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味わい食房<BR>シリコンヘラ(大)(ASH-...
2012年10月30日
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劇団四季のミュージカル「ウィキッド」を見てきました。これは「オズの魔法使い」に登場する西の悪い魔女(=ウィキッド:エルファバ)と善い魔女グリンダの物語。オズの魔法使いのプロローグに位置するお話でした。「オズの魔法使い」の原作者(ボーム)が書いたお話ではありませんが、とてもよくできていてミュージカルの随所に「オズの魔法使い」への伏線となるエピソードがあって(気づいてないのもいっぱいあると思うけど)うまく「オズ」の世界へとつなげているなぁと感心しました。ミュージカルを観にいくことに決まり、『オズの魔法使い』を久しぶりに読んでみました。面白かったんだけど、物語も展開が速くて、盛りだくさんだったんだけど、物足りなさを感じました。子供向けの物語だとしても、あまりにもご都合主義なんですよね。ドロシーに都合よく物語が進みすぎる・・・そんな疑問にも、このミュージカルは決着つけてくれて、意外なところですっきりさせてもらった感じです。もちろん、ミュージカルそのものも面白かったです。このミュージカルのストーリーそのものが感動的に素晴らしいということはやっぱりないんだけど(よくできてはいるけど)、音楽や衣装や、舞台装置すべてをひっくるめるととてもいい作品だったと思います。舞台装置がいいんだよねー、エメラルドの都とか。なんだかんだで、結局最後はボロボロ泣かされてしまったのでした。最近、何見ても泣くわ。やれやれ。
2010年01月11日
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ブックオフに、がっつり本を売りました。174点で、7221円の臨時収入。それでも本棚が全然片付かないのはなぜだ?ちなみに10月に読んだ本。2009年10月の読書メーター読んだ本の数:24冊読んだページ数:5447ページ■黒いハンカチ (創元推理文庫)作者が小沼丹なので購入(最近、またハマってる)。フワフワ飄々としてユーモラスなのに、変なところ理屈っぽい文章が良いのだ。ミステリーというよりは、昭和カワイイ小説として面白い。事件が起こるまでのニシ・アズマの日常が綿密に描かれているのに、事件のことはやけにあっさりしていたり、肝心の探偵が皆を集めて、さてと言う場面が省略されてしまっていたり、そういうアンバランスな構成(そうでもない?)も好きだ。読了日:10月01日 著者:小沼 丹http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3279530■環状白馬線車掌の英さん (花とゆめCOMICSスペシャル)いい話だとは思うし、エピソードのつなげかたもいいとは思うが、あまり好きになれない。絵柄とか設定が私に合わないみたい。話の舞台が上手く想定出来なかったので、英さんという存在に説得力がないのだ。相性が悪かったみたい、残念。読了日:10月01日 著者:都戸 利津http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3287280■懐中時計 (1969年)図書館本。旧かな、旧字体だが読みやすく、やはりこのほうがしっくりくる感じ。ミステリー風な作品も悪くないが、大寺さんシリーズにはかなわない。なんだかとても「いい」のだ。なんでか分かんないけど。読了日:10月08日 著者:小沼 丹http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3358150■日日の麺麭(パン)・風貌―小山清作品集 (講談社文芸文庫)作品より、解説を読んで悲しくなった。本編は、そんな暗さや辛さを感じさせないのに。子供時代の話(「桜林」)が好きだ。読了日:10月12日 著者:小山 清http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3396091■プールサイド小景・静物 (新潮文庫)図書館本。ザ・昭和という作品。こういうのを書く人だったんだ。読了日:10月12日 著者:庄野 潤三http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3397419■夜想曲集:音楽と夕暮れをめぐる五つの物語音楽を知らないので、あまり共感できず残念。読了日:10月12日 著者:カズオ・イシグロhttp://book.akahoshitakuya.com/cmt/3398319■諸怪志異 4 燕見鬼 (4) (アクションコミックス)図書館本。3巻をとばして読んだら、阿鬼が大人になってるし、不思議話でもなくなってるし驚いた。読了日:10月13日 著者:諸星 大二郎http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3409957■竜の夢その他の夢―夢みる惑星ノート (ペーパームーンコミックス)まさか、大阪市立図書館にあるとは!やっと読めた!嬉しい。読了日:10月13日 著者:佐藤 史生http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3410034■アリス・ブック 2 名作集 (新潮コミック)再読。佐藤史生の「雨の竜」どこかで読んだことあると思ったら、この本だった。お得感のある一冊。私も古本で買ったんだけど。読了日:10月13日 著者:竹宮 恵子http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3414490■アリス・ブック 1 新作集 (新潮コミック)再読。「新作編」といいつつ91年。ふた昔まえだ。私は2の名作編の方が好きだな。読了日:10月13日 著者:竹宮 恵子http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3414494■辺境警備―決定版 (1) (Asuka comics DX)再読。何度読んでも傑作。読了日:10月17日 著者:紫堂 恭子http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3460825■辺境警備―決定版 (2) (Asuka comics DX)読了日:10月17日 著者:紫堂 恭子http://book.akahoshitakuya.com/b/4048528262■辺境警備―決定版 (4) (Asuka comics DX)読了日:10月17日 著者:紫堂 恭子http://book.akahoshitakuya.com/b/4048528769■辺境警備―決定版 (6) (Asuka comics DX)再読。やっぱり好きだ。ああ、私は隊長さんの境地にはなれそうもない。読了日:10月17日 著者:紫堂 恭子http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3460865■辺境警備―決定版 (3) (Asuka comics DX)読了日:10月18日 著者:紫堂 恭子http://book.akahoshitakuya.com/b/4048528602■辺境警備―決定版 (5) (Asuka comics DX)読了日:10月18日 著者:紫堂 恭子http://book.akahoshitakuya.com/b/4048529013■慈善週間または七大元素(小説) (1977年)図書館で借りたら、大きすぎて持って帰れそうにもない。仕方がないので大急ぎで閲覧席で眺めて返却。ほんとに流し読み。(相席でじっくり眺めるには少し過激かと)。図版が大きくて素晴らしいのに勿体ない。銅版画やコラージュ好きなのでうっとり。しかし、ずっと眺めていたら違う世界に連れていかれそうだ。急いで眺めるくらいがちょうどいいのかも知れない。読了日:10月19日 著者:マックス・エルンストhttp://book.akahoshitakuya.com/cmt/3473927■旅は驢馬をつれて (大人の本棚)宗教や歴史に弱いので、よくわからない部分もあったけど、いい本だった。スティブンスン(作者)と小沼丹(訳者)がいい相乗効果をあげている気がします。ダブルロマンチック!て感じかな?ちなみに解説は江國香織。この解説もなかなかにいいのだった。読了日:10月22日 著者:R.L. スティヴンスンhttp://book.akahoshitakuya.com/cmt/3498731■聖☆おにいさん 4 (モーニングKC)読了日:10月24日 著者:中村 光http://book.akahoshitakuya.com/b/4063728420■徘徊老人の夏 (ちくま文庫 た 1-11)もうちょっと濃い本かとおもったら、意外と読みやすくあっさり。読了日:10月26日 著者:種村 季弘http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3538318■街道をゆく 40 台湾紀行 (朝日文庫)台湾旅行にむけて。この人の文章はとても力が強い(クセも強いが)ので引きずられないようにしないとね。強い本だ。思想なき若輩など吹っ飛ばされてしまう。剣呑剣呑。読了日:10月26日 著者:司馬 遼太郎http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3542770■七つの金印―日本史アンダーワールド (講談社文庫)京極堂のいう「築地の先生」は明石散人のことだとか。確かに、この人の歴史の謎解きというか、新しい歴史を作ってしまう力はスゴい。文献量も圧倒的だし(ついていけないけど)まるで見てきたかのようにリアルに語る。でも小説としては全然面白くない。登場人物がアイデアを説明するための道具に過ぎず、キャラクターというものがないせいだと思う。それに作者を思わせる人物の登場が、自己顕示っぽくて好きじゃない。才能やアイデアは抜群だ。その質が小説向きではないんだろうな。あるいはワタシにあってないだけか。読了日:10月28日 著者:明石 散人http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3559057■お菓子手帖もう少しキラキラしたエピソードやノスタルジーを期待していたのだが。読んでいるうちに作者が江國香織だと勘違いしてしまい、一人で意味もなく混乱。最近、長野まゆみは読んでなくて、昔の作品とこの随筆がワタシの中でもうまく接続しなかったみたい。ところで、お菓子の話してるときにカロリーの話されるとゲンナリしますよね。確かに、気にはなるんだけど…そんなに気にするならお菓子の話しなきゃいいのにと思う。期待していただけに、すこし残念な本だった。読了日:10月29日 著者:長野 まゆみhttp://book.akahoshitakuya.com/cmt/3568066■僧正の積木唄 (文春文庫)若かりし金田一耕助が魅力的。僧正殺人事件は高校生の時に読んだが、さっぱり思い出せない。結構なボリュームなのにやけにあっさり終わってしまった印象。面白かったから?しかし、過剰なルビが鬱陶しい。読了日:10月31日 著者:山田 正紀http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3582889▼読書メーターhttp://book.akahoshitakuya.com/
2009年11月09日
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25年ごしで気になっていた本を読むことができました。こども世界の文学8『魔女とライオンと子どもたち』C・S・ルイス/前田三恵子訳 アカネ書房版ナルニアのもうひとつの翻訳本なのです。ナルニア国物語の1巻だけ、あかね書房から出てたんですね。1970年5月5日発行。大阪市立図書館で借りてきました。(検印がある本ってはじめて見たぜ)小学生のときに見かけたことがあったのですが、そのときは瀬田貞二訳で読んでいたので、特に気にもならなかったのですよね。でも、後になって、やっぱり読みたいなーと思ったんですけど、それ以後、出会うことはなかった本です。挿絵は、桜井誠さん。ボーリン・ベインズではないのですが、優しい絵柄。岩波版よりずっと挿絵が多くて、2色刷りで楽しい感じ。内容は、ナルニアが「ナーニア」と表記されています。そして、岩波版より、低学年むけなのか漢字が少なく、難しい言葉も少ない。(いや、瀬田訳が文語っぽい文章なのかな)そうそう、あのターキッシュデライトは、瀬田版では「プリン」と訳されていましたが、こちらは「ゼリー」でした。ううん、こっちのほうが読みやすいけど、あっさりしたかんじ。最初にコチラに出会っていたら、はたして、ナルニアにはまってたかなぁ。という気はします。
2009年10月18日
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今の会社に勤めて6年。 今日はじめて、会社から大阪市立中央図書館まで歩いて行けることに気がついた。 約30分。 手頃な散歩コースである。(ジュンク堂より近い。ショック。) 8時30分までやってるし! てくてく歩いてきて、 4フロアもある図書館に感動する。 CDもDVDも漫画もあって、 ネットで予約ができて、 yomyomもある(しめた!十二国記の新作を読める) ナンジャコリャー! パラダイスですか? 講談社文芸文庫ですら、予約して購入してもらわないと置いてない地元ととはえらい違いだー! (そのかわり思わぬ新作をすんなり借りられたりできるんだけど) うきうきと地元にはなかった小沼丹『懐中時計』と他2冊とCDを借り、貸し出し中だった諸星大二郎を予約する。 『懐中時計』は書庫から出してもらえば、文芸文庫版ではなく、昭和44年の単行本なのであった。 貸出カードがついてる!(今は使ってないけど) 素晴らしい! …もっと早く気がつけば良かった。 今まで、大阪市立図書館を利用するということを思いもつかなかったよ。 こんなとき、自分の融通のきかなさにウンザリするのだが。
2009年10月06日
