野口体操教室

野口体操教室

Sep 26, 2011
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
どう生きようがそのひとの勝手だといいます。
生きているだけでいいといいます。

ほんとうに生きているのなら、それでいい…。

では、
ほんとう、ってどういうこと?
生きる、ってどういうこと?

精神の仕事に関わっていて胸苦しい感情になるのは、この問いを追い詰めていくときです。
なぜなら、問い追い詰め考察するだけではどうにもならないことが分かっているからです。

都心だからでしょうか。

メンバーには中年のひともいますが、彼等は休職中の鬱病のひと達が主です。
どんなに困難であっても、社会復帰を目ざす会社が待っていてくれます。
しかし若者のメンバーは、
統合失調症はもちろんのこと、たとえ鬱病であってもその悩みは重くて深い。

この若者達はこの先どうするのだろうか?
方向性を持つことができるのだろうか?
精神の自立と経済的自立は寄り添ってくれるのだろうか?

人間なら誰でも病む可能性を持っている精神の病。
わたし達が作り出してきた社会が大きく影響を与えている精神の病。
伝え手はどう関わればこの若者の力になるのだろうか?

スタッフのチーフは言います。


ゆっくりなんかしていられないじゃないか。
ゆっくりしていたらますます仕事に就けなくなるじゃないか。
ゆっくり、って…そのうち保護者もいなくなる、本人も年取るじゃないか。

我がことのように不安を増幅させてチーフを見ると、チーフはますます落ち着いて
「ゆっくり、ゆっくりです。」


こだわりや思い込み、殊に絶対だと確信していること、
それはほんとうにそうなのか、そこに自分自身の経験や実感はあるのか、
と、からだの動きで問うことはできます。
からだとからだの動きの概念はその大半が外から与えられたものです。

しかし、からだの動きが変わることほど時間のかかるものはありません。
口で言ったこととまったく逆のことを平気でしていても、それすら気がつかない人たちが多くいます。
精神を患う人たちも自らのからだの存在を忘れている人たちが多い。
そして頭痛・倦怠感など鬱陶しいからだだけが認識されています。

ああ、ゆっくり、ゆっくり、からだが変わるまで付き合い、見守ってゆくことしか力になるものはないと腹を括るしかないのかもしれない。

「どんな簡単に見える動きでも『無限の深さがあるんだなあ』と感ずる時、私は幸せを感ずるのである」(野口三千三)

精神の病と関わっていることは野口体操の当然の仕事と思っています。







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  Sep 28, 2011 08:44:51 PM
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

野口体操教室

野口体操教室

Comments

http://buycialisky.com/@ Re:自分のための準備です(10/10) cialis class action suitside effects of…
http://cialisvbuy.com/@ Re:自分のための準備です(10/10) click here to buy cialiscialis pulmonar…
堀博美@ Re:いつになったらあきらめられるのか 自己紹介に変えて(07/30) はじめまして。 東京都のものです。 野口…
渡邉 剛二@ Re:いつになったらあきらめられるのか 自己紹介に変えて(07/30) いのちや自然は生成・発展の流れで、 本来…

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: