酒と旅とグチのつれづれ日記byのぶりん

酒と旅とグチのつれづれ日記byのぶりん

2026年06月02日
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台風がじわじわと近づいてきた6月2日、 大学時代の友人がまさに台風を引き連れてくるかのように高知からやってきました。
この人、13年前にも仕事のついでということで三重にやって来て、伊勢を案内しました。
今回も、三重で行きたいところがあるので案内してっ、ということで 添乗員兼アッシーくんでお付き合い することになりました。

ひとつ年上の女性で、大学時代は同じクラスの飲み会はもちろん、学園祭の模擬店や演劇をいっしょにやった 仲のいい同窓生の1人 です。
姉御肌の、まさに土佐の女性の気質を表わす「はちきん」そのもののような人 で、学生時代からこの人の「Nくん、よろしくねっ」というお言葉には逆らうことができません(笑)
」と土佐弁でおっしゃいます。昔からとにかく ポジティブな人 です。ウィンク

と、いうことで、前の晩に高知駅を夜行の京都駅行高速バスで出発し、京都駅からは近鉄特急で 名張 までやってくることになりました。わたしは、車で名張駅までお出迎え。ちなみに、うちから名張までは車で1時間半はかかります。名張といっても他県の方は位置関係がわからないと思いますが、名張市は三重県の中部、忍者の里 伊賀市のお隣で、近年は大阪のベッドタウンになっています。
駅前の駐車場に車を止め、ご到着を待ちます。 9時半すぎ、先方が名張駅到着、ホームまでお出迎え。

職場の同僚の方(この方も同年代のおばさん)も一人同行してきました。
彼女たちは、高知のある施設の管理を預かるNPOを運営しています。わたしの友人は、その施設の館長さんです。 部下に台風の対応を任せて、有休をとってやってきたそうです。いいのかなあ?

友人(Mさんと言います)が、わざわざ名張までやってきて行きたいというところは、 「江戸川乱歩生誕地ミュージアム」
推理小説の大御所  江戸川乱歩は名張市の生まれ です。
乱歩が生まれた家はすでになく、その跡地に 桝田医院という町医者
その桝田医院も廃業し、長い間、廃屋になっていましたが、院長とゆかりのある地元の喫茶店のオーナーが「乱歩の世界観を体感できるミュージアムを作ろう」と思い立ち、クラウドファンディングで資金を調達し、この廃医院を買い取りました。乱歩ファンの仲間とともに荒れていた内部を整備し、2025年の11月、「江戸川乱歩生誕地ミュージアム」としてオープンにこぎつけたということです。
ここまでに、全国の乱歩ファンから1300万円が集まったそうです。
Mさんが乱歩ファンというのは初耳ですが、彼女もそのクラウドファンディングに協力したんだそうです。
と、いうことで、 ぜひ、現地を見たい という話になった次第です。


名張駅からは歩いて行くことにしました。15分ほど、途中、少し道に迷いながら、なんとか近くまでたどり着きました。
ミュージアムの近くには、70年前に建てられた 「乱歩生誕地記念碑 」がありました。もともと桝田医院の中庭にあったものが現在の場所に移設され、市によって広場として整備されたそうです。


ミュージアムは、もっと目立つ外観かなと思って、ウロウロしていると近所の人が「あそこだよ」と教えてくれました。
外観は、まさに古ぼけた医院、って感じです。こりゃ、わからんわ。

玄関には、乱歩の小説に登場する「少年探偵団」の旗。

大勢の見学はとても無理なので、 完全予約制 です。
Mさんが予約しておいてくれました。協力金(入場料)は1000円ですが、クラウドファンディング協力者は無料です。
管理者の方が出迎えてくれました。

内部は、ほんとに医院のときのまま。


明智小五郎探偵の事務所を再現 した部屋。

乱歩の小説はほとんど知りませんが、明智探偵や、その助手の小林少年、怪盗二十面相、といった主だった登場人物の名前だけは聞いたことがあります。
けっこう、おどろおどろしいイメージがあって、 医院内にはその人気作品のシーンを再現した部屋 がいくつかあります。
なんの作品のどんなシーンかはよくわかりませんが、怖かったです。






作品をイメージした部屋も怖かったですけど、医院として使っていた診察台や医療器具がそのままになっている部屋も、なにか出て来そうでめっちゃ不気味でした

他に、70年前に生誕地記念碑が建てられた時の除幕式の様子を撮影した映像が上映されている部屋もありました。生前の乱歩も、もちろん招かれています。

院長宅の2階には畳敷きの部屋があり、記念碑除幕式に招かれた乱歩が、その部屋で食事した時の写真が飾ってありました。その同じ場所で記念撮影📷

左から私、Mさん、同僚のKさん。

1時間ほど滞在して、このミュージアムを立ち上げた方とも一緒に写真を撮ったりしてからおいとましました。
新しい空の展示ケースがいくつか廊下に置いてあって、これからすこしずつ資料を整理してミュージアムらしく充実させていく計画だそうです。

