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2015.11.01
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カテゴリ: 熱帯魚
ヒラマキガイ
我が家の水槽でコケ取りする生餌として長年勝手に住み着いているヒラマキガイは、一見すると右巻きですが、実は左巻きです。

巻貝の巻き方向の定義は、貝殻の尖った側の中心から外側に向かってなぞったとき、時計回りなら右巻き、その反対が左巻きです。

巻貝の多くは、殻の尖った方を背側に向けているのですが、なぜかヒラマキガイは腹側に向けています。
ヒラマキガイの貝殻は上下どちら側も凹んでいるので、非常にわかりずらいのですが、先端を腹側に向けています。

上のヒラマキガイの写真は、貝殻の尖った方をカメラ側に向けていることになります。
このまま貝殻の中央から外側になぞると、反時計回りになりますので、ヒラマキガイは左巻きということです。

「左ヒラメ、右カレイ( だり ラメ、ミギカレイ)」みたいに、「ヒラマキガイは左巻き( だりまき)」と憶えましょう。

なお、この手の淡水貝類は様々な寄生虫の中間宿主となる場合がありますので、基本的には、飼わない方が無難です。
ヒラマキガイ科(Planorbidae)では、Bulinus属やBiomphalaria属による住血吸虫の媒介が知られています。
我が家の水槽にいるヒラマキガイの細かい種名までは不明ですが、少なくともそれらの属ではなさそうです。

かつて日本でもミヤイリガイの媒介による日本住血吸虫症(肝硬変や脳梗塞の一因になる)が問題となっていた時代がありました。
日本は世界で唯一住血吸虫症を根絶した国ですが、ミヤイリガイは絶滅しているわけではないので、油断は禁物です。
住血吸虫は皮膚から侵入して寄生するため、ミヤイリガイの生息する場所の水に触れてはいけません。





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Last updated  2015.12.26 20:37:04
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