お気楽バレエ部屋

お気楽バレエ部屋

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Calendar

Favorite Blog

オペラ高野聖@高崎 New! Sheva-さん

[門真市] 河内れんこ… New! ジゼル1043さん

つれづれならないま… もも母.さん
パリ暮らし concombre17さん
バレエびより すみれ_pobさん

Comments

julian@ pmRLfXMKNIWzRQnNzB ScmPBn http://www.FyLitCl7Pf7kjQdDUOLQO…
john@ ipclvlSnYb XCoAG7 http://www.QS3PE5ZGdxC9IoVKTAPT2…
john@ FlgTQUTERbCfHAzE b2W06G http://www.QS3PE5ZGdxC9IoVKTAPT2…
matt@ jxzmJBAnmf h1wsej http://www.QS3PE5ZGdxC9IoVKTAPT2…
horny@ ucdSeYSbTJg Jj83JX http://www.QS3PE5ZGdxC9IoVKTAPT2…

Freepage List

2008.07.27
XML
カテゴリ: バレエ鑑賞
最初はABTの白鳥なんてと思ったし、パンフレトの怪物のぬいぐるみ着たロットバルトの写真見て「な~んでしょ?」と思っていたけど、意外とストーリー性もしっかりしていて工夫されていて面白かった。


まず、プロローグで怪物のロットバルトが登場、マントを翻すと人間のロットバルト登場。
このシーンがめちゃくちゃかっこよくて、ロットバルトに胸キュン(笑)
森の中で出会った少女を誘惑し、口づけする瞬間に態度を豹変。連れ去る。
アクロバットなリフトの連続。この時点でロットバルトに完全にやられてしまった私(笑)

1幕、王子登場。
王子ったら、けっこう女の子好きらしくベンノと踊っている女性に無理やりダンスを申し込む。踊り終わった後、女性4人に取り囲まれて王子が逆に誘惑される。
そのときの音楽が、通常3幕で使うオディールが踊る曲。照明がやや暗くなる。

1幕の間のコールドたちの演技も面白くて、始終カップルが離れたりくっついたりしている。
乱れた王国だわ(笑)
でも、大筋はワルツ、パドトロワ・・と通常の古典を尊重した流れだけど、普通の版より王子が踊るシーンが多くて○
貴族の女性達の衣装はスカートが長すぎて、もう少し短かったら踊りも綺麗に見えるのにと思ったけど。

2幕も大筋古典とおなじで、ソテ・アラベスクでコールドが出てくるところから始まる。
ただ、オディットと王子のアダージオのときコールドが左右からググッと中心によってきて、4羽とか大きい白鳥のソロリストたちが2列で前方に並んで主役を取り囲んでしまう。
なので1階席からは主役は見えないのよね・・5階席からだとべつに隠れることなく観られるから良いけど。
評判のあまりよくないシーンだと思うけど、東○バレエのように背後でバタバタしているのに比べると観ていてそんなに気が散らない。
ABTのコールド、白鳥達だけは思ったより揃っていて綺麗。少なくとも1幕や海賊よりは揃っていたかと・・(もしかして、見慣れただけかもしれませんが)
2幕のロットバルトは怪物の方だけ。王子がロットバルトを弓でいようとするとオディットがかばう。なぜなら、魔法が解ける前にロットバルトが死ぬと一生魔法が解けないから・・なんか凄いストーリーだけど、ニーナの演技にうるうる。

3幕。

チャルダッシュの振り付けが一番観ていてむずむずしてしまった。フォーメーションの変化とかジャンプとか少なくて・・・特に曲が速くなる所とか・・そこ跳ぶところでしょと思ったりして、ムズムズ。
スペインの衣装がフラメンコ調でなく、あくまでも宮廷に招かれたお嬢様というドレスだったのが面白い解釈だなあと思った。ちなみに、スペインの髪飾り可愛かった。
ナポリは男性2人。他の国はみんなそれなりの身分と思われる衣装なのに対して、なんだかそのへんの町民か港のごろつきっぽい衣装。片足だけブルーと白のストライプなのがまた、チカチカして。ナポリ一生懸命回っていたけど、マチネ組もソワレ組も軸がぼろぼろ(笑)

