全24件 (24件中 1-24件目)
1
お元気ですか?皆様・・芸術の秋でございますね。 時には、文芸っぽい映画など・・いかがでしょうか? 「ロミオ&ジュリエット」 1996年 アメリカ監督 バズ・ラーマンレオナルド・ディカプリオクレア・ディーンズ ほか 感想 ↓ ジュリエットより More美 なロミオ 多くの方が正直、そう感じたのではないでしょうか? 圧倒的に美しい映像と、永い間、世界のいたるところで語り継がれているシェークスピア のストーリーの完成度を考えると・・・・ どちらが美しい!などと言っているのは、ただのジェラシーなのかも?しれませんが。 若いレオとクレアは驚くべき仕事ぶり。今、見直してみても自然でいて力強い演技力 には引き込まれる以外の何物でもありません。 絶妙な間のとりかた、ラスト近くの泣く演技にいたっては・・・ 演技じゃないでしょ!!! 強調 ””絶対に愛していなければ、こんな表情出せないぞ~”” と思えるほどの素晴らしさ。 若干22歳と17歳のお坊ちゃまとお嬢ちゃんが、ここまで出来るのですね。 本当にたいしたものです! 古典物が苦手な方も、現代風にアレンジされたラーマンエッセンスが めいいっぱい振りかけられた、この悲劇ならドスンと胸に飛び込んでくること保障します。 目の保養と高尚な文学に触れた気になれたことに、感謝するかもよ? はぁ・・レオ素敵、水に濡れても・・やっぱり・・・天使級なあの頃~ Nobubu的心を射られた度(5弓満点中)
2009.09.17
皆様にもおありでしょう・・絶対的な愛の歌。 「ボディ・ガード」 1992年 アメリカ 監督 ミック・ジャクソン 出演 ケヴィン・コスナー、ホイットニー・ヒューストンほか 感想 ↓ 久々に鑑賞しました。絶対的に名作です。 映画の中でも絶頂期と言われていた、歌手レイチェルことホイットニー。 今考えても、本当に実生活でもこの頃が絶頂期だったのではないでしょうか・・ 画面からほとばしる才能と煌きは、下手な女優よりずば抜けています。 そして、好きにならずにいられない! ボディガード・・ケヴィン。 やや、ごっつくなった感のある時期ですが、役柄もあるしね~ オッケ~、OK。 守られるか、愛されるか? 女性としては・・究極の選択。 えっ~~~両方じゃぁ駄目かしら!!!!!!!と叫び続ける黄昏時。映画に夢中になり すぎて・・洗濯入れ忘れてました。(泣) もう100%のキャスティングだ!と・・再度鑑賞してみて、改めて感じます。 挿入歌である「I will always love you」が一人歩きしてしまった感じはありますが・・ 映画をじっくり見ると、歌詞の伝えたいところがホイットニーの歌唱力に後押しされて 染みること、染みること~ 芯まで響くこと。 やはり、人生は経験。 そして辛い愛も全て自分の足跡。 間違いなく、私の中の名作です。 善悪もはっきりしていて、いちゃもんのつけようがないです。 それに・・あの歌聴けただけでも・・100点でしょう! しかし、イカすボディガード ケヴィンの心の師がミフネだったとは・・見逃してたわ!(笑) Nobubu的心を射られた度(5弓満点中)
2009.09.05
気が付けば~既に7月じゃぁありませんか! 今月はどんな色の月になるのかなぁ~ 明るい色希望ですが! 友人から借りた韓国映画、じっくりと鑑賞いたしました~ 「私の頭の中の消しゴム」 2004年 韓国 監督 イ・ジェハン 出演 チョン・ウソン、ソン・イェジンほか あらすじ ↓ お嬢様育ちのスジン(ソン・イェジン)と、愛に懐疑的なチョルス(チョン・ウソン)は 恋に落ち結婚する。2人はさまざまな困難を乗り越えて一層愛を深めていくが・・・ 感想 ↓ 日本のドラマのパクリ?と思っていましたが、映画のラストに”Pure soul”が元だと 明記されているそうです・・・ 私は日本のドラマを見たこともないので、全くなんの先入観もなしに 映画として鑑賞しましたよ・・・ 友人から借りた中国売り韓国版を見ました。(笑) 多くの方が 激怒っているシーン・・・お医者様の喫煙のシーン 確かに・・・「そりゃあ、ねーだーろーよ~」とは思いましたが それ以外は いたって良い映画だったと思います。 一行で感想を現すとするなら・・・こんな感じかな? 「全てが消える訳じゃない・・消しカスは残る」 日々、記憶を失っていく主人公スジン。彼女の頭の中の消しゴムは彼女の記憶を消し続けても・・ スジンが教えてくれたチョルスの心の空室には消しカスが・・・・・ 少しずつですが確実に積もっていくのだと思えました。 あの振ると舞い上がるスノーボールのように~ 若年性アルツハイマーを扱っているので、専門的な分野の方から見ると 甘ちゃんな病気の描き方かもしれませんが・・・罹ってしまった本人、周りの苦悩は 伝わってきました。 主役の2人の演技には引きつけられました。原題は 「A MOMENT TO REMEMBER」 スジンが「思い出した一瞬」に津波級に襲われる打たれ具合・・・ 愛しい人への懺悔的な想い、後悔、悲しみ、苦しみには私も飲み込まれそうになりました。 1秒1秒、素敵になっていくかのようなチョン・ウソンの表情も素敵でした。 泣かせ部分は確かに多いけれど・・邦画の映画の泣かせ方と違うような気がします。 無理なことはしない・・進行状況なのかな?韓国もの。 個人的には この泣かされ方は程よい感覚でした。 悪くはないよ、ほんと。 横で一緒に見ていた ナターシャが呟く・・・ 「冬ソナもそうだけど・・韓国映画って、意外とシビア~~~」 感情面でのリアリティがあるっていうことなのかも?しれませんね・・・ 結局・・2人して泣いてたわ・・・・・ある意味予想通り~
2009.07.02
外食の代わりに購入したDVDじっくり吟味いたしました。 ありゃ・・りゃ・・予想に反してお腹一杯(胸一杯)になったお話でした。 「年下のひと」 1999年 フランス 監督 ディアーヌ・キュリス 出演 ジュリエット・ビノッシュ、ブノワ・マジメルほか あらすじ ↓ 奔放で恋多き女性作家ジョルジュ・サンドと詩人ミュッセとの愛の葛藤を描いたドラマ。 1830年代のパリ。とある朗読会で、サンドは批評家から激しく罵倒される。 気丈に振る舞いながらも、動揺を隠せないサンド。その時彼女に話しかけ 優しく慰めてくれたひとりの男がいた。それは天才詩人ミュッセとの運命の 出逢いであった・・・・ 感想 ↓ 見た後の感想は以前レビューした「アンナ・カレーニナ」のソフィー&ショーン・ビーンのバージョン のに似ています。 あちらも異国へ旅したことにより二人に温度差が出てしまう・・ こちらも不穏の始まりは旅先から~そんな感じ。 旅先って普段の生活とは違う、一人なら何とか自分の手で全てに対処していかなければ ならないけれど・・恋人同士や夫婦同士だと相手にも求めすぎたりして 空気が変わってきてしまうのかもしれませんね。 成田離婚などが多いってことは、旅先での恋人たちの危険性は 過去も現在も変わらないってことなのかな・・ 話がそれてしまいましたが・・ 映画のほうはというと・・ぐっちゃぐっちゃ・・な心。 愛って 憎・疑・恐・求・棘 全部ひっくるめて愛なんだ~と思える内容でした。 破滅型の芸術家と愛をはぐくむって、本当に至難。 日々、形を変えてしまうように思える相手の存在。 一秒一秒変化してしまっているかのようなお互いの気持ち。掴めない証。 愛情を持続するのと同じくらい、いやいや それ以上に切り捨てることの難しさ。 年下の恋人って、若さもパワーも与えてくれるのかと思いきや・・ 振り回され、憔悴で疲れきりみなぎるパワーも情熱も若さも全て奪われてしまったかの ような主人公の姿は痛々しいほど。 ジュリエット・ビノッシュは名演でした。美しかったし。 破滅型男を演じたブノワも、エキセントリックで二人の演技には引きこまれました。 彼女が絶望の果てに得た愛が平穏であることを祈りたい・・・ そんな風に思えた映画でした。 主人公と同じく非常に疲れました。もうお腹一杯です。 それでも こういう描き方の愛、人間臭くって嫌いではないですが。 それに、憔悴してもいいや・・ブノワだからね。なんちゃって~
2008.12.01
ブロ友の浪漫的狼さんにタランティーノで何が好き?と聞かれてすぐに出たのはこの映画。 答えたとたんにまた見たくなってしまいました。 今朝も押入れに直行・・こころなしか、埃で喉がいがらっぽい・・ですが、 無事に古いビデオ見つけました。(笑) 「トゥルー・ロマンス」 1993年 アメリカ 監督 トニー・スコット「エネミー・オブ・アメリカ」「マイ・ボディ・ガード」 脚本 クエンティン・タランティーノ 出演 クリスチャン・スレイター、パトリシア・アークエット、デニス・ホッパー ヴァル・キルマー、ゲイリー・オールドマン、クリストファー・ウォーケン ブラッド・ピット ほか あらすじ ↓ クエンティン・タランティーノ脚本によるアクション・バイオレンス。 極限状態の中で生きる若い二人が織り成す愛と逃避行を描く。 ビデオショップに働く青年クラレンス(スレイター)は、ある日の誕生日 アラバマ(パトリシア)と出会う・・・・ 感想 ↓ 旬の勢いって凄い!!直球勝負、まったなしって感じです。 この脚本を売り、映画界にデビューしたタランティーノの熱い映画への想いが伝わってきます。 ここまで、旬の役者に演じてもらえたということは、映画人冥利に尽きるのではないでしょうか? とにかく、映画自体が魅力的です。スレータがイケテます。 今じゃぁ貫禄あるおっかさんミディアムのイメージが強いパトリシアが、 グラマラスでキュートです。 映画への憧れ、情熱を注ぎながら脚本をしたため、長い間ビデオ屋で働いていたタランティーノ。 映画の中のクラレスにその姿が反映されています。 好きなシーンはたくさんありますが、クラレスがパトリシアと出会う映画館、 上映していた映画が、ソニー千葉主演の映画っていうところにもしびれちゃいます。 黄色いひよこちゃんCMの親父、デニスも強い芯のある父親として登場します。 息子への父性愛にウルッときます。 タランティーノは母子家庭で育った人。ここいらへんにも自分の描く理想の父親像という のが映し出されているのかもしれません。 改めて見直すと、タランティーノ流の強烈なヴァイオレンス描写はあるものの、 この頃のタランティーノって、今よりもヒューマンな部分でのストーリー性が勝っていたような気も~ やはり初作の力、侮れません。 小汚いブラピ、冷血なウォーケン、義眼のゲイリー、クセありありな役者が目白押しですが・・・ この無鉄砲すぎる純愛。 胸を打ちます。個人的にはラストもこれで良かったと~ タランティーノの脚本のラストをトニースコットが変更したそう。 あっ、でもタランティーノのエンディングも、見てみたかったですね。 撮ってないのかな~あれば、もうひとつのラスト・・ って感じでお宝映像なのにね、タランティーノ損したかもよ・・・(笑) 役者、ストーリー、何から何までひっくるめてオススメです。 この勢いには、圧倒されます!! 最高さ~ クラレンス!!!
