PR

サイド自由欄


キーワードサーチ

▼キーワード検索

2025.10.23
XML
 目の前になにかそれっぽい施設があります。あれなのか?
 バイクを降りてウロウロ。看板発見。
 ここは野辺山。
 何人か人が流れていくほうに目をやると、あった、あった受付。
 お金とか取られるのかな、って思ったらタッチパネルで住んでる県とか何人できたか、とかそういうのを入力するだけでした。無料か。
 やってきたのは国立天文台 野辺山宇宙電波観測所です。巨大電波望遠鏡がすでに視界に入って興奮します。
 目の前に鎮座する電波望遠鏡たち。
 近づいていくとこんな看板が。なるほど、携帯電話も電波出すから観測の邪魔なんだろうな。機内モードに設定。
 おー、とってもSFチック。スターウォーズというか、未来の前線惑星基地というか。雲ひとつない青空に白いアンテナ群と白樺。美しい。
 中にはいろんなパネル展示に観測機器の説明なんかがありましたが、受信機の説明。
 これが微弱な電波を増幅する受信機?ICとか半導体とかじゃなくて装置感がすごいな。
 すごく増幅するんだろうな。夏休みに作ったあれにつなげたいな、ゲルマニウムラジオ・・・。
 展示室を出てまた敷地内の説明パネルを読みながら順路を進みます。
 ここでなるほど、の事実。
 干渉計、ってのは昔よくみたNHKスペシャル宇宙ものの中でも説明されていて、イメージはわかりやすいやつです。複数のアンテナをレール上を移動させ、間隔を広げて配置。巨大アンテナと同じ役割を果たすというもの。
 それをさらに拡大させて、世界各地の電波望遠鏡を使って観測しようという発想。なるほど、さらに巨大アンテナに。頭いいな。リアルタイム観測じゃなく、あとで観測データを合成するんだと思うから、原子時計とかで精緻なタイムスタンプが押されていればOK。タイムラグとか関係なくデータ同士を集めて合成できる、ってことかと。
 秘密巨大兵器みたいな感じでワクワクします。
 パネルの説明をみると日本各地の電波望遠鏡のリンクはもちろん、世界各地の望遠鏡とのリンクも。スケールがデカいです。
 そんなパネルを見ながら、野辺山最大の45m電波望遠鏡へ。
 やっぱひときわデカいな。
 大きい電波望遠鏡だけじゃなく、向こうにはちび望遠鏡が並んでいるのも見えます。今度はそっちに移動します。
 ちびアンテナ群は太陽の観測用でした。
 その近くにあった展示物が非常に興味深い代物。パラボラアンテナの焦点部でささやいた声が、アンテナで反射されて、対面のパラボラアンテナへ飛んで行って、向こうの焦点部にささやいた声が集まるので、それを聞く、っていう実験。
 これに向かってささやくと、
 なんと!あんな遠くのアンテナの前に立つ人の耳元に声が届くんですか・・・。試したい、試したいけどボッチなんでさみしく通り過ぎました。
 パラボラ会話実験はボッチだったのでできませんでしたが、平日なのに結構な人数の見学者がいました。うれしかったのは若い大学生のグループも何組か。理系かな、やっぱこういうの好きなんだな。ちょっと安心。理系とは思うから理物、工学系?なのに各グループにはきれいな女子大生が必ず。
 ずるいなー、自分のときは特に工学部ってこともあってか男女比率は100:1くらいでした。時代だな。
 いや、若い女性のペアも何組か。特に詳しくなくても高原は気持ちいいし、こういう本物を味わうのも旅行の思い出にはいいと思います。ナイスセレクション。
 来る前は、中に入れず、外から電波望遠鏡を眺めて終わりかも、って思ってました。それがまさかのガッツリ見学。
 本当は、キャンプ場に着くのが少し早まりそうだったので、もう一か所めぐってからキャンプ場に向かおうとナビにインプットしていたけど断念。キャンプ場に直行してもちょうどいい時間です。
 予想以上に楽しめた野辺山の天文台をあとにしてキャンプ場に向かいました。
 まだ2時台だけどすでに斜陽の感。まだまだ色づいてはいないけど山々の木々は少し秋の装いです。
 今日のキャンプ場がある松原湖の標識が出てきました。左に折れます。
 少し昇りのワインディングで高度を上げていきます。空気が変わって一気に寒さを感じます。サマーグローブで来ましたが、指先がちょっとジンジンする冷たさです。標高、なにげに高いんかな。
 出てきた案内に従って、キャンプ場発見、15時過ぎに到着です。広い駐車場がなんかキャンプ場ぽくないです。
 ひとまずバイクを停めて、管理棟へ。受付を済ませます。
 ここのキャンプ場が良かった点。温泉があります。キャンプ場の管理棟は温泉施設の中、入浴するために近くの入浴施設を探さなくて済みます。