このミュージアムは、名張市の旧市街にあって、初瀬街道沿いに古い町並みが続いていました。
登録文化財の建物もいくつかあって、いい雰囲気でした。
初瀬街道は、奈良の桜井と三重の松阪を結ぶ街道で、かつては参宮表街道と呼ばれていました。


歩いていると、木屋正酒造という古い酒蔵があって吸い込まれそうになったんですが、あいにく(幸い?)外部の人は入れないようでした。

この酒蔵は「而今」(じこん)という銘柄で有名で、「而今」は県民でもなかなか入手できない幻の酒です。ネットでは純米吟醸酒の四合瓶が1本2万円近くで取引されていますので、我々庶民の口にはなかなか入りません。

近くに、これまた 古そうな羊羹屋さん があって、思わず立ち寄りました。
180年近い歴史がある 「大和屋」 さん。
内部もちょっとした民俗資料館みたいで面白かったです。


女将さんがおしゃべり好きで、店の歴史などいろいろ教えてくれました。

お土産に、名物の栗羊羹を購入。

そのまた近くに、 田中屋さんという古い酒屋 があって、ここにも立ち寄りました。なかなか先へ進めませんね(笑)
羊羹屋のおばちゃんに、先ほどの酒蔵のお酒は店頭ではここでしか買えないと教えてもらいました。
「而今」も置いてますが一般客には販売していないそうです。
酒屋のおばちゃんいわく、「同じ木屋正さんで作っている「高砂」というお酒ならお手頃な値段で買えるよ。酒米の磨き具合が少し違うだけで「而今」とほとんど一緒やで。」とのことでした。
もちろん(笑)「高砂」買いました。Mさんたちも、職場の土産にするとかいって6,7本買ってました。(ホテルから送るそうです)
日本酒の品ぞろえがすごく多い酒屋で、ちょっと興奮しました(笑)

思わぬ街並み散策ができて面白かったぽっです。
乱歩ミュージアムも、こんな機会でもないと、行くことはなかったと思います。Mさんたちのおかげで貴重な体験をさせてもらいました。

次は、 「伊勢に行きたい」というご要望 があり、二人を車に乗せて伊勢に向かいました。
走ること2時間弱、2時過ぎに 二見 につきました。
まずは 二見興玉神社 に浜参宮をしてもらいました。風は強かったですが、雨もそれほど強くは降ってないし、波もまだ大丈夫そうです。


近くで、軽く伊勢うどんで昼食。

続けて、 外宮 へ向かいます。
少しずつ雲行きも怪しくなってきたので、駆け足で参拝。
最後に 内宮 へ向かいました。

その途中、突然、スマホが鳴りだし、 「伊勢市に高齢者等避難指示が発令されました」びっくり と言うではありませんか。
Mさんは、 「私ら、まだ高齢者と違うき(笑)大丈夫、大丈夫大笑い と気にもしてませんでした。

5時を過ぎ、時間的に店が閉店し始めるかも、ということで参拝前におはらい町へ行きました。
Mさんの息子の嫁さんが厄年なので真珠のネックレスをお土産に買いたい、ということで真珠店に入りました。
なぜ、厄年で真珠なのかはよくわかりませんが・・・
けっこうなお値段のものをお買い上げしてました。
「奥さんにも買いや」って言われましたが、カミさんには、つられて高い買い物はしないよう釘をさされていたので・・・・(笑)ぽっ
避難指示が出たためか、時間的なものか、おはらい町の土産物店が一斉に店じまいをはじめましたので、買い物は切り上げ、内宮に参拝に行きました。

こんなに人がいない内宮境内は初めてです。






それでも、正宮と荒祭宮を参拝して、彼女たちの今夜の宿のホテルに送り届けました。
「お礼におごるき、晩御飯一緒に食べよう」ということで、 ホテル近くの海鮮居酒屋で夕食。
彼女らがお酒をおいしそうに飲むのをうらめしそうに眺めながら、わたしはノンアルビールで我慢。
これから家まで帰りますので。

ホテルで「いったん」別れを告げて、家路につきました。

台風は容赦なく近づいてきます。かなり風も強まってきました。
ところが、次の日もMさんに1日おつきあいなんです。
さあ、どうなることやら。こうご期待?





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最終更新日  2026年06月13日 11時29分31秒 コメント(2) | コメントを書く


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