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2015年02月24日
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カテゴリ: 自動車

 ホンダは2月23日、今年6月の株主総会で八郷隆弘常務執行役員(55)が社長に昇格する人事を発表。

 伊東孝紳社長(61)は取締役相談役に就任予定。


 2013年9月発売のフィットのハイブリッド車(HV)は翌10月からの1年で5度のリコールを実施。

 年度初めに6車種の新型車発売を予定していたが、品質管理を徹底するため計画が遅れ、4車種投入にとどまった。

 国内販売計画を2度見直し、103万台から82万5000台に下方修正。

「開発現場には相当負荷があったのは間違いない」と伊東孝紳社長は一連の品質問題を総括し役員報酬を一部返上。



 そこにタカタ製エアバッグの欠陥問題が追い討ちをかけた。



 米国ではホンダ車の死傷事故の当局への報告漏れも重なり、ホンダブランドの信頼は大きく傷ついた。

 1月24日、北米アコードのエアバッグを豊田合成に発注したことが報道された。



【ホンダの品質問題】

2013年
 9月 新型「フィット」発売
10月 フィットのハイブリッド車(HV)でリコール
12月 フィットHV、2度目リコール

2014年
 2月 フィットHV、3度目リコール。出荷を一時停止
6月 日米などでタカタ製エアバッグの欠陥を原因としたリコール拡大

10月 フィットHV、5度目リコール。伊東孝紳社長ら役員報酬一部返上
14年度の国内販売計画を下方修正(103→93万台)

11月 米当局への死傷事故報告漏れ発覚
 米当局がタカタ問題でリコール対象を全米に広げるようタカタや自動車メーカーに要求
12月   タカタ問題で全米へのリコール拡大を表明

 1月 事故報告漏れで米当局への民事制裁金支払いに同意
国内販売計画を再度下方修正(93→82.5万台)


 2015年2月23日、本田技研工業社長交代を発表。



 八郷隆弘氏はホンダの研究開発部門である本田技術研究所の社長、本社での取締役を経ずに本田技研工業の社長に就任。

 本田技術研究所の社長未経験の社長は本田技研初。

 「温和で調整型」という話が伝わるが、もし本当ならそちらも本田技研初ではなかろうか。

 伊東社長は米国を経験。

 八郷常務執行役員は中国を経験。

 取り巻く環境の違い、大企業となったホンダの舵取りの行く末のいったんが見て取れるように思える。

自らを信じ、それに徹すること…それが新「CR-V」開発のすべて。
 HONDA PRESS INFORMATION FACT BOOK

 八郷次期社長の2001年時点の趣味は、サイクリング、F-1やオールドカーなどの模型製作、読書(とくにミステリー)。

 F-1マクラーレンへのエンジン供給が「趣味」にならないことを切に願う。





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最終更新日  2015年02月24日 06時46分47秒
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