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2018.07.21
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 もうひとつの事情が、自分の耐久試験。今年はここ何年かで一番暑さが厳しい夏といわれてます。お盆休みに平地で遠くまで出かけますが、体力的にもつでしょうか。その確認も兼ねて、夏の盛りに出発することにしました。
 朝、6時半。スタート!
 ・・・。
 家の近所の住宅地を抜ける前に一旦戻ってきました。なぜって、FIの警告灯が点きっぱなしだから・・・。これは、うっかりエンジンをかけずに撮った写真。キーオンでは警告灯が点くのは正常ですが、エンジン始動中に消えないのは異常です。エンジンをかけずに撮った写真。慌ててるのがわかります。
 心当たりはあるあるです。これだ。ブローバイガスのブリーザーホースの間にかませた、フィルター。金属フィルターが入ってますが、きっとその抵抗を異常と検知したんだと思います。なかなか賢い。
 この前はエンジンがかかるかだけ確認したので、警告灯まで気づかなかったです。走行は出来ましたが、警告灯点きっぱなしでロングとかありえないので、早朝とは言え、すでに蒸し暑い中、鬼畜のタンク持ち上げ整備を開始。ノーマルのホースに換えたところ、エンジン始動中でも警告灯は消えました。
 これを取り付けるためにかなり苦労しましたが、いったいあの苦労はなんだったのか。とりあえず30分ロスしました。気を取り直して7時に出発です。
 今回のツーリングの建前の目的地はビーナスライン。取れた宿が上田市。ビーナスラインを降りた国道沿いにあります。なので、ビーナスラインに寄らないわけはないです。

 豊田の山奥から岐阜恵那方面にシフト。恵那からR19号に合流です。恵那から中津川までは面白くもなんともない区間ですが、馬籠宿を過ぎたあたりから、山深くなり木曽路っぽくなっていきます。
 ここでいつも寄る道の駅賤母に寄りました。
 気温は上がってきてますが、ヘルメット、ジャケットで肌を出していないので、意外に焼ける感じはしません。走っているうちは風で熱は篭りません。意識朦朧としてくるのかと心配しましたが、結構いけます。
 そうは言っても水分は失っているので、水分補給。これも毎年の飲み物になってる気がします。梅系?ポカリとかもいいけど、甘すぎです。梅系もミネラルが豊富そうなので熱中症予防でチョイスです。
 で、ここに寄ると手を冷やしてみる亀。前に試したときはしびれるほどの冷たさでしたは、今日はぬるい・・・。涼は取れませんでした。
 道の駅を出て中山道を北上開始。目の前の山塊を眺めながら、木曽川と並走。交通量も多くて、快走とは言えないけど、こんな風景に近いところで育っているので落ち着きます。
 R19をしばらく行くと、御岳への分岐道。以前は毎年のように通ってたんですが、あの噴火以来すっかり足が遠退きました。山荘へのルートは極上ですが、あの惨劇を思うと、もうしばらく走りに行くのは自重です。
 御岳への分岐をパスして、北上です。このまま行くと塩尻についてしまいます。塩尻から諏訪湖に南下するのももったいないので、途中で伊那方面にシフトです。
 このR19から入るR361が爽快!直射日光で白い路面が輝く、輝く!周りのコントラストが乏しくなるほどまぶしいです。路面もコーナーも秀逸。青い空、緑の木々に、白い路面。サマー!
 山から伊那の盆地に下りていきます。峠から見下ろす伊那の盆地は広いです。桜の名所、高遠城址はもう少し先ですが、R153号を並走する農道を北上します。
 ここで喉が渇いたのでコンビニで休憩です。
 ビーナスラインの入り口、白樺湖まではナビ任せ。なので、そこまではただのルートの消化区間だと思ってたんですが、眼前にいきなり諏訪湖が広がったときは、想定していなかったので、完全に不意打ちでした。結構な標高から降りてきていたようです。その雄大さに感動・・・。
 諏訪湖を過ぎて、茅野市R152からビーナスライン、白樺湖へ向かいます。ですが、ここがとんでもない渋滞・・・。昼時だからなのか、慢性渋滞区間なのか。水温計も107度とか。ラジエターファンも回りまくりです。
 少し前に休憩したばかりですが、すっかり疲れ果てて、またまたコンビニで水分補給です。
 ここを過ぎたらやっと流れがよくなりました。白樺湖、大門峠を目指します。白樺湖周辺はリゾート地なのでにぎやかですが、そこはパスして、大門峠、ビーナスラインに突入です。
 おー!このモスグリーンに輝く斜面!森林限界なのか、木々がありません。なので、くっきりはっきりのスカイラインが高所のテイストです。
 雲が、空が近い!なんか生まれたての雲みたいです。
 ここから和田峠までのんびり走行。無料化になって久しく、休日ってこともあって交通量は多いです。でも、この景色なら堪能したいです。
 美ヶ原まで行きたかったんですが、宿のある上田方面に和田峠からシフトです。この辺はもうナビを見てなくて、看板で上田、って言うほうに追っていったんですが、ちょいと酷道気味に。2車線路でしっかり上田までいけるかと思ったら、下りのクネクネ道が続きます。
 これはこれで楽しい!右に左に、ジェットコースターです。
 で、やっと森林を抜けて、広い道に出ました。もう宿はすぐそこです。
 宿の手前で道の駅に寄りました。マルメロの駅ながと?マルメロ、マルメロ、って至るところに。いったいなんなんでしょう。夜はここでイベントがあるようです。設営が進んでいました。
 ここに寄ったのはお土産を買うため。なんにしようか迷いましたが、パックの漬物を何個か買いました。冷やして食べれば、家で晩酌のあてになります。嫁さんの両親にも漬物なら無難かと。
 買い物から帰って、荷物をシートバックに入れて、出発しようと思ったら、タンク脇のニーグリップパッドのところに潰れた昆虫が・・・。
 どう考えても、自分がライディング中に潰したとしか考えられません。
 ・・・。
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 グロイ・・・。花粉食べすぎ。中の黄色いエキスがたまらなくグロイです。
 さて、まだ2時なので、宿を通過して、上田市を目指します。
 上田といえば、真田氏の居城だった上田城があります。前に来たのは家族で5年前です。バイクを降りるとやっぱり暑いです。
 復元された大手門。この前来たときも幸村がお出迎えでしたが、今日も訪れる皆さんをお出迎えしていました。幸村と、もうひとり女性の方もいましたが、真田十勇士の誰なのか、確認できませんでした。
 上田城は櫓は残ってますが、お城の体はあまりしていません。中は神社です。
 前にも見ましたが、真田六文銭はかっこいいなぁ・・・。
 まだチェックインまで時間があったので、歴史資料館も見学。真田といえば、戦乱の世を親子、兄弟で巧みに渡り歩いた印象がありますが、当時の勢力図をみても、真田氏の周囲の環境変化のめまぐるしい事。江戸末期の戦国武将の大相撲ランキングで、幸村は大関くらいでした。江戸時代から人気だったようです。
 そろそろ宿に向かうにはいい時間です。お城を離れたら、街中お祭りムード。このお祭りのせいだけではないと思いますが、市内は渋滞。ポスターなんか見てると、今日は上田の祇園祭りみたいです。
 上田市に入って、渋滞につかまりました。またアイドリング不調が顕著になってきました。さすがに落ちることはなかったけど、1000回転を下回ることも。またまた不穏です。
 渋滞を抜けて4時過ぎ。ナビにだまされて、なかなかたどり着けませんでしたが、やっと宿に到着です。裏口側からアプローチしてきたので、フロントがわからず、ダイニングから入ってしまいました。
 バイクの置き場所とか、夕食の準備をしていた女将さんというか、奥さんに確認。これが、きれいなひとだぁ~。疲れが一気に吹き飛びます。
 ちゃんとフロントから入りなおしてチェックイン。ライダーズプランはツイン。でもひとり。エアコン冷え冷えでやっとひと息つけました。
 「そろそろお風呂が沸きますよ。」
 とのことだったので、荷物の整理と着替えをして、お風呂場に。いやー、汗も流せて、腰のだるさも熱めのお湯で解消していきます。
 入れ違いで自分より年配の方が入ってきました。フロントを通りかかったとき、玄関をみると靴が増えていました。あの男性でしょうか。ライディングシューズだったので、彼もライダーのようです。
 19時から夕食。ダイニングに入ると、ジャズが流れてます。お、なんか小粋なダイニング・キッチンみたいです。
 席の隣に大型水槽。ネオンテトラにグッピー。いいインテリアです。
 女将さんが食事を運んできてくれて、
「お飲み物とかどうされますか?」
 なんて聞くから、
「えーっと・・・、ビールとかもらえますか。」
「瓶ビールと生がありますが、どちらで。」
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 おー、キンキンに冷えたジョッキ!
 火照った身体を冷やす冷しゃぶ。塩焼きされた岩魚。
 それを、グビグビ生ビールで流し込んで、くわー、一日中渇いた身体に、染みる染みる、ビールが染みる~!酒飲みでよかったと痛感するひとときでした。
 あまりにお腹も空いていて、料理も美味しかったので、またしても御ひつ全部ご飯をいただきました。
 ・・・。
 うめぇ・・・。満腹です。
 夜は久しぶりにゆっくりテレビを見れました。世界ふしぎ発見。ほんと久しぶりに見ましたが、やっぱり面白かったです。あと、日ごろテレビなんか見れないので知らなかったんですが、日曜劇場、この世界の片隅に、なんですね。知らなかったです。
 でもさすがに疲れました。明日のほうが、避暑地が少ないし、熱波の下界に帰っていくので体力が心配。明日が、実は今回のツーリングの本番。翌日のルートをナビに設定して、10時には就寝しました。

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最終更新日  2023.09.17 00:15:53 コメント(1) | コメントを書く


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