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2015年12月26日
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テーマ: 日常の雑談(3087)
カテゴリ: 政について

 戦争は外交の一手段である。

 外交では「敵の敵は味方」の論理が現在でも常識。


 フランスを混乱に陥れた「イスラム国」の最大の資金源は、シリアやイラクで占領した油田の販売から得られる収入。

 採れた物(資源)は売らなければ金にならない。


 イスラム国の石油を輸送、販売していたのは、ロシア機を撃墜した国であるトルコのエルドアン大統領の長男の会社。

 「イスラム国」の原油を買っている相手は日本の「三井石油」。

 原油を日本まで運ぶタンカーも長男の会社「BMZ」が所有。





ロシア軍機撃墜は背信行為
プーチン氏トルコを強く非難
 2015年 11月 25日 ロイター

 …(略)…

 プーチン氏は「『イスラム国』の支配地域から大量の石油や石油製品がトルコ領内に持ち込まれていると、われわれはかなり前に明らかにした」と指摘。

 「米国側と、空の事故に関する警告を相互に行うとの合意にわれわれは署名し、トルコは米側陣営の一員としてテロリズムと戦っているとしてきた。にもかかわらず、われわれは裏切られ、(他国と同様に)テロリズムと戦うわれわれの機体が撃墜された」とし、怒りをあらわにした。

 …(略)…


 プーチン大統領は、トルコによるイスラム国の石油密輸の秘密を守るために、ロシア機が撃墜されたと主張している。

 11月23日、米国防総省は「米軍機が11月15日と21~22日にシリア東部と北部ではじめて石油輸送トラックを攻撃、399輌を破壊し、ISの資金源に大打撃を与えた」と発表した。

 作戦名は“Operation Tidal Wave II”。

 11月13日に発生したパリの同時多発テロのためか、米国は「はじめて」イスラム国の石油輸送トラックを攻撃。




イラクが捕虜にしたイスラム国兵士は「イスラエル軍の大佐」だった
=高島康司
 2015年12月13日 MONEY VOICE

 日本では、重要な事実がほとんど報道されなくなっている。例えば我が国の主要メディアは、先週行われたプーチン大統領のブリーフィングの具体的な内容を伝えていない。そのようななか、イランの政府系メディア『FARSニュース』が興味深い事件を報じた。イスラエル軍の将兵が「イスラム国」に参加している可能性である。(未来を見る! 『ヤスの備忘録』連動メルマガ/高島康司)




 イスラエル軍将兵が「イスラム国」に参加、ロシアと不測の衝突も?

 「悲願」達成に向け突き進むイスラエル

 いまアメリカを始め、欧米諸国と有志連合諸国が「イスラム国」を実質的に支援しているが、前回はイスラエルが「イスラム国」を支援している理由と実態について詳しく解説した。

 以前の記事でも解説したように、イスラエルは、1967年の第3次中東戦争で実効支配したシリア領のゴラン高原を拠点に「イスラム国」を支援している。

 この地域にあるイスラエル軍の病院で「イスラム国」の戦闘員の治療に当たっているほか、イスラエル軍屈指の特殊部隊である「ゴラニ歩兵大隊」を通して、「イスラム国」の司令官や幹部クラスを訓練している。次の大規模な攻撃の目標がエジプトになるので、これに対応した訓練である。


 …(略)…





 2014年、イスラエルが実効支配しているシリア領のゴラン高原で、複数の大きな油田が発見された。

 イスラエルが「イスラム国」を支援する一番の理由は、ゴラン高原に埋蔵される石油資源。




 ゴラン高原の領有を強く主張するシリア・アサド政権の敵のひとつはイスラム国。

 アサド政権打倒は、イスラエルのエネルギー資源自立につながる重要事項。


 米国はもともと石油資源を握る中東の王族と親密。

 「イスラム国」は石油資源利権を一手に握る王族の敵。






 ロシアはNATO加盟国であるトルコとすぐに事を構えるようなことはしないと信じたい。

 ロシアとトルコが開戦するなら、第三次世界大戦を導く事態。




 一方、様々な支援を続けてきた米国政府の姿勢は、イスラエルを見捨てつつあるかに見える。 

 シリア・アサド政権は中東諸国から見捨てられた。

 アサド政権の後ろ盾が見えない情勢は、イスラエルにとって絶好の好機。

 シリアの反政府勢力の主体はイスラム国とアルカイダ系のヌスラ戦線とその同調者。

 アサド政権を倒すだけでは、シリアの内線は終わらない。




 中東でドンパチやっている間、中国は東アジア、東南アジアの海洋覇権を握ろうと蠢く。


 イスラム国を巡る情勢は、さらに混沌としている。





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最終更新日  2015年12月26日 06時58分30秒
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