2008.07.10
--勝手に目の保養週間-- 2日目 「LOVES」 2004年 中国 監督 チャン・イーモウ 出演 金城武、チャン・チィイー、アンディ・ラウ他 あらすじ ↓ アジアの3大スターが結集し、唐王朝衰退期の中国を舞台に、運命に翻弄されながらも 真の愛を貫こうとする男女3人の切なくも美しいドラマ。 唐王朝衰退期の中国。捕吏の金(金城武)と劉(アンディ・ラウ)は“飛刀門”という反乱軍を 一網打尽にするため、その初代指導者の実の娘らしき盲目の芸妓、小妹(チャン・ツィイー) をだまし、軍のアジトに案内させようとするのだが・・・ 感想 ↓ 目の保養週間ですから・・絶対はずせません。 誰って?アンディじゃないですよ、武ですよ! た け し!!! これも、DVDを衝動買いしました。見るのは3回目です。 巷では、チャン・イーモウ監督の失敗作・・だなんだと言われていますが~ いえいえ、決して失敗ではありません。 突っ込みどころありますが、ストーリーの肝心なところ詰め甘いですが~(注1参照) (反乱軍はどうなった?!みたいな・・・・) でも、個人的には~ そんなの関係ねぇ~ (古っ) 竹、竹、たけ(し)の映像美、竹色のチャン・ツィイー、高貴な紫色の武、お線香色のアンディー 彼らの美しさもさることながら、衣装の美しさにも圧倒されます。 感情の移り変わりを細かに演じている3人の役者に魅せられます。 監督も語っていますが(特典でついてきたオマケDVDから仕入れました~ 笑) この映画のテーマは 愛 なんです。 いつ始まるか判らない感情。雷に打たれて始まってしまう愛もあれば・・ 慕い続ける愛も・・そして、愛するあまりに生まれてしまう愛憎というやっかいな感情も。 そんなこんながぐちゃぐちゃになり、でもやっぱり・・・・・・・・・ 人を愛することって、理屈ではないんだ! ということがビシビシと伝わってきます。 個人的には途中から泣いてますが・・ラストに向けて、気分は増幅して~ もう、爆発です。たとえ紅葉の山が一瞬で雪山になったとしたって~(注2 参照) いいんです、どんな背景だって! 愛はまやかしって言葉もあるくらいですから~ ふぅ・・ちょっと興奮して疲れました。 思わず力が入るアクションシーンの数々、役者(特にチャン・ツィイー頑張りました) の意気込み。白熱して、燃えていてこちらまでアチチです。 実体のないもの・・だからこそややこしいもの・・愛って でも確かなことは、1分先か10年先か~ もう過去?か・・ あなたもきっと打たれるでしょう!愛の稲妻にね! (なんか臭いレビューになってしまいました。 失敬) まだ見られていない方、アジアの宝石を見逃しちゃぁいけませんよ! 注1)映画が始まり、撮影の途中で重要な役を演じる予定だった女優さんが 結局、一度も出られることなく亡くなってしまったため、 彼女の出演を願いを込めて待っていた監督は、彼女以外の役者は考えておらず、 彼女がらみのお話は詰めの甘い結果に・・・なってしまったそうな。 注2)撮影地はウクライナ、長い撮影だったようで、想定外の雪の訪れの早さに一同唖然。 しかし、それまで撮影したフィルムもあり、本来なら緑をバックのシーンの予定が 急遽、雪をバックでの 危険なアクションシーンに変更。 結果・・鬼気迫る雰囲気と。静寂の中で蠢く愛憎模様・・雪だから良かった と思える映像に~でも、その切り替えが唐突と言われても仕方ない。
2008.07.01
しばらく前に衝動買いしたDVD。 大好きな映画なので、なかなかレビューが書けずにいましたが、ブエノスつづきということで・・・ 「ブエノスアイレス」 1997年 香港/日本 監督 ウォン・カーウァイ 出演 レスリー・チャン、トニー・レオン、チャン・チェンほか あらすじ ↓ 香港映画界の鬼才、ウォン・カーウァイ監督が男同士の切ない愛を描いた恋愛ドラマ。 惹かれ合いながらも、傷つける事しかできない男と男の刹那的な愛を綴ってゆく。 感想 ↓ 切ないまでの恋心、痛く張り詰めた心。愛は残酷、それでも愛を求めてしまうのは ひとときのやすらぎのためなのか・・ 性別は関係なく、これは 人を愛し傷つき心の痛みを抱えたことのある人、 もがきながら、傷が癒えるまでの苦しい時間を味わったことのある人なら きっと、染みる映画でしょう。 性別を超えて、胸に迫るものがあります。 今は亡きレスリー・チャンの身勝手な恋人ぶり、そしてその我侭に振り回される トニー・レオンに泣けます。 穏やかな微笑みで安らぎを与えてくれるチャン・チェンの存在感に癒されます。 アルゼンチンタンゴの物悲しい響き、二人の心を奏でているかのようなピアソラのメロディが 深くふかく染みてきます。 でも、ご注意を!傷心という閉ざされた心の引き出しを開けてしまうかもしれませんので・・ 二人でタンゴを踊るシーンで流れている曲が、♪ピアソラのTango Apasionado♪ 予告編はコチラ→ブエノスアイレス予告編日本語版
2008.06.07
