バカネコ日記

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全て | カテゴリ未分類バカネコＰＣ講座 | バカネコのお話

2004年09月02日

　　　　　　　　ネコでもわかる　ＨＰ超初心者のお勉強は　→　バカネコ講座

ネコは音に良く反応する。　たとえば、スーパーのビニール袋。
セロファン包装を破る音、紙袋をガサガサ開ける音．．．．

要するに何か、食べるものをもらえるのではないかと、
耳をそばだてるのである。

だが、うちのバーニャンはこういう音にはあまり反応しない。
子猫の頃は反応していたのだが、お腹が弱かったので、
めったなものは食べさせるわけにいかなかった。

キャットフード以外は与えないようにしていたのだが、
それでさえ、相性があって、ヘタなものを食べさせると
すぐ、下痢をするほどだ。

そんなわけで、いつしか、包装紙などの音には反応しなくなった。
ガサガサ音イコール食べ物、という認識がなくなったのである。

しかし、缶詰を開ける音には、敏感に反応する。

最近の缶詰は、アルミ製のプルトップ式になっているから、
缶切りが無くても開けられる。　その、パキャッという音に反応するのだ。
どんなに静かに開けても、２階にいても、毎回必ず聞きつけて飛んでくる。

これが、ネコ缶、おネコさま用のキャットフードなら問題は少ない。
が、それさえも、えりごのみがある。
洋ネコのせいか、肉好きなのだ。　

サカナはマグロもカツオも、あまり、喜ばない。
たまに与えると珍しがって、よく食べるが、次は食べない。
１回の食事量が缶詰半分であるから、残りが残飯になってしまう。

「たわけめ。　ぜいたく抜かすでないわっ」
わめいたところで、馬の、いや、ネコの耳に念仏である。

【仔猫の里親募集中】

　↑この子猫の里親を募集しています。

ところが、人間様がビールのおつまみにと、コンビニで買ってきた
マグロ缶には異常に興味を示す。
具体的には、シーチキンとか、味付けマグロフレークなどの缶詰だ。
なんと、さばの味噌煮まで食べたがる。　←　ショウガ入り

塩分や油分が多く、キャットフードとしてはいかがなものか、と
思うのだが、ネコ殿は、「パキャッ」を聞きつけ、どこにいても、すっ飛んでくる。
もしくは、音もたてずに忍び寄り、いつのまにか後ろで待ちかまえている。

そして、ちょこなんと座って、じぃーっと、こちらを見ている。
飼い主としては、自分だけというのは、いささか食べにくい。
そして、そのつぶらな瞳から「欲しいよ光線」が．．．

じぃ～～～～～～～～～～～～～～っ

ひと昔前の労組ではないが、賞与要求、断固獲得、初志貫徹、の
覚悟が見て取れる。
それでも無視すると、労組の委員長は黙っていない。

あぉ～ん。なぉ～ん。

シュプレヒコール作戦に出る。
自分だけ食べるなんて、ひとでなしだ、と言わんばかりの猛非難。

ちょっと待て、そう言うおまえは、まぎれもなくネコではないか。
おまえに、ヒトでなし呼ばわりされる筋合いはないぞ。

それに、ネコの場合、マグネシウムが多いと、腎臓がイカれたり、
膀胱に結石ができてしまう。
人間用の食物は、うかつに喰わせるわけにはいかぬ。

しかし、そんな論理が食い意地のはったネコに通用するわけもなく、
キラキラ光るキャッツアイは、なおも鋭く飼い主の良心をえぐる。

しかし、喰わせて良いものか、心配である。
でも、欲しがる。
心配なのだ。
でも、欲しがる．．．。
　　．
　　．
　　．
　　．
　　．
そこへ、トドメのひと声、　「あぉ～んっ！」

やはり、ネコバカである。

最後には、良心の痛みに耐えられず、ちょっとつまんで、手のひらに載せ、
与えてしまう。
ま、うまいもん喰って死んだら、本望だよな。　そう思え。

ネコ、喜んで、ごろごろ喉を鳴らして食べる。
その姿、まことにゲンキンというほかはない。　　　←　祝！要求貫徹

うーむ、それにしてもネコ用のサカナは食わずに、人間用のサカナを好むとは。

サカナ嫌いのハズのおまえが、なぜ、そんなにサカナを食いたがる。
同じ、安物のマグロ缶だぞ、ネコ用も人間用も．．．。

ん？　もしかして．．．
魚はキライだけど、肴は好きってことか？

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