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Apr 28, 2025
テーマ： 猫と私の生活
カテゴリ： カテゴリ未分類
また胸水がたまってきたみたい
明け方、急にキャリーに入ったと思ったら
そのままおしっこをした
トイレに行く体力がなかったのだろう
でも何かおかしい気がする
行きつけの病院だと、胸水抜くのに
のえるを6.7時間預けなくてはいけない
セカンドオピニオンで行った病院だと
2時間ほどで、処置も点滴もしてくれる
今日は預けたくない
病院で処置をしてもらい話を聞いた
「大きな腫瘍が胸にあるので」
え？先生今なんと言いました？
CTで腫瘍はなかったんですよ？
リンパ腫の可能性も少ないという
結果だったんですよ？
先生は頷くだけだった
CTでも血液検査でも原因不明と言われたのに
この数週間で一気に腫瘍が出来たのだ
なんでそんなことが？
抗がん剤の治療も勧められたが
副作用の話もされ、
のえるは副作用を起こしやすい体質だと
思うのでやめることにした
今日は点滴を処方してもらい帰宅
ずっとぐったりしてる
胸水抜いて、点滴したのに
ずっと寝てるけど 呼吸が楽そうではない
やっぱりおかしい
歳をとった子でも食欲が戻るきっかけに
なったという食べ物（流動食）が3種類届いた
なんとかこれで少しでも回復して欲しい
祈る気持ちでゆっくりゆっくり口に運んだ
その後
あぶない
おかしい
絶対おかしい
目の瞳孔が薄い
意識が少しない？
慌てて抱きかかえた
呼吸は戻ってきたけどおかしい
失禁
助けて
これはだめ
うそ
やめて
妹に言われた
何があってもゆすったら 声出したらダメ
のえるの表情
あぁ…伝わってきた
妹に言われた
のえるは姉が心配で仕方ないんだよ
嘘だけど、大丈夫だよって言わなきゃ
いけない時なんだよ と
わかってる
のえるから「心配だから僕がそばにいなきゃ」
って伝わってきてたから
やだ、やだ、やだ、やだけど…
どんなに拒否してもどうにもならないんだ
何度も何度も繰り返した
『のえる、大丈夫だよ、私は大丈夫だからね
心配しないで。ありがとう。
誰よりも何よりも大好きだよ』
するとのえるが右手を私の手に乗せた
『死んだらダメだよ』
心に聞こえた
なにこれ のえる…
あなたすごい子だよ
その後は、抱きかかえながら
苦しみがない様に祈り続けた
お願いします
苦しませないで
悲しみで震えは止まらないけど息を止めて
見送った
のえるの呼吸が止まった
この悲しみは言葉ではあらわすことは不可能です
唯一
胸水が溜まり出してから、のえるは
呼吸の苦しい日が続いた
その苦しみから解放されてよかった
猫が死を迎える時
という内容を見た事があった
知らなかった事があたっていた
失禁
体温が下がる
いつもと違うにおいがする
目の焦点があわなくなる
のえるはどこにでも一緒に行く子だった
自分の家、親族、友達、知人の家、車、
どこにいてもどこにいっても誰がいても
皆がマザコンと言うほど、
定位置は 私の膝の上だった
そののえるがこの症状が発覚した日から
膝に乗る事がほとんどなくなっていた
でも離れた所からジッと私をいつも見ていた
のえるはわかっていたんだね 私の為に
我慢していたんだね
凄い子だよ
でも毎日腕枕で寝る事だけは 我慢できなかったんだね
のえるが本当に大好きだった
のえるは約13年前、私が死を考えた時に
与えられた存在だった
のえるがいるから死ねなくなった
のえるを養うために仕事してきた
コロナもインフルも、のえるはいつも
寄り添ってくれた
悲しい時も楽しい時もいつもそばに
いたのはのえるだった
私を支えてくれてたのはのえる
私がいないと…じゃなくて
逆だった
大きな大きな大きな存在
言葉では言い表す事はできないほど
のえる ありがとう
のえる 愛してるよ
のえるは史上最高のパートナーだった
12歳8ヶ月
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