3月も始まり、Discasから3月分のDVDが やっと到着!! 待ち遠しかったので、嬉しいな 「恋愛睡眠のすすめ」 2005年 フランス 監督 ミシェル・ゴンドリー 出演 ガエル・ガルシア・ベルナル、 シャルロット・ゲンズブール他 あらすじ ↓ シャイなステファン(ガエル・ガルシア・ベルナル)は 父の死をきっかけに、住み慣れたメキシコから母のいる パリへ帰郷する。 彼はアパートの隣に引っ越してきた ステファニー(シャルロット・ゲンズブール)に恋をするが、 なかなか思いを伝えることができずに、 夢と現実の世界を行ったりきたり・・・・ 感想 ↓ 監督は「エターナル・サンシャイン」のミシェル・ゴンドリー 「エターナル・サンシャイン」でも不思議で切ない 映像美をあますことなく伝えてくれたけれど、 この「恋愛睡眠のすすめ」でもミシェル監督の 持ち味が発揮されている。 夢と現実の境界線がかなりアバウトなので、 空想好き、絵本好きな人むけな感じ。 そういうお話が苦手な人には面白くないかもしれない。 個人的には、手作り感たっぷりの物たち (フエルトの人形、ダンボールの車、布の船などなど~) 子どもの頃、夢の中で描いた世界観が表現されていて とっても可愛らしかった。 大人なんだけれど、子ども部屋で眠っても居心地が 良さそうなシャイでいて大人になりきれない 夢みがちな青年をガエル君が好演。 あの、あどけなさ、時折子どもたちの視線に宿る 不安な目の色・・をガエル君がピュアに表現。 これは、ガエルファンなら楽しめる作品でしょう。 ときたま、絵本をのぞきたくなるような 空想の心地よさを思い出せるかもね・・・・
2008.03.02
3月1日より公開される映画「地上5センチの恋心」の オンライン試写に当たった~ Yahooでヤッホーとは、まさにこんな時! 「地上5センチの恋心」 公式ページはこちら→http://www.chijou.jp/ 2006年 フランス/ベルギー 監督 エリック・=エマニュエル・シュミット 出演 カトリーヌ・フロ「奇人たちの晩餐会」 アルベール・デュポンテル「ロング・エンゲージメント」 他 あらすじ ↓ 10年前に夫を亡くしたオデット(カトリーヌ・フロ)は、 女手一つで息子と娘を育ててきた。 昼間は百貨店勤務、夜は羽飾りの内職で忙しい彼女の唯一の 楽しみは大ファンの作家バルタザールの小説を読むこと。 ある日、彼女はあこがれの作家のサイン会に出かけるが…… Yahoo映画より抜粋 感想 ↓ これは、得した~ ほんわかしたとっても良い気分になれる作品。 多少「アメリ」のように現実離れしたシーンが ちりばめられているが、主人公のオデットが日々、 前向きに明るく生きる姿、自分の生活の中で 「足るを知る」という姿勢に ものすごく共感できる。 決して背伸びせず、足元にある幸せを楽しむかのような 踊りのシーン、そして私たちでも日常の生活で感じる 幸せな瞬間心が躍る、気分が上昇する というような感覚の描写が、「地上5センチの恋心」と 足元の幸せと絡めて上手に現していた。 シンプルですが、主人公の楽天的でいて屈託のない 姿勢を見ていると、癒されること間違いなしです。 大好きなウーピー・ゴールドバーグが女優を引退 したときに語った。 「ハリウッドにはもう自分の居場所がない。 若くて、ゴージャスな女優たちが全部仕事を持っていってしまい、 今となっては出演を検討してほしいと脚本が送られることもなく なった」と・・・ 若いだけが主人公ではない・・ 「地上5センチの恋心」を見ると、オデットを主役に 持ってくるあたりのヨーロッパ映画の懐の深さも感じずには いられませんでした。 これは、オススメです。 当たったから、いう訳ではありませんが・・ 日々を前向きに生きる女性たち、幸せを感じたい全ての人たち に見てもらいたいと思える映画でした。
2008.02.19
バイトの休日を、木曜日からわざわざ水曜日に 変更し、良く見えるようになったで、 「かなりエロイみたいだけど~」と、とんでもない誘い方で 友人を誘い~ 映画館再デビューに選んだ作品はコチラ↓ 「ラスト、コーション」 2007年 中国、アメリカ 監督 アン・リー 出演 トニー・レオン、タン・ウェン、 ワン・リー・ホン他 感想 ↓ これは得した~ レディスデー+プレミアスクリーン、しかも通常料金! お気に入りのアン・リー監督ということもあり、 トニー・レオン出演ということもあり、 先日のブログの顔認識でご紹介した ワン・リー・ホンも出演という こともあり・・・のアリアリづくしの作品。 アン・リーらしく映像は美しい。 占領下の上海、奥様たちの美しいチャイナドレス、 マージャンを囲む奥様たちの上下関係。 上流階級を演じているが、口紅を残したまま のコーヒーカップ・・つけすぎの香水。 もしかしたら、うまく演じているつもりの ヒロインが、つわもののトニー演じるイーに、 手のひらの上で遊ばされているだけ? なのかも?とも思える描写。 抗日運動に身を投じてしまう若者たち。 どこまでが本当に求めていた自分の姿?なのか? 一番大切なものは何だったのか? そして、全てを請け負ってしまい、全てを 失ってしまったかのようなヒロインをタン・ウェイが 100%以上の入れ込み方で演じていました。 目がユウコリン、口元がチェ・ジュウっぽい~ あどけなさの残る美しさが、映画と同様に切なさを 募ります。 158分という長めな作品ですが、1秒たりとも飽きさせず、 徐々に気持ちの持って行きどころが判らなくなって いくところは、さすが、アン・リー監督。 衝撃的な絡みのシーンも・・ イー(トニー・レオン)とマイ夫人(タン・ウェン)の 強弱関係の移り変わりが反映されているようで、 上手な見せ方。 (でも凄かったけど・・・R18納得) しかし、嫌悪感を感じさせないのは、さすが。 若い抗日運動家のメンバーの一人が、ワン・リー・ホン、 なかなか素敵な人。 時折見せる表情が、アジアンなクライヴ・オーウェン的。 二ノ宮君とタッキーを足して2で割ったような感じも しますが~ これは、お薦めです!! 音楽もよろしく、見ごたえありな 予告編はこちら→ lust caution 予告 you tube 劇場が無理という方は、DVDになってからでも、ぜひ!