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ジェフリー・フォード『緑のヴェール』(国書刊行会)を読み終わりました。『白い果実』『記憶の書』と続く三部作の完結編。…なんですが、前作の内容を覚えてない前作を忘れていると面白さ半減なんですよね。半減してても面白かったけど。豊かなイマジネーションに翻弄される喜び。それでいて、なんとなく「昔どこかで読んだ物語」を彷彿とさせる(前作忘れてるせい?)一作目を堂島のサブウェイで読んだ記憶はあるけど、肝心の内容はかなりアヤシイ。「すごく面白い」と思った作品でも殆ど覚えてないとなると、私は何のために本を読むのであろうか。3冊とも山尾悠子さんの訳で読みたかったかなぁ。 このブログで『白い果実』の感想をかいていましたよーあらー、こんなこと書いてたんだ。私・・・http://plaza.rakuten.co.jp/ochakai/diary/200605310001/ 緑のヴェール
2009年09月16日
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11月に台湾に旅行に行くことにきまって(具体的には何にもまだ決まってないけど)わくわく気分を盛り上げるために、台湾本を読んでいます。とりあえずは、旅行ガイドではなくて、もっと周辺な感じの本から読んでいって、雰囲気をつかみたいなーと思っています。しばらくは、ワクワク期間です。せっかく行くのだから、気持ちを盛り上げねば!!台湾まんぷくスクラップこの旅行に向けて、図書館で借りて「これだ!」と思って、改めて購入した本。この本は、台湾の屋台料理が満載の楽しい。おいしそうな食べ物がいっぱいで、一緒に行く友人にお昼前に持っていったら、「ご飯前にこれはキツイ」と怒られたほどの破壊力です。屋台料理の他にも細かい情報がいっぱいのっていて、もうちょっと新しい版があれば、これ1冊で完璧なのになーと、それだけが残念。旅が上手な人の本を読むのは楽しいですよね。中国茶めぐりの旅こちらは、何度か中国茶講座でお世話になった工藤先生の本。中国茶を楽しむことを前提に、具体的に旅行プランを提案してくれている本です。情報も多くて、オススメの食事も素晴らしくおいしそうなんだけど、文章がちょっとねぇ・・・イヤミくさいんです。自慢たらしい。そこが残念。本棚から引っ張り出してきた本なので、ちょっと情報も古いんですよね。スーパーマーケットマニア(アジア編)これも所蔵本の1冊。とにかくスーパーマーケットが大好きなんですよ。私もこの本に負けじと、素敵でチープな雑貨を買いだしたいと思ってます。この本は、デザインがいいので(デザインも著者がやってる)、素敵に見える部分が大きいとは思います。(ほめてる)要は、素敵に思えるかどうかって、本人の心がけ次第ってことですかね。台湾もほんのちょっとだけど載ってます。他の国に比べると、少々地味ですが、台湾の雑貨も侮りがたいかんじです。 とりあえずは、3冊です。今日も本屋さんに行って、なんかいい本がないか探してみます。いまんところ「バチッ」てくる本がまだないんですよね。「バチっ」とハマった旅行本(ガイドブックとは限らない。雑誌の特集とかでも)があるのとないのでは、旅の成功度が違うというのが、私の意見です。ていうか、そういう本を読んで行きたくなったので、旅行にでかけるからなぁ。所詮は本読みのサガなのかしら。
2009年09月10日
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上橋菜穂子さんの「守り人」シリーズ、やっと読み終わりました。全巻図書館で、順番待ちすることもなく借りられました。よかった。以前から気になっていたんだけど「児童文学あがりのファンタジーは、質が低い」という妙な偏見(自分では経験則だと思ってるんだけどね)があるので、なかなか手が出なかったのです。でも、何気なく「精霊の守り人」を図書館で借りて読んたら、面白かったんです。女主人公の「バルサ」が魅力的。戦闘シーンもあるし、女性の作家の割には骨太の物語だなぁと感心しました。もう一人の主人公チャグムもけなげにかわいいし、ほかの登場人物のバランスもいい。ということで、ぼちぼちと全巻読破。この作家さんは小説が上手なんだと思います。実は2巻以降は、うまく物語に同調できず期待したほどには面白くなかったんだけど、最後まで読んでしまうのは上手だからですね。後半、だんだん話がでかくなってきて「この大風呂敷をどうやってたたむんだろう」とおもってたら、きっちりたたんで見せた。その力量には脱帽です。話広げるのはうまいけど、うまくたためないファンタジー作家さん多いから(これは偏見)。私が子供だったらハマっていただろうと思います。今、これ読んでもそれほどハマらないのは、自分が大人になったせいだと思いたい。ところで先日テレビで、女優の片桐はいりさんが出ている番組に、中高時代の親友として、なんと上橋さんが登場されていました。それ以来、私の中でバルサと片桐はいりが重なってしまって・・・ううう、ミスキャスト。ル・グウィンばりの、練れたファンタジー児童文学を書ける女流作家さんがでてきたことは喜ばしいことですね。
2009年09月08日
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読書日記を再開しようと思っています。日常日記のサイトもデザインリニューアルしました。どうぞよろしく
2009年09月05日
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ネットカフェで『ガラスの仮面』を42~44巻を一気に読んできました。文庫版は持っているので、二人が東京に帰ってきて試演の為の稽古を始めるところから。薄暗いブースでこのマンガ読んでると、自分がいつ・何処にいるのかが分からなくなる。彼らの日常はまるで異世界。まぁいいけど。どうせ私も昭和生まれだ。読み終えて考えてみると、コレは「天啓」を賛美する物語なのだと。北島マヤという生き方は、何かが降りてくるのをひたすらに待つという生き方だ。彼女の努力は、そのギフトが舞い降りるタイミングを掴むためだけに払われる。ソレはおそかれ早かれ、必ず降りてくる。彼女はそれが約束されているがゆえに天才なのだ。それは、アユミさんの「努力」とは根本的に違う。そしてアユミさんに「天啓」が降りてこない限り彼女に勝ち目はない。(と月影先生は見ている、と思う)でも、そうなのか?神からの授かりものなのか、無意識からの閃きか知らないが、そんなものに我々は勝てないのか?インスピレーションに頼り自分を高めることをしようともしないマヤに、アユミさんは勝てないのか?アユミさんには「閃き」などに頼らず、知性や理性や努力、自分の制御できる能力で戦っていって欲しい。金にも容姿にも身体能力(大したもんだ)にも恵まれた彼女でも否定されてしまうなら、我々凡人はどうしたらいいっていうんだ?
2009年09月04日
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昨日、本屋で村上春樹の『1Q84』が塀かっ?てくらい積まれているのをみました。私自身は村上ファンでだし、すごく楽しんで読んだのですがこの作品、そんなに普遍的に面白いとも思えないんだけど…けっこう癖が強いですよね?自分の好きな作家が売れすぎて欲しくないという独占欲かしら。愛こそすべて。ピース!感想は読書メーターに!BOOK1BOOK2簡単な感想だけど。今はまだ、消化しきれていないので、うまく語れません。1Q84 book 1(4月ー6月)1Q84 book 2(7月ー9月)
2009年09月04日
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なんだか気分がトコトン落ち込んでいて、自分でもどうしてもいいか分からなくなってます。自分のコントロールが下手なんだな。さて、今日本屋で購入したのは青木淳悟『四十日と四十夜のメルヘン』少し読みはじめましたが、なんかテンションの低いダラダラした小説なんですね。自分より、下見て浮上しようという根性が病んでるだけどさ。それでも読んでるうちに少しだけ気持ちが楽になってきたわ。さて、続きを読みます。
2009年09月02日
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2009年8月の読書メーター読んだ本の数:23冊読んだページ数:5464ページ■宇宙兄弟 6 (モーニングKC)借り本。私自身は宇宙に対する志向とがほとんどないので、このマンガすごく面白いと思うけど、共感はない。これを「待ってました」とばかりに読む宇宙男子(あるいは宇宙女子)が少し羨ましい。彼らはどんなことを思うのだろうか、知りたいなぁ。読了日:08月01日 著者:小山 宙哉http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2651745■精霊の守り人 (新潮文庫)図書館本。児童文学あがりのファンタジーに「安直で力不足な物語を子供むけということにしてお茶を濁している」という大偏見があるので、敬遠してた作品。だが、いい意味で裏切られた。借り物でない深い世界観が魅力的。指輪物語やゲド戦記に似たにおいがする。作者がたぶんファンなんだろうな。読了日:08月02日 著者:上橋 菜穂子http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2665558■闇の守り人 (新潮文庫)図書館本。面白い。ビジュアル面の表現があんまり伝わってこなくて残念。こちらのイメージ力が貧困なんだけど。すごい綺麗な場所のはずなのになぁ…読了日:08月03日 著者:上橋 菜穂子http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2676243■夢の守り人 (新潮文庫)図書館本。先が気になり、駆け足で読んでしまった。勿体ない。小説って読むのに適したスピードがあるなと思った。例えばこの作品のイメージは、歩く位の速さ。私の読み方は、気持ちのいい散歩道を自転車でぶっ飛ばしてる感じ。面白いけど、もっとじっくりゆっくり読んだ方が、作品の良さは分かりそう。先に先に急いじゃうんだよなー。うーむ。読了日:08月03日 著者:上橋 菜穂子http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2684987■虚空の旅人 (新潮文庫)図書館本。チャグム成長したなぁ。バルサが出てこず少し残念。痛快冒険譚っぽい方が、私は好みだわ。なんかゲド戦記の臭いがするね、このシリーズ。読了日:08月04日 著者:上橋 菜穂子http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2694337■GENTE 3 (Fx COMICS)ジジが一番好きだなぁ。分からない位のさりげない優しさや、想う気持ち。そういうものに憧れる。好きだと思うのは自分の気持ちだもの。相手には押し付けたくないよなぁ、と珍しくセンチメンタルに思ってみたり。。。え、これで完結?他の皆さんの感想見て知りました。あらー。読了日:08月05日 著者:オノ ナツメhttp://book.akahoshitakuya.com/cmt/2699554■買物71番勝負 (中公文庫 ひ 26-1)人の買い物についていくのが好きだ。興味本位で無責任に勧めてみたり。無駄なものは増えないし、失敗しても自分の財布は痛まない。そして、私には足りない審美眼と厳しい目で買い物をしてくれるこの作品は読んでいて楽しい。私は、高いものが買えない(貧乏性なのだ。金持ちでもない)。私の買い物と、平松さんの買い物。同じ行為とは思えない。読了日:08月06日 著者:平松 洋子http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2712963■神の守り人<来訪編> (偕成社ワンダーランド)図書館本。読了日:08月08日 著者:上橋 菜穂子http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2747587■神の守り人<帰還編> (偕成社ワンダーランド)図書館本。ちょっとありがちなストーリー?小さな女の子に神が宿るっていうこのパターン。何かで読んだ。何だっけな? とよくよく考えてみたら、辺境警備(紫堂恭子のマンガ)だわ読了日:08月09日 著者:上橋 菜穂子http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2747597■GENTE 1 (Fx COMICS)再読。読了日:08月09日 著者:オノ・ナツメhttp://book.akahoshitakuya.com/cmt/2754126■GENTE 2 (Fx COMICS)再読。ジジとフランチの休日の話がいい。ジジの他人との距離感が好きな感じ。読了日:08月09日 著者:オノ ナツメhttp://book.akahoshitakuya.com/cmt/2754135■のだめカンタービレ #22 (講談社コミックスキス)次への引っ張り方が上手くて、つい買ってしまう。オクレール先生いい先生だよなー。ミルヒーとのやり取りも面白い。一コマだけ月影先生(@ガラスの仮面)登場に笑いました。読了日:08月10日 著者:二ノ宮 知子http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2754185■土星マンション 4 (IKKI COMIX)読了日:08月10日 著者:岩岡 ヒサエhttp://book.akahoshitakuya.com/b/4091884369■3月のライオン 3 (ジェッツコミックス)滂沱の涙。人前じゃ絶対読めない。桐山くんは、なんて「よい大人たち」に愛されているんだろう。自分が「愛されている子供」だと、いつか気づいてくれたらいいな。二階堂が、ミニマムすぎて、だれか分かんなかった(笑)。島田視線と零視線の違いかしらねー。読了日:08月13日 著者:羽海野 チカhttp://book.akahoshitakuya.com/cmt/2784703■世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)20年以上、何度も読み返しているけれど、絶対に飽きない。読了日:08月14日 著者:村上 春樹http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2787035■蒼路の旅人 (偕成社ワンダーランド (31))いつのまに、こんな大きな物語になってしまったんだろう。施政とか王の話って書くのは楽しいかもしれないけど、読ませるのは難しい。でもまぁ面白かった。先が気になる。読了日:08月15日 著者:上橋 菜穂子http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2802059■台湾まんぷくスクラップ図書館本。秋に台湾いくので。屋台の食べ歩きが楽しそう!屋台料理の写真・イラスト満載でワクワクしてきた。でも、2002年の本なんだよね。まだ使えるかなぁ?読了日:08月16日 著者:浜井幸子http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2812241■ギフト (西のはての年代記 (1))読了日:08月18日 著者:アーシュラ・K. ル=グウィン,Ursula K. Le Guinhttp://book.akahoshitakuya.com/b/4309204643■沈夫人の料理店 1 (ビッグコミックス)うーん、前作の方が好みだ。なんか倫理的な問題でもあっておわっちゃったのかな?お店を開いたら、変な客とか来て、話も展開していくかな。今のところ、ちと小ぶり。読了日:08月19日 著者:深巳 琳子http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2844104■チェーザレ 7―破壊の創造者 (KCデラックス)読み込めば面白ろそう。基礎知識がたりないのが私の敗因。マンガに何を求めるか?なんですよねー。密かにアンジェロ君がミケランジェロなんじゃないかと思ってたんですが、ハズレでした。読了日:08月21日 著者:惣領 冬実http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2861505■ヴォイス (西のはての年代記) (西のはての年代記 2)読了日:08月22日 著者:アーシュラ・K. ル=グウィンhttp://book.akahoshitakuya.com/b/4309204783■世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈下〉 (新潮文庫)手風琴(コンサーティナー)が欲しくなる。ラストで、物語が完全にに閉じられるのが好き。閉じてしまった「私」が「僕(夢よみ)」なのか。帰ってきた「俺(影)」が「私」なのか?2つの物語がウロボロスの蛇のようにお互いの尻尾を食いあう。完璧な物語だと私は思う。ところで、壁に囲まれたこの町は軍人に守られている。彼らは何から町を守っているんだろう。読了日:08月25日 著者:村上 春樹http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2908416■中国茶めぐりの旅―上海・香港・台北 (文春文庫PLUS)台湾旅行に向けて、再読。面白いのだが、文章が嫌味くさいのが難。読了日:08月31日 著者:工藤 佳治http://book.akahoshitakuya.com/cmt/2970470▼読書メーターhttp://book.akahoshitakuya.com/
2009年09月01日
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昨日、久しぶりにシェーキーズに行きました。関西では、心斎橋の店しか知らない。安くて小綺麗なピザが食べ放題のファミリー(向けの)レストランになってました。シェーキーズといって思い出すのは村上春樹『ダンス・ダンス・ダンス』のクライマックス。僕と五反田くんがピザを食べながら語り合う場面。私が一番好きな部分。物語が書かれた当時以前(私が子供だったころ)、シェーキーズはアメリカンテイストの生バンドが演奏する店だったのだ。ファミレスでもイタリアンのピッツァリアでもない。そして食べ放題なんかじゃなかった。(少なくとも夜は)今、大阪心斎橋のシェーキーズしか知らない人が、あの作品をよんだらどんな場面を想像するんだろうか、とはち切れそうな(いつも食べすぎてしまう)腹を擦りながらそんなことを考えた。はっ!今の若い人は、ダンキン・ドーナツも知らないのだ。当時は作品の中に実在の飲食チェーン店が登場することで、不思議な現実感がうまれたけど、今では全然違う効果を生んでるのかもしれないですね。不思議。それを人はジェネレーション・ギャップと呼ぶのか。
2009年08月30日
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7月の読書メーター読んだ本の数:10冊読んだページ数:1949ページ放課後のカリスマ 1 (IKKI COMIX)1巻だけではなんとも言えないなぁ。これからの展開に期待。読了日:07月01日 著者:スエカネ クミコ1Q84 BOOK 2【再読】スガシカオの「黄金の月」を思い出す。星のついた羊、やみくろ、ワタヤノボル、ジョニー・ウォーカー、そしてリトル・ピープル。彼らを巡る物語は、また形をかえて語られるに違いない。彼らは何者なんだ?ふかえりとキキが少し繋がっているように、物語たちは少しずつ重なりあいながら、広がっていくのだろう。読了日:07月05日 著者:村上 春樹放課後のカリスマ 2 (IKKI COMIX)偉人とは生まれつきのものなのか、後天的に作られていくものなのか?枠に収まらなかった天才たちを学園という枠に放り込んで、この先どう扱っていくのか興味深い。アイデア倒れの凡作になりませんように。読了日:07月06日 著者:スエカネ クミコ東京怪童 1 (モーニングKC)私はこのマンガ、ダメだった。人間のココロは怖い。理解できないモノは怖い。端正な迷いのない線がまた怖い。読了日:07月08日 著者:望月 ミネタロウ意味がなければスイングはない (文春文庫)スガシカオしか知らなかったけど、読み物として面白くよめた。取り上げられている音楽が聞きたくなった。この人は、人をその気にさせるのが、悪魔的にうまい。文章の力を信じると同時に恐ろしさもわきまえている(そして日々研鑽を怠らない)作家だとは思うけど、村上春樹は巨大な影響力を手にしつつあるような気がします。剣呑、剣呑。読了日:07月09日 著者:村上 春樹月館の殺人 (下) 【再読】原作者、漫画家、鉄道どれもがうまく噛み合っていない。 綾辻行人の血みどろと佐々木倫子の漫画が合うとは思えない。 鉄道という要素を原作者がいかしきれていない。 漫画家はテツを道化にする方向だし。と、それぞれがバラバラの方向を向いている感じ。 何回読んでも、これはあかんなぁとしか思わない。 そもそも綾辻行人が好きじゃないからだわ!読了日:07月12日 著者:綾辻 行人おおきく振りかぶって Vol.12 (アフタヌーンKC)借りマンガ。前巻までの話が思い出せない。展開が遅いなぁ。読了日:07月14日 著者:ひぐち アササライ 2009年 8/6号 [雑誌]出雲大社の特集。特集は、ちょっと弱い気がしたけど、相変わらず読みごたえがあっていい。読了日:07月16日 著者:猫のつもりが虎 (文春文庫)随筆のお手本のような文章。高校入試の国語の問題文よんでるみたいだった。論旨が明快で、平易でかつ正確な言葉遣い(旧仮名だけど)。成る程。正しい日本語とはさふいうものなのでせうね。内容が幾分古くさく、首肯しがたい部分も多い。読みやすさと面白さは必ずしも一致しないのである。(当たり前だ)読了日:07月22日 著者:丸谷 才一もやしもん 8―TALES OF AGRICULTURE (イブニングKC)なんか凄く感動してしまった。軽く泣いちゃいましたよ。情緒不安定なのかしら?読了日:07月23日 著者:石川 雅之読書メーター
2009年08月03日
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『yom yom 10』を読んでいるところです。今回は、食べ物に関する読み物の特集だったのでうっかり買ってしまいました。まーこの特集は、たいしたことなかったんですが掲載短編に掘り出し物がありました万城目学「悟浄出立」という作品。西遊記の悟浄の独白という形をとった小説。常に観察者としてある(というかその枠を超えられない)悟浄と、過程を飛ばし、結果だけを追い求めてきたブタ八戒の物語。波乱万丈のアクションである妖怪退治と西天取経の物語でなく、その登場人物の内部の葛藤や成長を描くというのが面白い。短いけど、ピシッとまとまっていて(西遊記というバックボーンがあるからこそなのかもしれないけど)なかなかよい作品だと思う。この人うまいなぁ、と感心した。いや、コレ読めただけでもyomyom買った値打ちがあったわ。実はこの作品は、西遊記ではない元ネタがあるようなのだ。中島敦の『悟浄出世』と『悟浄歎異』とである。どちらも陰気な(!)カッパの独白小説である。中島敦といえば『山月記』(高校の現国でやった。1学期ずっとこの作品をやっていた。しつこい先生だったのだ)しか知らなかったんだけど、こんな傑作もあるのだということを去年知った。『monkey business 2』(柴田元幸責任編集の文芸誌)で、中島の『悟浄歎異』が紹介されていたのだ。(しかもその作品解説は栗田有起)この小説を読んだとき、本当に出会えてよかったと思った。中島敦というひとは、内なる苦しみとかそういうモヤモヤしたものを書くのが本当にうまい作家だと思う。この悟浄歎異も、一歩引いてみることしかできないカッパの気持ちがとてもわかる。32歳でこの作品を書き、33歳でなくなったこの人は、どんな目でこの世の中を見ていたんだろう。彼のなくなった年もとっくに過ぎてしまったのに、想像もつかない。そう思うと、すこし凹む。でも、彼を継ぐ作品に出会えたことがすこしうれしかった。
2009年03月07日
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2月に読んだ本(マンガばっかり!)です。小学館に貢いでいるなぁ(涙) 2月の読書メーター読んだ本の数:14冊読んだページ数:2184ページPLUTO 7 (ビッグコミックス)サスペンスの帝王ですね。ウマイなぁ。悔しいけど、作者の思うままに踊らされる快感。どうやらハッピーエンドは望めないようだが、最終巻たのしみ。読了日:02月28日 著者:浦沢 直樹阿房列車 1号 (IKKI COMIX)愉快至極。絶妙な間で、ユーモア面が強くでていて、楽しい。見開きページの美しさも嘆息もの。作者名のケンの字は、「間」でなく「門」に「月」ですよ。読了日:02月25日 著者:内田 百間,一條 裕子鉄子の旅 プラス (IKKI COMIX)うーん…蛇足?本編には劣るなぁ。小学館さんガッツキすぎですよ読了日:02月25日 著者:菊池 直恵魔女 2 (2) (IKKI COMICS)「ペトロ・ゲニタリクス」は本当に傑作。最後、ミラに上着を差し出す作業員さんやカフェの女給さん。何気ない脇役の女性が好きだ。「うたぬすびと」は少し苦手。読了日:02月21日 著者:五十嵐 大介魔女 1 (1) (IKKI COMICS)spindleは文句なしに面白い。スゲー作品に出会ってしまったと、思ったよ。遊牧民の女の子、可愛いし!(ロバも可愛い)一方、KUARUPUは好きになれない。なんじゃ、この終わり方は?最後の1ページでぶち壊し。残念だ。オバケの絵が描きたかっただけなのか?読了日:02月21日 著者:五十嵐 大介土星マンション 4 (4) (IKKI COMIX)今回はシンミリモード。そして話は不穏な方向へ…がんばれポンタ(うそ。ソウタ)君。影山一家も幸せが続きますように。読了日:02月17日 著者:岩岡 ヒサエ太陽の塔 (新潮文庫)この人の作品の魅力は、この文章(文体よりはもう少し広いもの)にあると思う。ストーリーではなく、もう少し表面に近いところで、ふはふは漂い、うごうごと蠢く何かに。読了日:02月15日 著者:森見 登美彦チャンネルはそのまま! 1―HHTV北海道★テレビ (1) (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)面白いけど、正直1000円分の値打ちがあるとは思えない。花枝さんをイヤミキャラにしないのが、この作家の良いところで好きなところ。いつも悪い人がいないので、安心して笑える。読了日:02月12日 著者:佐々木 倫子ルネサンスとは何であったのか (新潮文庫)面白かった!読んだそばから知識が抜けていく、年だなぁ。彼女の他の作品も読みたくなった。この本も折に触れて読み返していきたい。読了日:02月12日 著者:塩野 七生アジア おいしい話料理の道具って面白いですよね。ワタシには使いこなせそうにありませんが…読み物とし面白い本。読了日:02月08日 著者:平松 洋子おそろしくて言えない (第2巻) (白泉社文庫)再読。作者の全力投球っぷりがうかがえる。最高に面白いと思うが、同意してくれる人が少ない。残念だ。読了日:02月07日 著者:桑田 乃梨子動物のお医者さん (1) (花とゆめCOMICS)久しぶり読んだ。このテンポがたまらないなぁ。読了日:02月07日 著者:佐々木 倫子百頭女 (河出文庫)面白い!意味なんか分からないけど、めくったページの不思議な絵とキャプションを眺めてればいいんだ。この奇妙な「もっていかれる」感じが好きだ。読了日:02月04日 著者:マックス エルンスト西遊妖猿伝 大唐篇 1 (1) (モーニングKCDX)なんか一気に読んでしまうのは勿体ないマンガだ。そういうテンポで描かれてないかんじ。しかし「モーニング」で諸星大二郎…。読了日:02月02日 著者:諸星 大二郎読書メーター
2009年03月02日
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2月末に、ほしいマンガがまとめて出る。阿房列車(1)鉄子の旅 プラスPLUTO(7)ががーん、まとめてだすなよー。そして、全部小学館だ。この世に、小学館と講談社がなければ、私はもっと金持ちだったに違いないと思う。心は貧しいか?
