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2016.12.27
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カテゴリ: お酒

 話はさかのぼって、27日、会社の今年最終稼働日の日は飲み会でした。1月1日付けで組織が変るので異動する方がいます。最後の最後の忘年会と送別会を兼ねて飲み会でした。

 まあ送別会といってもグループが変るだけなのでいつも会えるのは変らないのでただの忘年会かも。

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 ここの居酒屋は4月にできて間もないんですが、真っ黒なコスチュームの肩にお店の店名が黄色で刺繍されてるんですが、字体と色の関係から完全に、

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 ジオンのマークです。店員さんが色白童顔な子でしたがなんか、コスっぽくみえてお得な感じでした。

 終わって8時過ぎなので、次のお店に移動です。7人なのでちょっとこの時期、時間帯で入れるか心配でしたが、幹事君が電話したところちょうど団体さんが帰るところだったらしく、滑り込めました。

 ここは基本的にはお好み焼きとかもんじゃが出来るんですが、結構みんな酔ってるので作業はなし。普通に出来合いのものをオーダーです。

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 この2次会、何がいいって1次会で集めたお金のあまりでタダ飲みができるということです。擬似おごってもらってるわけです。

 まー、ちょっとここでは酒が回って毒づいちゃいました。猛省。いや、だって今年はつらいことばかりだったのでついつい愚痴です。遠くの人の中には終電になったひともいて、まだまだ早い時間ですがお開きです。

 お会計で足がでたのはわずか1000円でした。ひとりの上司が1000円払ってくれて終了!いやー、ただ酒はありがたいです。

 駅の改札でみんなと各方面にお別れです。

 同じ方面の電車に乗ってたひとも各駅で降りていき、最後は幹事君とふたりになりました。

 ・・・。嫌な予感?

「またあそこ行きましょう!」

 あー・・・、やっぱり?うーん、年の瀬はひとりでしっぽり飲みたかったんですが・・・。でも、まー、いいか。彼には今年仕事をうーんと手伝ってもらいました。それこそ、嫌な事も半分肩代わりしてもらったようなものです。供養しましょう。

「行くか!でも最終稼働日の夜は終電まで座れないことも多いから、行って見てからかも。」

 そんなこんな話ながらいつもの駅で降りると、なんか、賑わいがない?やっぱり金曜日じゃないとダメなんでしょうか。

 コーナーを曲がると誰もいないので、暇ではないようですがー・・・。23時過ぎ、中をのぞくと普通に席があります。女の子は4人。作業着っ子が、

「水割るにする?」

 っていうんで水割りで。次の日は旅行に出るので少しセーブです。今日は作業着っ子からサプライズ報告がありました。

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 あん肝パーティーをやらなくて済むようになった話から、忘年会とか慰安会の話になって、ディナーショーとか優雅に楽しんでみたい、幹事なんだからそういうの計画してよ、という話からライブの話になり、AKB、SKEなんかの話になりました。作業着っ子がSKE大好きなのは知ってます。

「CD買うの?握手会とか行くの?」って聞いたら、

「あったり前じゃん!買うよー、でも10枚くらいかな。」

「いやー、女性でも追っかけるんだねー。」

「だって、かわいい子好きだもん。」

 ジャニーズとかじゃあないんですね。その流れから、

「あたし今すんごい悩んでることがあって・・・。」

「なに?」

 聞くとー、なんか名古屋かどこかでアイドルユニットをさらに立ち上げようとしているプロジェクトがあるらしくオーディションに申し込んだようです。

「それがさー、第1次の書類審査では通っちゃって・・・。ちゃんと年齢書いたのに?見てないのかなー。あと数年したら30だよー。」

 夢は夢であるようです。完全地下でもいいんで嘘でもアイドル活動をしたー、とかいう事実を自分史に。ただ、明らかに年齢がー。

「まあ、もし受かったら年齢のサバを読めってことかもだけど、なんかねー。」

 後輩君と一応?応援。落ちても別に失うものがないポジションなはずなので、まあ、思い切って受けてみたら、と。

「次はどんな格好?」

 水着とかじゃないんですね、次は普通に私服なんだとか。

 そうかー、ひとそれぞれ夢があるんですね。あん肝パーティーの話から今日も肝っつーか、それ系をオーダーしてみたくなりました。

「今日はー、白子いく?」

 後輩君と生かてんぷらにするか相談。作業着っ子からの、

「生が美味しいよ。」

 というエロいお勧めを受けて、生でオーダーです。さすがに湯通しはしてると思いますが。

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 おー、出てきた。

 では、ひとくち・・・。おー、ふわふわとろとろです。いいねー・・・。でもお腹にはたまらないので、ピザでも?

「今日もピザある?」

「あるよー、あ、○○○からピザとろう、あそこのピザおいしいよ。」

 系列店です。たいていこのお店が出前の発信地ですが、逆もあるんだ?

「それにしてみようか?あ、ちょっとトイレいってくる。」

 お手洗いに行って思い出す、ここのお店のお手洗いに幽霊在中。中に入ってもそんな気はしませんでしたが。席に戻って、女の子に、

「あのトイレがやばいんだっけ?」

「そうそう、あっ!昨日そういえば、出たー!!」

 毎回そういう話になります。自分も好きなんで聞いてみたら、昨日のバージョンは、お客さんがだーれもいない時間帯、作業着っ子とアトラクション身長制限ギリっ子が話していると、鮨ネタボックス?の陰から坊主頭がにゅーっと出てきたそうです。ふたりでここの大将、○○さんだろうって、気にもしないで話していると、入り口から大将が入ってきたそうです。

「えっ?今そこで仕事してたんじゃないの?」

「今客引きから戻ってきたんだよー。」

「うっそ!さっき坊主頭出たよ!」

 とか。ふたりで見たので間違いはないようですがー。ピザを食べながら、作業着っ子に、

「ここ、そういうのあるね、○○○の店内のタバコの自販機前もやばいんだっけ?」

「そうそう、そー言えば、○○インター近くのラブホ、○○○って知ってる?心スポで有名だよ。」

「あの、和風の?え?廃屋なの?」

「そうあのお城みたいな、でも営業してるよ、つぶれてないから入れるんだけど、マジやばかったー。」

(へっ、誰と行ってんだか?22歳の学生さん彼氏かい?」

 ま、この話の多分真相は次のお店で分かりました。

「でもね、このお店が入ってるこのビルもやばいんだー。」

「あ、通路でしょ?この通路、どこにつながってるの?」

「別に?普通に各階と階段でつながってるだけ。でもねー、ほんとみんないろいろ経験してるから、通らないんだ。この隣の店の子も、見るんだって。」

「あー、首が浮いてたとか、ぼんやりした人影とすれ違うんだっけ?でも隣って?お店あったっけ?」

「あるよ、ガールズバーが。」

「あるっけー・・・?」

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 そこに英語ガールも参戦。うん、安定のかわいさ。聞くとこの子は霊感皆無です。このお店でも感じたことがないようで。先輩たちの話をただ、へー・・・、って聞いてました。まあ普通そうだと思います。

 英語ガールに就職の話を聞いたら、むしろ卒業の危機らしく、2月頭に提出しないといけない32ページの卒論のうち、出来ているのは1ページなんだとか。

「もー、こんなところで働いてる場合じゃないですよー・・・。」

「テーマは?」

 って、突っついたら、おわー!なんか流暢な英語ですっげー長いセンテンスをー・・・。

「What?」

 2、3回聞いても聞きなれない単語はキャッチできず。日本語で教えてくれました。ふーん、それは難しい!頭はいいのに、どこかルーズ?B型?こんど聞いてみようかな。

「実はもうひとつ内定もらったんですよー。そっちへの回答は、ほんと今日明日中に返さないといけなくて。」

「どこ?どんな仕事?」

「えー・・・、名古屋の○○○○○○ビルに入ってます。」

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「それって、最大手じゃん!そこ??」

「あー、そこじゃないです。」

「そーなの?」

 でも、そのビルならどこも相当有力企業が入ってます。

「迷ってるんですよねー。」

「いやー、それなら、英語の先生よりはやりがいがあるんじゃない?」

「ですよねー・・・。わかりました!○×△!」

「お、おぅ・・・。」

 英語で最後はわーっと言ってましたが、「わたし、そうしてみます!」って言ってました。あー、でも企業に行くと副業はできないから会えなくなるねぇ・・・。この喪失感、どうしてくれる?

 で、ピザも食べ終わったし、そろそろ時間です。今日はもう終電は関係ない!って決めてるので1時半近いです。

「そろそろ帰るよ、お会計。」

 お金を払って、席を立ってコートを着ながら後輩君と、

「あっちの通路行ってみよう!探検、探検。」

「行きましょう、行きましょう!」

 で、ドアを出ると、珍しく作業着っ子が見送りです。前のお店のときはよく見送りがありましたが、このお店ではあんまりされたことないんですが・・・。

 作業着っ子が首だけ出して、通路の奥に消えていく僕たちに挨拶。

「今日ありがとうね、また来てね・・・。」

 なんすかー。その今生の別れみたいな挨拶。奥ってそんなやばいの??