2008.02.06
Wowowで観た映画のご紹介です。 この映画を観る前に、我が家にある絵本、 子どもたちが小さいときに、寝る前に読み聞かせた 懐かしき絵本↓を、おさらいを兼ねて読みました。 黙読でしたが・・・(笑) 「ニュー・ワールド」 2005年 アメリカ 監督 テレンス・マリック 出演 コリン・ファレル、クリスチャン・ベール他 あらすじ ↓ イギリスの冒険家ジョン・スミスとネイティブ・アメリカンの 少女ポカホンタスの実話をもとにしたラブストーリー。 監督は『シン・レッド・ライン』の巨匠テレンス・マリック。 1607年、新大陸を開拓し、黄金を手に入れようとする イギリスの船が北アメリカのヴァージニアに漂着した。 ネイティブとの交渉を命じられた遠征隊員、ジョン・スミス は川上に暮らすネイティブの戦士たちに捕らえられ、 処刑されそうになる・・・ Yahoo映画より抜粋 感想 ↓ Mr.マリックこと(←勝手に)テレンス・マリック監督、 お気に入りの監督さん。 監督というより、映像作家という感じがする。 期待どおり、Mr.マリックの描いているニュー・ワールド はゆら~りとした美しい新世界だった。 ゆら~り感と研ぎ澄まされ度は「天国の日々」 「シン・レッド・ライン」に通ずるものがある。 コリン・ファレルはいつもの演技より落ち着いた 感があり及第点。 ポカホンタスを演じたクオリアンカ・キルヒャー (舌を噛みそうな名)の15歳とは思えぬ好演が 控えめながらも魅力的だった。 風になびく髪が美しく、いとおしい人を見つめる 澄んだ瞳、運命に身を任せるかのような焦燥感、 抜け殻のごとく歩く漂い度はなかなか天性の 素質を感じられる。 やっぱり、コリンの負け!かな・・ サプライズといえば、ディズニー版絵本と 後半、お話は違ってくる。 珍しくディズニーのほうが悲恋。 でも映画のほうが、大人の恋。 相手の幸せを願い退く恋、守っていきたいと願う恋、 そして止まってしまった恋。 さまざまな想いが、魔法使いのごとし映像作家 によって美しく流れていく・・ 個人的にはとっても好きな作品。 お勧めです。観たら教えてね~
2008.01.09
御餅の食べすぎでお腹が膨張している私です。 今年初の映画紹介です。 髪結いの亭主 1990年 フランス 監督 パトリス・ルコント 出演 ジャン・ロシュフォール他 あらすじ ↓ 幼いころから女性の理容師と結婚したいという夢を 持つアントワーヌ。 願いは叶い、理容師のマチルドと結婚をする。 そして二人は、幸せな日々を送っていた・・ 感想 ↓ GyaO18日目。 以前、同監督の列車に乗った男を紹介したけれど、 主演の俳優は同じくジャン・ロシュフォール。 それなりに若いので驚いた。(当たり前) この「髪結いの亭主」は、十数年前に一度見たが、 時間と年齢を重ねた後に再見してみると、 現在のほうが胸に深く染みてきた。 きっと、若いときよりもある程度の年齢になったほうが 迫ってくるものがあるのかもしれない。 日本的な髪結いの亭主の イメージって・・・ 定職を持たずに女房のヒモっぽい旦那で フラフラと遊んでいるという感じだけれど~ この映画を見ると、ヒモとまではいかなくても 多少、いい加減っぽいところがある男性のほうが、 髪結いの女性は楽かも?なんて思える。 愛とは、形を変えながら永遠に続いていって欲しい ものだけれど~~ 主人公の少年っぽいピュアで真っ直ぐすぎる愛情は、 女としてはこういう愛され方、嬉しいんだろうけど、 ちょっと重たいかも~ 不安も掻き立てられるし。 時代背景、設定は違うけれども、この映画を見て 私の大好きな映画「哀愁」を思い出した。 十数年前の映画だが、理髪店のディスプレイ、 店内の色合いなどなど~映像的に洒落ている。 さすがフランスという感じ。 しっとりしたひかえめな甘さの作品 なかなか良いです。お勧めです。 GyaOで1月21日まで無料放送しています。 気になる方はどうぞ~
2008.01.02
昨日、重い映画を観た(悪夢も見てしまった~)ので 本日は、少しでもその気分を軽くしようと、癒され系の映画を チョイス。 「PRIDE & PREJUDICE/プライドと偏見」 あらすじ ↓ ジェーン・オースティンの小説「自負と偏見」映画化した作品。 なお、この小説は「ブリジット・ジョーンズの日記」の 基にもなっている。 18世紀末、イギリスの田舎町、ベネット家の5姉妹の恋愛、 家庭事情などなど、その頃の女性の生き方に視点を 置き、美しい風景をバックに彼女達の恋愛模様を 描いている。 感想 ↓ この映画を観ていたら「ブリジット・ジョーンズの日記」と いうより、「SENSE AND SENSIBILITY/いつか晴れた日に」を アン・リー監督作を思い出した。 美しい田園風景と原題のつけ方が似たような イメージだからかな。 「ブリジット・ジョンーズ」ではお母ちゃんの手編みの セーターを着ちゃってた、人はいいがややダサめな コリン・ファースの役どころが、この作品では マシュー・マクファディン演じる、 真面目で堅物っぽいが、実は素敵なMr.ダーシ。 同じような役の雰囲気を持っているのは「いつか晴れた日に」 でのヒュー・グラント。 話がグチャグチャになりそうなので、箇条書きに・・・ マシュー・マクファディン=ヒュー・グラント=コリン・ファース こんな感じ。 しかし、驚きといえば、「ブリジット~」でヤサ男も 演じていたヒューグラント・・・うっうっ・・ 恐るべし、ヒューの演じ分け! なお、「ブリジット~」でのヤサ男のヒューの役どころは、 「プライドと偏見」では、ちょびっとオーリー似の将校さん でした。 話が脱線しましたが、「プライドと偏見」は、風景が美しく キーラも美しく、ダーシ氏も素敵で癒される映画でした。 お勧めです~~~~♪
2007.11.17
