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農哲@イタリア

農哲@イタリア

2010.06.12
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カテゴリ: 心の窓


下痢が続く。
今も完全ではない。

もちろん原因はわかっている。
たくさん思い当たることがありすぎる。

心理的側面もそう。
田植機がこない日々。
僕自身はまあしょうがないかくらいで終わっていたのだが、
恐ろしいもので、周りからのささやきがあるのを忘れていた。

「今日もこないのか。」
「いつ田植えをするんだ。」
「田んぼに草が生えてきたぞ」
そういう会話が毎日の食事ででるたびに、
それが積み重なってゆく。
「待つ」ということがこんなにも人を変化させてしまうのかと
自分自身に驚いている。

苗たちは非常に順調な成長ぶりをみせてくれて、
むしろ伸びすぎではないかと思われるくらい。
「はやく移植してちょうだい」
なんて声も時折、聞こえてくる。

688.jpg



もちろんここではほんとうに良いものをいただいている。
けれども量が違った。Troppo! 多すぎた!
そして、料理そのものに含まれる水分量が多いようだ。
例えばriso(米)やorzo(大麦)なんかも、
1:4くらいの割合で水を入れる。


今まで、自分なりにも不完全ながらもいただき繕を実践してきて
体は水をあまり必要としなくなってきた。

おそらくそれがガラリと変わって、
体が「もうたくさんだ!」
という拒絶反応を起こしたのだろう。
もちろん苗を準備している間みたいに、
四六時中体を動かし、お日様に当たり、
全身汗をかきながら農作業をしているのならば、
体は許容できていたのかもしれない。

しかし、この田植機を待つ間、
草取りや草敷き、さくらんぼ積みの手伝いをしたが、
そこまでの運動量ではなかった。

それに雨こそそこまで降らないが、
曇りがちな日々が続く。


本当に面白い。
こうも体が敏感に反応してくれるとは。
そして、いろいろな側面から
(目に見えるところからも目に見えないところからも)
影響を受けているのだなと思うと。

まあ、とりあえず、来週には田植機がくることはほぼ決定したし、
「待つ」日数もわかってきた。

この時期にこんな体になってくれたのは
なんと幸運なことか。
おまけにここのファミリーも
種まきなんかも一段落し、
今は一時的な農閑期になっていて
少しはゆっくりとした時間が流れている。

やっぱり、起こることは
考えてみれば必然なのだと
改めて気づく。
そんなタイミングを見計らって
体は反応してくれたようだ。


しかし、奴らはちょっとしたスキをついてくる。
気分がマイナスになると、ここぞとばかりに
襲いかかってくるのだ。
そのパターンがだんだんわかってきた。
どう対応していいのかもちょっとはわかってきた。
・・・もっともどうにもならない時もあるけど、
そんなときはじっと静かにしていれば
いずれはおさまる、台風のように。


今、ある意味、すがすがしい機会をいただいている。

「食貪からの解放。」

これがどんなに楽なことか。
一見健康だと思って生活している時には
食貪との戦いの日々でもあったが、
今は全くそんなことはない。

まともな労働もしていないかもしれないが、
食べなくても気にならない。

この気持ちが再び体調が回復したときに持ちうるのならば
確実に一歩前進したと言えるのだが。


こうしてこの期間だからこそ
自分を見つめ直せることもできたし、
迷惑をかけっぱなしで申し訳ないけれども
stocchi家のみんなとも意思疎通がより
できるようになった気もする。

619.jpg

ほんと、話題にはことかかない。

Yasu






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最終更新日  2010.06.12 22:36:01 コメントを書く
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