プロローグ
恐怖の時代の幕開け
自分の運命を変えるのは努力次第という言葉は自分の言葉。自信と活力に満ちあふれ行動的な自分が得た結果は偶然ではなく勝ち取った代償にすぎない。ゆるぎない信念を持ち一直線に走り続ける生き方に共感してくる仲間も多い。毎日、自分達に不可能なことなどありえないと思い続けていた。栄光の日々は永遠に続くと誰もが思っていた。ある日、活力の流れが変わった。信用を失い。友人も去っていった。大きな病気をした。家族の絆も弱まっているようだ。信じられないくらい自分が心細かった。自分勝手に生きてきたせいと言う者もいる。いまさらのようにもっともらしく。自分という人間は本当にそうだったのだろうか？
いったいこれから自分はどうなるというのだろうか
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