2009年02月25日
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すっかり、ご無沙汰してすみません。1月に読んだ本のリストです。漫画ばかりや・・・2009年1月の読書メーター読んだ本の数:15冊読んだページ数:3866ページ■愚者(あほ)が出てくる、城寨(おしろ)が見える (光文社古典新訳文庫)サクサク読めたが、正直、どこがいいのかさっぱり分からない。読了日:01月24日 著者:ジャン=パトリック マンシェットhttp://book.akahoshitakuya.com/b/4334751741■ティファニーで朝食を (新潮文庫)色んな形のイノセントについての物語。映画未見で小説を読んで良かった。村上春樹の独特の文体(傍点やもってまわった言い回し)が、どうも苦手。彼のオリジナルの小説ではそこが好きなんだが、翻訳では読みにくいと感じる。わたし個人の相性だけど。文体が気に入らないのか、そもそも、彼のチョイスする作品が趣味に合わないのか?微妙なんだよなあ。読了日:01月21日 著者:トルーマン カポーティhttp://book.akahoshitakuya.com/b/410209508X■大奥 第4巻 (4) (ジェッツコミックス)うーん...1巻のころのほうが好きだな。話が壮大になりすぎて好みじゃない。ギラギラしすぎで、食傷気味。読了日:01月16日 著者:よしなが ふみhttp://book.akahoshitakuya.com/b/4592143043■日の名残り (ハヤカワepi文庫)お屋敷・パーティー・執事...華やかな小説かと思ったが、読後はなんとも寂しい。美しい夕暮れを微笑んで眺められるように、今をキチンと生きていかないと駄目だな。心を殺すな。読了日:01月16日 著者:カズオ イシグロhttp://book.akahoshitakuya.com/b/4151200037■陰陽師 (8) (Jets comics)再読。一番好きな雨乞いの巻。私が理解できるギリギリのライン。失礼ながら夢枕獏のカラーがなくなってからのほうが面白いと思う。若狭と天川行ってみたいなぁ。白洲正子『十一面観音巡礼』を読むと理解しやすいと思いますよ。読了日:01月12日 著者:岡野 玲子,夢枕 獏http://book.akahoshitakuya.com/b/4592132181■陰陽師 (10) (Jets comics)再読。このあたりから、理解できなくなってくる(涙)なんども読んで、ほんのちょっとわかった気になる。読了日:01月12日 著者:岡野 玲子,夢枕 獏http://book.akahoshitakuya.com/b/4592132203■わたしを離さないでこんなに面白い小説とは夢にも思わなかった。人間の尊厳について、思わぬ方向からのアプローチ。この作家の他の作品も読んでみたい。翻訳でなく、日本語でかかれてていたらどうな風だったろうな。読了日:01月11日 著者:カズオ イシグロhttp://book.akahoshitakuya.com/b/4152087196■カツ丼の道 素人庖丁記2 (ランダムハウス講談社 あ 4-2)荒唐無稽の料理エッセイ。嫌味がないのがいい。無謀料理ばかり。『素人包丁記』に比べると、無理やり感、ネタぎれ感はイナメナイか。読了日:01月10日 著者:嵐山 光三郎http://book.akahoshitakuya.com/b/4270101679■異界幻想-種村季弘対談集 (種村季弘対談集)とても興味深い本。かなり背伸びして読んだが、ほとんど未消化。己の未熟が口惜しい。読了日:01月10日 著者:種村 季弘http://book.akahoshitakuya.com/b/4791759494■BECK volume30 (30) (KCデラックス)借本。前巻までの話が思い出せない。読了日:01月08日 著者:ハロルド作石http://book.akahoshitakuya.com/b/4063723089■積極-愛のうた (クイーンズコミックス)立ち読みした時は「スゴクイイ」と思い、買ってしまった。悪くはないけど甘すぎかな。読了日:01月07日 著者:谷川 史子http://book.akahoshitakuya.com/b/4088653688■宇宙兄弟 4 (4) (モーニングKC)読了日:01月07日 著者:小山 宙哉http://book.akahoshitakuya.com/b/4063727637■妖怪ハンター (水の巻) (集英社文庫-コミック版)・・・いや、お正月だし。六福神を読みたくなって・・読了日:01月06日 著者:諸星 大二郎http://book.akahoshitakuya.com/b/4086183927■大奥 第3巻 (3) (ジェッツコミックス)再読。無茶苦茶な設定のはずなのに、説得力があってすごい。4巻買うか悩み中。やっぱり面白いより「うまい」だなぁ・・・読了日:01月02日 著者:よしなが ふみhttp://book.akahoshitakuya.com/b/4592143035■大奥 (第2巻) (JETS COMICS (4302))再読。この人のマンガは、面白いというよりは、「うまいなぁ」と感心する割合のほうが高いと思う。読了日:01月02日 著者:よしなが ふみhttp://book.akahoshitakuya.com/b/4592143027▼読書メーターhttp://book.akahoshitakuya.com/
2009年02月23日
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年末に図書館に行くと、ちょっと背伸びして難しい本を借りたくなってしまう。ということで、種村先生の対談集をかりてみた。年末から年をまたいで読んでいます。うーん、理解できない部分が多いけれど、面白いです。種村季弘の対談をまとめたシリーズの3冊目。その筋の専門家と、広く深い対談。川上弘美と泉鏡花について語り合ったり、萩尾望都と吸血鬼について語り合ったり、内田百けんや魔女などテーマもいろいろ。でも、まだ読んでる途中。しかも、ほとんど未消化。いつか、ここの内容を「うんうん」と納得しながら読めるようになりたいものだ。どういう人生を送れば、こんなに深い知識が身につくのだろう?