各国の踊りが終わって、花嫁候補の踊り。
王子もそれぞれの花嫁候補と組んで踊るので楽しい!それに花嫁候補達もいちいち自分の国の踊り方で踊るのでそれがまた面白かった。


そこへロットバルト&オディール登場!
きゃ~ロットバルト様~。というわけで、花嫁候補達はいつもはロシアで使う曲にあわせて
ロットバルトと踊る。
「どうせ王子にも断られたし、この際!」というわけでロットバルトにあっという間に心を奪われる。ロットバルトのソロも花嫁候補達のとの踊りもめちゃくちゃカッコイイ~*

そのあと王子とオディールのPddがあって、オディールに愛を誓って、ロットバルト&オディールがドロン。王子号泣。と普通の流れ。

ロットバルトが退場するとき火花が散って変りに怪物のロットバルト登場!
けっこう、このシーンも好き。見るまでは「怪物なんて、怪物なんて」と思ったけど、意外に○

それに3幕は、王子&ロットバルトが沢山踊るのでなかなかお得な感じがする。

そして4幕

舞台の真ん中くらいに木陰を模ったスクリーンが下りていて、その手前の舞台前方で
白鳥達が1羽とか、2、3羽づつ不安げに行き交う。
王子がオディットの後を追って森の中に戻ってきたときも、反対側から走ってきた白鳥とすれ違うだけでオディットが見つからない。

何だかめちゃくちゃ寂しい。

昨年の発表会での4幕の演出は、
オディットを追いかけて湖に帰ってきた王子を見て、白鳥たちも希望を取り戻す。
白鳥達がロットバルトからオディットを守る。全員で一緒になってロットバルトと戦う。
というものだったので、4幕とはそういうものと思ったし、その演出の方が好きだけど、
白鳥たちが2、3羽づつ行き交う姿にさらに寂しさがこみ上げる。

4幕のロットバルトは怪物だから、ちょっとあれだけどプロローグから3幕までで見慣れたからもう大丈夫。(笑)

結局王子はロットバルトと殆ど戦わず、どちらかというとオディットが一人で戦う。
ニーナもイリーナもめちゃくちゃ強そうだった。でもあっという間にオディットが身投げ。
王子も後を追う・・

そのあとコールドの白鳥たちが全員で踊る。

太陽が上がってきて、その中心で手を取り合う王子とオディット。幕。
って、あの太陽がなんとも安っぽい宗教画みたいで、1幕から4幕全体の中で最悪の美術だと思う(怒)
せっかくのラストシーンなのに。
ちなみに、ソワレのときは5階席からだったので太陽は見えず・・

あと、ジャパンアーツのHPでも紹介されていたけど舞台の床のリノリュームが大理石模様で綺麗だった~。王子のエメラルドグリーンの色とよく合うグリーン色で!
マチネは1階前方から見ていて床は見えず、王子の衣装の色だけ浮いていて、ホセにはあの衣装は似合わないわ・・と思っていたけど、上から見ると床の色と王子の衣装がマッチしていて凄く映えて見えたし、長身&金髪のマクシムがより一層素敵に見えたかも!

3幕のキャラクターの振り付けが、ABTなのにそんなに技の見せ所がないのだけが残念。唯一ナポリのピルエットだと思うけど、連日のハードスケジュールで皆さんお疲れモードのようで・・

でも観終わってみると、心配したような奇抜な演出でもなくドラマ性もあって(突っ込みどころもあって?)美術も素敵だったし白鳥好きの私としては、本当にまた観たいわ~。














お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2008.07.28 23:40:16
コメント(2) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: