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2023.09.01
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カテゴリ: バイク・ブレーキ

 ピントンツール、捨てちゃったかな、と思ったら工具箱に入ってました。先端は摩耗してたので新しいのを買ってからピストン抜きしようかな、と思ったけど、なるべくピストンの内側に傷も付けたくないのでゴムシートかなんかで養生します。
 だったら摩耗してるツールのほうが都合がいいかもしれない。秋の夜長、明日仕事あるけどピストン抜き作業開始です。
 ピストンツールは見つかったけどあれがない、ラバーグリスがない。家探ししてたら日付変更線を超えちゃうので、先日ツーリングに持参したチェーンルブで代用。Oリングを傷めないならとりあえず大丈夫じゃないかと。
 なにか塗っておかないととても固くて無理です。噴射。ブジブジ発泡。浸透性はなさそう。
 ツールを使う前にもう少しピストンをせり出します。ピストン戻しツールをセット。ピストンが抜けきらない程度で蓋をします。 またスプレー噴射。パークリは残量がなくなったので、エアーダスターで。ノズルが欲しかったのでシールテープを巻き付けてエアーの漏れを減らします。
 バンジョーボルト、ブリーダーボルトでも埋め栓。左右のフルード連絡通路穴は指でふさいで、エアー噴射。
 やってみたけど、どうせ抜けてこないと思ってぼーっと噴射してたら、
 突然、
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 洗い物をしていた嫁さんが、「何の音?!」って騒いでましたが、スルー。
(ありゃ、簡単にピストン抜けたんじゃね?ピストン戻しツール使ってたから、両方のピストンがいい感じのせり出されたんだな、きっと。思ったより早く寝れる。)
 とほっとしてキャリパーをみたら、なんだ、片方のピストンは動いてない。抜けたのはひとつかー、
 いや、ちょっと待て、なんじゃー、このキャリパー内!
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 おいおい、こってり味噌じゃねーか。
 いや、下痢便。
 Oh・・・、フルードってここまで変質するんだぁ。へぇー・・・。
 GSX-R600 K1,2,3あたりのキャリパー。少し乗ってからオーナーがキャリパーを換えたとして20年弱は経過してるかも。それにしてもー。
 気を取り直して残りのキャリパーのピストンもエアーダスターで抜いていきますが、だめだ、どれも抜けたピストンはひとつだけ。残ったやつはこれを使うしかない。ピストンツール。
 だけどこれ、力いっぱい握ると痛いんです。なので厚手の自己融着テープで少しグリップを太くしました。
 あと、ピストンの裏にあてがう適当なものを用意。薄手のゴムシートがなかったので、工具箱に残ってたエーモンのバッテリーターミナルのカバー。使わないやつなので、適当に切り出し。

 穴が開いちゃったレザーグローブ。これはいい。痛覚が鈍ります。倍力装置。
 さて、ピストン動くかな・・・。
 お、自己融着テープとレザーグローブの効果すげー。動く、動く。固いけど回転だけじゃなく、左右にもぐりぐり動かしながら抜いたら簡単に抜けた。今までで一番楽に抜けたんじゃないかな。
 しかし裏を見るとここにも味噌。
 残りの4つもピストンツールで抜くことができました。ただやっぱり2つはガリ傷を少し付けちゃいました。それでも目立った傷ではなく個人的には立派なスコアです。傷の1か所はパッド当て面までバリが出たので、グラインダーで軽く均して作業終了です。

 古い中古キャリパーはやべぇことがわかりました。まさか大葉味噌が入ってるなんて。衝撃の光景。ふぅ、それでもキャリパーOHの峠は越えました。安心して快眠することができました。

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最終更新日  2023.09.02 13:30:48
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