2009年01月03日
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12月の読書メーター読んだ本の数:14冊読んだページ数:1512ページおおきく振りかぶって Vol.11 (11) (アフタヌーンKC)誰が誰だか見分けがつかない。もう、いいかなーって感じだな、個人的には。読了日:12月01日 著者:ひぐち アサ宇宙兄弟 3 (3) (モーニングKC)最後、ホロリときちゃいましたよ。しかし、キャラ濃いなぁ読了日:12月03日 著者:小山 宙哉チェーザレ 5―破壊の創造者 (5) (KCデラックス)この巻はチェーザレの少年らしさがあふれてて良かったです。ジョバンニ閣下が可愛い。作者に愛されてますね(笑)だんだん子供っぽくなってるぞ。閣下に限らず、最初の頃、類型的だったキャラクターたちに個性がでてきましたね。馴染んできたのか。この距離感の変化さえ作者の計算だとしたら恐ろしいな。読了日:12月03日 著者:惣領 冬実へうげもの―TEA FOR UNIVERSE,TEA FOR LIFE (1服) (モーニングKC (1487))再読。濃すぎる。読了日:12月06日 著者:山田 芳裕へうげもの―TEA FOR UNIVERSE,TEA FOR LIFE (2服) (モーニングKC (1512))読了日:12月06日 著者:山田 芳裕へうげもの―TEA FOR UNIVERSE,TEA FOR LIFE (3服) (モーニングKC (1545))読了日:12月06日 著者:山田 芳裕へうげもの 4服 (4) (モーニングKC)読了日:12月06日 著者:山田 芳裕へうげもの 5服 (5) (モーニングKC)面白いけど、どうにもギラギラしすぎて食傷気味。読了日:12月06日 著者:山田 芳裕チェーザレ 6―破壊の創造者 (6) (KCデラックス)チェーザレは相手に合わせて自分を変えていく。ミゲルでさえ、あるいはチェーザレ本人にも本当の自分はまだ見えてないんじゃないかな?彼が本当に目覚めたときにどうなるのか?この先が楽しみ。楽しみ。アルバロ君、いいね。読了日:12月10日 著者:惣領 冬実神の代理人 (中公文庫)塩野さんはタイムマシンを持ってるんじゃなかろうか?神の代理人とは、ローマ法王のこと。4人の法王は、誰もが個性的で面白い。政治と宗教(キリスト教)は並び立たないものなのかな。この時代面白いですね。もう少し、塩野さんの著書を追って行こうと思います。読了日:12月17日 著者:塩野 七生もやしもん 7―TALES OF AGRICULTURE (7) (イブニングKC)今回は「はぜるぞー!」なのね。かもしは次巻か。読んでも読んでも読み進まないです。情報過多だぜ。面白いけど。読了日:12月22日 著者:石川 雅之リストランテ・パラディーゾ (f×COMICS)再読。上手いマンガだなぁ。絵もストーリーも。ジジが好きだ。読了日:12月28日 著者:オノ ナツメ幻影の書久しぶりにオースターを読んで面白いと思った。息をつかせない物語のスピードと思いもかけない展開が好きだ。でも、私は柴田氏の翻訳が苦手みたい。残念ながら。読了日:12月29日 著者:ポール・オースター雪沼とその周辺 (新潮文庫)再読。しみじみと静かな話。文章がダラダラと長い気もするが(失礼)、この話には合っていると思う。読了日:12月30日 著者:堀江 敏幸
2009年01月03日
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2008年11月の読書メーター読んだ本の数:25冊読んだページ数:6352ページ■ミーナの行進うそくさい話だと思うのに、最後にシンミリとしてしまった。悪くない。読了日:11月01日 著者:小川 洋子http://book.akahoshitakuya.com/b/4120037215■美女と竹林別に読まなくてもよかったなぁという感じ。登美彦氏の実家、うちの近くかも?とちょっと嬉しい。読了日:11月02日 著者:森見登美彦http://book.akahoshitakuya.com/b/433492624X■バビロンまで何マイル? (白泉社文庫)惣領冬実の「チェーザレ」を読んだら、こっちも読み返したくなった。読了日:11月04日 著者:川原 泉http://book.akahoshitakuya.com/b/4592883187■チェーザレ 3-破壊の創造者 (3) (KCデラックス)面白い!やめられない。けど、話が...全然進まないなぁ。読了日:11月05日 著者:惣領 冬実http://book.akahoshitakuya.com/b/4063722872■タイタンの妖女 (ハヤカワ文庫 SF 262)読んだのは2回目だけど、やっぱり面白さがわからない。無力感とかやりきれない気持ちとかそういう負の感情しかない。パーツでは面白いとおもうけれど。自分のコンディションがよくないせいかもしれない。読了日:11月06日 著者:カート・ヴォネガット・ジュニアhttp://book.akahoshitakuya.com/b/4150102627■チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷久しぶりに小説を一気読み。冷静な淡々とした文章なのに、読み始めたら止まらない。チェーザレ・ボルジアの権力へのかけあがりかたと転げ落ちかた、どちらもすごい。はや回しで映画見てるみたい。読みごたえがあって、面白かった。読了日:11月08日 著者:塩野 七生http://book.akahoshitakuya.com/b/4101181020■日日雑記 (中公文庫)やはり武田百合子の文章はイイヨナーと思う。娘さんとの掛け合いも好き。読了日:11月09日 著者:武田 百合子http://book.akahoshitakuya.com/b/4122027969■ワン・ゼロ (3) (小学館文庫)何度でも読み返してしまう。読了日:11月09日 著者:佐藤 史生http://book.akahoshitakuya.com/b/4091911161■ワン・ゼロ (1) (小学館文庫)一番好きな漫画かもしれない。読了日:11月10日 著者:佐藤 史生http://book.akahoshitakuya.com/b/4091911145■ワン・ゼロ (2) (小学館文庫)読了日:11月10日 著者:佐藤 史生http://book.akahoshitakuya.com/b/4091911153■ヘンリエッタ少しエキセントリックな女の子が、変わってるけど愛情溢れる大人たちと暮らし、成長していく。なんかそういう話は、もう飽きちゃったなぁと思う。はっ、飽きるほど何を読んだというのだ?読了日:11月11日 著者:中山 咲http://book.akahoshitakuya.com/b/4309017908■犬が星見た-ロシア旅行 (中公文庫)のびのびとした文章だけれど、実はとても鋭い目をもっている人だ。こんな目を持った人と一度一緒に旅してみたいなぁ。彼女には何が見えるんだろうか?読了日:11月14日 著者:武田 百合子http://book.akahoshitakuya.com/b/4122008948■打天楽-ワン・ゼロ番外編 (小学館文庫)本編もいいが、この番外編が一番すきだ読了日:11月14日 著者:佐藤 史生http://book.akahoshitakuya.com/b/409191117X■天界の城 (ハヤカワ文庫 JA (664))読了日:11月15日 著者:佐藤 史生http://book.akahoshitakuya.com/b/4150306648■東京奇譚集 (新潮文庫 む 5-26)再読。村上春樹の作品のよさは、一度よんだだけではわからない(私はね)。最初は、猿やら石やら、羊男やらカーネルサンダースやらに惑わされて、どうも大切な部分を見失っちゃうみたいです。読了日:11月18日 著者:村上 春樹http://book.akahoshitakuya.com/b/4101001561■アフターダーク再読。最初読んだときは「村上春樹っぽくなくてつまらない」と思った。改めて読むと、この上なく「らしい」村上作品だった。世界は理不尽な暴力に満ちている。今までにない視点の位置が面白い。作家が語り部からガイドにシフト?「ゆっくり歩け、沢山水を飲め」そして、自分の目で見ろ。というところか?読了日:11月19日 著者:村上 春樹http://book.akahoshitakuya.com/b/4062125366■蟲師 10 (10) (アフタヌーンKC)ついに降幕。日本に産まれてきて良かったと思わせてくれる作品でした。読了日:11月22日 著者:漆原 友紀http://book.akahoshitakuya.com/b/4063145379■チェーザレ 4-破壊の創造者 (4) (KCデラックス)アンジェロの存在が物語を回している。上手いなぁと思う。ボルジア父はいつ見ても気持ち悪いわ(笑)読了日:11月23日 著者:惣領 冬実http://book.akahoshitakuya.com/b/4063723968■海の仙人 (新潮文庫)いい話だ。長さもちょうどいい。読了日:11月24日 著者:絲山 秋子http://book.akahoshitakuya.com/b/4101304513■失踪日記再読。この原稿を描くの手伝った奥さんて、すごい人だよなぁ。読了日:11月24日 著者:吾妻 ひでおhttp://book.akahoshitakuya.com/b/4872575334■お縫い子テルミー (集英社文庫)この人の本を読むと、「そんなにガツガツ生きなくてもいいじゃないか」と楽な気持ちになる。好き。読了日:11月27日 著者:栗田 有起http://book.akahoshitakuya.com/b/4087460509■MASTERキートン (2) (ビッグコミックスワイド)久しぶりに再読。いつ読んでも面白い読了日:11月29日 著者:勝鹿 北星,浦沢 直樹http://book.akahoshitakuya.com/b/4091858228■MASTERキートン (5) (ビッグコミックスワイド)読了日:11月29日 著者:勝鹿 北星,浦沢 直樹http://book.akahoshitakuya.com/b/4091858252■MASTERキートン (6) (ビッグコミックスワイド)読了日:11月29日 著者:勝鹿 北星,浦沢 直樹http://book.akahoshitakuya.com/b/4091858260■3月のライオン 2 (2) (ジェッツコミックス)二階堂くん、いいやつ!あと、高橋くんも好きだなぁ。読了日:11月30日 著者:羽海野 チカhttp://book.akahoshitakuya.com/b/4592145127
2008年12月02日
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「チェーザレ・ボルジア」ブームだ。私の中で。(いや、世間的にも近くクルと思うけど)惣領冬実の『チェーザレ』が面白かったのである。勿体ないので(近頃、面白いと思う作品になかなか出会えないので)ちびちび味わうようにして読む。(シミッタレだなぁ。こうして人は老いていくのか?)じわじわ読んで、今3巻。チェーザレはまだピサ大学の学生で、恐ろしいまでの可能性を予感させるけれど、一人の青年として、彼を軸に、人間関係が温かく描かれるカンジ。特にミゲルとアンジェロのやり取りが好きだ。ところでアンジェロはミケランジェロと何か関係があるんでしょうか?気になるところ。ゲストキャラも豪華で飽きさせない。絵も綺麗だ。(この綺麗な絵ではこの先大変だろうな)漫画の4巻を我慢して、塩野七生『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』を読むことにしてみた。漫画がなかなか進まないので先を急ぐ気持ちもあるし塩野七生も一度読んでみたい作家であった。こちらのチェーザレはクールだ。というか小説自体が冷静なのかな。30年以上前の作品なのに全く古びていないのも流石というか。絵巻を見ているような、大きな流れが見える。この作家は本当に当時のイタリアで、全てを見てきたのではないか。高みから見下ろしたり、急降下して間近から眺めたり。そんなタイムマシンを持ってるんじゃなかろうか。面白かった。高校生の頃に読んでいたら、世界史だって好きになったかもしれないのに。高校生の自分、ツマンナイ本ばっかヨンデンジャネエヨと思ってしまうな。しかし、本当にスゴいのは父親の法王なんじゃないの?と法王の死後のチェーザレの転落ぶりを見るとそんな風に思ってしまう。チェーザレは父親の手駒に過ぎなかったんじゃないかって。さてさて、もう一冊。私が初めてチェーザレ・ボルジアを知った本。川原泉『バビロンまで何マイル』時空を越えるソロモンの指輪を手にした高校生の話。その中で彼らはチェーザレにも出会う。イタリア編はチェーザレに引きずられ気味だけど(相手がでかすぎたね)、恐竜編や学生生活のところは面白いです。始めに出会ったのが、この本で良かったと思う。一冊のすばらしい本に出会うのも嬉しいけれど、それをきっかけにいろんな本を読んで世界が広がっていったり、自分のなかで繋がっていったりするヨロコビの方が大きいなぁと、最近は思うわけです。いろんな人のチェーザレ・ボルジア像を見ることで、この時代そのものにも興味が出てきました。一件、つながりのないような本の中につながりを見つけたり、(塩野さんも、惣領さんも「いまにも落ちそうな熟した果実」のたとえを使ってたりするんですよね。原典があるのあかなぁ)そんな読書の楽しみもあるんだなぁと思ったりする今年の秋なのでした。
2008年11月09日