やさしくキスをして~のフレーズで有名な ドリカムの曲がありましたが・・・ リンク先のracquoさんお勧めの映画 「やさしくキスをして」を見ました。 なお、この映画はドリカムの歌とは無関係ですが、映画の中でも このフレーズが織り込まれた歌が登場しています。 監督は「麦の穂をゆらす風」のケン・ローチ。 やさしくキスをして 2004年 イギリス/ベルギー/ドイツ/イタリア/スペイン 監督 ケン・ローチ あらすじ ↓ スコットランド、グラスゴーの高校で音楽教師をしている ロシーンは、ある時パキスタン移民二世のカシムと出会う。 感想 ↓ 何かの宗教の敬虔な信者でもなく、とりあえず周りを みれば、同じ民族ばっかりという日本に住んでいる 私達には、この映画で語られている宗教の重み、 パキスタン移民の方々の苦労、家族のあり方などなど、 判り難い部分は多いかもしれない。 しかし、想像力を働かせ、スコットランドに渡った パキスタン移民の40年にわたる苦労、 外国で差別を受けながら、異なった宗教と生活を 守っていく中でつちかわれた家族という絆、 言い替えれば絆が強い故のしがらみは、はかり知れない ものだと思える。 そういう環境の中で育ったカシムが、家族の想像を 絶する反対にあいながらも、ロシーンとの愛を育もう とする姿勢に、ジーンとくる。 ややネタバレあり ↓ そして、一見、優位に立っていそうなロシーンも、 ミッション系の学校ということもあり、カシムと 付き合っているという事で、自分の職を失ってしまう あたりは、さすがケン・ローチという感じ。 そしてこの映画の中で登場するピアノは、 ロシーンにとってかけがえのないもの。 生活していくための糧であり、大切なもの。 持ち上げるのには、かなりの困難を要する。 そのピアノを運んであげ、ロシーンと急接近 できたカシム、彼女にとってはこのピアノが 物語の中でのカシムと家族の部分なのではないか? などとも感じられる。 この映画を観ている時、おばあちゃんの言葉を思い出した。 私の家族の一人が、結婚をする際に相手の家族と ややもめていた。 短絡的な私は「そんなにうるさいこと言われるのなら、 駆け落ちでもしちゃえばいいじゃん!」 などと呟いたが・・ 祖母は一喝「犬や猫の子を貰うわけじゃあるまいし、結婚 とは、そんな簡単なものじゃない~」 「簡単に家族を捨てられるような薄情な人間がいいのか? そういう人間じゃないから、好きになったんでしょ。 だから、やっかいなんだ」 確かに・・その通り。カシムが家族のしきたりと ロシーンの狭間で悩む姿は、痛々しくもあり 非常にやっかいな問題。 カシムの姉はかなり保守的。カシムの行動の 全てが自分の結婚にも影響を及ぼすとなっては、 保守的にならざるを得ない。 そして、カシムの妹はパキスタンの文化と イギリス文化を融合して、きちんと受け入れ、 自分を主張できるミックス型。 この2人の対比が興味深く描かれている。 あの妹のように、少しずつ融合させていくことが できれば、もっと良くなるのだろうな・・・ ともあれ、一歩踏み出したカシムとロシーンの 2人に心からエールを贈りたいと思えた。 考えさせられる部分も多いけれど、 とても好きな映画の1本となりました。 ラストも素晴らしい。 ご紹介してくれたracquoさん ありがとうございました!! カシムとロシーンの初々しさもとても良かった。 「カシムとロシーン」って、いい響きだな・・・
2007.09.19
ジェームズ・フランコ観たさのみに 期待せずにトリスタンとイゾルデを鑑賞。 結果・・これは、予想以上の出来でした。 オペラやシェークスピア戯曲の基になった言われている 暗黒時代のイギリス、アイルランドを舞台にした 悲劇の映画化。 悲劇の主人公を演じたジェームス・フランコが 陰りのあるトリスタンにぴったり。 「スパイーダーマン」では影の存在だった彼も 今回は主役!!!しかもコスプレつき。 もう、それだけで拍手喝采でしょう。(笑) イゾルデを演じたソフィア・マイルズも、 正統派な美人という感じで、2人の魅力はたっぷりと 伝わってきました。 そして、コーンウォールの海やアイルランドの浜辺の 景色がとても美しく、映画は始終飽きさせることなく 進んでいきます。 コーンウォールといえば・・以前紹介した ラヴェンダーの咲く庭ででは、 アンドレアが流れ着いた場所。 以下、ややネタバレあり ↓ ここいら辺りの海は、なにが流れ着くか判りませんね~ 今回は、コーンウォールからアイルランドへ トリスタンが流れ流れて・・・ 海とは、色々なものを運んでくるようですが、 美しい青色は、涙の運命をも予感させる~ 今回もそんな感じでしょう。 それほどブレイクしていない2人だからこその 初々しさと儚さが伝わってきて、なかなかの良作。 お勧めできます。 トリスタンとイゾルデ 2006年 アメリカ 監督ケヴィン・レイノルズ 出演 ジェームズ・フランコ 、ソフィア・マイルズ ルーファス・シーウェル あらすじはクリック↓してね。
2007.09.05
オスキでぇ~す。パーコでぇーす。 ふたりあわせて、タッチでぇーす。 って、なんだか凄い久しぶりの登場よね。 パ)だって、Nobubuったら、お楽しみ会ネタが終わったと 思ったら、全然呼んでくれないのよ~オ)なんでも、噂によると観る映画がなくなって、あたしら ツインのことをようやく、思い出したって話よ。パ)失礼な女ね! ほ~んと、アッタマ来ちゃうわ~オ)で、なんであたしたち呼ばれたわけ?パ)なんでも、嫌な女で思い出す映画を紹介してみてよん! ですって・・・オ)あらっ、それは私達の得意分野じゃぁないの~パ)そうそう、いってみましょう~そうしましょう!---------------------------------------------------オ)あたしは、何たってイヤーンっていったら、 ジュリアよ! ジュ・リ・アパ)ジュリアって、あのノッティングヒルの?オ)あの映画でも嫌な女だったけど、後半良くなったからまだ 許せるけど、あたしが嫌なのは、人の婚約者横取りしようと するほうの映画よ・・・パ)あっ、ベスト・フレンズ・ウエディング!! オ)彼女ったら、昔の恋人がいざ結婚するとなると、 こりゃ大変!とばかりに、あの手この手を使って 妨害しまくって、どうにか自分とヨリを戻させよう とするのよぉ~~~~パ)ひどいわね、終わったら次の人が基本でしょ!オ)自分のものじゃないとなると、失うことが天変地異的な 大事件なのよ! パ)その男はどうなのよ、本心は・・・オ)だからさ、ジュリアはあくまでも過去の女神なわけよ~ 自分は振られたわけだからさぁ~その時点からは友達以上 のミューズな女性なのよ、甘やかすから図に乗るってのも あるんだろうけどぉ・・ パ)じゃあさぁ、ジュリアは好きなのに、 なんで振るなんて、そんな”もったいないお化け”が 出そうなことしたわけ?