 とりあえず、パチリ。

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 ・・・。

 別に感じないなー。空気もよどんでないし。所詮自分も霊感とかないんでしょうね。

 駅に向かって歩きながら、今日ピザを届けてもらった、自販機前がやばいお店の前を通過。2Fのお店を見上げて・・・、

(まだ飲もうかな、楽しそう・・・。どうせ終電ないしー。)

「もう1軒行く?」

「いいですよ!」

 彼は歩いて帰れる距離圏なので、付き合ってもらいます。

「よし、狭いけど缶詰バー行こう!」

 ちょっと歩きます。いやー、久しぶりだなー。でも席が少ないからどうだろうかー・・・。廃墟みたいなビルの奥に奥に入っていくと扉があります。6席しかないからどうかなー・・・、

 ドアを開けると、お、2席は空いてるし女の子もそこそこ多いです。普通に座れました。

「あ、久しぶりー、こっち珍しいねー。」

 見ると、あ、鮨バーに昔よくいた子。当時18で、ハロウィンのときへそ出しコスをしてて、へそピアスだったのを強烈に覚えてます。

「あれ、こっちにも応援来るんだ。」

「応援っていうか、今はこっちしか入ってない。」

 とりあえず水割りをもらって守りに入ります。後輩君が、

「ここ、よく来るんですか?」

「いやー、こっちはたまーにだね。そういえば、○○○店長いないね?」

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 へそピアスっ子が、

「あー、○○○ちゃん、やめちゃったんですよー、この前。私が移る前だから直接は知らないんですけど。ラストも盛大にやったみたいですよ。」

 そうかー、やめちゃったかー。この系列店に初めて飲みに来たときについてくれたのが、ここの店長でした。話が上手で、いろいろ気遣いしてくれる子でした。

 そんな話もしながら、ここは缶詰バーなんで、なんか頼んだら、って後輩に選んでもらいました。でも、ゲテモノ缶詰も激辛カレーもなくなってました。普通に美味しそうなやつだけ?

 彼が選んだのは鳥肉の缶詰。調理というか、温められて出てきただけでしょうけど、オープン。へそピアスっ子が、

「美味しそう、食べていい?」

「どうぞ、どうぞ。」 

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 食べながら、

「今、あの通路通ってきたんだけど。」

 って話したら、

「あのお店ねー、カウンターとか立ってると後ろ、誰か通るの分かるのー。それでね、女の子並んで立つでしょ?後ろを通った感じがしたら、手を挙げようね、ってやったことあるんだけどー、右端の○○○ちゃん(作業着っ子)が手を挙げたら、順番に手があがるのー、やっぱり歩くんだー、って。私も感じたけど。」

「霊感、あるねー。」

「そういえば、この前ね、○○のラブホ行ったの、やばかったー。」

「それって、○○○?」

「そうそう、なんで分かるの?」

「さっき、聞いたんだ。」

「一緒に行ったんだけど、お風呂の蛇口から、誰もいないのに水がジャー、って流れ出して!」

 マジですかー。ポルターガイストっぽいです。女の子同士でラブホ行ったんでしょうか。百合??まあ、今は集客のためにビジネスユースや宿泊ユースも積極的にアピールしてるので、いけるんでしょうね。

 あ、っと言う間に1時間です。さすがに2時半近いので撤収です。さっき、このお店に来る前にタクシー乗り場をみたら1、2人しか並んでないので、やっぱり最終稼働日っていうより火曜日なんでしょうね。これなら直ぐ待たずに乗れるはずです。

 お金を払いながら、へそピアスっ子に聞いてみます。

「○○ちゃん(ドロシー)、今いる?」

「あー、○○ちゃん、夏でやめちゃったんですよー。」

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(マーーージーーー??)

「あ、そうなんだ。」

 平静を装いつつ、なーんか、ショックー。あー、でも卒業前の必須の実習科目とかあって大変だ、って言ってたもんなー、バイト続けにくいって。

 うーん、今日はサプライズが続きました。ドロシー、最後に挨拶したかったなー。残念です。

 タクシーは待つこと30秒で乗れました。家に着いて3時5分。着くとまだ嫁さんが起きていて、しこたま怒られたのは覚えてますがー、まあ、今年はストレスのみ多い年だったので最後くらいはこんなものです。

 次は1月中旬に新年会というか慰安会というかがあります。また飲んでやります。1年の供養、完了です。

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最終更新日  2016.12.29 18:02:36 コメントを書く
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