宮崎県での動物愛護活動記録 その2

宮崎県での動物愛護活動記録 その2

February 8, 2009
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カテゴリ: 犬猫保護日誌

小さな命の大きな愛の記録 (1)は、こちらから

小さな命の大きな愛の記録(2)

小さな命の大きな愛の記録はこれで最後章です。

最後まで愛情いっぱいで見守ったご家族とほくちゃんの愛の記録です。 

家族で抗がん剤治療を決意し、1月9日に抗がん剤治療開始しました。

外からみての副作用はそれほど感じず、

少し吐き気があったくらい・・・

抗がん剤治療のおかげで呼吸が安定してきた。

エコーで見ても全く水がたまってない。

しかし、食事がとれず、

肝臓が弱っていたため食事を与えようとしても吐き気があり、

うまくいかない。

15日に入院

24時間の点滴・・・

食事がとれるようになれば退院でき、しばらくは延命できるだろうと・・・みんな信じた。

点滴.jpg

けれども、肝臓・炎症がひどかったのかすい臓も弱り骨髄性の貧血・・・。

先生の表情もだんだんと険しくなるのをみて少しづつ覚悟ができた。

2月4日からの4日間は、先生は院内研修の為、

ほくちゃは一時退院するか・・・、

先生の知り合いの病院にお世話になるかの決断・・・

私たちは、家に連れて帰ることにした。

2日に面会に行った折、その日に連れて帰るか、

3日に治療して連れて帰るか・・・しばらく悩んだ。

結局治療してからということで、3日のお迎えになった。

その日帰ってから、とても気分が悪くなり気が遠くなり、

何か嫌な気持ちになった。

娘はご飯も食べずに部屋の掃除、

ほくちゃんのベッドスペース作りをして帰宅を楽しみにしていた。

いよいよ3日の朝を迎えたが、

9時過ぎになった電話のベル・・・

先生の声・・・

「ほくちゃん 亡くなりました・・・」

3日の午前2時過ぎ・・・先生も間に合わなかったらしいが、

まだ温かくてやわらかくて 亡くなって何十分も経っていない様子だったと・・・。

きっと、先生も予感してたのだろう。

(夜中に起きてくださって感謝します。)

4日から先生はいないのできっとほくちゃんが気になるだろう、

私もチューブからの栄養補給は正直自信がなかった。

・・・怖かった。

とてもいい子だったほくちゃん・・誰にも迷惑かけずに逝ったんだね。

前足をクロスして顔をのせて亡くなっていたという。

きっと、眠るように亡くなったんだね。

2日の夕方は、ごろんとお腹見せるように甘えて、伏せして見せたり・・・

かわいい姿を最後に見せてくれた。

最後のほくちゃんの姿を

1年間一緒に過ごした娘たちも見れたことが本当によかった。

2月3日-ほくちゃん永眠

3日のお昼に迎えに行った。

きれいに洗ってくださって、眠っているようだった。

雨の中、濡れながら見送ってくださった先生方・・・ありがとうございました。

感謝いたします。

家に連れて帰って、すぐ兄弟のさよよに会わせた。

ほくさよよお別れ.jpg

さよよは箱に入り、ほくちゃんの口元を数回なめた・・・

それから、体全体のにおいをかいで、静かに箱から出た。

みんなで泣いた

ほく2月3日.JPG

線香をあげて、ほくちゃんに感謝した。

2月4日-火葬

「ほくちゃん・・・また会おうね!」とあたまを撫でてさよならした。

ほくちゃんは、子猫の時にかまれたことによる感染だった。

かまれなかったら、こんなに早く死ぬことはなかった。

さよよに感染することもなかった。

白血病・・・この怖い病気が他人事ではなく愛猫だったら・・・?

ほくちゃん、約1ヵ月の闘病生活お疲れ様。

1年半の短い猫生だったけど、私たちと一緒にいてくれてありがとう。

・・・ほくちゃんに最後のお願い

「どうか、さよよを守ってあげて」

ほくちゃん、さようなら・・・・

ほく.JPG

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会員のNさんご家族、ほくちゃんを大切に育ててくれてありがとう。

「保護猫」「白血病の猫」のただの1匹ではなく、

「ほくちゃん」という

かけがえのない家族の一員として愛してくれてありがとう。

会には、Kさんという鹿児島在住の会員さんがいます。

1年前に旦那様の転勤で宮崎から鹿児島に引っ越されましたが

当時、数匹の白血病の保護猫を抱えていました。

Kさんは、当然のようにすべて大切な家族として鹿児島に一緒に連れていかれました。

ほくちゃんより少し早く、1匹が年末に発病したと聞きました。

そして、ほくちゃんより少し早く虹の橋に旅立ちました。

ご冥福を心よりお祈りいたします。

一日も早く、白血病の治療薬が開発されますように。

白血病は5種ワクチンを接種することにより、予防することのできる病気です。

子猫を保護されたり、新しく猫を迎える時は

エイズ白血病検査とワクチン接種をお勧めします。

そして、もし万が一エイズや白血病だとしても

どの仔もかけがえのないひとつの命として愛してあげてください。

お願いします。






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Last updated  February 9, 2009 12:22:46 AM
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