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2016.02.17
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カテゴリ: マニアック

 最近、中国の春秋戦国時代を舞台にしたキングダムを見ているんですが、中国ってやっぱりスケールが違うんだな、と思えます。

 秦による統一前の話なので紀元前230年くらいとします。ま、結構近代に思えてしまいます。

 で、思い出したもうひとつの戦乱の時代がもちろん三国時代。いや、三国になる前はまたまた群雄割拠の時代だったんですが、三国に導いた立役者は間違いなく、

 諸葛亮孔明です。天才軍師、まるで妖術まで操るスーパーマンのように描かれますが、本質は大政治家なんだと思います。

 自分がリスペクトするリーダー象は、というと、愛知に住んでいると信長・秀吉・家康の中から選びがちになるんですが全然そんな中にはいなくて、なんといっても武田信玄です。

 家康の政治をささえた家臣団の多くは旧武田家臣もおおく、政治手法まで結構武田家のをぱくってます。家康のお手本が信玄だったので、いかにグレートか、ということです。

 それと同じくらいリスペクトするリーダーが孔明さん。

 もう、三国志は20年くらい触れていないので、覚えていませんし、このテーマはその筋の熱狂徒が多いので記事にするのも危ないんですが、彼が本当に活躍するのは意外にも晩年、劉備亡きあとです。

 才能的には劉備の跡を継げるほど、またそう欲されたにも関わらず、凡人の劉備の息子を立てて蜀の宰相につきます。三国、なんてかっこよく言いますが、蜀は山深く土地は痩せ、国力比でいったら並び立つ魏、呉と比べるまでもなく・・・。

 有名な武将だった関羽、張飛は結構早々に亡くなってます。その後も人材にはまあまあ恵まれますが、やはり最大のライバル国の魏は大国です。

 普通なら、自国を維持、存続させるだけで精一杯のシチュエーションですが、この孔明のすごいところは、内政を充実させ、ひたすら富国強兵に勤しみます。それも結構長い期間だったような。

 傍から見れば、小国が覇気を失い専守防衛に徹しているように見えたかもしれませんが、この孔明は、亡き劉備の遺言を守って、漢王朝復興を目指してひたすら機が熟すのを待っていました。

 そこでやっとの魏を討つための北伐開始!?

 えー、普通、そんな国力比なら機なんて熟さないと思うんですけど、政治家は違います。戦争屋じゃ出来ません。四面楚歌の中、万難排して上洛にこぎつけた信玄にも似てます。

 北伐開始に際して詠んだ「出師の表」は泣ける名文だと思います。

 あー、すげー人がいたものです。結局北伐は、馬謖の命令不履行による敗北で失敗に終わったと記憶してますが・・・。

 この話、銀英伝に似てます。特に本伝7、8巻あたりの乾坤一擲、帝国に挑むあたりに。きっと真似してるんでしょうね。日本人好みの、いいストーリなんだと思います。

 ・・・。なんという脱線。とにかく孔明さんはすごい、というちょっとまじめなお話でした。

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最終更新日  2016.02.18 00:36:09
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