オ)その時はありがたさに気付かなかったってことよ。パ)あたしなら、そんな事絶対しないわよ~~~ だって、彼氏役のダーモット君ったら、後ろに天使が いるかと思える程、眩しかったわよ。オ)あの指輪を、はずすシーンでしょ! ジュリアに預けた結婚指輪を、 あの娘が自分でしちゃうのよ~~~パ)そうそう、気持ち死ぬほどわかるけど、浅はかだったわね。 だって、とれなくなっちゃうんだもの。馬鹿よね~オ)でもさ、あの指輪のはずし方、すんごいキザ男だったわね!パ)あたしさ、あのシーン観た時、倒れたわよ、マジで。オ)あたしなんて、鼻血ブー だったわよ! オ)あれで、余計に彼を手放したくなくなっちゃうのよ~パ)誰だって、あのシーンみたら、ガチョーンよね。オ)そうね、後、この映画には、私達の仲間も出てるからね! いい奴なのよ、あいつ!皆で歌うシーンは最高よ! 周りでロブスターも踊ってるけど、大好きなシーンだわ!追記好きな音楽シーン⇒you tube⇒Say a little prayerパ)う~ん、結局この映画って・・どうなのよ? 評論家のオスキちゃん?オ)えっ、もちろん嫌な女も出てくるけど、女心の闇も ちゃんと現していて、いいんじゃぁないの~ 歌もいいし、笑えるし、何も考えずに楽しめるわよ!! パ)教訓もあるしね!! 「いつまでもあると思うな、金とキザ男!」
2007.07.30
七夕になると観たくなる映画なのですが、 残念ながらこの映画もDVD化されておらず、 天の川に邪魔されて、なかなか出会えない織姫と彦星のような 心境でありますが・・ 記憶を埋もらせない為にも、ご紹介だけでも~ メイド・イン・ヘブン 1987年 アメリカ 主演ティモシー・ハットン/ケリー・マクギリス とっても可愛らしいお話。事故に遭った子どもを救ったことで 天国に行ってしまった主人公が、天国で、天国生まれ、 天国育ちの美しい娘に出会う。 しかし、主人公は新しい命を授かり、地上に降りることに なってしまう~しかもいくつかの条件をつけられて・・ 果たして、天国の恋人と地上で再び出会えることができるのか? タイムリミットは迫る・・ こういう感じのお話です。地上で再び会える事を祈りながら ずれて行ってしまう主人公に、観ているこちらも ドキドキします。 2人に再会してもらいたい気持ちは、まさに織姫と彦星を 思う気持ちに似ているでしょう。 この作品には、デボラ・ウインガーも脇役で出ている のですが、それも見ものです。 頼むからDVD化してくださ~~~い! 短冊に書いて、空を見上げて祈るとします。 せめて、七夕っぽい音楽だけでも 七夕に聞きたい音楽 やっぱりこれかな? you tube ⇒星に願いを なんと若いマイケルが歌っているよん! you tube ⇒I will always love you 映画マイボディガードの主題歌 you tube ⇒My heart will go on やっぱりタイタニック
2007.07.07
山から吹く涼しい風という意味を持つ名キアヌ・リーブス。 お父上がハワイの血をひく方なので、 こういう美しい名を貰ったのだろう。 涼しげでいながら、時たまみせる人なつっこい笑顔のキアヌに 魅了される方も多いはず。 そんなキアヌもスピードから既に12年・・ 12年ぶりに再共演したサンドラ・ブロックとの映画 イルマーレを鑑賞。 コテコテの恋愛ものだと思っていたのだが、 そこはアルゼンチン監督の手腕なのか、 オリジナルの韓国映画のテイストか?見ていないから判らないが、 すっきりとした、涼しい風を感じられる作品に仕上がっている。 まさにキアヌにぴったりって感じ。 キアヌはもう40歳を超えているので、ややオジサンっぽいところ もあるが、周りを見回してもこんなに素敵な40男はそうそう いないだろう・・・と思うとさすがキアヌ。 それに、スピードのスレンダーな警官じゃなく、 マトリックスなキアヌでもない、 ごくごく普通の建築家の役柄なのだから、 これくらいの風貌の方が、感情移入しやすいのかも。 もしかしたら、近所にいるかも?(いないけど・・) サンドラ・ブロックもやや体格が良くなった感じがするが 高感度の持てる雰囲気の女性をきっちりと演じてた。 物語のほうはというと、2人の間には長すぎもせず 短すぎでもない2年という歳月の障害が・・・ どんな感じなのかは、見て確かめて。 凝っているストーリー展開で、なかなか楽しめた。 2人を応援したくなるのは、スピードの時と同様。 私達にエールを贈らせたい気持ちにさせるという ことは・・やっぱり、相性の良い二人なのだろう。 そうそう、七夕のこの時期には調度良い。 ひとつだけ、言っておくとしたら・・・ キアヌのくしゃみの演技・・・かなり下手。 イルマーレ 原題 The Lake House 2006年アメリカ
2007.07.02
もう一度観たいのに、タイトルが思い出せずにいた映画。 運よく、最近よく遊びに伺うracquoさんにタイトルを教えて頂き、 観ることが出来ました。 MAELSTROM 渦 官能の悪夢 2000年 カナダ作品 監督デニ・ヴィルヌーヴ 出演マリ=ジョゼ・クローズ ストーリー ↓ 大女優を母に持つ、若くて美しいビビアンの転落と再生の物語 感想 ↓ かなりグロテスクな映像から映画が始まる。 ストーリーテラー役が強烈。 そして、物語もええっ?という場面から始まり、 映画の行く末を暗示しているかのような強烈さあり。 なんだか妙に印象に残っていた作品だったので、 もう一度観たかった訳だが、改めて観て見ると、 映像がリアルなのだけれど、美しい。 ラブシーンなども変に脚色されていないので、 生生しいのだが、下品じゃない。 斬新であり、疲れない映像。 主役のマリジョゼ・クローズが映画と同じく 不思議な美しさを持った女優さん。 いくつかのシーンは、ちょっと嫌悪感を感じる ところもあるでしょうが? どこに惹かれるのかが、今もって判らないけれど、 不思議な魅力を持った作品ってことは確か。 86分と時間も短いので、 こういう映画もあるんだなぁ~などと感じたいとき にでもどうぞ・・・ 追記・・これは、邦題のサブタイトルが悪いな~ 安っぽいポルノっぽい感じになってしまうけれど、 そういう映画ではなかったです。