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10月の読書メーター読んだ本の数:12冊読んだページ数:2240ページチェーザレ 2―破壊の創造者 (2) (KCデラックス)一度では人間関係が把握できない(>_
2008年11月01日
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9月の読書メーター読んだ本の数:9冊読んだページ数:3007ページしあわせのかおり (幻冬舎文庫 み 14-1)金沢の小さな中華料理屋を巡る連作短編。特に奇をてらった話はないけれど悪くはない。出てくる料理はどれも美味しそう。読了日:09月25日 著者:三原 光尋西の旅 Vol.19 (Autumn 2008) (19) (えるまがMOOK)ああ旅に出たい。四国行きたいです。読了日:09月24日 著者:カラマーゾフの兄弟 下 新潮文庫 ト 1-11正直、登場人物たちの心の動きについていけなかった。余りにもいろいろありすぎて消化不良ぎみ。読み手の力不足読了日:09月24日 著者:ドストエフスキー美味しんぼ (1) (小学館文庫)ヒマになるとついつい読んでしまう。読了日:09月21日 著者:雁屋 哲,花咲 アキラきょうのごはん (ダ・ヴィンチブックス)再読。こういう料理上手になりたいと思う。どの料理も美味しそう。読了日:09月21日 著者:大田垣 晴子ファイブスター物語 (12) (ニュータイプ100%コミックス)久しぶりに読み返した。やっぱり面白いん。ちゃあの話は嫌い。読了日:09月13日 著者:永野 護ファイブスター物語 (11) (ニュータイプ100%コミックス)読了日:09月13日 著者:永野 護ファイブスター物語 (10) (ニュータイプ100%コミックス)久しぶりに読み返しました読了日:09月13日 著者:永野 護カラマーゾフの兄弟〈中〉 (新潮文庫)読了日:09月03日 著者:ドストエフスキー
2008年10月01日
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読書メーターさんの新サービスを試してみます!8月の読書メーター読んだ本の数:17冊読んだページ数:2244ページ妖怪ハンター 天の巻 (集英社文庫)読了日:08月31日 著者:諸星 大二郎魔女 2 (2) (IKKI COMICS)読了日:08月31日 著者:五十嵐 大介魔女 1 (1) (IKKI COMICS)読了日:08月31日 著者:五十嵐 大介リトル・フォレスト 2 (2) (ワイドKCアフタヌーン)読了日:08月31日 著者:五十嵐 大介リトル・フォレスト (1) (ワイドKCアフタヌーン (551))読了日:08月31日 著者:五十嵐 大介諸怪志異 2 (2) (双葉文庫 も 9-3 名作シリーズ)読了日:08月31日 著者:諸星 大二郎妖怪ハンター 地の巻 (集英社文庫)読了日:08月31日 著者:諸星 大二郎妖怪ハンター (水の巻) (集英社文庫―コミック版)再読。なんか読みたくなるんだよね読了日:08月31日 著者:諸星 大二郎ルサンチマン 4 (4) (ビッグコミックス)読了日:08月31日 著者:花沢 健吾ルサンチマン 3 (3) (ビッグコミックス)読了日:08月31日 著者:花沢 健吾ルサンチマン 2 (2) (ビッグコミックス)読了日:08月31日 著者:花沢 健吾ルサンチマン 1 (1) (ビッグコミックス)読了日:08月31日 著者:花沢 健吾大阪食堂 なにわっ子の★★★グルメ案内読了日:08月27日 著者:角田 多佳子カラマーゾフの兄弟 上 新潮文庫 ト 1-9「大審問官」が本当にすごかった!目の前のモヤが晴れたよう。でもなかなか話は先に進まない。中巻へ続く。読了日:08月24日 著者:ドストエフスキーのだめカンタービレ #21 (21) (講談社コミックスキス)面白くなってきた読了日:08月13日 著者:二ノ宮 知子グーグーだって猫である2 (角川文庫 お 25-2)読了日:08月08日 著者:大島 弓子李陵・山月記 (新潮文庫)読了日:08月05日 著者:中島 敦
2008年09月22日
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いま、『カラマーゾフの兄弟』を読んでいます。下巻(新潮文庫は三分冊)まできたのですが裁判になってから全然進まない。読む側にも気力を必要とされる小説です。…手強い。ボチボチと読んでいくつもりです。
2008年09月19日
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「Vフォー・ヴェンデッタ」を見ました。独裁国家と化した近未来の英国。夜間外出禁止令を破ったイヴィーは、街角で危険に見舞われたところをVと名乗る仮面の男に救われる。不正と暴虐にまみれた政府転覆をはかるVは、手始めに中央刑事裁判所を爆破。国の圧制を糾弾し、11月5日の“ガイ・フォークス・デー”に国会議事堂前に集結するよう市民に呼びかける。その一方で自分自身の怨念を晴らすため、有力者を次々と殺していくV。そんな彼と出会ったことで、イヴィーは人生を大きく変えていく。(goo映画から、コピペしました)以前、どこかで一部だけみて、気になっていた映画。変な仮面の男が出てくるけど、ストーリーがさっぱりわからず、タイトルもわからない。こういうのは、相当、きもちわるいものです。先日、ケーブルテレビの番組表で、この映画を見つけ、録画してやっと見ることが出来ました。スッキリ。 さて!見てみてびっくり!かなり面白い。カッコイイ!色っぽい!仮面の男、Vは、最初から最後までずっと「ガイ・フォークス」の仮面をかぶっている。最初は奇妙に思っていたのに、そのうちその仮面が全然気にならなくなってくる。カッコイイですよ。へんな仮面なのに! イヴィー役のナタリー・ポートマンも素敵だし、他の脇役の人たちもすごくいい味を出しているんですが、Vのヒューゴ・ウィーヴィングがもう素敵ていうか、私、ヒューゴ・ウィーヴィングのファンなんだよな。もともと。「ロード・オブ・ザ・リング」のエルロンドで、「この人カッコイイ!」と思ったのよ(顔はそれほど美形とも思わないのに、なぜだろう)。「マトリックス」のエージェント・スミスをしていた人といえば、早いのでしょうか?あの「ミスターぁ、アンダーぁスン」っていう台詞が、もうタマランとか思ってしまう。もったいぶった台詞回しとか、すごいウマイ気がするんですよね。英語わかんないですが、流れるような言葉が音楽のようだ(わかんないから音楽に聞こえるのかな?)。今回のVも、これでもかっていう長広舌と引用の嵐(出典は全然分からないのですが)で、魅了されてしまいました。(でも、もっと勉強しなくてはなりませんわ。歴史とか文学とか。英語とか。そしたら、もっと物語が広がってゆくに違いない)Vは、顔も見えないのに、もう素敵~♪、とか思ってしまいました。花柄のエプロンしたり、かわいいところがあったりするのが、またもうよいのですよ。ただなー、ヒューゴ・ウィーヴィングのgooのインタビュー映像とか、来日記者会見とか見ると、「ええーっ」っていうくらいに、普段は冴えないオッサンなんだよなぁ・・・その豹変振りにびっくりします。役者ってすげぇよ・・それにしても、とても面白い映画だったので、満足です。役者もいいが、ストーリーなんかもよく出来てると思う。もう1回ちゃんと見よう!マトリックスの導入が「不思議の国のアリス」の白うさぎでこの映画は、マザーグースの「11月5日を忘れるな」っていうガイ・フォークスの詩が引用される。こういう導入やり方や、暗喩に引用にとんだ世界(まぁほとんど わからんわかワケだが)を楽しむタイプの映画って好きなんですよね。小説でもそういうタイプのものが好きだったりする。まー、エセインテリっちゅうか、インテリに憧れてるんですな。しくしく。
2008年09月06日
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借りて読んだ『デトロイト・メタル・シティ』は、思いのほか面白かった。(同時期に別の人に『BECK』を借りた。どっちも良かったけど、ギャップにクラクラきましたよ。)そして、映画のCMでの松山ケンイチのクネクネっぷりに衝撃受けて作中、根岸君が歌う『甘い恋人』を(iTunesストアで)ダウンロード!しちゃいました。もともと渋谷系が好きなので、クラウザーさんよりは根岸くんよりの私。DMCの曲はスルー。(相川さんと同じ趣味かよ)実はCDで、この歌を歌っているのは松山ケンイチではなく、カジヒデキ。あらー、これ素敵な曲じゃないですか…。気に入ってしまった。さすがカジヒデキ。歌詞はマンガどおりにクダラナイのに…。そしてカジヒデキは、作中で佐治君のバンド「テトラポット・メロン・ティ」が歌う「サリー・マイラブ」も歌ってる。コレが、テクノっぽさもある可愛い曲なんですよ。気がつくと「時を越えてぇ~おいでよ~サリー♪」とか口ずさんでます。クラウザーさんがトイレでハモってしまう気持ちも分かるわついでに「ラズベリーキッス」もダウンロード。たしかに歌詞がキモい(笑)映画、見に行こうと思ったのでした。デトロイト・メタル・シティvsシブヤ・シティ~渋谷系コンピレーションこれも気になる・・・
2008年08月24日
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上司に貸したマンガが返ってこない。 中村光『聖☆おにいさん』の1巻。 もう2か月位経ってると思う。 「2巻がでるよ」と暗に催促してくるので 「1巻返してください」と言ったら 「嫁が気に入って、枕元において毎日読み返している」という。 やれやれ。 なにも言うまいとは思うんだけど…ねぇ。
2008年07月23日
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こんどは、スティーブン・ミルハウザーの原作を読んでみました。『バーナム博物館』のなかの短編。順番無視して最初によんでみた。映画と全然違うので驚いた。恋の話は全然出てこなかった。うおっ!びっくり。アイゼンハイムという人物に対して、全然違う切り口。でもどちらも上質な作品だと思う。ミルハウザーの短編は、教科書のお手本のように美しい。短編小説に相応しい展開とストーリー。時間軸の長さは関係ない。小説だから、できる語り口。短編小説だからこそのドライさ。アイゼンハイムの顔が見えないからこそ、できるトリックもある。顔が見えないから、アレコレいう他の奇術師たちの存在も生きてくるとおもう。反して映画はドラマチックだ。恋愛小説は苦手だが、映画には多少は恋愛要素がないとつまらないと私は思う。人が演じることで、人間くささが生まれるせいかも?あの映画のオチの鮮やかさは、文章ではちょっと敵わないと思う。あの目眩く感は、感動ものだ。それぞれの表現手法によって相応しいストーリーというのがあるんだなぁと、改めて教えられた感じだ。どちらも面白い。とても素敵な出会いだ。先に小説に出会っていたら、また私の感想も違ったかもしれないけれど。タイミングもまた重要。バーナム博物館
2008年06月26日
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映画なんて一年に1本見るくらいなんですが今月は2本めです。大阪でも3館しかやってないので、不安に思いつつ行ってきましたが、とても面白かった。『幻影師アイゼンハイム』スティーブン・ミルハウザー原作。19世紀、ウィーンが舞台。主人公はイリージョニスト(幻影師)のアイゼンハイム。スティーブン・ミルハウザーの原作は未読だけれど、気になる作家であります。アイゼンハイムは幼なじみ公爵令嬢ソフィとの仲をさかれ、街からでていった。数年後、幻影師として戻ってきた彼は、皇太子の婚約者となった彼女と出会う。しかし、ソフィは何者かに殺害される。犯人は皇太子でなないのか?とても映像の綺麗な映画だと思いました。全体にセピアがかった映像と、低く流れ続ける音楽。私たちもアイゼンハイムの幻影にかけられたかのよう。(ここは、柴田先生の訳に倣い、奇術ではなく、やはり幻影と言いたいところです)ドラスティックな展開ではないだけに、3人の男性(アイゼンハイム、警部、皇太子)の個性が際立っていて面白かった。特に警部役のポール・ジアマッティ(知らない人だ)の人間くさい役どころが良かったです。なんて思ってたら、ラストの展開が、超鮮やか!うすくかかっていたモヤが一気に晴れ渡る時の爽快さといったら!ここを一気に盛り上げているのも警部さんなんです。ラストのこの人の晴れやかな顔がすごく良いのですよ。これは原作知らずに行って正解でした。さてでは、ミルハウザーの本を読んでみるとしよう。
2008年06月14日
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いまさらながら、よしながふみ『西洋骨董洋菓子店』(新書館)を読みました。文庫版が出たので、つい買ってしまった。改めて思ったけど、この人上手いわー。絵も綺麗だけれど、ストーリーも良くできている。男前ばかりのケーキ店。パティシエは「魔性のホモ」(そしてメガネ)高校時代、その魔性のホモをふった唯一の男がオーナー。何でも出来る上に財閥のお坊っちゃま、でも憎みきれないイイオトコ。元ヤン、元世界チャンプの見習い君にオーナーの「影」と称する黒づくめの男。そして美味しそうなケーキ!…もう設定だけでも、満足しちゃいそう。あるいは、こんだけの設定であれば、あとは絵が良ければそれだけで勝負に出ちゃうと思うんですよ(新書館だし)←ごめん(T_T)なのに、この作品はそれだけに留まらない。それぞれ一人ずつがキチンとエピソードを持っていて、糸は絡み合い、人びとは考え、悩み生きている。シッカリつくりこんでると思うし、見せ方も上手い。この作者は一人で何パターンもの人生を生きている。すごいなぁと思います。一番、スゴいのはそうして描いたマンガが面白いってことなんですが… うん、面白かったですよ。
2008年06月05日
