2010.04.20
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ふと口が滑ったことがありました。


初回で来られた女性の方でした。

どこへ行っても原因不明で治らない人だったのです。


「きっとよくなりますよ。

 もし、5回の施術をして改善しなかったらお金はお返ししますよ」

と普段なら絶対に言わないようなことを言ってしまったのです。



おそらく何かで自信をつけた後だったのでしょう。


「魔」が差したのです。


その方がどんな症状だったのかはもう忘れましたが、



(今から思えば、「治ってはいけない」という心理的ブロックが強くて、

 自らそれを選択しているのですが、それを外す方法もまだよくわからなかった)



結局最後には

「こんなこと言いたくないけれど、あのとき返金するっていいましたよね?」

ということになってしまいました。


「ガーン!」

自業自得なのですが、非常に嫌な思いをしたので

二度とそういうことは口にすまいと誓ったのでした。



「自分が治すのではなくて、相手が相手自らの力で治るのだ」

操体の本質はこのコンセプトにあると思います。


これを外れるとやはり、



というように相手を責める声が出てきて、

そんなことを言う自分にも苦しむことになるのです。


そもそも「私が治す」「私は治せる」と思うこと自体が傲慢なのです。

「傲慢な自分」に気づけたという意味ではいい勉強になったのでした。







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Last updated  2010.04.20 17:58:52
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