 受付でチェックイン。利用の案内と利用許可証、あとデカいカギをもらいました。カギをもらってしまったら返さないとチェックアウトできません。チェックアウトの時間を聞いたら8:30から、とのことでした。遅い・・・。旅館より遅めの出発になりそうです。明日は夕方から雨で、少しでも早めに出発したいんですが。
 もらった地図をみるとキャンプサイトまで少し離れています。ここから荷物の運搬は非現実的。バイクやクルマは乗り入れてOKとのこと。バイクで侵入。ここは舗装。どこまでいけるのか・・・。
 駄目だ、いったんストップ。ここから先は砂利の昇り道。手前で停めます。
 まずは到着。
 今日のアコモデーションは・・・、お、奥に並んでいるのが見えます。サイドバッグを下ろして砂利道を行きます。重い。手に食い込みます。
 ふぅ・・・。着いた。今回予約したバンガローです。キャンプはしたいけど秋の高所。絶対寒くて眠れないし、朝の結露でぬれたテントの撤収をしなくて済みます。コテージ以下。ソロキャンなのでナイス選択肢。初の試みです。
 中はどうなってんだろう。ドアを開けてみると・・・、
 すげーシンプル、何もないです。2段ベッドというか。6人用。6人も入ったらぎゅうぎゅうです。
 お、照明もある。あとひとつだけどコンセントも。こりゃあ快適。
 重い荷物を運んで身軽になったので、バイクで砂利道に侵入。バンガローの前に停めます。固い砂利だけど、キャンプ場内にあった自販機で缶コーヒーを購入。空にして足でスタンプ。サイドスタンド受けを作りました。これで安心。
 写真をパチり。これを嫁さんと子供に送ったら、「バス停」とか「犬小屋」とか散々な言われようでした。いや、ボッチには十分です。
 荷物を中に運び込んで、着替えたりメールしたりしていたら16時過ぎ。温泉に行こうかな。せっかく停めたバイク。もう一度重いバイクを砂利面で転回とかしたくないので、歩いて向かいます。
 5,600mは歩くかもです。
 道路に出ると、もう太陽は山の向こうに沈んでいました。
 再び管理棟に到着。今度は左の温泉を使います。キャンプ利用者は割引券が使えます。400円でした。
 お湯は熱めの42℃弱。苦しくなった腰と左手首をほぐして湯船でりらーっくす。
 温泉で蓄熱。またキャンプサイトへ歩いて向かいます。別荘もあるのかな。いいな、別荘。冷えてきましたが火照った体の湯冷ましが気持ちいいです。
 キャンプサイトの中央にある売店とトイレに戻ってきました。今日は平日なので売店はやってません。
 戻ってくると水場の照明が点灯。雰囲気あります。
 初のバンガローってやつですが、カーペット敷きで居心地はgood。耐寒性はどうでしょう。日が沈んで照度が落ちてきました。空気もひんやりです。
 さっきの売店のところにすごくきれいなトイレがあります。ウォッシュレット完備。大のトイレが4つ。渋滞知らず。だけどちょっと距離があります。
 ってことなのか、バンガローエリアに簡易トイレがあります。
 ・・・。
 去年のGWのハイレベルトイレを思い出します。マリントイレって言ったかな。流し方が不明で大変なことになりました。使わんでおきます。
 戻ってきてドアを開けるとカメムシ。到着してドアを開けたら2,3匹のカメムシがいて全部つまんで外に放り出したんですが、アゲイン。こんな林間の秋。冬ごもりしたがってるだろうから、このバンガローの隙間とか各所にカメムシびっしりなんだと思います。
 虫とか平気なんで大丈夫ですが、これ、ひとを選ぶかも。少なくても下の子はダメです。
 今回は狭いテントとか、屋外地面が相手じゃなくて室内。きれいで広い平坦面があります。撤収作業が楽々、ってことを見越して普段使わないエアマット持参。夜は寒いだろうから下からの冷えをカットです。
 こんな空気を入れるタイプ、狭いテント内とかでやったら時間がかかるのなんの。撤収の時短を最優先に考えているので出番がなくなってましたが、今回は久しぶりの使用。
 で、バンガローということでテントが不要。その代わり新調した少し厚手の寝袋。快適使用温度12℃、限界温度5℃という仕様。今の季節の八ヶ岳にはどうなんでしょう。
 カーペットにエアマット、それに枕と新しい寝袋。いつも以上の寝具。いつもは柔らかい土の部分を選んでテントを設営。簡単にたためるレジャー用の薄手のブランケットを敷いて、下手すると寝袋を使わないこともしばしば。インナーシュラフで間に合わせることもあるので今日はちゃんとしてます。
