PR

サイド自由欄


キーワードサーチ

▼キーワード検索

2023.02.05
XML
 今日は昨日のジャンプスターターを試そうと思ったんですが、比較的暖かったせいか、弱々しいながらもエンジンがかかってしまいました。
 せっかくなのでそのまま散歩に。ちょっと思うところがあってカジュアルライディングで寒さをチェック。ダウンコートは全然ライジャケより暖かくて着心地良好。
 グローブとシューズの隙間は防寒要。
 行先はもう少し暖かくなったら自転車で頑張って行ってみようと思っていたスポットに向かいます。
 思えば今年初乗り。そこそこの気温。トルクの乗りもイイ感じです。 バイクだと散歩みたいな距離で目的地に到着です。
 大きな錦絵みたいな看板が目印の建物。以前から来てみたかった、高浜にある「高浜茶屋吉貴」さんです。ここの売りは等身大の人形による、江戸時代の芝居小屋の再現コーナーです。
 中に入ると、おぉっ!リアル人形のお出迎え。
 でも、蝋人形みたいな違和感はないし、いわゆる生き人形みたいなどぎつさも漂わない、優しい感じがします。

 展示コーナーの拝観料は500円です。
 いざ2階へ。昇っていくと、まだ灯が入る前でしたが、うぉっ!おる、おる、おるなー、観客が。ここは江戸時代か、って思えるエキストラ人形のみなさんのお出迎え。
 すげぇ。
 席に着くとちょうど照明が点灯。一気に華やぐ芝居小屋。
 おー、ここの席はお殿様かお代官様の席?VIP席かぁ?着物、ゴージャスです。
 上の席もお武家様の奥方さまっぽい。
 館内のアナウンスが流れて、舞台上には多分?有名な歌舞伎演目の名場面を再現した等身大人形が、左右からスライドインしてきます。
 歌舞伎とか全然知らないけど、ザ・歌舞伎!だめだ、なんか頭の中は能楽と混ざってしまうけど、歌舞伎だな、歌舞伎。
 人形たちはスライドインだけでなく、奥の緞帳が上がっていくと、
 次の歌舞伎演目への早変わり。
 上に鐘が。道成寺、と札にあります。安珍・清姫のお話なのかな。当時の芝居の演出とかわからないけど、後ろの三味線楽団。
 そこで館内のアナウンス。部屋の後ろ上方をごらん下さい、とのことで、見上げると石川五右衛門登場。
「絶景かな、絶景かな~」の大見得を切る五右衛門。
 ここの茶屋吉貴さんはスマホ撮影OKとのことなんですが、顔認証しまくり。他の人形展でもするかもだけど、この認証の出方も圧巻です。
 2階での公演は10分ないくらい。その後1階へお戻りください、と案内が流れます。
 1階に戻る前に、気になる淫靡な部屋が?
 もうひとつの部屋は・・・、これまた裸婦と筋骨隆々の男性。
 これはさすがにいたしてしまうのかー。
 説明書きをみると、「三助」さんのマッサージとあります。
 聞いたことないな、三助。その場でググると、当時あった、銭湯なんかで背中を流してあげるサービス業の役職みたい。ただ、女湯への出入りも自由という。
 腕のいい、イケメン三助さんは女性客から引っ張りだこの存在だったみたいです。今も昔も癒しのサービス業はあるんですね。この三助さんの職業は2000年過ぎまで存在していたらしいです。それも驚き。
 他には…、町娘さんの売店コーナーみたいなのも。
 1階にもどると女将さんがお茶を用意してくれてました。
 しばしお茶をいただきながら、お話。
「いやいや、ほんと圧巻でした。」
 からいろんな、ほんと尽きないお話を。この展示、人形たちへの熱い想いをうかがえました。コロナだけじゃないけど、遠退いたお客さんたちにもう一度興味を持ってもらいたいですねー、という切なる願い。
 こんな圧巻な展示、ご近所さんも知らないひとがたくさんいるとのこと。最近はSNSのおかげで、むしろ遠方からの若いお客さんも増えてるようです。
 ふらっと来るのが、自分みたいな世代の男性か、逆に若い女性の方だとか。やっぱり着物の魅力を再認識する若い女性も多いそうです。
 確かに。金糸銀糸の刺繍がふんだんに織り込まれた着物が、世界トップクラスのドレスなんじゃないかというのが持論です。
 そんな女将さんが近々インスタにアップしようとしてるのが、この鎧。自分も店内に入って一番最初に気づいた鎧。徳川家康が若い頃に身に着けていた鎧。
 まさに今の大河1話で松潤が着てた、着てた。
 この鎧はずーっと展示してあったようで、別に大河が始まったから作ったとか、用意したとかではないようです。たまたま大河を見ていたら、出てきたので驚いたといってました。
 そのほかにも館内には歌舞伎の錦絵なのか浮世絵なのか、今でいうところの宣伝用のポスター、パネルです。名古屋の御園座にも入れてる絵師さんの作品とか言ってたような。
 ちょっとの散歩のつもりが、なかなか長居をしてしまいました。
 想像を超えた異次元ワールド、高浜茶屋吉貴さんでした。
 最近昭和レトロとか流行ってるから、こういうトラディショナルな方面も再評価されてほしいです。ネットへの露出はウェルカム、ということだったので同じ三河エリアの住民として応援アップです。
 望外の邂逅にお腹いっぱい。昼ご飯を食べに家路を急ぎます。おー、遠くに真っ白な御嶽山。まだまだ真冬だなぁ。
 給油して次のトリップに備えます。さすがにタイヤもどんどん減ってきました。
 来週日曜日が雨っぽい。雨っぽいけど行きたいところが。こんなタイヤじゃないと行きたくないところです。マジ、天気勝負です。それにしても今日は妖艶なパワーをゲットできました。

banner.gif






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2023.09.17 00:50:05 コメント(2) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: