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TeslaのCybercab発表でロボタクシーへの注目が集まっていますね。
Xを開けたら、ライドシェアに関して賛否両論で盛り上がっています。
逆にガソリン車か電動車かという話題は見なくなった。
で、現時点でロボタクシーの商業運行のトップランナーは間違いなくWaymoです。
ではWaymoは実際にどれほどの規模で運営されていて、採算はどうなっているのか。
投資家の視点で調べてみた。
Waymoは2026年時点で、週あたり約50万回の有料乗車を提供しているとされる。これは約2年前の10倍という驚異的な成長だ。車両台数は約3,000〜3,700台規模と推定されている。
年間に換算すると、
50万回 × 52週
= 約2,600万回の有料乗車
となる。
ロボタクシー事業としては、すでに実験段階を超えている。
車両台数を3,500台と仮定すると、
50万回 ÷ 3,500台
= 約143回/週
となる。
さらに1日換算すると、
143回 ÷ 7日
= 約20回/日
Cybercabの将来を考える際も、
「何台作るか」
ではなく、
「1台が何回客を運ぶか」
の方が本質だからだ。
Waymoは非上場企業のため詳細な売上や利益を開示していない。
しかし一部分析では、2026年時点で年間約3.55億ドルの売上ランレートと推定されている。
仮に車両台数を3,500台とすると、
3.55億ドル ÷ 3,500台
= 約10万ドル/台・年
となる。
ここで面白いことがわかる。
Tesla強気派がよく語る
「Cybercabは年間8万ドル売上を生む」
という話は、実は荒唐無稽な数字ではない。
Waymoを見ると、すでに近い水準に到達している可能性がある。
ロボタクシーを評価するとき、多くの人は総走行距離ばかり見てしまう。
しかし重要なのは、有料走行距離だ。
Waymoの公開データ分析では、
乗客を乗せている距離は全走行距離の約54%
100マイル走行
↓
54マイル 有料
46マイル 空車
ロボタクシー事業は、
「車を動かす」
ビジネスではなく、
「客を乗せている時間を最大化する」
ビジネスなのだ。
Waymoは2026年までに累計2.2億マイル以上の無人運転実績を積み上げている。
また、週50万回という大規模な有料運行を実施している。
この点では現時点でTeslaより大きく先行している。
Teslaは膨大な監視付きFSDデータを持っているが、
「商業ロボタクシー」
という観点ではWaymoがリーダーだ。
ただし、私はWaymoの数字を見ていて別のことも感じる。
Waymoの車両は、
・高価なLiDAR搭載車両
・専用デポ・専用充電設備
・専用運営体制
・車両価格3万ドル前後 ・大量生産 ・Supercharger活用 ・FSDによる運営
という全く異なるモデルだ。
もし、
Waymoと同等の年間売上
かつ
車両コストは大幅に低い
となれば、収益構造は劇的に変わる。
Cybercabについて今後もっとも重要なのは次の5つだと思う。
特に、
「Cybercab1台が年間いくら売り上げるか」
はTeslaの将来価値を考える上で極めて重要だ。
Waymoはすでに、
・約3,000〜3,700台の車両 ・週50万回の有料乗車 ・年間約2,600万回の乗車 ・車両1台あたり年間約10万ドル規模の売上推定
という、無視できない規模の事業を作り上げている。
しかし同時に、
・空車率は高い ・インフラ投資が重い ・車両コストも高い
という課題も見えている。
TeslaのCybercabを評価する際は、
「何台走っているか」
ではなく、
「Waymo並みの売上を、どれだけ安いコストで実現できるか」
を見るべきだと思う。
ロボタクシー競争の勝敗は、自動運転の精度だけでなく、最終的には経済性で決まるからだ。