぐ近くを通る」
フェイスブックで「暴露」された事故原因
　2012年1月17日　J-CASTニュース
　イタリアの豪華客船「コスタ・コンコルディア」の座礁事故は、徐々に原因が明らかになってきた。
　船長が、本来の航路から外れてジリオ島に極端に船を近づけたために岩礁に乗り上げた可能性を指摘されている。

　島に接近した理由は、船長が「島民に挨拶する」ためだったと伝えられた。
　SNS「フェイスブック」には、乗務員の男性の妹が事故の30分前に「もうすぐ船がジリオ島に近づいてくる」と書き込んでいたようだ。

　…（略）…

　別のイタリア紙「レプブリカ」（電子版）は、ジリオ島に近づいた際に船長が給仕長を呼び、

　「こっちに来て見てごらん。君の島だ。ジリオ島のそばに来たよ」
　と声をかけたという目撃談を伝えている。
　加えてスケッティーノ船長は、以前船長を務めていたジリオ島在住の男性にも「挨拶」するため、汽笛や照明を使って知らせようとしていたという。
　当の元船長は記事内で「自分は知らない」と話しているが、これらが事実であればスケッティーノ船長が「私用」で航路を勝手に変更した結果、重大な事故につながったことになる。

　…（略）…

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最終更新日 2020年04月14日 14時40分20秒
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■コメント

Re:豪華客船を沈没させた異常な船長(01/19)

タカ母さん

自分のちょっとした「見栄」のために、人命まで犠牲にした、この船長・・・。

タイタニック号の沈没の際、船長と共に、楽団が最後まで「主よ、身元に近づかん」を演奏ていた・・・という話を知らなかったのでしょうか？？

(2012年01月19日 22時39分36秒)

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Re[1]:豪華客船を沈没させた異常な船長(01/19)

Ta152R さん

タカ母さん

コメントありがとうございます。

＞自分のちょっとした「見栄」のために、人命まで犠牲にした、この船長・・・。
＞タイタニック号の沈没の際、船長と共に、楽団が最後まで「主よ、身元に近づかん」を演奏ていた・・・という話を知らなかったのでしょうか？？
-----

妻と娘が大好きな、映画『タイタニック』ぐらいは見て欲しいものです。
船長、機長に人格適性検査が必要な時代になってしまったのでしょうか。
客より先に逃げ出したこの船長は、いつでもいる例外的存在と思いたいです。 (2012年01月20日 07時03分23秒)

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