2007.06.07
最近では、年輪を重ねた確実な演技力で ちょい悪親父の役や優しい旦那様の役や 頼りがいのある騎士や、ダーティな部分を残す騎士 などをすんなりこなしている ショーン・ビーンも 一昔前は、文豪の小説がメインの映画で 男前のオーラで女性を虜にする 危険な男性を演じていた。 私がショーン・ビーンを知ったのはこの映画。 こんなに美しい男性が?この世にいたの? と正直思ったほど。 (後に、リバーランズ・スルーイットのブラピを 見て、あっ!何人かいたのね~と思いましたが) 昨日の日記に引き続き、間男がらみの 映画ですが・・どうぞ、ご勘弁を。 連想的に思い出してしまったもので。 でも、見る価値はあります。 DVD化されているようなので~どうぞ。 今とは違う魅力のショーン、かなり素敵。 チャタレイ夫人の恋人 イギリスの文豪D.Hロレンスの小説を映画化した作品。 名門のチャタレイ家のクリフォードと結婚した コニーだったが、戦争でクリフォードは下半身不随 となり、性格的にも屈折していく。 コニーは逃げ場を探すように、森へ度々出かける ようになる。 ある日、森番をする青年メローズ(ショーン・ビーン) と出会うコニー・・・ 文豪ものならこちらもお勧め アンナ・カレーニナ 文豪トルストイの名作を映画化。 こちらのアンナは、ソフィー・マルソーが演じ、 アンナと激しい恋に落ちるブロンスキー伯爵役を ショーン・ビーンが演じている。 何度も映画化された名作だが、この作品は カラーで見易く、日本人にもウケの良い ソフィー・マルソーの魅力がたっぷり。 ショーン・ビーン こちらもたまりません、はい。
2007.04.18
先日、歯が浮くようなシーンもそのダンディ~な 身のこなしで、すんなりとこなしてしまうリチャード・ギア を紹介したばかりだが、こちらのギア殿は、ちょっと不憫。 なぜ?かというと、愛する妻が若いおフランス系美男子 とあらぬ関係に!! この作品の監督は エイドリアン・ライン ↓ ナインハーフ/危険な情事/ロリータ などなど。デンジャラスで妖しいが魅力的な不道徳映画 をとらせたら右に出る者はいない? 監督さん。 エロチックな作品だが、映像的にはセンスの良さを 感じる場面もたくさんあり。 ↓ 以下多少ネタバレあり なんたって、コニー(ダイアン・レイン)がエスプリ風 美男子に強風の悪戯的に出会ってしまところ (だって~目の前に オリヴィエ・マルティネス) もういい、どうにでもして! そして、電車の中でのコニーの2人の情事を 回想しての熱演(凄いです) 観ているほうは、周囲を気にし、 手に汗にぎり(あまりのセクシーさに) 心臓ドキドキだろうと予想される。 ギア殿を不憫だと思えるシーンも数多く存在。 家庭の中でのシーンだが、 コニーが彼のことで頭がポッ~としていて 旦那様(ギア)との普段の生活は、 彼女のコピーロボットが演じているのでは? と思わせるようなコニーの仕草。 この監督はこういう細かい所の描写が 実にう・ま・い ま、自分には関係ないさ~と思いながら たまには、不倫映画を観るのも・・楽しいかも? 運命の女 コニーは、優しい夫(ギア)と9歳の息子と ニューヨーク郊外に住む専業主婦。 幸せな日々を送っているコニーが、息子の誕生日のプレゼントを 買うために、マンハッタンを訪れるのだが・・・・
2007.04.17
今日は、バレンタインですね。 すんなりと成就する恋もあれば、前途多難な恋も・・ 様々なバレンタインにまつわる思い出もあるでしょう。 そんなビターでスイートなバレンタインにお勧めの映画。 マーサ・ミーツ・ボーイズ これはかなりお勧めです。抑えた演技のジョセフ・ファインズ、 もの凄くいいです。そして、思慮深い視線、奥手でシャイな故に、 思うように自分の気持ちをマーサに伝えることが出来ない様子を さすがの演技力で見事に表現しています。 ちょっぴりビターで食べた後に甘さが残るチョコレートかな。 ショコラ 言わずと知れたジョニデの魅力満載の映画ですね。 ジョニデに心乱される事は間違いないでしょう。 ジュリエット・ビノッシュやその他の役者達の普段とは違う タイプのキャラを、上手に演じているところは見事です。 映画中に登場する、チョコレートの数々、バレンタインに は完璧な映画です。 色々な味の小さいチョコレートがたくさん詰まった ボックスのチョコレートかな。 おっと~まだまだ書きたいのですが、これから・・レディースディ で映画「守護神」に行って参ります。 それでは ハッピーなバレンタインデイをお過ごし下さい ちなみに・・ 私からマシューへのチョコはこれです。 ダーリンへはこれです。
2007.02.14
同性愛を描いた映画なので、ちょっと ひいてしまう人もいると思うが、この映画はアン・リーが 監督というだけあって、美しい風景をバックに ゆったりとした映像美で、二人の青年の20年に渡る愛を どぎつくなく、自然に溶け込むかの様に描いている。 アン・リーの作品「グリーン・デスティニー」 「いつか晴れた日に」などが好きな人なら、きっと 好きになるでしょう。観終わった後に「切なさと安堵感」 を与えてくれる映画。 むしろ、男の人に見てもらいたいかも。 親友を持ったことのある人なら、共感する何かがあるのかも? イニスの奥さん役(ミシェル・ウイリアムス)の 演技がもの凄く良い。 彼女の苦しさは、胸が痛くなる程伝わってくる。 そして、イニスとジャックの深い愛情には 胸が締め付けられた。 ブロークバック・マウンテン 1963年の夏、ブロークバックマウンテンで羊番の仕事を する2人の青年イニス(ヒース・レジャー)とジャック (ジェイク・ギレンホール)。寡黙なイニスと人なつっこい ジャックの間に友情が芽生えていく・・・
2007.01.18
Merry X'mas クリスマスに夢のあるラブストーリはいかが? あなたが寝てる間に クリスマスシーズンのシカゴ駅、駅の改札で働くルーシー には、憧れの人がいる。彼は毎朝、改札を通る人・・・ 不思議な偶然が織りなす、恋愛ドラマ。 クリスマスには こういう出会いを期待してもいいかもね。
2006.12.24
全24件 (24件中 1-24件目)
1