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常々思うのだけれど、期待して見に行く映画は大抵面白くない。あまり期待せずに行く(とは言え、わざわざ劇場に行くくらいだから幾ばくかの興味はある)映画は面白いことが多い。特に原作に思い入れがありすぎると大抵よくない。焦らず騒がず期待せず。ソレくらいの軽い気持ちで観ると良いのだ。映画は。要するに、あまり期待せずに観に行った『カスピアン王子の角笛』が意外に面白かったということです。ネタバレあるかも、ご注意ください。ナルニア・クロニクルの2作目。前回はガチガチに原作に忠実でつまんなかったけど今回は脚本も自由度があがり面白くなっていました。今回のウリは美形の王子カスピアンな訳なんですが、敵役のテルマール人がミラース王を初めとして、とてもいい味なんですね。やはり人が演じなければVFXだけでは、ドラマは生まれないのかな?美形をバシッと据えることで主役も決まりストーリーに一本筋が通りました。アスランも前作より表情豊かになりました。ただのライオンじゃないんだからさ、笑ってもいいわけよ。ミラース王の城の戦闘シーンとか、原作にないエピソードも追加されて、見ごたえのある内容になっていたと思います。城のミニチュアもよく出来ていたんじゃないでしょうか?でも、戦いというものを賛美する傾向がないとは言い切れない(ディズニーらしくないような?)昔から、侵略者であるテルマール人のカスピアンが「アダムの息子」というだけで王になる説得力の弱さが気になっていました。アダムの息子だというなら、歴代のテルマール人の王もそうなんだし。映画の中では、博士が「矛盾を抱えた初めての王になるのです」と言ったり、アスランが自信ががないというカスピアンに対して、そう思ったときに本物の王になるのだと励ましたり、王という重圧感なんかもよく表現されていて好感度高かったです。やはり、血筋というだけじゃダメなんだよね。スーザンとカスピアンが惹かれあったり。これも、なかなかにいい感じであったのでは?と思いました。しかし、ロード・オブ・ザ・リングのナルニア版という感じなんですよね。ストーリーの作り方や戦闘シーンの作り方が似ている気がします。ミニチュアを使った城なんて、もろ手法が同じだと思うんだよな。王として悩むカスピアンだって、アラゴルンの悩みに通じるような気がするし。もともと、原作が影響を与えあって作られていて似かよった部分があるとはいえ、ちょっとパクりすぎじゃないかしら?私はLOTR好きだからいいけどさ。楽しみにしてたリーピチープも可愛かったし、私は満足です。気高いというよりは、動きもコミカルで生意気そうなネズミでしたが、トリックスターも必要ですよね。特殊効果にたよりすぎて、原作まんんまの面白みにかけた前作より、原作を膨らましていい映画になっていたんじゃないでしょうか?私は原作ファンだけど、この映画は、よかったと思いますよ。この調子なら「朝びらき丸」も作ってほしいですね。「パイレーツ オブ カリビアン」みたいになったりして、ディズニーだけに。
2008年06月01日
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帰宅すると、書籍小包が届いていた。 これは通販で、注文していた本が届いたのかなと、思ったら、会社の通信教育のテキストだった。がっかり・・・ その、楽しみに待っているとは、キアラン・カーソン『琥珀捕り (東京創元社)』。図書館で借りて読んだのだけれど、どうしても欲しくなって買ってしまいました。古本だけど。Amazonnのレビューによると、出版社/著者からの内容紹介ローマの詩人オウィディウスが描いたギリシア・ローマ神話世界の奇譚『変身物語』、ケルト装飾写本の永久機関めいた文様の迷宮、中世キリスト教聖人伝、アイルランドの民話、フェルメールの絵の読解とその贋作者の運命、顕微鏡や望遠鏡などの光学器械と17世紀オランダの黄金時代をめぐるさまざまの蘊蓄、あるいは普遍言語や遠隔伝達、潜水艦や不眠症をめぐる歴代の奇人たちの夢想と現実──。数々のエピソードを語り直し、少しずらしてはぎあわせていく、ストーリーのサンプリング。伝統的なほら話の手法が生きる、あまりにもモダンな物語! 解説:柴田元幸めくるめくストーリーテリングのヨロコビ。一度にばーっと読んでしまうのは、あまりにももったいない。一見バラバラな物語が、キーワードでつながっていく。この編み上げがなんとも見事で、読んでいてうれしくなってくる。綺麗に訳そうとすると、難しい言葉になりがちだと思うけれど、翻訳も読みやすい。(原作を読める、英語力があればねぇ)ベッドに入って、傍らにはこの本と、アイリッシュウィスキー。パラリと開いて、そこから読み始める。眠りにつく前の至福のひと時。そんなシュチュエーションにあこがれますね。現実は、布団なんだけどね。私。枕の上に、クッションを重ねて、本を読む。でも、アイリッシュ・ウィスキーはウマイけれど、その姿勢では飲みにくい。なかなか、優雅にはいかんものです。せめて、本だけは上質のものを・・・
2008年05月31日
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ネットをブラブラしていたら、面白そうな活動をみつけました。(この記事)「ブック・クロッシング」BookCrossing(ブッククロッシング)とは、本を愛する人たちによる「本に世界を旅させる」活動です(ホームページより)読み終えた本をサイトに登録し、カフェや、専用のブッククロッシング・ゾーンという専用の場所に置き、次の人に自由にそれを持ち帰ってもらいます。持ち帰った人は、本に貼られたラベルの番号から、本を検索することや、現在地や感想を登録。その本の移動の履歴を追跡できるというシステム(らしい)なんか面白そうじゃん!私もやってみたい日曜日に京都に行くことだし(京都はわりとさかんみたい)、何冊か登録して持っていこうかなぁと考えています。リンク: Bookcrossing.jp-本好きのためのコミュニティ・ブッククロッシングジャパン 本を世界に.
2008年05月09日
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映画「ナルニア国物語 カスピアン王子の角笛」の 宣伝を盛んにやってますね。 男前の王子さまに全てがかかっていて、もうちょっと他に勝負ドコロはないんかい、と思ったりするわたし。 1作目は、CGが売りでしたが全くつまらんかった。 肝腎のアスランはリアルなだけのただのライオン。 (「あの方は飼い慣らされたライオンではないのです」) 技術に走り、語るべき内容を持たない映画は無惨なものです。 1作目もつまらなかったけど(こんどテレビでやるらしいよ) 2作目は、王子様頼り。ダメッぽいなぁ。 もともと、原作もこの巻はパッとしないイメージ(個人的に) テルマール人は、アダムの息子、イブの娘ではないのか? とかどうもスッキリしない。 我が愛するネズミの騎士「リーピチープ」が登場するみたい(CMにでてた)なので 何だかんだといいつつ観に行くかも。 原作は、私の中でとても大事な本なので(だから人には貸せない) 映画もあんまりひどくないといいなぁ。
2008年05月09日
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その日、酔っ払っていたワタクシは、本屋で1冊の雑誌を衝動買いしてしまいました。ビビッドな表紙と、柴田元幸の責任編集というコトバにつられてしまった・・・柴田先生セレクトの短編と、柴田訳の海外作品が2つ。古今の名作を取り上げ、そのレビューが1作。っていう構成。モンキー ビジネス2008 Spring vol.1 野球号(ちなみに、Amazonでは、柴田先生のメッセージを聞くことができるみたいです)まぁまぁ面白かったのだけれど、正直1000円近くしたのは痛かったです。日本の作家の作品より海外作品のほうが気に入りました。シェリー・ジャクソン 『血』(柴田元幸/訳)という作品が面白かったです。はじめて聞く作家ですが、ちょいと不思議な感じが好き。文章だからこそ面白いタイプの小説だと思います。ご飯を食べながら読んでたので、ちょっと気持ち悪かったけど・・・食事時はオススメしません。映像化もご遠慮願いたい。そもそも、よくよく考えれば、私は柴田元幸とそれほど相性がよくなくて、彼のの翻訳する作品を最後まで読み通せるかは、五分五分。そう考えると、この本は、わりとアタリだったといえるかも。ワタクシ的にはね。読みながら「なんで、野球の話ばっかりなんだろう」と思っていたら「野球号」だった。買うとき、全然気がつかなかった!えー!私、別に野球は好きでもなんでもないんだった。次号の「眠り」号のほうが気になるので、次号に期待。なんてね。実は、1作だけすごく気になる作品があったのだ。Monkey Classics: Japan尾崎翠 第七官界彷徨(抄)尾崎翠・・なんか聞いたことあるなぁと思いながら、読み出した「第七官界彷徨」ですが、出だしだけの掲載だったので、いいところで終わっちゃってるんですよね。「コレは続きを読まねばー!」と図書館に借りにいったんだけど、行ったその先が分館だったせいか、置いてない!検索かけても「尾崎翠」の名前すらない!結局「第七官界彷徨」が本館の地下閉架に1冊あるきり。えー!でも、私でも名前を見た覚えがあるんだから(一瞬エッセイストの中野翠と混同してましたが)、本屋で見かけたことがあるはずだ。筑摩の文庫版の文学全集(今、刊行してるやつ)で、この名前を見たんだー!と必死で思い出し、本屋にゴー!無事ゲットすることができました。やっぱり「ちくま日本文学」の1冊だったよ。ちゃんと「第七官界彷徨」もはいってましたよ。ということで・・・ウホウホしながら、ただいま読書中です。なんてことない小説だとは思うんだけど、なんか面白い。でも、何が面白いのかよくわからない。近頃、こういう滋味のある小説が好きです。年取ったから?何気なく手に取った雑誌から、また一人素晴らしい作家に出会えてうれしい(この場合、自分の無知は棚にあげておく)本だけは、読んでみないとわからない。インターネットをウロウロしてても、いい本にはなかなか出会えないです。それ自体はたいしたことない本でも、思いがけず素敵な本への縁を結んでくれることがあります。本は、本が呼んで来るんだよなぁ、と思ったりします。それにしても「ちくま日本文学」は1冊目が内田百ケンという素晴らしい全集ですね。思わず全巻そろえたくなってしまいます。装丁、安野光雅だし昔あったソフトカバー版の「宮沢賢治」と「稲垣足穂」は持ってるんですが。尾崎翠 [ちくま日本文学004] (ちくま日本文学 4)
2008年04月28日
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そういえば、 フィリップ・プルマン『黄金の羅針盤』(新潮文庫) を読んだのでした。 映画『ライラの冒険』の原作本ですね。 今までの経験から、面白いと評判の児童書とは相性が悪いと、分かってはいたのですが、 ウッカリ買ってしまった。 うーん、面白いの、これ? 話は散漫だし、エピソードは多いけど膨らみがないし。 ストーリーの展開もいきなりすぎて、うまくついていけない気がしました。 児童書だからかなぁ? 最近の児童書はおもんないですね。 私が大人になったから、かしらねぇ。 (うふン) 続きはもういいや。
2008年03月20日
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うさぎ島に来ています。広島県、大久野島。ウサギとふれ合えるウサギアイランドですよ。最近、ちょっとお疲れ気味のワタクシ、野うさぎさんに癒してもらおうとやってきました。アニマル・セラピーですね。朝のサイクリングも素敵。季節もちょうど、よくて、風が心地よいです。(自転車で島を一周できるのです。2キロくらい)すっかり元気になりました。今でこそ、平和なこの島ですが、かつて戦争中は日本軍の毒ガス工場があり「地図にのっていない島」だったのです。かつての毒ガス倉庫は、戦後、ガスを高温の炎で焼却処分した時の焼け跡が生々しく残っています。春の瀬戸内海は穏やかで、キラキラと美しく輝いていました。いつまでも、人もウサギも平和でいられますように。
2008年03月16日
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yom yomに載っていた、森見登美彦の『或る失恋の記録』がとても面白くて、いっぺんにファンになってしまった。 続けて、新潮文庫の『太陽の塔』も購入。 この虚勢を張りながらも、初々しい愛すべき奇妙な京大正たちの虜になってしまった。 京都に行けば、こんな学生が本当にいる気がする。 いるわけないのだ。 この作品をファンタジーノベルとして、ファンタジーノベル大賞に応募する作者の感覚からして好きだな。 実は、以前『四畳半神話体系』を挫折している。 アノ時は、全然面白いと思わなくて、早々に諦めた。 万物は流転する。ナムナム。 さて、ワタクシは今、旅をしている。 最近、独り旅の楽しさに目覚めてしまったのだ。 そこで旅のお供にと、白羽の矢を立てたのが 森見登美彦『夜は短しあるけよ乙女』(角川書店) ありていに言って、私は「ダ・ヴィンチ」という雑誌と角川書店が嫌いである。 なので、この本も人気がでるほどに「つまらいにちがいない」と偏見をもっていた。 (近頃のベストセラーとやらとはウマがあわないのだ) でも、読んでみるとなかなか面白いじゃないですか。 私の好みより少し、ウソ臭すぎて、読みごたえがなさすぎのキライはある。 でもテンポがよく、皆が優しくいい人だ。 読んでいてニコニコしたくなる気持ちのいい作品だ。 人物相関もよくできている。 なかなか気に入った。 (『太陽の塔』の小難しい感じの方が好きだけどね) ただ問題が。 目的地まで(高速バスど移動中)あと2時間もあるのに読み終わってしまったことだ。 がーん、誤算だったーっ!
2008年03月15日
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実は、今までバカにしていたのです。新潮社の『yom yom』。パンダの表紙に、人気作家の連載。「なんか、媚びてるよなー、けっ」って思ってたんですよねー。実は。ところが、今回のヨムヨム。「yomyom vol.6」ファンタジー特集なんですが、な、なんと『十二国記』の新作が載ってるんですよ!なぜ、新潮?と思わんでもないですが(講談社のシリーズだよね?)ファンタジー小説の愉しみと、特集された短編3本。小野不由美丕緒(ひしょ)の鳥畠中恵ひなのちよがみ森見登美彦或る失恋の記録思わず買ってしまいましたよ。そして、これ3作ともとても良かったんですよ。面白かったの!(「丕緒(ひしょ)の鳥」なんて、電車でホロリきちゃいました)森見登美彦も食わず嫌いだったなぁ、と軽く反省。他の作品も、楽しみながら読んでいるところです。ずいぶん、心が元気になってきたみたい。本を、楽しんで読むのは久しぶりです。しばらくは、楽しめそうです。最近、新潮文庫より、中公文庫や文春文庫がいいと思うようになってきていて「新潮もなぁ・・・最近、いまいちよねぇ」とか生意気なこと言ってたのですが、さすが、新潮社。ヨムヨム、すごいわー!スンマセンデシタ。
2008年03月03日
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沙村広明『ブラッドハーレーの馬車』(太田出版 )ジャケ買いです。コミック「f」って、ときどき当たりがありそうな気がするんですよね。オノ・ナツメとか。絵は綺麗だし、話も上手いと思う。でも、どうしても好きになれないし、マンガならなんでも描いていいのか?と思ったりもする。私たちは、残酷な漫画に慣れすぎてしまっているのかもしれない。なんのために、こんな作品を作り出すのか、作者も出版社も一度、立ち止まって考えるべきだと思う。この私の違和感ややりきれない気持ちを狙っているなら、まだわかるのだけれど。単なる刺激や、話題作りのためにヒトの尊厳を踏みにじるような作品を作っているなら、、馬鹿だ。馬鹿とつきあうと、ろくなことはない。うつるし。(無感覚とか無神経は、うつるのだ)さて、太田出版はどちらだろう。面白いとか面白くないではない。好き嫌いでもない。私は、この作品は許せない。ブラッドハーレーの馬車
2008年02月28日
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東大阪市にある司馬遼太郎記念館に行ってきました。菜の花が咲き乱れ、寒いけど楽しい極小旅行(定期券だけので行けた!)でした。司馬作品は数えるほどしか読んだことがありませんが。安藤忠雄のたてものがなかなか面白い。巨大な書架と膨大な資料には圧倒されるけれど、それらが展示物であり触ることすら許されないのは納得できない。本をオブジェとして飾るなんて!読めない本を買いそろえるなんて、金の無駄だ。と、次の日になってからから腹が立ってきた。さて、記念館では、司馬作品を買うこともできる。オリジナルのブックカバーもつけてくれる。司馬遼太郎『街道をゆく30 愛蘭土紀行1(朝日文庫)』アイルランドは、私が一番興味を持っている国。司馬遼太郎というひとがこの国に何をみるのか興味をあります。のっけから、期待していた通りの深い洞察。単なる物見遊山の観光案内では終わりそうにありません。楽しみです。
2008年02月18日
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盛田隆二『夜の果てまで』(角川文庫)を読み始めました。久々に面白くて、充分に長いので、嬉しいです。ワクワクします。ビレッジヴァンガードで「セカチューで満足出来なかった人に」的なPOPがついていて、思わず買ってしまいました。そして当たりでした。登美が丘イオンのビレバンの人よ、ありがとう。すこし、初期の村上春樹っぽい文章があったりして嬉しい気もしたりする。ハルキ以降の殆どの作家は多かれ少なかれ影響を受けてるよね。たぶん。今さら、春樹っぽいとか言ってても仕方ないかも。帰りの電車で読もうと楽しみにしていたのに、人身事故の影響で、社内はすし詰め状態。本読むどころじゃなかったよ。ヤレヤレ。夜の果てまでところで、角川文庫のこのマークは何に使うもの?ずっと、ヘッドホンの絵だとと思ってました。KBだと、今日初めて気がつきました。10年以上前からあった気がします。驚き!ちょっと嬉しいです。
2008年02月13日
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ひさしぶりに小説を読みました。最近、小説読んでもあんまり面白いと思わないのは、トシなのか。ウツなのか。さて、多和田葉子『旅をする裸の眼』(講談社文庫)うーん、よく解らなかった。作中取り上げられている映画が、実在かどうかもわからない私は、何処までが映画の話でどこからが主人公のベトナム人の少女の話なのかがよく分からない。だんだん二人の境界がわからなくなってきて、自分が誰を追っているのか分からない。どうしていいのか分からないまま、読み進み読み終わりました。うーん、よくわからナイ
2008年02月12日
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いま、一番気にいってるマンガ中村光『聖☆おにいさん』(講談社)ブッダとイエスのぬくぬくコメディだそうです。読み終えた後に気持ちがギスギスしないのがいい。変なTシャツ着てるキャラに弱いみたい、ワタシ。聖・おにいさん(1)
2008年02月11日
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週末、寒すぎて、家に篭ってマンガをよんでました。ひさしぶりに引っ張り出したのが、岡野玲子『陰陽師』(白泉社。あ、でもうちのはスコラ)。夢枕獏の原作とあるんだけれど、後半は、完全に岡野オリジナルストーリーですよね。10巻あたりから、話が難しくなりすぎて、さっぱり置いてけぼりをくらっていました。一応、12巻までは買ったのですが、13巻は買う気にもならずほったらかし。そんなわけで、久しぶりの清明サマ。歌合せと、雨乞いの話が一番すきなんで、そこらへんから読み返していきました。6巻か7巻くらいかな?相変わらず、難しいしほとんど意味がわからない・・・んだけど、あ、読めるようになってる!前よりちょっと、ストーリーがわかるかも!あ、自分も少しは成長しているんだと実感した瞬間でした。 嬉しいので、13巻買いに行こうっと!
2008年02月04日
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お正月でも水曜日はレディースディ。街に出たついでに映画にいきました。『光の6つのしるし』ファンタジー映画です。スーザン・クーパーの原作が好き。「闇の闘い」というシリーズものなんですが。でも、読んだのは10年以上前。と言うことで程よく忘れていて(昔、原作を読んだが殆ど忘れている)コンディションは好調。10年位前にハマってたというぐらいの距離感が、映画を見て「原作と違う(涙)」とがっかりしないためのポイントですね全く予備知識がないと、世界観をつかむのに苦労するんです。ファンタジー映画は。難波・心斎橋エリアで上映館がたったの1件。ヤバい予感。ハズレ覚悟で(ハズレだったら申し訳ないので、誰も誘わず独りで)観に行きましたよ。ふむ。ボスターのロゴが、ハリーポッターのパクりくさい書体。ハリポタファンを取り込む気なのか(無理だと思うな)?そして、観客少なっ!20人くらいしかいないぜ。…でも、面白かったの!イギリスっぽさが溢れてて、建物とかクリスマスのパーティーのシーンとかにメロメロ。ストーリーも変な捻りがなくて好感がもてた。うまくまとめたなぁと思う。闇のとの闘いも派手な戦闘シーンがないのがものたりないけど、思えば原作にもそんなものはなかった気がする。で、主役のウィルが良かったのですね。いい目してた。好演だとおもいます。妹のガウェインも可愛かったし。
2008年01月02日
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久し振りの早川文庫です。神林長平『敵は海賊、正義の眼』(早川文庫)高校の時にはじめて読んだ「敵は海賊」シリーズ。もう10年以上(20年未満)昔のことです。余り意識して作品をチェックしたりしないけど、神林長平は好きな作家です。「戦闘妖精・雪風」も好きだしな。よく分かんなくて投げ出したりもするけれど。SFを読むと生意気だった高校時代に戻る気がします。このワクワク感の虜だったんだよな。今にして思えば、単なる逃避サンだ。さて久し振りのこのシリーズ。記憶も薄れ、根性の悪い黒猫がいたことぐらいしか覚えてない。(あまのよしたかの描くアプロがすごくかわいかったんだよなぁ)でも、すごく面白かったんです。この、現実感がぐらぐら揺らぐかんじ!タマラナイ。あらーヨウメイって、こんなにかっこよかったっけ?(すっかり忘れてた)。ジャック・スパロウなんて目じゃないじゃん。こんな海賊に、惚れられるいい女になってみたいものですよね。シリーズ全部読み返したくなってきました。敵は海賊・正義の眼
2007年12月26日
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