 で、今晩のお供、修理から戻ってきたラジオカセットプレーヤー。ツーリングに間に合いました。AMはキャッチできるかー・・・。
 ダメだ、
 なんかここ数年キャンプ場でAMを聞けた覚えがない?停波が進んでるのかな。
 AM局をFMで聞くか。
 あとは、ちょっと部屋の照明が暗いので、持参したガスランタンも使います。取り出すと・・・、予想通りマントルピースが砕けてます。
 大丈夫、予備のマントルピースを持参してます。ランタンの準備ができたので、そろそろ外で夕食を作ります。
 今回はアルコールバーナーのトライ。1回満タンで20分くらいの燃焼。お湯を沸かすのにも時間がかかるし、そこからライスパックを15分とか温めているとあっという間にアルコールを使い切ってしまします。今回300ccくらいのアルコールしか持ってきていないので、使用するお湯を減らすため、ライスはこれです。
 防災食、アルファ米です。この前食べたわかめご飯は塩気が薄かったので、五目御飯にしてみました。
 お湯を沸かします。カップ1杯程度沸かせればいいのでアルコールも温存できます。屋外は少し寒いです。
 お湯を注いで15分待ちます。
 その間に肉系。家の冷蔵庫にあったハムのひとパックをいただいてきました。それを焼いて、
 目玉焼きも。
 焼きハム乗っけ玉子。これでenoughです。
 そうこうしているとアラームが。五目御飯ができたようです。
 早速試食。うん、こっちのほうがわかめご飯よりおいしいです。
 結構ボリュームがあります。食べ終わって休憩しているとまたカメムシ。すげーいるな。
 ここで汁物も欲しくなったので、アルコールバーナーにとって時間が厳しいラーメンを調理してみます。使うお湯が少なめの棒ラーメンでトライ。
 お、ちゃんと茹でて作ることができました。何の問題もないな。
 満腹、満腹。
 このあとアルコールの残量を確認。まだいけそう。もう1回お湯を沸かして10分くらい卵をゆでで、朝食用のゆで卵も用意しました。
 ここのキャンプ場は21時以降の騒音禁止。なので早めに水場でクッカーたちを洗いに行きました。
 よし、そろそろこれかな。怪談を録音したテープ。
 これを聴きながら、UCCインスタントコーヒーを・・・。
 うまい・・・。
 寝袋に潜り込んでツーリングマップルを見ながら、明日のルートを検討。
 今日は野辺山で結構時間を使ったので、スキップしたスポットがあります。朝、そこに寄ってから帰るか?でも夕方から愛知は雨。急いで帰ったほうがいいか。
 マップルを見ていたらだんだん手が冷たくなってきました。やっぱ冷えるな。しまった、温度計付きの腕時計を持ってこなかった。持ってきてたら室温がわかるのに。
 でも標高はナビで分かります。
 なになに・・・、1200m超え。意外に高いな。そりゃあ夜は冷えるわけです。
 ということで、早いけど23時前に就寝。その前にトイレに出かけたんですが、ふと見上げた夜空に驚き。
 夜空に満天の星々。これは子供のころに見た夜空を思い出します。もう矯正視力でもよくないけど、それでも5等星くらいまで見えてるんじゃないかな。天頂のカシオペア座の美しいこと。今日は野辺山の天文台にも行ったし、宇宙に縁があります。
 ほんと、いいもの見た。そこから戻って、寝袋に入って・・・、寒いな。これ、絶対夜起きるやつ。
 なので靴下履いてレインを着込んで就寝。だいぶ暖かいな。惜しい、少しはみ出た頭が寒い。じゃあ暖房の足しになるかな、ガスランタンの持続時間も調査するために点けっぱなしで眠りました。テントじゃないので一酸化炭素中毒とかはないでしょう。
 明日は遅めのチェックアウト&前線との勝負。なんとか勝ち逃げしたいところです。
 その3に続く。

banner.gif






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2025.10.23 20:54:54 コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

カレンダー

コメント新着

2式noraneko @ Re[1]:ワイパーブレード交換(11/30) シンイチさんへ シンイチさん、こんばん…
シンイチ@ Re:ワイパーブレード交換(11/30) リザーバタンクは腐食ですかね。 ブレーキ…
2式noraneko @ Re[1]:全然いいじゃないの(11/22) シンイチさんへ こんばんは、シンイチさ…

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: